「外資系は転職エージェントに登録しないと転職できない?」「外資系企業が向いているのか不安」などとお悩みではありませんか?
結論から言えば即戦力を求める外資系企業は、優秀な人材を効率的に採用するために転職エージェントを利用するのが一般的です。
そこで本記事では、外資系企業への転職を検討する方に向け、おすすめの転職エージェントを厳選して紹介します。総合型や業界別に紹介するので、転職エージェント選びで悩んでいる方も必見です。

編集部
また、転職エージェントと転職サイトとの違いや、外資系企業での内定のコツについてもまとめています。理想の転職を成功させるために、本記事でぜひ比較検討してください。

本記事では、信頼性の高い情報をお届けするために、転職業界に詳しい専門家に直接オンライン取材を実施しました。ぜひ参考にしてください。
外資系転職におすすめの転職エージェント一覧
ここからは、外資系企業への転職におすすめの転職エージェントサービスを見てみましょう。本記事では総合型3選と各ジャンルに特化した転職エージェント15選に分けてご紹介します。主な特徴を以下の表にまとめました。
種類 | 転職エージェントサイト | 公式サイト | 特徴 | 求人案件数※ |
総合型 |
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公開求人402,091件 非公開求人265,497件 |
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公開求人1,792件 | ||
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公開求人30,113件 非公開求人28,712件 |
続いてジャンル別に特化した転職エージェントをご紹介します。
種類 | 転職エージェントサイト | 公式サイト | 特徴 | 求人案件数※ |
ハイクラス |
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公開求人102,384件 | |
JACリクルートメント![]() |
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公開求人8,116件 | |
エンワールド・ジャパン![]() |
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公開求人916件 |
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パソナキャリア![]() |
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公開求人33,133件 |
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IT系 |
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公開求人4,774件/IT系求人1,026件 | |
マイケル・ペイジ![]() |
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公開求人5,856件 | |
コンサル系 | ムービン・ストラテジック・キャリア![]() |
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記載なし |
コンコード![]() |
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公開求人1,070件 | |
アンテロープ![]() |
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公開求人1,099件 | |
金融系 |
コトラ![]() |
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公開求人22,865件 |
ヘイズ![]() |
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公開求人1,759件 | |
製薬系 |
メディサーチ![]() |
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公開求人1,150件 |
アンサーズ![]() |
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公開求人1,891件 | |
消費財系 |
ISSコンサルティング![]() |
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記載なし |
アズール&カンパニー![]() |
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公開求人2,417件 |
※求人数は2023年11月に編集部で調査
続いて各ジャンル別に転職エージェントの詳細を詳しく紹介していきます。
以下のリンクから該当の見出しにジャンプできます。気になるジャンルがある方はそちらからご覧ください。
【ハイクラス】転職エージェント4選
【IT系】転職エージェント2選
【コンサル・金融系】転職エージェント5選
【製薬系】転職エージェント2選
【消費財系】転職エージェント2選
【総合型】転職エージェント3選
総合型は業種や職種を限定せず、幅広い求人紹介ができることが特徴です。そのため、転職先の業種などを決めていない方や、他の未経験ジャンルの情報を集めたい方におすすめです。
リクルートエージェント
※画像出典:リクルートエージェント公式HP
リクルートエージェントは、テレビCMなどで知名度の高い転職エージェントのひとつです。その求人案件数は、公開・非公開ともにトップクラスです。
豊富な求人情報の中からより良い条件の企業を探すことができます。求人もキーワード検索ができるため、「外資」などに絞って探しやすい点もおすすめです。
さらにリクルートエージェントには「外資系・グローバルキャリア転職を取り上げた特集ページ」が用意されています。転職市場動向や必要とされる人物像など、役立つ情報が盛りだくさんです。
リクルートエージェントはこんな人におすすめ!
