リクルートエージェントは、数ある転職エージェントの中でも知名度・実績ともにトップクラスのサービスです。人材業界大手のリクルートが運営しており、エージェントとしての信頼感と安心感は抜群であるため多くの人が利用しています。
しかし、「サービスを利用すれば、本当に好条件の企業に転職できるのか?」「実際の利用者の声はどうなっているのだろうか?」などの疑問を抱えている人もいるでしょう。
本記事では、実際に利用した人からの口コミ・評判を集め、それに基づいたリクルートエージェントを利用するメリット・デメリットをまとめました。実際のユーザーからのリアルな評判を見て、客観的に利用を判断することができます。また、利用する方法や流れ、よくある疑問についても解説しているのでぜひ役立ててください。
リクルートエージェントのリアルな口コミ・評判を見てみよう
それでは、実際に利用したユーザーから見て、リクルートエージェントはどのような評判なのか見ていきましょう。
本章では利用者にアンケート調査を実施して得られた口コミを紹介しつつ、口コミを分析した考察も解説します。
リクルートエージェントを実際に利用した人の口コミを紹介
求人案件の質と量がよかった

転職サイトには未掲載の大手企業の転職情報を多く教えてもらえた。気になった企業についてエージェントへ質問すると、企業側に直接確認していただけることもありました。
(神奈川県/20代/女性/システムエンジニア)

担当者を含めて3人体制のサポートで365日対応いただけたことと、求人が送られてくる量が自分にあっていた。
(愛知県/20代/男性/営業)
信頼できる会社・担当者だった

担当者が親身になって話を聞いていただき、的確なアドバイスやサポートしてくれた。
(愛知県/30代/男性/金融業)

担当者に相談しやすかったことです。私は転職回数が多いことを気にしていましたが、「転職回数はきにしないでよいです。」と言われて安心しました。
(40代/女性/会社員)
大手ならではの安心感と豊富なノウハウ

大手のエージェントであったので、就職を成功させるノウハウを把握しており、企業側との連携もきちんと行えていたところがよかったです。
(東京都/30代/男性/情報通信業)
口コミからわかったリクルートエージェントとは?
リクルートエージェントの口コミを分析すると、「求人案件の量や会社・担当者の質」について高い評価を寄せる口コミが多いことが分かりました。
リクルートエージェントは、株式会社リクルートが運営する国内最大規模の転職エージェントです。取り扱い求人数が多く、上場企業や条件の良い優良企業の求人も充実しています。
そんな中、転職活動する人の中には転職活動の経験が少ない人もいて、たくさん求人を紹介されても取捨選択ができず混乱してしまうリスクがあります。
その点、リクルートエージェントは職務経歴書の添削、面接力向上セミナーの開講など転職者サポートも充実しているので、転職経験の少ない人でも安心して利用できます。キャリアチェンジに漠然とした不安がある人にとってもおすすめなサービスといえるでしょう。
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リクルートエージェント公式HP
リクルートエージェントと他の転職サイトはどう違う?3つの特徴を解説
※画像引用元:リクルートエージェント公式HP
ここでは、リクルートエージェントが他サービスと比較した場合、どこが優れているのかを解説します。まずは基本情報をみていきましょう。
リクルートエージェントはこんな人におすすめ!
