「金融業界に転職したいけれど、どのエージェントを使ったらいい?」とお悩みではありませんか? 金融業界は比較的雇用の動きが大きく、転職エージェントをうまく活用すれば好条件の転職も夢ではありません。
本記事では、金融業界への転職に監修者がおすすめの転職エージェントを紹介します。外資系金融に強い転職エージェントも取り上げるほか、専門家の監修による金融転職で転職エージェントを活用するポイントなどについても解説します。
グローバル企業への転職を考えている人にも役立つ記事になっていますので、本記事を参考にして金融業界転職を成功させてください。
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金融業界への転職におすすめの転職エージェント
まず、金融業界への転職におすすめの転職エージェントを5つ紹介します。
サービス名 | 求人案件数(2023年5月時点) | 対応エリア | 特徴 |
ビズリーチ | 85,792件 | 全国・海外 |
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dodaエージェントサービス | 188,177件 | 全国・海外 |
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パソナキャリア | 36,304件 | 全国・海外 |
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リクルートエージェント | 公開380,836件/非公開270,697件 | 全国・海外 |
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コトラ | 21,112件 | 東京都・神奈川県・埼玉県 千葉県・愛知県・大阪府 福岡県・海外 |
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ビズリーチ|企業からのスカウトで自分の市場価値がわかる
※画像引用元:ビズリーチ公式HP
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年収1000万円以上を目指している人
- 自分の市場価値を把握したい人
- キャリアアップを目指している人
dodaエージェントサービス
※画像出典元:dodaエージェントサービス公式HP
大手総合転職サービスdoda(デューダ)が提供するdodaエージェントサービスは、幅広い職種に対応しています。求人保有数は188,177件(2023年5月時点)で、豊富な選択肢から応募案件を選ぶことができます。
未経験者歓迎求人や学歴・職歴を問わない金融業界求人も多く取り扱っています。他業界から転職を考えている人にもおすすめです。未経験業種や職種に挑戦する人向けの転職フェアや転職支援セミナーも積極的に実施しています。
さらに、dodaには、金融業界の転職・求人情報の専門サイト・dodaファイナンスも用意されているので、あわせてチェックしておくとよいでしょう。
- 大手の転職サービスを利用したい人
- 未経験から金融業界への転職を考えている人
- 転職フェアやセミナーを利用したい人
パソナキャリア
※画像出典元:パソナキャリア公式HP
パソナキャリアは、豊富な求人数と幅広い対応業種で人気の総合型転職エージェントサービスです。特に転職支援のサポート力に優れており、キャリアアドバイザーの育成にも力を入れています。
年代別の転職情報や女性のための転職情報など、状況や立場に合わせて情報が得られる点もおすすめです。未経験歓迎求人も豊富なので、業界未経験の金融業界転職にも活用できるでしょう。
- サポート体制が評価されているサービスを利用したい人
- 質のよいアドバイザーに担当してほしい人
- 金融業界未経験から転職を考えている人
リクルートエージェント
※画像出典元:リクルートエージェント公式HP
テレビCMなどでも話題のリクルートエージェントは、大手人材紹介業者株式会社リクルートが運営する大手総合型エージェントサービスです。
求人保有数は業界最大級で非公開求人の多さは随一です。金融業界でも幅広い職種の求人を取り扱い、希望に合う求人を見つけることができるでしょう。
在籍するキャリアアドバイザーは業界に精通したアドバイザーです。豊富な知識で具体的なアドバイスをくれるので安心して利用できます。
- 大手総合型エージェントを利用したい人
- 業界最大級の求人保有数から情報を得たい人
- 金融業界に精通したアドバイザーに相談したい人
リクルートエージェントについて、より詳しく知りたい人はこちらの記事もおすすめです。
コトラ
※画像出典元:コトラ公式HP
コトラは、金融業界をはじめ、コンサルティングやIT・WEB業界など幅広い業種に対応する転職エージェントです。なかでも金融業界は800社以上と取引実績があり、業界未経験者からハイクラス転職まで対応してもらえます。
