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40代女性の転職は厳しい?未経験でも長く続けられる仕事を探すコツ

転職ノウハウ
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昔に比べると女性が活躍しやすい社会にやってきましたが、それでも女性は子育てや介護などで、職歴にブランクが発生することが男性よりも多い傾向にあります。

そのため、「40代からの転職は厳しい?」「長く続けられる仕事を探せる?」という不安を抱えてしまいがちです。

本記事では、40代女性向けに未経験からでも長く続けられる仕事の選び方や、おすすめの職種・資格について詳しく解説します。40代女性の転職を成功させるコツを知って、安心して仕事探しをはじめましょう。

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40代女性の転職が厳しい理由

40代女性の転職活動は、20代など若い世代に比べると厳しいと言われがちです。ここでは、40代女性の転職が厳しい理由を解説します。

未経験の分野にチャレンジしづらい

これまで経験のない分野(業界・職種)へ転職を考える40代女性の場合、企業側の応募条件にスキルが見合わないと就職しにくくなります

若い世代であれば、将来性を見込まれて採用してもらえることもあるでしょう。

しかし、年齢を重ねた求職者に対し、一般的に企業側は経験とスキルを期待します。結果として資格や経験を持つ同年代の経験者のほうが有利になりやすく、将来性を見込んでの採用はあまり期待できません。

関連記事「40代で「仕事辞めたい、疲れた」と感じたら。後悔しないための3つの判断基準【実際に会社を辞めた人の声も紹介】

20代と比べると求人数は少ない

40代の求人数が20代に比べると少ないのも、40代女性の転職が厳しいといわれる理由です。

厚生労働省はハローワークに出された求人と求職者数をもとに、就職の難易度を判断する指標として有効求人倍率を公表しています。数字が1より小さくなるほど、企業の求人に対して仕事をしたい人が多いため、求職活動が難しい状況です。

年代有効求人倍率(求人数均等配分方式)
20~24歳1.92
25~29歳1.34
30~34歳1.41
35~39歳1.37
40~44歳1.21
45~49歳1.01

“参考:厚生労働省一般職業紹介状況(職業安定業務統計)/~令和2年3月」令和2年1月 年齢別労働市場関係指標(パートタイムを含む常用)”

20代や30代の有効求人倍率に比べると、40代の有効求人倍率は1に近いのがわかります。つまり、20代に比べると求職者数に対し求人数は少ないといえるでしょう。

有効求人倍率はハローワークの統計に基づくため、その他の就職媒体の情報は反映されていませんが、応募できる未経験でも可能な求人が20代よりもさらに限られてしまう可能性は考慮しなくてはなりません。

年齢的に経験やスキルを重視されやすい

一般的に40代は、豊富な経験やスキル、マネジメント能力を持っていることを期待されやすい傾向にあります。

また、未経験の分野への転職であったとしても、前職で培ったスキルを活かせる人は即戦力となりやすいため、経験・スキルが重視されがちです。

そのため、経験やスキルが企業の求める水準に達していない場合、転職が厳しくなる可能性があります。

関連記事「転職に有利な資格とは?幅広く役立つおすすめな資格と注意点も解説

家庭事情が企業のニーズにあわない

企業側の求める働き方と家庭事情があわないことがあるのも、40代女性の転職が厳しくなる理由です。

職業や業種によっては、残業や休日出勤が求められます。子育て中や介護中といった家庭事情があり対応が難しい場合には、当人に働く意欲があったとしても採用へ至らない企業もあるでしょう。

確かに、人によって家庭事情は異なるため、介護や子育てといった事情を抱えているとは限りません。しかし、家庭事情に懸念があるのでは、と企業に思われる可能性が高い点には注意が必要です。

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40代女性の転職で長く続けられる仕事の選び方

ここまで解説したように、40代女性の転職が厳しくなる理由は未経験の分野へのチャレンジの難しさや求人数の少なさ、求人内容がスキル・経験を重視するものになりがちなことです。

理由を踏まえて、どのように選べば長く続けられる仕事を見つけられるのか、3つのポイントを解説します。

今後の生き方を再検討してから選びはじめる

40代女性が長く続けられる転職先を見つけるには、自分の適性や仕事に求める条件、今後の生き方を明確にする自己分析が大切です。

自己分析をおこなわずに転職活動を進めると、自分がやりたいことやできることが不明確なため、働きにくい企業を選ぶ可能性が高まります。自分のスキルに適した企業を見つけられず、転職活動も長引いてしまうでしょう。

