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【編集部のおすすめ】クラウドファンディングサービス3選!
この記事を読まずに、手っ取り早くおすすめのクラウドファンディングサービスを知りたい人は、以下の3つのサービスをチェックしてみてください。
- 不動産クラウドファンディングの基本
- 不動産クラウドファンディングの選び方は?
- 261人の利用者と専門家に聞いたクラウドファンディングサービスおすすめ比較ランキングTOP10
- 1位:投資先が厳選された「COZUCHI」(コヅチ・旧WARASHIBE)
- 2位:海外ファンドも充実「TECROWD」(テクラウド)
- 3位:不動産大手が運営する「Jointoα」(ジョイントアルファ)
- 4位:200件以上の投資実績がある「OwnersBook」(オーナーズブック)
- 5位:マスターリース契約で家賃が保証される「利回り不動産」
- 6位:投資家を守ってくれる「ちょこっと不動産」
- 7位:東証プライム市場上場企業が運営「property+」(プロパティプラス)
- 8位:老舗の安定感!「Bankers」(バンカーズ)
- 9位:安定した収入が期待できる「ゴコウファンド 」
- 10位:社会貢献もできる!「クラウドクレジット」
- どのサービスを選べばよいか迷ったら比較サイトを活用しよう
- 不動産クラウドファンディングで失敗しないポイントは?
- 不動産クラウドファンディングへ投資をする流れ
- 今後はメタバース(仮想空間)で不動産投資ができる!?
- まとめ
不動産クラウドファンディングの基本
不動産投資といえば、アパートやマンションの賃貸経営、月極やコインパーキングの駐車場経営といったものがイメージしやすいです。これらは自身が土地や建物を所有し、利用者から収益を得ます。
ではクラウドファンディングを利用した不動産への投資となると、何が変わるのでしょうか。ここではおすすめを知る前の基礎知識として、不動産クラウドファンディングの概要やメリットデメリットを紹介していきます。
不動産クラウドファンディングとは
一般的にクラウドファンディングはさまざまな種類があり、投資方法やリターンの仕組みは次のようになっています。
クラウドファンディングの種類 |
特徴 | リターン | |
購入型 | All-in | プロジェクトの失敗・成功にかかわらず、決められた期間内に集まった資金を起案者が受け取ることができる。 | 起案者が設定したモノやサービス。 |
All or nothing | プロジェクトの募集期間内に100%を達成した場合に限り、起案者は資金を受け取れる。失敗した場合は、支援金は全額返金される。 | 起案者が設定したモノやサービス。(プロジェクトの内容によっては、ない場合もある) | |
寄付型 | プロジェクトに支援者がお金を寄付する仕組み。社会貢献を目的としたプロジェクトが多い。 | 基本的にはないことが多いが、プロジェクトによってはお礼の手紙やモノがもらえる。 | |
投資型 | 不動産投資型 | 物件をプロジェクト(案件)として投資金を募り不動産を運営する。1口10,000円から気軽に始められるほか、運営管理などの手間がかからない。 | 家賃収入や売買差益によって発生した利益。 |
株式投資型 | 企業が行う資金調達法の1つ。投資家から資金を集め、未公開株を提供する。 | 非上場企業の未公開株。 | |
融資・貸付型(ソーシャルレンディング ) |
事業者が仲介に入り、投資家から資金を集めて企業に融資する仕組み。 | 企業から返済された利息の分配金。 |
このように、クラウドファンディングは資金を必要とする人や企業と、支援や投資をしたい人とをつなげる資金調達方法として、さまざまな目的と形で行われています。
従来の不動産投資には、所有する物件を賃貸にして家賃収入を得る「インカムゲイン」と、物件を売却して売買差益を得る「キャピタルゲイン」の2つのやり方があります。一方不動産クラウドファンディングは投資対象の物件を1つの案件として扱い、投資したい希望者から資金を集めて運営を行います。発生したインカムゲインやキャピタルゲインを分配する新しい形の不動産投資の仕組みです。
不動産クラウドファンディングへ投資するメリット
自身で直接不動産へ投資をせず、クラウドファンディングを介すると次のようなメリットがあります。
- 1万円程度の少額から不動産へ投資が可能
- 簡単に分散投資ができてリスクの回避
- 不動産の運用に手間がかからない
- 初心者でもプロと同等のリターン
- 社会貢献が可能
現物の不動産への投資では数千万円がかかるような場合でも、クラウドファンディングでは小分けされるため、預貯金の一部だけでも気軽に挑戦できます。少額なため複数の不動産へ投資でき、失敗したときのリスクを減らせるという利点に加え、維持管理の手間や修繕費・維持費の負担など無く、運用益や売買益の分配が受けられるという点は大きな魅力でしょう。
また、運用は全て業者がしてくれるため、自身では初回の登録や入金だけで収益を得られます。プロの運用であるから初心者が投資をしても、リターンは少なくなりません。投資先によっては保育園建設や地域の空き家再生などもあり、気軽に社会貢献ができます。