- 業界最大級の豊富な求人案件から条件に合う求人を選びたい人
- 外資系・グローバルキャリア専門のサポートを受けたい人
- キーワードで求人検索したい人
リクルートエージェントについて、より詳しく知りたい人はこちらの記事もおすすめです。
ロバート・ウォルターズ
※画像出典:ロバート・ウォルターズ公式HP
ロバート・ウォルターズは、1985年にロンドンで設立された人材紹介会社です。2000年に東京にオフィスを構え、その後大阪にも進出しています。日本のオフィスでは、外資系・日系グローバル企業転職専門の転職エージェントとして活動しています。
また、求人紹介は職務経歴書や英文の履歴書を提出することで、コンサルタントが希望に合う求人を紹介してくれる仕組みです。英文履歴書は、ネット上のフォームを利用して簡単に作成できるので、語学力のある人には特におすすめです。
ロバート・ウォルターズはこんな人におすすめ!
- 外資系求人専門の転職エージェントを利用したい人
- 語学力を活かせる職場で働きたい人
- 英文履歴書を作りたい人
LHH転職エージェント(旧:Spring転職エージェント)
※画像引用元:LHH転職エージェント公式HP
LHH転職エージェント(旧:Spring転職エージェント)は、スイスに本社があり世界60ヵ国でサービスを展開する転職エージェントです。勤務地が海外の求人も多数あり、全世界で自身の能力をフルに発揮できるでしょう。
担当になるコンサルタントは職業別に決まり、企業の人事と直接やり取りもしています。具体的で質の高いサポートを受けられるので、内定をもらうため適切な対応を検討できます。
求人はフリーランス向けのものもあり、スキルがあれば月収で100万円以上稼ぐことが可能です。クラウトと直接契約を結べ、中間マージンの支払いは不要です。
LHH転職エージェント(旧:Spring転職エージェント)はこんな人におすすめ!
- 海外でも働いてみたい人
- 企業別に具体的な転職対策をしたい人
- フリーランスとして活躍したい人
【ハイクラス】転職エージェント4選
ハイクラス系の転職エージェントは年収1,000万円を超えるような経営幹部や管理職、さらにスキルを要する専門職などを中心に取り扱っていることが特徴です。現職で見当するキャリアを積んでいる方には、おすすめの転職エージェントとなります。
ビズリーチ
※画像出典:ビズリーチ公式HP
ビズリーチは転職エージェントサービスではなく、企業から直接スカウトが届くダイレクトリクルーティングサービスのひとつです。
職務経歴を登録することでスキルを求める企業からスカウトがもらえます。年収1,000万円以上など高年収の求人も多く、ハイクラスなアジアやアメリカ、ヨーロッパが本拠地の外資系企業への転職も実現できます。
また、「自身の経歴やスキルに価値があるかわからない」「自分の市場価値が知りたい」「条件が合えば転職を検討したい」という人にも向いているサービスです。
ビズリーチはこんな人におすすめ!
- 条件の良い求人があれば転職したいと考えている人
- 自分の経歴やスキルに価値があるか知りたい人
- ハイクラスな外資系企業への転職を考えている人
JACリクルートメント
※画像出典:JACリクルートメント公式HP
JACリクルートメントは、30~50代のハイクラス・専門職転職に特化した転職エージェントです。役員としての転職など、高年収の案件も多く取り揃えられています。
運営会社は1988年設立の人材紹介企業です。イギリスロンドンを中心としてドイツ、インド、アジア諸国などグローバルな拠点を世界11ヶ国に構えています。そのネットワークを活かし、外資系企業求人も多く扱っています。
JACリクルートメントはこんな人におすすめ!
- 経験豊富な30~50代の転職希望者
- 給与アップや待遇改善などハイクラスな転職を考えている人
- 確かな実績を持つ転職エージェントを選びたい人
エンワールド
※画像引用元:エンワールド公式HP
エンワールドは、外資系企業の中でも年収800万万円以上をメインに取り扱うハイクラスの転職エージェントです。利用者の中には、転職で年収が100万円単位でアップした人が幾人もおり、500万円以上アップも望めます。
取引先企業は、国内の外資系企業の約87%をカバーしています。他では見つからなかった求人に出会えるかもしれません
サポートしてくるのは、業界・職種専門のコンサルタントで、無理のないワークスタイルやキャリアパスの提案をしてくれます。サポートは採用後も続き、不安は随時解消可能です。
エンワールドはこんな人におすすめ!