- 求人案件が豊富な転職エージェントを選びたい人
- 転職活動に不安を抱えている人
- 幅広い年齢層・職種に対応してほしい人
特徴①公開・非公開とも豊富な求人量
リクルートエージェントは公開求人・非公開求人ともに転職支援業界トップの保有数です。
登録しなければ見られない非公開求人も24万件以上と豊富ですが、公開求人数も19万件以上と多く取り揃えています(2022年5月時点)。転職エージェントサービスでありながら、自身でも仕事探しを進めることが可能です。
求人数が多いことは、つまり転職希望者に対する選択肢が多いということです。業界や職種を決めて転職活動をしている人はもちろん、具体的に目的や目標が見えていないという人にも、さまざまな選択肢が与えられるため転職の成功を後押ししてくれます。
特徴②サポート体制が整っている
サポート体制が整っていることも特徴のひとつです。リクルートエージェントは株式会社リクルートが運営しており、転職エージェント以外にもさまざまな人材紹介・就職支援サービスを手掛ける大手企業です。リクルートエージェントも、大手エージェントサービスならではのサポート力の高さに定評があります。
具体的には以下のサポートを無料で受けられます。
- 提出書類の添削&アドバイス ・面接対策もサポート
- 応募手続き代行、給与・入社日の交渉
- 業界、企業情報の提供
- 面接力向上セミナー ・AGENT Report(エージェントレポート)
内定を得るためのサポートとして面接対策やセミナーの実施、応募書類の添削などがあります。リクルートエージェントでは初めての転職で不安がある人や、スキルや経歴に自信がない人にも安心です。
応募手続き代行や給与・入社日の交渉など、転職に際して必要な手続きもおこなってくれる上に、人によって不慣れな各種手続きをリクルートエージェントなら全て任せられます。
面談の際には業界、企業情報の提供を行ってくれるので、適した企業への求人提案が可能です。また、リクルートエージェントは丁寧なヒアリングによって、有効なアドバイスをしてくれることも特徴です。
この他にも、リクルートエージェントでは面接合格の可能性を高められる面接力向上セミナーの実施、コンサルタントによる各種企業の情報を閲覧できる「AGENT Report」など、サービスの利用に関して複数のメリットがあります。
特徴③幅広い職種・年齢層の求人がある
大手エージェントサービスならではの特長として、対応する職種の幅広さも挙げられます。ブランド力がある転職エージェントには、さまざまな業界・職種から求人案件の提供があります。リクルートエージェントには全国各地・海外から幅広い種類の求人が集まるため、転職の選択肢が多いです。
この選択肢の広さという特徴は単に転職先をたくさん選べるだけでなく、別の業種やグローバル企業への転職に挑戦する機会にもなりえます。なお、リクルートエージェントでは異業種への転職サポートの実績も豊富なので、アドバイスをもらいながら将来のキャリアプランをエージェントと共に検討することも可能です。
また、対応する年齢層の幅広さも魅力的です。転職エージェントのなかには、利用者の多い20代にターゲットを絞って求人案件を集めているサービスもあります。30代、40代以上の転職には対応していないことも多く、選択肢が限られてしまうことも珍しくありません。
リクルートエージェントも20~30代の求人が中心的ではあるものの、40代~50代以上の求人にも対応しています。また、高卒・10代の転職も対象です。このような対応力の高さはメリットでしょう。
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リクルートエージェント公式HP
リクルートエージェントのメリット・デメリット
口コミ・評判によると、リクルートエージェントの利用には次のようなメリット・デメリットがあることがわかりました。
メリット | デメリット |
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リクルートエージェントのメリット
まず、リクルートエージェント利用のメリットから見てみましょう。
- 自分にあう会社を選びやすい
- 転職に不安な人でも利用しやすい
- 全国各地の求人がある
- 年収交渉をしてくれる
各メリットについて詳しく解説します。
メリット①自分にあう会社を選びやすい
リクルートエージェントの豊富な求人数と幅広い対応力は、自分にあった求人の見つけやすさ・選びやすさにつながります。
転職エージェントは、転職希望者のスキルや経歴を客観的に判断し、希望条件にあった求人を紹介してもらえる仕組みが魅力的です。リクルートエージェントでは、その選択肢が豊富であるため、よりマッチング度の高い求人を紹介してもらえる可能性が高くなります。
転職は企業に就業してからが大切なので、転職のミスマッチを起こさないようにするためには、他よりも精度の高いリクルートエージェントのマッチングを利用するのがよいです。