自分の目指す生き方を整理する際に活用できるサービスにキャリアコーチングがあります。キャリアコーチングとは、キャリアに対し迷いや悩みを持つ人が、自分らしく目標達成に向えるようサポートするサービスです。

無料で受けられるカウンセリングでも自己分析が受けられるため、どう進めていけばよいか迷っている方は、一度マジキャリを活用してみてください。

関連記事「マジキャリの評判・口コミの「断られた」って本当?特徴や無料相談の流れも解説

自分と近い世代の人が活躍する職場を探す

会社のホームページなどから情報を集め、40代の女性が多く活躍する職場を探してみましょう。求人によっては「40代が活躍中」と記載されている場合もあります。

自分と近い世代の人が多く活躍する職場であれば、自分と似た働き方を望む人も多くいる可能性が高いです。

また、女性の管理職がいる職場なら、同じ女性の事情に理解が得やすく、働きやすい職場と考えられます。将来的に、自分もキャリアアップを目指しやすいでしょう。

将来性のある安定した職場を選ぶ

継続して長く働くには、職場の安定性も重要です。

例えば、今後も需要が高い業種として介護に関連する職場が挙げられます。日本は少子高齢化が進んでおり、高齢者が今後も増加する一方です。デジタル技術の発展により業務改善は進んでも、仕事そのものは代替えされない仕事が介護職といえるでしょう。

また、求人を出した企業の将来性も重要です。自分が長期間働く意欲をもっていたとしても、職場が倒産すればあらためて仕事を探さなくてはなりません。

企業が長く経営されているか、経済情勢の変化に近年はどのように対応しているか、といった対応力を基準に判断していくとよいでしょう。

関連記事「将来なくならない仕事5選!10年後AIに取られてなくなる仕事は?今身につけたい資格も

40代女性の転職職種5選

40代女性の転職しやすい職には、介護職と事務職、営業職、接客職、セレモニースタッフの5つが挙げられます。それぞれ、次の特徴があるためです。

  • 未経験でも採用されやすい
  • 将来的にキャリアアップが計画できる
  • 長く働きやすい

職ごとに特徴やおすすめな人、メリット・デメリットを解説します。

介護職

介護職は求人数も豊富、かつ、少子高齢化社会でニーズが高いため転職しやすい職種の1つです。厚生労働省によると2023年7月分の有効求人倍率において、介護サービス職業は3.88(パートを含め)と報告されています。

以下に介護職のポイントを表にまとめました。

介護職のポイント
職種の特徴
  • 今後も需要が高い職業の1つ
  • 全国的に求人数が多く、別地域で就職できる可能性もある
  • 給与アップなど国からの支援も豊富
おすすめな人
  • 人と接するのが好きな人
  • 自分の両親の介護を経験している人
  • 働きながら資格取得を目指したい人
メリット
  • 働き方が選びやすい
  • これまでのコミュニケーションスキルを活かせる
  • 経験を積むと管理職を目指せる
  • 資格取得をサポートしてもらいやすい
デメリット
  • 給与面で妥協が必要な可能性がある
  • 体力が求められる
  • 未経験・無資格のままだとパート職員採用が多い
おすすめのサービスミラクス介護

介護職では、資格取得のためのサポートを職場で実施しているケースも多くあります。ただしすべての職場で確実に実施しているわけではないため、職場による違いや未経験者へのサポートについて詳しく調べておくとよいでしょう。

また、介護の現場は高齢者以外にも障害のある人など、多彩な現場があります。選択肢が多いことから希望に当てはまる求人を絞り込むのが困難な面もあるため、希望を聞き取って転職をサポートしてくれる転職エージェントの活用がおすすめです。

介護士におすすめの人気転職エージェント10選を比較!後悔しない選び方も解説

事務職

厚生労働省令和3年版働く女性の実情によると、女性の雇用者を職業別にみたとき事務従事者は802万人と、全体の29.5%を占めています。多くの女性が働くからこそ、40代女性の転職先として候補となる職種です。