不動産クラウドファンディングへ投資するデメリット
メリットしかない投資は存在せず、不動産クラウドファンディングにも次のようなデメリットがあります。
- 利益が出る保証はなく元本割れも起きる
- 少額しか稼げない
- 投資を自己都合でやめられない
- 申し込みの競争率が激しい
募集の段階でどれだけの利益がでるかの予想は示されていても、上手くいかないことはあります。アパートやマンションへの不動産クラウドファンディングであれば、想定より入居者が集まらず家賃収入が減り、安く売却することになると元本割れが起きます。
投資額の上限は1口当たりいくらと決められており、ローンを組んで挑戦できる不動産投資より稼ぎは少なくなってしまいます。また業者は途中解約や出資分の譲渡を認めていないことが多く、自己都合で投資をやめられないと思っておきましょう。
申し込みについては基本的に先着順や抽選となっています。人気がある不動産クラウドファンディングでは、先着順だと募集開始から数分で枠が埋まることがあります。気になっていても、なかなか投資のチャンスが巡ってこないかもしれません。
不動産の投資信託(J-REIT)との違い
不動産投資の中には、クラウドファンディングと同様に少額で始められる投資信託もあります。J-REITと呼ばれており、不動産クラウドファンディングと次のような違いがあります。
不動産クラウドファンディング | J-REIT | |
投資額 | 1万円~ | 数万円~数十万円 |
投資のやめやすさ | △ | ○ |
リスクの分散のしやすさ | ○ | ○ |
投資先の選択 | 業者の提示から選ぶ | 選べない |
元本割れの可能性 | あり | あり |
おすすめの人 |
|
|
J-REITは不動産を証券化しており、自由に売買ができます。価格は市場で変動するため、売買を繰り返して利益を狙う人もいます。J-REITでのリスクの分散は、業者がしてくれるため不動産クラウドファンディングより手間はかかりません。その代わり投資先は選べなくなっています。



不動産クラウドファンディングの選び方は?
不動産クラウドファンディングは、企業によってそれぞれ特徴やサービス内容が違うため、何を基準に選んだらいいか迷う人も多いでしょう。不動産クラウドファンディングのサービスを選ぶ際には、4つのポイントがあります。
- 運営会社の安全性
- 投資しやすい案件が豊富
- 投資家の保護体制
- 開示されている投資先の情報量の多さ
運営会社の安全性
自分で物件を購入し、賃貸経営を行ったり売却したりして収入を得る一般的な不動産投資とは異なり、不動産クラウドファンディングでの投資はネットで簡単に完結します。そのため詐欺まがいのサービスに騙される危険性が、通常の不動産投資より高い可能性があります。
そのような危険を避けるためにも、サービスの運営会社の信頼性や安全性をしっかり見極めることが大切です。運営会社の安全性を判断するポイントは、以下を参考にしてください。
- 倒産のリスクはないか経営状態を確認する
- 元本割れや配当遅延とった問題を過去に起こしていないか
- 優先劣後方式を採用しているか
- 運用資産残高は十分か
投資しやすい案件が豊富
自分の目的にあった案件に投資するためにも、投資のしやすさは重要です。不動産クラウドファンディングは展開しているサービスがまだ多くないため、案件数が少ないところがほとんどです。しかし、案件が少ないと投資のチャンスも減ってしまうので、なるべく案件数と募集頻度が多いサービスを選びましょう。
また、特に初心者の場合は少額の投資から始めたほうが安心です。投資金額が少額だと分散投資がしやすく、リスクを軽減できます。さらに「先着」と「抽選」の両方の募集方法に対応しているサービスを選ぶと、案件の当選率が上がりより投資しやすくなるでしょう。
投資家の保護体制
安心して投資するためにも運営会社が自社の利益だけでなく、投資家の利益のことも考えてくれているのかという投資家の保護体制について、どのような対策をとっているのか確認することが大切です。
投資家を保護する仕組みとして、優先出資者に対する元本と配当金の安全性を高める「優先劣後方式」という仕組みがあります。なるべく優先劣後方式を採用しているサービスと案件を選んだほうが、リスクが軽減できるでしょう。
また、マスターリース契約の案件は空室リスクが低くなりますし、不動産担保が付いている案件であれば、貸し倒れなどのトラブルが発生しても、売却などによって資金の回収を目指せます。
開示されている投資先の情報量の多さ
不動産投資を行う際は、リスクが低く妥当な投資先かを判断するためにも、投資案件の情報量の多さは重要です。物件の住所、築年数や面積といった物件情報はもちろん、周辺施設や環境、空室率、収支シミュレーションといった情報まで開示されていると、投資すべきかどうかの判断がしやすくなります。
また立地条件を詳細に掲載しているかどうかもポイントです。空室率を考える際は、賃貸マンションであれば古くても立地の良い物件の方が稼働率は上がる傾向にあります。郊外で高利回りも魅力ですが、空室になってからの入居までに時間がかかるリスクを考えると、利回りよりも立地を優先した方が収益性は期待できます。