- 年収を800万円以上にしたい人
- 網羅的に外資系企業の求人を探してみたい人
- 専門的なキャリアのアドバイスが欲しい人
パソナキャリア
※画像引用元:パソナキャリア公式HP
パソナキャリアのサービスは1993年から始まり、これまで46万人の転職をサポートしてきた実績があります。利用者のメインは20~30代となっており、早期にハイクラスな職へ転職できると生涯年収に大きな差を付けられるでしょう。
利用者の67.1%は、年収800万円以上や年収アップに成功しています。担当のコンサルタントが企業と交渉もしてくれるので、希望の額は正直に伝えておくとよいです。
また全国の47都道府県に拠点を構え、担当と対面で話しやすいです。どうしても都合が付きにくい人向けに、オンライン面談にも対応しています。
パソナキャリアはこんな人におすすめ!
- 実績の多い転職エージェントを探している人
- 年収アップが転職目的の人
- 全国どこでも担当と対面で話したい人
【IT系】転職エージェント2選
IT系への転職なら、以下の2つの転職エージェントサービスがおすすめです。実績はもちろん、専門のキャリアアドバイザーが在籍していることもあり実際の情報に基づいたアドバイスを受けることが可能です。
ランスタッド
※画像出典:ランスタッド公式HP
ランスタッドは世界38ヶ国のネットワークを活かし、外資系求人を豊富に取り扱う転職エージェントです。
特に、製造・エンジニアリング、BtoC業界、ライフサイエンス、IT・テクノロジー、管理部門系には専門のキャリアアドバイザーが在籍しています。
また、ランスタッドのキャリアアドバイスは、5年後や10年後を見越したものです。将来のキャリアプランを具体的にイメージし、転職を進めることができます。
ランスタッドはこんな人におすすめ!
- 外資系求人が豊富な転職エージェントを探している人
- 専門のキャリアアドバイザーにサポートしてほしい人
- 将来を見据えたアドバイスがほしい人
マイケル・ペイジ
※画像出典:マイケル・ペイジ公式HP
マイケル・ペイジはイギリスに本社を構え、世界36ヶ国に141支店を構える人材紹介グループです。グローバルネットワークを駆使して、国内企業だけでなく外資系企業の求人も多く扱っています。
マイケル・ペイジは、履歴書を登録することで条件に合った求人を紹介してもらえる仕組みです。サイト内で見つけた求人があれば、アドバイスや詳細な説明を受けることができます。
また、スマートフォン対応のアプリも提供しているため、出先でも気軽に転職活動ができる点もメリットです。
マイケル・ペイジはこんな人におすすめ!
- 幅広い業界の求人を取り扱う転職エージェントを選びたい人
- 自分で求人を探してアドバイスがほしい人
- アプリを使って転職活動がしたい人
【コンサル・金融系】転職エージェント5選
コンサルタント・金融系での転職を考えている方には以下の5つの転職エージェントがおすすめです。コンサルタントや金融系に限定した求人を取り扱っているため、このジャンルで設定したい細かい条件などを選択して絞り込むことができるサービスもあります。
ムービン・ストラテジック・キャリア
※画像出典:ムービン・ストラテジック・キャリア公式HP
ムービン・ストラテジック・キャリアは、コンサルタントへの転職に限定した専門的な転職エージェントです。コンサルティング業界の経験者がアドバイスしてくれるので、より具体的に相談できることが魅力でしょう。
また、ムービン・ストラテジック・キャリアにはファンド・M&Aなど、金融業に特化した転職エージェント「ファンド・M&A金融転職」もあります。こちらも業界出身者によるアドバイスを受けられるのでおすすめです。
ムービン・ストラテジック・キャリアはこんな人におすすめ!
- コンサルティング業界への転職を考えている人
- 金融業界への転職を考えている人
- 業界出身者による丁寧なアドバイスを受けたい人
コンコード
※画像出典:コンコード公式HP
コンコードでは、コンサルタントへの転職やポストコンサルの転職に限定してサポートを行なっています。求人検索ではキーワード検索の他にも、細かい職種選択や希望ポジション・英語力など、細かい条件設定ができるため探しやすいでしょう。
また選考対策を入念に行っており、書類選考に通るための書類の書き方から筆記試験対策・面接対策まで、高いサポート力で転職のアシストをしてくれます。
コンコードはこんな人におすすめ!