また、資格取得により未経験から医療事務に挑戦したり、企業に限らず大学の事務で働いたりと、働く場も多い点も特徴といえます。ポイントをみていきましょう。

事務職のポイント
職種の特徴
  • 多くの職場で求められるため経験があれば転職しやすい
  • 求人を見つけやすい
  • 書類作成やデータ入力などパソコンスキルが求められる
おすすめな人
  • 事務職の経験がある人
  • 時短勤務など働き方の優先順位が高い人
メリット
  • 業種を問わず経験を活かせる
  • ワークライフバランスを重視しやすい
デメリット
  • 日々同じ業務が続くことがある
  • デスクワークが多く肩や腰への負担がかかりやすい
  • 男性の希望者も増えているため狭き門
おすすめのサービスパソナキャリア

注意したいのは、求人数に対し求職者数が多いという点です。厚生労働省によると事務事業者全体の有効求人倍率は0.42となっています。

ただし、運輸・郵便事務従事者なら3.26など、職場の選び方次第では採用チャンスも増えるため、幅広い情報収集をおこなうとよいでしょう。

”参考:厚生労働省一般職業紹介状況(令和5年7月分)について」

営業職

営業職は販売するサービスや商品に特化する必要があるため、入社後も知識を継続的に学ぶ必要のある職業です。反対にいえば、未経験でもゼロから学びつつ、成果をあげられるため、40代女性が未経験からでもチャレンジできる求人もあります。

営業職のポイントを表でみていきましょう。

営業職のポイント
職種の特徴
  • 企業や個人など見込み客にサービスを提案・契約を獲得する
  • 契約数に応じた報酬がもらえることがある
おすすめな人
  • コミュニケーションスキルに自信がある人
  • 人と話すことが好きな人
  • 個別対応を考えるのが好きな人
メリット
  • 自分の強みを生かせる仕事選びができる
  • 収入が高くなる可能性がある
  • 達成感があり、やりがいが持てる
デメリット
  • ノルマが課されることがある
  • 休日や残業出勤を求められる
おすすめのサービスリクルートエージェント

営業職というと、直接営業先へ飛び込むイメージがあるかもしれません。実際は次のように、さまざまな働き方があります。

  • 自社のカウンターで対応するセールス業務
  • 電話を通じて営業をおこなうコールセンター業務
  • 既存の顧客へサポートやアドバイスをおこなう営業

営業職はノルマが課されることがほとんどです。体力・知識が必要な面もあるため、どのような営業をおこなうのか、社員教育の制度は充実しているか、よく見極めておきましょう。

関連記事「営業職への転職はしやすい?仕事内容や転職成功のコツも徹底解説!

接客業

接客業は、直接相手とコミュニケーションを取りつつ、商品やサービスを提供する仕事のことです。

飲食店やアパレル店舗、宿泊施設などのほか、美容スタッフなども接客業に該当します。ポイントをみていきましょう。

接客業のポイント
職種の特徴
  • 相手と直接コミュニケーションをとる仕事
  • 全国各地に求人がある
  • 未経験・無資格でも応募しやすい
おすすめな人
  • 気配りが上手といわれる人
  • 柔軟な対応が得意な人
  • 人とコミュニケーションをとることが好きな人
メリット
  • 直接人と関わって仕事ができる
  • 個性を活かした接客ができる
デメリット
  • 高収入を目指しにくい
  • 体力や精神力が求められる
  • 土日休みが確定ではないこともある
おすすめのサービスパソナキャリア

セレモニースタッフ

接客業の1つでもあるセレモニースタッフは、葬儀をおこなう施設での遺族の案内や掃除などが主な仕事内容です。

特別な資格は不要で、求人募集をする葬儀会社が研修制度を用意していることが一般的です。ポイントをみていきましょう。

セレモニースタッフのポイント
職種の特徴
  • 大切な人を亡くした方に寄り添う仕事
  • 年齢そのものが求人で有利に働くことがある
おすすめな人
  • 相手の要望をしっかり聞ける人
  • 人の心により添える人
メリット
  • 身だしなみや言葉遣い、マナーの講習も積極的に受けられる
  • 専門資格が不要
デメリット
  • 人の死に接するため精神的にきついと感じる可能性
  • 求人がない可能性
おすすめのサービスリクルートエージェント