また、公開求人も豊富であるため、条件で絞って自分自身で求人検索しやすい点もメリットです。転職はアグレッシブに進めていくことも大切なので、求人を自身で探す取り組みもあわせておこなっていくとよいでしょう。
メリット②転職に不安な人でも利用しやすい
リクルートエージェントはサポート力の高さに魅力があります。初めての転職など、転職活動に不安がある人でも利用しやすい点はメリットでしょう。
リクルートエージェントには、業界に詳しい経験豊富なキャリアアドバイザーが多く在籍しています。書類添削や面接対策といった実用的なアドバイスだけでなく、業界の転職市況などを見て転職すべきか否かのアドバイスも得られます。知識がなければ評価してもらいにくいスキルや経歴についても正しく評価されるので、より適切な職場への転職を目指すことができるでしょう。
他のサービスよりも圧倒的に高い実績を持つ、リクルートエージェントならではの強みを活かしていけば、転職の初心者でも不安感なく、活動を進めていくことが可能になります。
メリット③全国各地の求人がある
大手エージェントサービスならではの拠点・ネットワークの広さも魅力的です。都市部だけでなく、地方にも拠点を構えているため、次のような全国各地の求人情報(2022年3月時点)が手に入ります。
大阪府 | 愛知県 | 福岡県 | 埼玉県 | 静岡県 |
約1万7,000件 | 約1万6,000件 | 約7,000件 | 約5,400件 | 約4,700件 |
また、国内に比べると数は少ないですが、海外の求人案件も取り扱いがあります。
IターンやUターン転職にも対応可能です。拠点間でネットワークがあるため、都市部で働きながら地方の求人案件を紹介してもらうこともできます。
メリット④年収交渉をしてくれる
年収交渉といった自分だけでは難しい企業との交渉も、リクルートエージェントが代行してくれます。
転職の目的として、年収アップや待遇改善を考えている人も多いでしょう。希望条件として挙げて転職活動をしていても、内定後にもらった条件が聞いていた話と違うという事態も珍しくありません。また、自分で年収交渉や条件交渉を企業とするのは難しいという人もいるでしょう。
その点、リクルートエージェントなら、言いにくい交渉もキャリアアドバイザーが代行してくれるので、最後まで納得のできる転職活動が期待できます。
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リクルートエージェント公式HP
リクルートエージェントのデメリット
リクルートエージェントのデメリットとして挙げられる点は、次の3つです。
- 担当者によって対応が変わることがある
- 希望とは異なる求人を紹介されることもある
- サポートは3ヶ月まで
デメリット①担当者によって対応が変わることがある
担当したキャリアアドバイザーとの相性が悪かったという口コミが見られました。リクルートエージェントには業界別に多数のキャリアアドバイザーが在籍しているため、担当者によって対応に差があることがあるようです。
対応策として、キャリアアドバイザーと合わないと感じる場合には、担当を変更することも可能です。担当者に直接「ほかの人にも相談してみたい」と伝えるか、窓口に問いあわせることで変更ができます。ただし、あまりに頻繁に担当を変えてしまうと、信頼関係にかかわるので慎重に判断しましょう。
デメリット②希望とは異なる求人を紹介されることもある
希望と異なる求人を紹介されたという声も見られました。転職エージェントサービスの特徴として、希望条件が担当者に伝わるまで時間がかかりやすい傾向があります。キャリアアドバイザーも人間なので、条件を話したとしてもうまく伝わらないこともあります。
対応策として、希望条件にあう案件を紹介してもらうには、紹介された案件に対する詳しいフィードバックが必要です。ただ「ここはあわない」と切り捨てるのではなく、「○○なので希望にあわない」「××な点が気になる」など、応募に進まない理由を詳しく説明しましょう。そうして、求人紹介とフィードバックを繰り返すうちに、よりマッチング度の高い求人紹介が受けられるようになります。
デメリット③サポートは3ヶ月まで
積極的に転職活動をしていないと、リクルートエージェントのサポートが3ヶ月で中断される恐れがあります。リクルートエージェントでは、キャリアアドバイザーによる転職支援の期間を面談日から3ヶ月としています。無期限のエージェントと比べると、デメリットといえるでしょう。
ただし、書類選考中や面接途中の場合には3ヶ月を過ぎてもサポートが中断されることはありません。無条件に期間で打ち切られるのではなく、期間を過ぎても成果や十分な転職活動が認められない場合にサポートが終了するという仕組みです。
転職支援を続けてほしいのであれば、積極的な活動をアピールする必要があります。キャリアアドバイザーからの連絡に迅速に対応するなど、熱意が伝わるよう工夫しましょう。
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リクルートエージェント公式HP
リクルートエージェントとあわせて利用したい転職エージェント5選!