- コンサルタントへの転職を考えている人
- 経験を活かしてポストコンサルとして働きたい人
- 選考や面接に不安がある人
アンテロープ
※画像出典:アンテロープ公式HP
アンテロープは、金融業やコンサルティング業界への転職専門の転職エージェントです。非公開求人が多く、投資銀行や金融機関といった外資系案件も豊富です。求人検索は、業界内から職種や人気のキーワードで絞って探すことができます。
また、転職セミナーや選考会といったイベントの開催にも積極的です。アドバイザーとの面談だけでなく、自身でも仕事探しをしたいと考えている人におすすめします。
アンテロープはこんな人におすすめ!
- 金融・コンサルティング業界への転職を考えている人
- 職種や条件で求人を探したい人
- セミナーや選考会など職探しの幅を広げたい人
コトラ
※画像出典:株式会社コトラ
コトラは金融・コンサルティング、経営幹部管理系ビジネス、IT/WEB、製造、営業・広告宣伝の6つの分野に絞って転職サポートを行なっています。
手広くさまざまな業種の求人を集めるよりも専門性が高く、1つの業種に絞った専門業者ほど限定的でもないので、求人が探しやすいでしょう。
コトラは、厚生労働省委託の公益社団法人全国民営職業紹介事業協会により、職業紹介優良事業者に認定されています。公的に認められたサービスとして、安心して利用することが可能です。
コトラはこんな人におすすめ!
- 金融・コンサル・経営幹部管理・IT・製造・営業に興味がある人
- 安心して利用できるサイトを選びたい人
- シンプルでわかりやすいサイトを使いたい人
HAYS(ヘイズ)
※画像出典:ヘイズ公式HP
ヘイズは、外資系企業への転職のみを扱う専門サイトです。本社をイギリスに構え、世界254の拠点にネットワークがあります。
さらにヘイズでは、職務経歴書を登録してアドバイスを受けることができます。また、サイト内で見つけた求人情報について、求人案件担当のコンサルタントに相談することも可能です。
ほかにも、転職に役立つ情報をブログにて発信もしています。ぜひ閲覧してみてください。
ヘイズはこんな人におすすめ!
- 外資系企業転職の専門サイトを利用したい人
- 自分で見つけた求人情報にアドバイスがほしい人
- 転職に関する知識を身に付けたい人
【製薬系】転職エージェント2選
製薬系への業界に限って転職を考えているなら、広いエリアで製薬系・医療関係の求人だけを取り扱っている以下の転職エージェントを活用がおすすめです。また、製薬系・医療系を専門としているため、具体的なアドバイスを受けることや面接対策をすることが可能です。
メディサーチ
※画像出典:メディサーチ公式HP
メディサーチは、製薬・医療機器・病院専門の転職エージェントサービスです。キャリアアドバイザーは全員業界出身者で、より具体的なアドバイスを受けられます。選考や面接についてもサポートが受けられるので安心です。
また、求人情報の検索も便利です。職種や勤務地といった条件はもちろん、活かせる免許や資格、専攻経験やスキルなどを選択できるので、より条件に合った求人を探すことができます。
メディサーチはこんな人におすすめ!
- 製薬、医療業界の外資系企業に転職したい人
- 免許や資格、強みで求人を探したい人
- 選考や面接についてもサポートしてほしい人
アンサーズ
※画像出典:アンサーズ公式HP
アンサーズは製薬業界の全職種に対応する転職エージェントです。英語力や経験を活かして働ける外資系求人も取り扱っています。
1980年の設立から得た実績で、応募先それぞれの特徴や欲しい人材を理解しています。応募先に合わせた書類作成サポートや面接対策が受けられるでしょう。
また、転職サポートには期間が設けられず、2年以上時間をかけて転職に成功した例もあります。「今すぐではないが良い求人があれば転職したい」など、将来的な転職を考えている人にもおすすめです。
アンサーズはこんな人におすすめ!