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40代の女性におすすめの転職エージェント3選

数ある転職エージェントの中から、40代の女性におすすめの3つのサービスを厳選しました。

サービス名
リクナビNEXTパソナキャリアFROM40
公開
求人数
122,947件(2023年5月)36,474件(2023年5月時点)16,839件(2023年5月時点) 
非公開求人数非公開3,000件以上
対応エリア全国、海外全国・海外全国・海外
得意領域営業、事務、企画、Web、クリエイティブ
コンサルタント、金融、不動産
IT、科学、建築、医療、教育など
製造業、商社、流通、IT、マスコミ
金融、不動産、物流、コンサル
医療、教育、環境など
IT・インターネット、金融、メーカー
建設、コンサルティング、商社
サービス、不動産など
おすすめ
ポイント
企業からオファーも受けられる
大手総合転職サイト
業界専任のコンサルタントが
親身なキャリアカウンセリング
40代から50代の
転職サポートに特化
公式サイト

リクナビNEXT|求人数は10万件以上

※画像引用元:リクナビNEXT公式サイト

基本情報
運営会社株式会社リクルート
設立年月2012年
対応エリア全国、海外
求人数122,947件(2023年5月)
主なサービス求人データベースの提供
AIによるレコメンド機能
企業からのアプローチ機能
企業からの直接オファー
グッドポイント診断
得意な業界営業、事務、企画、Web、クリエイティブ
コンサルタント、金融、不動産
IT、科学、建築、医療、教育など

リクナビNEXTは、2024年5月時点で122,947件の求人を保有する、豊富な求人数が魅力の転職サイトです。自己分析ツールやAIによる求人紹介など、転職をサポートするサービスが多いのもポイントです。

また、転職サイトでありながら、職務経歴書や転職希望条件を登録すると、経歴や条件に興味を持った企業側からオファーを受けられます。

オファーによっては書類選考免除で面接を確約するものや非公開求人も含まれるため、届くオファーの内容をみていくことで自身の経験に基づいて必要とされやすい求人をチェックするためにも使えます。

リクナビNEXTはこんな人におすすめ

  • 豊富な求人から選びたい人
  • 職種の幅が広い転職エージェントを探している人
  • 移動時間や隙間時間に転職活動をすすめたい人

公式サイトはこちら

リクナビNEXTの口コミや評判は、こちらの記事で紹介しています。

リクナビNEXT(ネクスト)の評判は?口コミとメリット・デメリットも解説【利用者への取材あり】

パソナキャリア|質の高い転職アドバイス

※画像引用元:パソナキャリア公式サイト

基本情報
運営会社株式会社パソナグループ
設立年月2007年1月1日
対応エリア全国・海外
求人数36,474件(2023年5月時点)
主なサービス求人検索
マッチ度の高い求人を案内するプラチナオファー
キャリアコンサルタント
マンツーマンの書類添削
得意な業界IT、技術、クリエイティブ、専門職、コンサルタント など

パソナキャリアは、2001年から2022年までに累計で約54万人の転職支援をおこなってきた実績豊富な転職エージェントです。

レアな求人や大手企業からの求人を多数取り扱っており、合計で5万件以上ある求人の多くは非公開となっています。

会員登録後、専任のキャリアアドバイザーがつき、面接指導や書類の添削、退職サポートなど、さまざまな相談を受けてもらえます。47都道府県各地に対面で相談できる拠点があるほか、電話面談も可能です。

パソナキャリアはこんな人におすすめ

  • 転職で年収アップを目指したい人
  • 専任のキャリアアドバイザーと相談したい人
  • 書類作成に不安を抱えている人

公式サイトはこちら

パソナキャリアの口コミや評判は、こちらの記事で紹介しています。

パソナキャリアの評判は良い?口コミから特徴・メリットとデメリットも徹底解説

FROM40|ミドルシニア専門求人サイト

※画像引用元:FROM40公式サイト

基本情報
運営会社株式会社ダトラ
設立年月2014年2月
対応エリア全国・海外
求人数16,839件(2023年5月時点)
主なサービス転職検索
スカウトサービス
得意な業界営業、事務、企画、マーケティング、サービス、
技術系(IT、Web)クリエイティブ、
建築、医療、福祉、公務員 など

FROM40は、40代から50代のミドルシニア向けの求人専門の転職サイトです。40代~50代向けの求人のみを扱っているため、年齢を理由に断られることはありません。