リクルートエージェント以外の転職エージェントを併用する際には、次の5つのサービスをおすすめします。
- doda
- JACリクルートメント
- はたらくティブ
- LIBZ
- Geekly
doda
※画像引用元:doda公式HP
dodaはパーソルキャリア株式会社が運営しており、14万件以上の豊富な求人を扱っています。IT系技術職や営業職などの求人を主に扱っているため、今後の展望としてSE(システムエンジニア)などに転職したいのであればおすすめの転職エージェントです。
サポート面ではキャリアアドバイザーから書類選考におけるアドバイスなど受けられるので、リクルートエージェントと共に総合型の転職エージェントとして併用していくのが望ましいです。また、自身で求人を見つけて応募していくという方法も可能なので、自分に合った形で転職を進められます。
dodaはこんな人におすすめ!
- 転職エージェントの選択に際して求人数の多さを求める人
- 自身で求人を見つけて応募する転職サイトの使いかたをしたい人
- IT系技術職や営業職などに転職したい人
JACリクルートメント
※画像引用元:JACリクルートメント公式HP
JACリクルートメントは、30代以上を中心とした管理職や技術、専門職などに特化している転職エージェントです。管理職などに特化することで高収入の求人や外資系企業の求人などを扱っており、転職後にグローバルな活躍をすることも期待できます。
リクルートエージェントを利用しながらよりハイクラスの求人を求める際には、JACリクルートメントを併用すれば転職後の年収を上げることが可能になるでしょう。なお、JACリクルートメントは利用者にコンサルタントが付く仕様となっており、企業への応募などの手続きを代行してもらいながら転職できる点も特徴です。
JACリクルートメントはこんな人におすすめ!
- 管理職や技術/専門職などに転職したい人
- 外資系企業への転職に強い転職エージェントを利用したい人
- コンサルタントつきの転職エージェントを利用したい人
ハタラクティブ
※画像引用元:ハタラクティブ公式HP
ハタラクティブはキャリアの少ない若者向けの転職エージェントであり、業種を経験したことのない人の求人を取り扱っていることが特徴です。また、経験が少ないことで転職がスムーズにいかないことを解消するために、ハタラクティブでは面接などのサポートも実施しています。
20代などを中心とするタイミングで転職を検討する際には、ハタラクティブと併用することで転職初心者にも候補を見つけやすくできるでしょう。
ハタラクティブはこんな人におすすめ!
- 20代ではじめて転職する人
- 未経験でも雇ってくれる求人を求めている人
LIBZ
※画像引用元:LIBZ公式HP
LIBZは株式会社リブが運営する転職エージェントサービスであり、柔軟に働きたい人や女性の転職に特化した転職サービスです。「リモートワークで時短勤務したい」「女性役員として働いてみたい」などの要望を持つ人の転職をサポートしています。
希望する条件の女性向け求人がリクルートエージェントに見当たらないときは、LIBZと併用することで600万円以上の収入を得られる期待をもてるでしょう。
LIBZはこんな人におすすめ!
- リモートワークなどの働き方をしたい人
- 女性役員の求人などを求めている人
- 女性向けの求人を少しでも多く確保したい人
Geekly(ギークリー)
※画像引用元:Geekly公式サイト
Geekly(ギークリー)は、20~40代を中心としたIT、Web、ゲームなどの業界に特化した転職エージェントです。対応エリアが都内のみとなっているため、対象者が限定されるといったデメリットはありますが、利用者の75%が年収アップに成功しているなど実績も確かです。
また、利用者にはコンサルタントがサポートを行っており、転職に関する相談や業界の情報などを得ることが可能です。現在、ITやゲームなどの業界で働いていて、年収アップのために転職を進めているのであれば、リクルートエージェントと併用してGeeklyでも求人を探してみるのもよいでしょう。
Geeklyはこんな人におすすめ!