- 製薬業界の外資系企業で働きたい人
- 応募先に合わせた面接対策を受けたい人
- 期間を設けずに長期的に転職活動をサポートしてほしい人
【消費財系】転職エージェント2選
外資系の中でも消費財の業界で働きたい人は、次の2つの転職エージェントがおすすめです。1度は名前を聞いたことがあるメーカーの、好待遇な求人が見つかるかもしれません。
ISSコンサルティング
※画像出典元:ISSコンサルティング公式HP
ISSコンサルティングはこんな人におすすめ!
- コンサルタントの手厚いサポートを受けたい人
- 転職後のミスマッチのリスクを下げたい人
- 転職したい企業が決まっている人
アズール&カンパニー
※画像出典元:アズール&カンパニー公式HP
また紹介してくれる外資系企業は、英語力が不要なところを希望していても見つけてくれます。英語力に自身がなく外資系企業への転職を悩んでいた人も、希望が見えてきます。
アズール&カンパニーはこんな人におすすめ!
- アパレルやファッションの外資系企業で働きたい人
- 精度よく希望に合う求人を紹介してもらいたい人
- 英語力がなくとも外資系企業へ転職したい人
【専門家インタビュー】キャリアサポートのプロに聞いてみました!
本記事では、信頼性が高い情報をお届けするために、人材会社を2社設立し3,000人以上の転職者を支援してきた秋山さんに、オンラインインタビューをおこないました。
Q:外資系企業の転職の特徴はありますか?

秋山さん
外資系企業の特徴は大きく2パターンあるのですが、日本が本社で海外に支社がある場合と、海外本社で日本が支社の場合です。
前者の場合は、海外支社に行くことになり、後者の場合は海外本社に行くことになります。
とくに後者の場合はしっかりと条件面を確認する必要があります。

具体的にはどういった点に注意が必要ですか?

秋山さん
日本支社から海外の本社に転勤するパターンの場合、日本支社の時と同じ給与で働くことが多い点です。
つまり、本社の人たちと同じ仕事をしているのに給与が大きく違うということです。

逆に、日本が本社で海外の支社に行く場合は、待遇も良いですし手当も出るのが一般的です。外資系企業で海外で働きたいという思いが強い人は、この違いを覚えておき、どちらが自分に合うか考えて転職に臨みましょう。
Q:外資系企業に転職するために、必要なスキルは?

秋山さん
企業にもよりますが、まず語学スキルは必須になってきます。
あとは、その国ごとのカルチャーへの理解(在住経験)、商習慣の理解、法律(契約周り)、金融(決済)関係の知識があると有利になると思います。

語学スキルは、TOEICなど履歴書でも書きやすいと思いますが、それ以外に、カルチャーや法律などを積極的に学んだというアピールが大切になりそうですね!
Q:外資系の転職で、気を付けるべきことはありますか?

秋山さん
雇用契約の内容をしっかり確認することが大切です!
例えば、日本が本社で海外に支社がある企業の場合、支社がまだ大きくないと、法人ではなく駐在所としているケースがあります。
その場合は、日本の労働基準法が適用されず正社員扱いではないということもあります。

支社が駐在所になっている企業の特徴などありますか?

秋山さん
海外のスタートアップやベンチャー企業に多い傾向がありますが、一概には言えないので雇用契約書はしっかり確認することが大切です。転職エージェントを利用する場合は、担当者にも確認してもらうと安心です。
転職エージェントと転職サイトの違いとは?
