投資信託(=投信)とは、投資家から1万円など少額の資金を多く集めて、ひとつのファンドにし、プロが投資対象を選別して投資・運用する金融商品のことです。一般には投資といえば、株式投資=多額のお金が必要=値下がりして損をする、といったイメージがあり、なかなか始められない人も多いでしょう。経済がグローバル化しており、世界のどこかで市場にマイナスの出来事があると、すぐにそのニュースが世界中に流れ、株価や債券が一斉に総崩れする。昨今のそんな市況では、素人が株式投資などに手を出すのはますますむずかしくなっています。

その点、投信は少額で始められるので、たとえば、1万円を投資して2割下がったとしても8,000円。100万円を投資したものが80万円に値下がりしてしまう株式投資の痛手に比べれば、気軽に始められます。初めて投資に挑戦するには、投信は手ごろな金融商品といえます。また、実際は、多くの銘柄や投資対象に分散投資をしているため、株式のような激しい値動きはしません。そういった意味でも、安心して始められるというものです。

そこで今回は、基礎知識からレベル別でみる購入方法、みんなが買ってるトップ20の投信まで一挙紹介。これを読み終わるころにはあなたにぴったりの投資信託が見つかるかも!? 次ページからは投資信託の基礎知識について解説。まずは投資信託の仕組みについてです。

投資信託の基礎知識 投資信託の仕組みは?
投資信託のメリット・デメリット
投資信託の手数料と税金
投資信託の配当金と配当回数
投資信託の種類は? インデックスvsアクティブ
4つのコア投資対象と2つのサブ投資対象
すべての投資対象に投資するバランス型
地域やテーマを選んで投資するテーマ型
投資信託の買い方は? 投信はどこで売っている?
投信を購入するには専用の口座が必要なの?
投信購入のときに知っておくとよい基礎用語
今、人気のある投資信託は? みんなが買ってるトップ20の投信って?
ファンド・オブ・ザ・イヤーなどの受賞作品はどんな投信?
今一番売れている投資信託のバロメーター「純資産増額ランキング」
最初の一本をどうやって選ぶ? 最初の1本を買うなら、インデックス型投信を
幅広いラインナップだから自分が保有していない資産を補完するタイプを
自分では投資しにくい海外の株式に投資している投信を購入
お楽しみで購入するなら「毎月分配型投信」も投資候補