- IT、Web、ゲーム業界に転職したい人
- 都内在住の20~40代の人
- コンサルタントのサポートを受けながら転職したい人
リクルートエージェントとあわせて利用したい転職サイト4選!
リクルートエージェントは転職サイトとの併用も効果的です。ここでは、あわせて利用したい以下の転職サイト4選を紹介します。
- リクナビNEXT
- ビズリーチ
- キャリトレ
- Green
リクナビNEXT
※画像引用元:リクナビNEXT公式サイト
リクナビNEXTは株式会社リクルートが運営する転職サイトです。転職サイトとして6万件を超える豊富な求人をあつかっており、ITエンジニア、営業、事務・管理などの業種を得意としています。また、対応エリアが全国と広いため、地方在住者にも利用しやすい転職サイトです。
併用する際のポイントは、リクルートエージェントからはアドバイザーのマッチングによる求人をもらいつつ、リクナビNEXTでは気になる求人をマイペースに探していくといった方法で利用するのがよいでしょう。
リクナビNEXTはこんな人におすすめ!
- 転職サイトとして豊富な求人を求める人
- 地方での転職に活かせる転職サイトを求めている人
ビズリーチ
※画像引用元:ビズリーチ公式HP
ビズリーチはこんな人におすすめ!
- 転職エージェントのサービスも利用したい人
- お金を払ってでもハイクラス向けの求人が欲しい人
キャリトレ
※画像引用元:キャリトレ公式HP
キャリトレは株式会社ビズリーチが運営する若者向けの転職エージェントです。そのため、対象は20代が中心となっており、求人の年収はビズリーチよりも抑えられています。
また、スマホなどから簡単に操作できるため、レコメンド機能を利用することで即座にコンタクトを取れ、カジュアルに転職を進められます。この他、AI(人工知能)を活用したマッチングシステムやベンチャー企業やグローバル求人なども扱っている点も特徴です。
20代の転職を検層している際には、リクルートエージェントとキャリトレを併用していくのが効果的な使い方になります。
キャリトレはこんな人におすすめ!
- スマホなどから気軽に転職活動をしたい人
- 20代での転職を検討している人
- ベンチャー企業やグローバル企業などの求人を求める人
Green
※画像引用元:Green公式サイト
Greenは株式会社アトラエが運営するIT、Web業界に特化して転職サイトです。求人数も3万件近くと多く、IT、Web業界のSE(システムエンジニア)などの職種に転職することを検討している場合には、登録しておいたほうがよいでしょう。
また、サイト上では気になる企業の情報を細かく確認でき、会員登録をすればさらに応募条件や想定年収などを知ることも可能です。
Greenはこんな人におすすめ!