「転職エージェント」と「転職サイト」の違いがよくわからないという方も多いのではないでしょうか。簡単な特徴をまとめると、「転職エージェント」は転職支援のコンサルタントと共に転職活動を行い、「転職サイト」はひとりで自由に転職活動を行えるという特徴があります。
また、その他にも以下のような違いがあります。
特徴 | メリット | デメリット | 向いている人 | |
転職エージェント | コンサルタントと2人で転職活動をする |
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転職サイト | 1人で自由に転職活動をする |
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これらの傾向から、転職エージェントは転職活動を積極的にサポートを受けて行いたい方におすすめということになります。条件が合うのであれば、活用してみるとよいでしょう。


転職エージェントで外資系企業の内定のコツ
転職エージェントを利用して外資系企業への転職内定を獲得するコツを5つご紹介します。
- 理想の転職を具体的にイメージしておく
- 必要に応じて複数の転職エージェントを併用する
- 案件は精査してマッチングを深める
- 相性がよくない場合は担当を変更する
- 英語での面接対策をする
順番に詳しく見ていきましょう。
理想の転職を具体的にイメージしておく
転職エージェントを利用する前に、自身がどのような転職を目指しているのかを明確にイメージすることをおすすめします。転職エージェントを利用するとはいえ、転職の責任や決定権は自分にあります。アドバイザーの意見を聞いているうちに、あまり希望に合わない職場に転職してしまったという失敗例もあります。
そこで、理想の職場や転職を考えた理由、現職に対して不満に思うことなど、具体的に書き起こしておくと安心です。自身で仕事を探す際や志望動機作成の参考にもなるでしょう。
複数の転職エージェントを併用する
必要に応じて、複数の転職エージェントに登録して併用することをおすすめします。転職エージェントは各社それぞれ異なる得意分野を持っていますが、求人案件数が多いからといって希望通りの求人情報が見つかるとは限りません。専門業種に特化した小さい転職エージェントのほうが、理想の転職先が見つかることもあります。
転職したい業界が決まっている場合は、総合系のエージェントと特化型のエージェントを1~2つずつ利用するのがおすすめです。ただし同一企業に複数のエージェントから応募してしまうと、エージェントからの不信感につながるので注意しましょう。自身がどの求人に応募しているのかを、しっかり管理することが重要です。
案件は精査してマッチングを深める
キャリアアドバイザーは、最初から理想にぴったりの求人案件を紹介してくれるわけではありません。希望に合わない案件を紹介されたら正直に伝え、なぜ合わないと感じるのかフィードバックすることを意識しましょう。
例えば「給与がもう少し高かったらよかった」「この条件だけは譲れない」「仕事内容に対して待遇が見合っていないと感じる」など、具体的に伝えましょう。そうすることで希望条件への理解が深まり、よりマッチした案件を紹介してもらえます。
また、中には「転職させること」を目的として、希望条件とは関係なく内定がもらえる企業を薦めてくる転職エージェントもあるので注意が必要です。明確なフィードバックを続けていると、このような転職エージェントやキャリアアドバイザーが見分けられるようになるので、信頼できるエージェントに絞っていくとよいでしょう。
相性がよくない場合は担当を変更する
「話がかみ合わずにつらい」「何度伝えても希望に合わない案件しか紹介してくれない」など、キャリアアドバイザーと相性がよくないと感じた場合は担当の変更を行うことができます。
転職はライフプランに関わる大きな決断です。合わないキャリアアドバイザーに悩まされ、貴重な時間を使う必要はありません。言いづらい場合には、転職エージェントの窓口に相談したり「他の担当者の話も聞いてみたい」などと伝えたりすると、ソフトな印象を与えられます。
英語での面接対策をする
外資系企業へ転職では、採用過程で日系企業より面接が多い傾向で、英語での対応を求められます。Web面接で海外にある本社の担当者とスムーズにやり取りするため、ビジネス英語の対策をしておくとよいです。
場慣れをするため、転職エージェントの面接対策は積極的に受けましょう。日常会話は問題なくできる自信がある人も、本番では思うように話せないかもしれません。現場のリーダーや支社の責任者など、異なる立場の人との面接を想定し、個別に練習をしてください。
【Q&A】外資系企業への転職でよくある疑問
外資系企業は魅力も多いですが、日系企業との違いについて不安や悩みがあるという方もいるのではないでしょうか。そこでここからは外資系企業への転職でよくある疑問を5つQ&A方式でお答えします。
- 外資系企業へ転職してよかったことは?
- 求められる英語力はどれぐらい?
- 未経験の転職は厳しい?