豊富な転職支援実績で、現場の詳細や雰囲気を含めた具体的なアドバイスが得られます。面接対策はより専門性が高いため、選考に不安がある人にもおすすめです。
- 金融業界の転職実績が豊富なサービスを選びたい人
- 面接選考に不安がある人
- 業界未経験者・ハイクラスな金融業界経験者
外資系金融へ転職におすすめの転職エージェント
続いて、外資系金融企業への転職におすすめの転職エージェント6選を紹介します。以下に特徴をまとめました。
サービス名 | 求人案件数(2023年5月時点) | 対応エリア | 特徴 |
LHH転職エージェント (旧:Spring転職エージェント) |
公開32,176件/非公開28,712件 | 全国・海外 |
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JACリクルートメント | 13,582件 | 全国・海外 |
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ロバート・ウォルターズ | 1,825件 | 関東・関西・その他 |
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エンワールド・ジャパン | 880件 | 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県 大阪府・兵庫県・京都府・滋賀県 愛知県・静岡県・岐阜県・三重県 |
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ムービンストラテジックキャリア・M&A金融転職 | ー | ー |
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ランスタッド | 正社員求人5,609件 | 全国・海外 |
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LHH転職エージェント(旧:Spring転職エージェント)
※画像出典元:LHH転職エージェント公式HP
LHH転職エージェント(旧:Spring転職エージェント)は、スイスに本社を置き、世界60ヵ国にサービスを展開するグローバルなエージェントサービスです。求人数も豊富なので、世界各国からの求人情報を得ることができます。
在籍するコンサルタントは国籍もさまざまで、外資系企業の文化や慣習といった具体的なアドバイスを聞くことができるでしょう。また、転職者を担当するコンサルタントが企業とのコンタクトも担当するので、より密度の濃いサポートが期待できます。
- 世界各国にネットワークを持つエージェントサービスを使いたい人
- さまざまな国籍のコンサルタントから話を聞いてみたい人
- 企業と転職者を1人のコンサルタントに担当してほしい人
JACリクルートメント
※画像出典元:JACリクルートメント公式HP
イギリス発祥のJACリクルートメントは、ヨーロッパやアジアの10ヵ国にネットワークを持っています。そのネットワークを利用した外資系企業への転職支援実績に強みがあります。
JACリクルートメントは、主に30~50代の転職者をターゲットとしたサービスです。管理職や役員クラスの求人を取り扱うなど、ハイキャリア転職にも効果的です。金融業界出身者がアドバイザーとして担当するので、いままでの経歴も正しく評価してもらえるでしょう。
- 実績豊富なエージェントを選びたい人
- ハイキャリア転職を考えている30~50代の転職希望者
- 金融業界出身のアドバイザーに相談したい人
ロバート・ウォルターズ
※画像出典元:ロバート・ウォルターズ公式HP
ロバート・ウォルターズはロンドン発祥のエージェントサービスです。世界の主要都市31ヶ国に拠点を構え、求人情報の幅広さに定評があります。ハイクラス転職を希望している人にも利用価値が高いでしょう。また、正社員だけでなく、契約社員や派遣社員のハイクラス案件もあるため、転職を機に働き方を見直したい人にもおすすめです。
英語が流ちょうなキャリアアドバイザーが、英文レジュメ(履歴書)の書き方や英語面接の対策などをサポートしてくれる点もメリットです。
- 転職を機に働き方を見直したい人
- 英語での応募書類の作成や面接に不安がある人
- ハイクラス転職を検討している人
エンワールド・ジャパン
※画像出典元:エンワールド・ジャパン公式HP
エンワールド・ジャパンは、日本の大手人材紹介会社エン・ジャパン株式会社のグループ会社が運営しています。外資系・グローバル企業の求人に特化しており、安心感の高いサービスといえます。
金融業の求人が特別多いわけではありませんが、エンワールド・ジャパンは独自の求人の取り扱いが多いです。他のエージェントでは見つからなかった求人との出会いがあるかもしれません。
また、入社後活躍できる転職を目指した総合的なサポートで、長期的なキャリア構築についても相談できます。
- 日本の会社が運営する外資系企業向けサービスを利用したい人