また求人検索だけでなく、無料のスカウトサービス「FROM40スカウト」も利用できます。登録しておくと希望に合う求人が届くサービスで、利用するだけで企業から直接オファーを受けることも可能です。

FROM40はこんな人におすすめ

  • 40代~50代向けの求人を中心に探したい人
  • 条件に合致した求人で選考をスムーズに進めたい人

公式サイトはこちら

また、以下の記事では編集部で40代におすすめの転職サイトを厳選しています。利用した人の口コミや理由別の転職活動の進め方なども解説しているため、参考にしてください。

関連記事「40代転職におすすめの転職エージェント14選!女性やハイクラスなどカテゴリで紹介【専門家が解説】

40代女性の転職におすすめの資格

転職における資格取得の目的とは、経験・スキルを企業へわかりやすく伝えたり、求人の幅を広げたりすることです。

たしかに有利になるケースもありますが、応募する業種・職種によって異なるため、転職に向けて取得する際は本当に価値があるか調べておくことが大切です。

ここでは40代女性の転職で役立つ資格を、経験アピールに活かしやすい、業種次第で目指したい、難易度は高いがおすすめ、という3つの視点から解説します。

経験・スキルアピールにおすすめの資格

40代の転職では、企業側にこれまでの経験をわかりやすく伝えることが大切です。これまでの経験に関連する資格を取得しておくと、経験や意欲をアピールしやすくなります。

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)は、WordやExcelといった、マイクロソフト社製のオフィスソフトの利用スキルをアピールできる国際資格です。

ソフトやレベル別に試験が設けられており、客観的にパソコンのスキルが証明できます。一般事務以外にも、経理などオフィスソフトを利用する業種・職種であれば活用でき、汎用性のある資格といえるでしょう。

また、試験は全国で一斉におこなわれるものだけでなく、パソコン教室などで受けられる随時試験もあります。結果は試験後その場ですぐにわかるため、資格取得までの期間が短いのもメリットです。

ITパスポート

情報処理技術者試験の1つで、ITに関する基礎的な知識を理解できているか証明できる国家資格です。年齢や国籍を問わずだれでも受験でき、全国の試験会場で原則として毎日実施されています。

どのようなキャリアに進んだとしても、ITに関連する知識は活かせるため、転職先を選ばない資格といえるでしょう。

転職したい業種・職種によっておすすめの資格

介護や医療職など、専門性が求められる業種・職種の場合、資格を保有しておくと選べる求人も見られます。ここでは、介護・医療職、接客業で活かせる資格を紹介します。

介護・医療職で活かせる資格

未経験から介護職を目指すことも可能ですが、資格を取得しておくと年収が高くなったり、応募できる求人が増えたりというメリットがあります。

介護職で活かせる資格は、次の内容です。

名称内容ポイント
介護職員初任者研修介護職としての基礎知識や技術を習得する研修
  • 未経験・無資格でも取得を目指せる
  • 訪問介護でも働ける
  • 身体介護がおこなえる
介護福祉士実務者研修初任者研修後に受けることで、介護福祉士の受験資格が得られる
  • 基礎的な介護知識に加えて
  • 給与ベースアップが目指せる
  • 更なるキャリアアップを目指せる
介護福祉士介護職唯一の国家資格
  • 実務経験を3年積んだうえで取得
  • 国家資格のため全国どこでも活かせる
  • 今後の転職を考えた時にも有利

介護職員初任者研修は未経験者を想定しているため、基礎的な知識を研修を通じて学べます。介護職での転職を成功させるためには、資格取得から始めるのも手です。

また、医療事務は資格は必須ではありません。しかし即戦力として働けることをアピールするために、民間資格の取得を目指すのもおすすめです。認知度の高い資格として45年以上の実績と信頼を持つ医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)が挙げられます。

接客業で活かせる資格

特定の資格を必要としない求人も多い接客業ですが、ドラッグストアやホームセンターの医薬品コーナーなどで働く場合は第2・第3類医薬品を扱える登録販売者の取得を目指すのも手です。

医薬品の販売に関する専門資格となるため、同じ薬を扱う仕事ではありますが、薬剤師と異なり学歴は問われません。独学で取得を目指すほか、通信教育を活用することもできます。