- 日系企業との違いは?
- 外資の上下関係はどんなもの?
外資系企業へ転職してよかったことは?
外資系企業への転職では、次の2つが日本の企業と違い喜ばれています。
- 年収の高さ
- 出世のしやすさ
外資系企業では、優秀な人を逃さないために高い年収で人材募集をしているケースが多いです。その代わり退職金や福利厚生がない企業もあるため、本当にお得なのかは総合的な判断が必要です。
出世のしやすさは、成果をあげられる人であれば実感しやすいポイントです。勤務年数での昇進は期待できませんので、実力はあるのに出世できなかった人は、転職で人生が大きく変わるでしょう。
求められる英語力はどれぐらい?
一般的に外資系企業で求められる英語力は、ビジネスレベルと言われています。
企業にもよりけりですが、TOEIC700以上を判断基準としている企業が多く、ある程度の英語力を要する場合が多いです。一方で日本支社としてオフィスはあるけれど、在籍しているのはほぼ日本人社員という企業もあります。そのため絶対に必要不可欠とは言い切れませんが、海外の社員や顧客とのやり取りが考えられることもあるため、英語力はある程度あって損はないでしょう。
未経験の転職は厳しい?
スキルや実力が見込まれる場合は、未経験でも転職は可能です。
外資系企業は成果主義で優秀な人材を求めるため、専門性の高いスキルを有する人やキャリアを築いてきた人は経験問わず好まれる可能性があります。しかし業界によっては未経験が難しい場合もあるため、一概には言えません。そのため、転職エージェントの担当者に希望の業界で未経験でも可能性があるか相談してみることをおすすめします。
日系企業との違いは?
外資系企業では「個人」が重視される点が大きく異なります。
外資系企業では、指示されたことを淡々とこなす企業の「歯車」ではなく、どのように歯車を動かすか自分で考えて「発信する人」を求める傾向にあります。そのため、自分でやるべきことを考えて必要に応じて発信し、より良いものを作り上げるという概念を持っていることが重要となります。
外資の上下関係はどんなもの?
外資系は厳格な上下関係を重視しています。
外資系を傍から見るとフランクに会話していたり、苗字ではなく名前で呼び合うことから、あまり上下関係を重視しないのかと思うかもしれません。しかしそれはコミュニケーションの一環であり、仕事の上下関係を重視しないわけではないのです。あくまでも仕事の決定権は上司にあり、一定のリスペクトを持って関係が築かれています。
成果を上げれば役職に関わらず個人の主義・主張は聞いてもらいやすいですが、上下関係がしっかりとあることは念頭に置いておきましょう。
まとめ
外資系企業への転職は給与アップやキャリアアップも期待できるため、希望を持つ人も多いでしょう。しかし英語力が必要であったり、求められる能力が日系企業と異なるため、難易度の高い転職活動になることも考えられます。そこで転職を失敗しないためにも、外資系への転職は転職エージェントがおすすめです。
転職エージェントは希望の求人紹介をしてくれるだけでなく、書類作成のアドバイスや面接対策なども行なってくれます。実力を重視する外資系だからこそ、年齢や業種などさまざまな条件を加味した上で入念な対策を講じることが成功へ繋がります。業種などを区切らないなら総合型、専門職ならIT型・ハイクラス型など専門の転職エージェントサイトにも注目して、上手く活用してください。
本記事で紹介したおすすめのサービスと転職サービスで失敗しないためのポイントなどを参考に、外資系企業への転職を成功させましょう。
◆記事で紹介した商品・サービスを購入・申込すると、売上の一部がマイナビニュース・マイナビウーマンに還元されることがあります。◆特定商品・サービスの広告を行う場合には、商品・サービス情報に「PR」表記を記載します。◆紹介している情報は、必ずしも個々の商品・サービスの安全性・有効性を示しているわけではありません。商品・サービスを選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品・サービススペックは、メーカーやサービス事業者のホームページの情報を参考にしています。◆記事内容は記事作成時のもので、その後、商品・サービスのリニューアルによって仕様やサービス内容が変更されていたり、販売・提供が中止されている場合があります。