- IT、Web業界に転職したい人
- 企業の情報をしっかり確認したい人
- ある程度の規模の求人数をもつ転職サイトを利用したい人
リクルートエージェントがおすすめな人とそうでない人とは
リクルートエージェントは利用者によっておすすめできる人とそうでない人がいます。ここでは、両者の傾向について解説し、どうすれば効率的に利用できるようになるのかをみていきましょう。
リクルートエージェントがおすすめな人
リクルートエージェントは求人紹介の大手企業であるため、利用者の転職に関するイメージが明確であるほど効率的に活用できます。これは転職エージェントとしてのノウハウを十分持っていることで、求人紹介までの流れがマニュアル化しているからです。
一度条件が定まってしまえば、マッチング度の高い求人を優先的に紹介できるため、転職を優位に進めることが可能になります。そのため、リクルートエージェントは希望する業界の業種、年収や待遇を具体的に想定できている人におすすめです。
リクルートエージェントをおすすめできない人
リクルートエージェントをおすすめできない人は、自身の転職に関するイメージを明確にできていない人です。リクルートエージェントでは、具体的な転職希望を持っている場合ではシステムの仕組み上、どんどん求人紹介ができます。
一方で、転職理由や目的が曖昧なまま利用してしまうと、適切なマッチングができないだけでなく、アドバイザーにとっても、どうサポートしたらいいか具体的な方法が定まらないため、優先度の低下によって効率的な求人紹介がされなくなります。そのため、転職先がみつからない、選択肢があまりないという状況に陥ることがあるので、ヒアリングなどを通して転職のイメージを明確化するとよいでしょう。
もしくは他社の転職エージェントなどを併用し、もらえる求人の数を増やすという方法も有効です。
リクルートエージェントを利用する流れ
では、実際にリクルートエージェントを利用するにはどうすればよいのでしょうか?利用の主な流れは以下の通りです。
- ホームページから会員登録
- キャリアアドバイザーとの面談
- 面接のためのサポート
- 応募先企業と面接
それぞれのステップについて詳しく解説します。
①ホームページから会員登録
まず、リクルートエージェントの公式サイトから会員登録を行いましょう。フォームに従って、転職希望時期や希望勤務地、現在の職業といった基本情報からプロフィール情報まで、必要事項を入力します。
会員登録が完了すると、実際に転職支援サービスを受ける準備が整います。申し込みから7日以内に電話かメールで連絡があるため、キャリアアドバイザーとの面談の予約を行いましょう。ただし、求人状況や経歴・条件によっては、キャリアアドバイザーのよる相談サービスや求人紹介が難しい場合もあります。
また、申し込みの際にグループサイト「リクナビNEXT」が提供する転職スカウトサービスへの登録も同時に行うことができます。必要に応じて登録しましょう。
②キャリアアドバイザーとの面談
予約した日時にキャリアアドバイザーとの面談を行います。従来は拠点オフィスにて対面で行うことが一般的でしたが、現在は電話かオンラインで対応してもらえます(2022年5月時点)。
面談は求人紹介だけを行うための場ではありません。キャリアアドバイザーによるスキルや強みの分析や、転職の目的や条件の確認、転職活動プランの設定、転職すべきか否かの相談など、さまざまなことを相談できます。
面談でより詳細な話をするためにも、自分である程度の希望条件や転職目的、現職の問題点などを挙げておくと安心です。また、履歴書や職務経歴書を用意しておきましょう。
③面接のためのサポート
紹介してもらった求人に気に入ったものがあれば、応募して面接に進みましょう。キャリアアドバイザーは求人紹介だけでなく、応募書類の提出や面接日程の調節など、さまざまな業務を担ってくれます。
リクルートエージェントでは面接に向けたサポートとして次の支援を受けられます。
- 応募書類の添削
- 面接練習
- 各種セミナーの実施
また、リクルートエージェントでは応募するかどうかを転職者の意志にゆだねています。希望への応募や転職を無理に進められることはないため安心です。
④応募先企業と面接
じゅうぶんな準備ができたら、応募先企業と面接をおこないましょう。対策のサポートが受けられるため、緊張する面接でも落ち着いて自身をアピールできるはずです。
内定が出なければ、もう一度求人紹介のフェーズに戻って応募・対策・面接のステップを繰り返します。内定が出れば、キャリアアドバイザーと相談しながら年収交渉や待遇の条件交渉、入社日などの調整を行いましょう。
リクルートエージェントなら、現職の退職交渉など転職活動の最後まで入念なサポートが受けられます。
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リクルートエージェント公式HP
リクルートエージェントについてよくある質問
最後に、リクルートエージェントの利用に関してよくある疑問とその答えを解説します。本記事とともに公式サイトの情報を確認しながら、サービスのメリットを最大限に活かした利用を目指しましょう。
フリーター・既卒でも利用は可能?