難易度は高いがおすすめの資格

取得までに時間はかかるものの、就職先の幅が広がり、長期間活かしやすいのが士業の資格です。例えば次のような資格が挙げられます。

  • 不動産業で重宝される宅地建物取引士
  • 行政手続きにも携わる行政書士
  • 登記手続きの代理などを独占的におこなう土地家屋調査士

これらの資格は、取得までの難易度が高い反面、全国どこでも活かせる資格です。経験を積むことで、独立の道も目指せます。

関連記事「転職に有利な資格とは?幅広く役立つおすすめな資格と注意点も解説

40代女性の転職を成功させるポイント

40代女性の転職を成功させるには、成功につながるポイントや効率的な進め方を知っておくことも大切です。3つのポイントを紹介します。

経験やスキルを棚卸し

丁寧に経験やスキルを棚卸しすることで、自身の強みを明確にし、志望先企業にとって評価してもらいやすいか判断できるようになります。次のような内容を明確に掘り起こしていきましょう。

  1. 経験した職種や勤務先を列挙
  2. 実務経験の内容を書き出す
  3. 実際に達成した実績を書き出す(具体的な数字があれば明記)
  4. 自分の実績に対する自己評価を書きだす

棚卸しを進めていくと、本当に自分が目指したい職種や業界がわからなくなることもあるかもしれません。以下の記事では、やりたい仕事を見つける方法やおすすめの適職診断を紹介しているため、参考にしてください。

転職に有利な資格とは?幅広く役立つおすすめな資格と注意点も解説

やりたい仕事がない!やりたい仕事を見つける7つの方法と転職のコツ

転職目的と今後の働き方から条件づくり

求人情報を集めやすくし、後悔なく職場を選ぶためにも、転職目的と今後どのように働きたいか明文化していきましょう。

例えば次の内容に注目して自身の考えをまとめていくと、文章にしやすくなります。

  • 雇用形態(正社員、パートなど)
  • 年収(月収)
  • 希望する仕事の内容
  • 残業に対応できるか
  • 労働時間
  • 休日
  • 福利厚生
  • 通勤までの距離・時間

ポイントに絞って考えていくと、希望条件の優先順位もつきやすくなります。例えば通勤場所を優先できるならほかは希望条件にぴったりでなくてもよい、など幅のある求人探しをおこなえます。

また、次にあげるポイントの「求人情報を広く集める」際にも希望条件が決まっていると効率的な情報収集が可能です。

求人情報を広く集める

大手求人サイトや希望する職業に特化した転職エージェントなど、複数のサービスを使って求人情報を広く多く集めましょう

メリットの1つは、より多くの求人情報が集まることで、希望に合う求人を探しやすくなる点です。求人情報はサイトごと同じものもあれば、1つのサイトでしか募集していないレア求人もあります。複数のサービスを使うことで、レア求人の見逃しを防ぎやすくなるでしょう。

また、転職エージェントを活用すると、キャリアアドバイザーからのサポートや希望に合わせた求人紹介、履歴書の添削といったサービスが受けられます。

ハイクラスの転職エージェントは有料なサービスもありますが、無料で利用できるプランもあるため、有効に活用していきましょう。

関連記事「【完全版】40代の転職を成功させるために!5つのステップと回避点

まとめ

40代女性の転職は、子育てや介護といったライフイベントから、男性より未経験の分野にチャレンジしづらく、求人数が限られる傾向にあります。

年齢的に経験やスキルを重視されやすいほか、家庭事情を企業側が懸念に思う可能性もあります。そこで、スキルや経験の棚卸しや今後の生き方の再検討を通じ、転職の目的や働き方を明文化していくことが大切です。

転職エージェントやキャリアコーチングといった、転職活動をサポートするサービスを活用しながら、転職を成功へ導きましょう。


◆記事で紹介した商品・サービスを購入・申込すると、売上の一部がマイナビニュース・マイナビウーマンに還元されることがあります。◆特定商品・サービスの広告を行う場合には、商品・サービス情報に「PR」表記を記載します。◆紹介している情報は、必ずしも個々の商品・サービスの安全性・有効性を示しているわけではありません。商品・サービスを選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品・サービススペックは、メーカーやサービス事業者のホームページの情報を参考にしています。◆記事内容は記事作成時のもので、その後、商品・サービスのリニューアルによって仕様やサービス内容が変更されていたり、販売・提供が中止されている場合があります。
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