- 独自の求人に出会う機会を増やしたい人
- 将来的なキャリアについて相談したい人
ムービンストラテジックキャリア・M&A金融転職
※画像出典元:ムービンストラテジックキャリア・M&A金融転職公式HP
ムービンストラテジックキャリア・M&A金融転職は、その名の通り金融業界に特化したエージェントです。約20年続くサービスで安心感の高さがうかがえます。
金融業界のさまざまな求人に対応しており、未経験者から高年収職種への転職まで幅広く利用できます。また、アドバイスや求人紹介は金融業界出身のキャリアコンサルタントが担当するため、初めての転職でも安心です。
- 金融業界に注力したエージェントサービスを選びたい人
- 未経験から外資系金融企業への転職を目指したい人
- 業界出身者の的確なサポートを受けたい人
ランスタッド
※画像出典元:ランスタッド公式HP
ランスタッドはオランダ生まれの転職エージェントサービスです。世界39ヶ国に拠点を構えており、グローバルなコネクションが強みです。
若手向け求人から年収800万円以上のハイクラス求人まで幅広く取り扱っています。ランスタッド独自の求人情報も多く、独自の高収入求人に出会うチャンスもあるでしょう。
業界ごとに専任コンサルタントが在籍しており、応募書類へのアドバイスや採用面接への動向などサポート体制も充実しています。
- 世界各国にネットワークを広げたエージェントを選びたい人
- ハイクラス転職を希望している人
- 独自の高収入求人情報を得たい人
金融業界の転職事情
新型コロナウイルスのパンデミックやロシアによるウクライナへの侵攻など、近年国際情勢が激変し、それに連動して日本国内の情勢、金融業界も動いています。ここでは、転職を検討する前に知っておきたい金融業界への転職事情について解説します。
- 金融業界の雇用の動きは最新情報を確認
- 未経験でも金融業界の転職は可能
金融業界の雇用の動きは最新情報を確認
転職市場は情勢の影響を受けやすいため、求人情報や転職希望の企業の最新情報を確認することが大切です。
総務省の発表した「労働力調査(基本集計)2022年(令和4年)1月分結果」によると、金融・保険業界への就業者や雇用者数は20年間140万~170万人前後で推移しており、高水準をキープしています。
金融業界は比較的新卒採用が盛んです。一方金融業界と密接な保険業界は転職採用を積極的に行う傾向にあります。
しかし、長期間続く超低金利政策や働き方改革の推進により事業の収益力強化や業務量改善など、金融業はさまざまな問題に直面しており、この先は求人数に変化が出る可能性もあるでしょう。
※参考「総務省統計局」労働力調査(基本集計)2022年(令和4年)1月分結果
未経験でも金融業界の転職は可能
業界未経験から金融業界への転職を成功させた例は少なくありません。経験者を求めている企業も多いですが、未経験者歓迎としている企業もあります。また、経歴やスキル、ポテンシャルを見た採用を行う企業もあるでしょう。
金融業界への転職に役立つ資格を取得しておくこともおすすめします。業態や職種によっても異なりますが、次のような資格を取得するとよいでしょう。
- ファイナンシャル・プランナー(FP)
- 証券外務員
- 銀行業務検定試験
- CMA(日本証券アナリスト協会認定アナリスト)
また、外資系金融に転職する場合には、TOEICを受けておくこともおすすめです。800点以上あれば十分な英語力があるとアピールできるでしょう。
【専門家監修】金融転職で転職エージェントを活用するポイント
さまざまな転職エージェントを紹介しましたが、どれを選ぶべきかとお悩みの人も多いでしょう。そこで続いては専門家監修のもと、金融転職で転職エージェントを活用するポイントについてまとめました。
- 転職エージェントサービスは複数活用する
- 担当アドバイザーとはこまめに連絡をとる
- 担当アドバイザーと相性が合わない場合は変更する
- 担当アドバイザーに任せきりにしない
- 企業とのパイプの太さ
転職エージェントを活用するなら、上記の5つのポイントを意識しましょう。
転職エージェントサービスは複数活用する
転職エージェントの強みをより役立てるなら、複数のエージェントに登録することもおすすめです。単純に得られる求人情報が多くなることはもちろん、複数の担当者にアドバイスを受けることでサービスを比較できたり、自身を見つめ直せたりといったメリットがあります。
複数のサービスを併用することは珍しいことではなく、それを前提として相談に応じているサービスも多いです。担当のエージェントに併用していることを伝えることで、競争心が生まれ求人紹介やアドバイスを積極的に行なってもらえる可能性もあります。
ただし、複数のサービスを利用するとその分連絡の手間もかかるので、自身の負担も考えて利用しましょう。

大抵のケースで、転職エージェントおよび転職サイトは併用することで業界求人を網羅していけますが、1サービスの保有求人は多いに越したことはありません。また金融系ですとハイクラス・外資の側面も強いので、これらの求人が多いサービスを押さえておいた方が良いですね。