フリーターや既卒など、経歴やスキルに自信がない場合でもサービスの利用は可能です。リクルートエージェントでは、豊富な求人数と幅広い対応力が期待できます。フリーターや既卒であっても、多くの求人案件を紹介してもらえる可能性があります。
ただし、希望条件によっては期待したような効果を得られない場合もあるでしょう。転職活動は自身の強みと希望条件のバランスが大切です。キャリアアドバイザーとの面談で、自身のアピールポイントや活躍できる業界や紹介してもらえる求人条件を確認するのもよいでしょう。
費用はかかる?
リクルートエージェントのサービスはすべて無料で利用できます。相談だけして転職しなかった場合や、転職サポート期間中に転職先が見つからなかった場合でも、料金が発生することはないので安心してください。
そもそもリクルートエージェントのサービスは、企業からの求人広告掲載料や、採用企業からの成功報酬で運営しています。運営費は企業側が担っているため、利用者側に請求がいくことはありません。また、グループサイトのリクナビNEXTのスカウトサービスを併用した場合も無料です。
登録後に退会する方法は?
リクルートエージェントのサービスを退会したい場合は、次の手続きを行いましょう。
- 「退会(キャンセル)の手続き」にアクセス
- フォームに従って登録内容を入力する
ただし、キャリアアドバイザーによるサポートを受けている場合には、担当者に直接の連絡が必要です。また、求人案内を中止したい場合には、担当者に申し出て支援サービスを停止するか、メールがしつこい場合は「転職情報メール配信停止お申し込み」から配信停止を申し込むこともできます。
リクルートエージェントとリクナビNEXTの違いは?
リクルートエージェントとリクナビNEXTの違いは次の表のとおりです。
項目 | リクルートエージェント | リクナビNEXT |
サービスの違い | 転職エージェント | 転職サイト |
求人のタイプ | 公開求人、非公開求人 | 公開求人のみ |
求人数 | 公開190,229件/非公開246,282件(2022年5月時点) | 62,354件(2022年6月時点) |
転職のサポート | アドバイザーからさまざまなサポートを受けられる | 基本的にはない。応募や面接などの手続きは自身で行う |
転職エージェントと転職サイトという点が、リクルートエージェントとリクナビNEXTの違いであり、求人数やサポートに影響を与えています。人によって転職を進めていく際に重視するポイントは異なるので、違いをメリットとして活かせる使いかたを検討しましょう。
転職エージェントの仕組みは?
以上の図が転職エージェントの仕組みになります。これを見ていくとエージェントは求職者と企業の間に立って、双方をマッチングしていることがわかります。また、企業との間で人材を紹介し、契約に繋がれば成功報酬をもらえる仕組みになっているため、多くのサービスでは求職者サイドに利用料を請求しないのです。
利用者向けアプリってなにができるの?
リクルートエージェントでは、専用アプリをダウンロードすることで次の機能を利用できます。
- 求人の検索
- エージェントから送られてきたメールの確認
- 求人の新着情報
- 職務経歴書の作成・チェック
- 企業情報の閲覧
スマートフォンから簡単に利用できます。
転職に掛ける期間はどれくらい?
リクルートエージェント公式HPによると3~6か月が平均的な転職期間のようです。中には1か月半程度で決まることもありますが、一般的には、リクルートエージェントへの登録、転職エージェントと面談、応募書類の作成、求人応募、面接、内定、退職手続き、入社といったさまざまなステップを、転職までにこなす必要があるので、どんな場合でも、ある程度時間がかかると想定しておきましょう。
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まとめ
リクルートエージェントは転職支援業界トップクラスの求人保有数や、充実のサポート体制、幅広い対応力が魅力的な大手エージェントサービスです。マッチング度の高い求人が見つかりやすいことや、初めての転職にも安心のサポート力の高さなど、さまざまなメリットがあります。
しかし、正しく利用しなければリクルートエージェントの利点を活かせないこともあるでしょう。紹介された求人情報へのフィードバックや、担当者との連絡を欠かさないなど、キャリアアドバイザーに任せきりにせず積極的に転職活動を行うことが大切です。
本記事を参考に、メリット・デメリットを理解してリクルートエージェントを賢く利用しましょう。
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