担当アドバイザーとはこまめに連絡をとる
担当アドバイザーとの連絡はこまめに行うよう心掛けましょう。具体的には、1~2週間に1度は連絡するようにするとよいです。
キャリアアドバイザーやコンサルタントは、複数の転職者をデータで管理しながら担当しています。求人紹介や連絡を取るたびにそのデータを更新していき、進捗状況を管理します。更新日が若い順に求人紹介を行う傾向にあるため、こまめな連絡は大切です。
また、返信や折り返し連絡をできるだけ早く行うことで、転職への意欲をアピールすることもできます。意欲的な転職者のほうが内定の可能性が高いと捉えられ、優先的にサポートしてもらえるでしょう。
担当アドバイザーと相性が合わない場合は変更する
担当アドバイザーとの相性が悪ければスムーズな転職は見込まれません。相性が合わないと感じた場合には担当者の変更もおすすめです。
とはいえ、むやみやたらな変更はおすすめできません。「質問に対して納得のいく回答が得られない」「フィードバックしても条件に合わない求人ばかり紹介してくる」など、アドバイザーの質に疑問を感じた場合に変更を申し出ましょう。
変更したい場合には、「他のアドバイザーの意見も聞いてみたい」「○○業界に詳しいコンサルタントと話してみたい」などと申し出ると自然です。

特定の業界を狙うなら、そのジャンルに精通したコンサルタントがいるかがポイントになります。「最近コンサルタントになりました」という担当者では適切なアドバイスができません。業界ごとに特化したチームがあると理想的です。
担当アドバイザーに任せきりにしない
転職活動は、転職者自身が主体となって行いましょう。
キャリアアドバイザーは転職や業界に関する知識を有しているため、話を聞いているうちに言いなりになってしまうことも多いです。しかし、自身で納得した求人でなければ思うような自己PRができなかったり、内定後にも不満を抱えてしまったりといいことがありません。担当アドバイザーに任せきりにせず、自身でも情報収集や自己分析を行うように努めましょう。
前述したように、金融企業は転職動向が変化しやすいため最新情報を収集することが大切です。アドバイザーと相談することももちろん有効ですが、自身でも情報を調べて意見を持つことでより有意義なものになります。
企業とのパイプの太さ
エージェントサービスを選ぶ基準として、企業とのパイプの太さは重要なポイントです。ただ、この企業とパイプがあるかどうかは、なかなかわかりにくいものですが、検索サイトで「企業 パイプ 転職エージェント」などのキーワードで検索してみるのもひとつの手法です。
企業とのパイプが太いエージェントは、業界の慣習や傾向、向いている人材などの情報を豊富に持っています。面接や書類選考に際して具体的なアドバイスを得ることができるでしょう。

他業界からの転職を狙う場合は特に、業界の慣例やトレンドを面接対策・企業選びのために押さえておく必要があります。また、非公開求人で経営層からの直オファーが入ってくることがあるため、業界・企業とのパイプの強さはとても重要です。
転職エージェントを利用する流れ
最後に転職エージェントを利用する流れを確認しておきましょう。
- エージェントに登録する
- 担当アドバイザーと面談
- 求人紹介を受ける
- 気に入った求人に応募、選考
- 面接・内定
エージェントへの登録はウェブサイトから簡単にできるものばかりです。履歴書や職務経歴書の入力を求められる場合もありますが、企業へ提出する最終的な内容は、担当アドバイザーと相談しながら作成できるので安心です。
また、エージェントによっては応募から選考に進むまでの間に、面接練習などの対策を行なってくれる場合もあります。
まとめ
金融業界への転職は、就業者や雇用者数が多く比較的高い水準をキープしています。転職の求人案件も豊富なことが多く、希望以上の転職も目指すことができます。
しかし、転職市場の動きは情勢の影響を受けやすいため、最新情報のこまめなチェックが必要です。転職エージェントはそうした業界の動向を掴むことにも長けているので、金融業界への転職にも効果的でしょう。
本記事で紹介したおすすめの転職エージェントや活用のポイントを参考に、サービスを上手に活用して後悔のない転職を目指しましょう。
◆記事で紹介した商品・サービスを購入・申込すると、売上の一部がマイナビニュース・マイナビウーマンに還元されることがあります。◆特定商品・サービスの広告を行う場合には、商品・サービス情報に「PR」表記を記載します。◆紹介している情報は、必ずしも個々の商品・サービスの安全性・有効性を示しているわけではありません。商品・サービスを選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品・サービススペックは、メーカーやサービス事業者のホームページの情報を参考にしています。◆記事内容は記事作成時のもので、その後、商品・サービスのリニューアルによって仕様やサービス内容が変更されていたり、販売・提供が中止されている場合があります。