投資案件の情報が足りないまま投資してしまうと、想定以下の利回りになったり貸し倒れになったりするなど、トラブルが発生するリスクが高まるので要注意です。



261人の利用者と専門家に聞いたクラウドファンディングサービスおすすめ比較ランキングTOP10
マイナビ編集部では、不動産投資に詳しい専門家と、実際にサービスを利用したことのある261人のユーザーにアンケートを取り、サイトの使いやすさやファンド・投資先の数に対する満足度などを基に採点し、おすすめ順にランキングにして比較しました。
また、リアルタイムで募集中のファンドも紹介してますので、ぜひ不動産クラウドファンディングを始める参考にしてください。
・サイトの使いやすさに対する満足度
・利回りへの期待度に対する満足度
・ファンド・投資先の数に対する満足度
・運用の手軽さに対する満足度
・運営会社のヘルプ時の対応に対する満足度
※ 口コミの【GOOD】【BAD】は、マイナビ会員アンケートを使った調査を基に分類
マイナビ会員アンケート:2022/3/2~2022/3/10、回答者数261人
クラウドファンディングの基本知識やサービスの選び方を知りたい人は、こちらから読み進めるのもおすすめです。
この記事に載っていないサービスもチェックしたい、今すぐおすすめのファンドだけを厳選して比べたいという場合は、クラウドファンディング企業をまとめて比較できる比較サイトの「LIFULL不動産クラウドファンディング」が便利です。このサービスの紹介欄を先に読みたい人はこちらへお進みください。
1位:投資先が厳選された「COZUCHI」(コヅチ・旧WARASHIBE)
※画像出典元:COZUCHI公式サイト
COZUCHIは、1口1万円・最短2カ月から気軽に不動産投資が始められるサービスです。1999年創業のLAETOLI株式会社が厳選した、想定利回りが10%以上の物件を多く扱っているのが特徴です。
また、優先劣後方式という、元本や配当金に損失が生じた際は、運営会社のLAETOLI社がまず請け負う仕組みが採用されている点も利点です。元本保証がされているわけではないため注意が必要ですが、比較的資金が守られやすいサービスと言えるでしょう。さらに、不動産クラウドファンディングサービスでは珍しく、途中解約ができ、手数料を払えば投資期間中でも換金できることもメリットの一つです。
COZUCHIの口コミ
≪総合満足度:【3.40点】★★★★☆≫
・『少額からでも不動産投資を始められ、また自分で運用する必要もないため安定して資産を増やすことができる。利回りも比較的高い。』(20代/年収:400万円~600万円未満)
・『少額から投資が可能で、リスクを低減するためのあらゆるシステムがあるので、運用を気軽に続けやすいです。』(20代/年収:400万円~600万円未満)
・『期間も短い中で、リターンの高さが他の追随を許さない。圧倒的な投資効果。』(30代/年収:1000万円~1200万円未満)
・『クラウドファンディングに関する情報に乏しく、初心者への敷居が高いと思いました。』(30代/年収:200万円~400万円未満)
・『投資手数料や管理費用など追加のコストが多く発生したので不満に感じました。』(30代/年収:1000万円~1200万円未満)
・『案件が少ないので、人気のある案件は集中してしまいなかなか当たらないので不便でした。』(30代/年収:400万円~600万円未満)
COZUCHIはこんな人におすすめ!
- 不動産投資が初めての人
- 高利回りが期待できる物件に投資したい人
- 好きな時に現金化したい人
<募集開始前!>COZUCHIの最新ファンド募集状況!
2位:海外ファンドも充実「TECROWD」(テクラウド)
※画像出典元:TECROWD公式サイト
TECROWD(テクラウド)は、モンゴルなどの中央アジア圏の経済発展に寄与できる、人気の高い不動産クラウドファンディングを運営しています。投資額は、不動産投資型クラウドファンディングのなかでもやや高額な1口10万円です。高額である分、想定される利回りも高いため高配当も期待できます。
また新興国の経済発展だけでなく、国内の障がい者の支援にもつながるファンドも提供しており、さまざまな方面から社会貢献度の高い投資ができることもメリットのひとつです。
TECROWDの口コミ
≪総合満足度:【3.40点】★★★☆☆≫
・『サイトがとても使いやすく、サポート体制が充実しているところです。』(20代/年収:200万円未満)
・『国内外問わずの投資ができる。それが安心にできるようにサポート配慮がある点は好感が持てる。』(30代/年収:400万円~600万円未満)
・『比較的リスクはあるが、利回りが良いと思う点。さらに、募集額が大きいので、余裕を持って投資ができるところ。』(30代/年収:400万円~600万円未満)
・『運用を始めるまでのハードルが意外と高くて、スタートに時間がかかるところです。』(20代/年収:200万円未満)
・『100,000円からしか投資できないので、もっと安い値段で投資できるようにしてほしいです。』(30代/年収:600万円~800万円未満)
・『投資手数料や管理費用など追加のコストが多く発生したので不満に感じました。』(30代/年収:800万円~1000万円未満)
TECROWDはこんな人におすすめ!
- 経済発展が見込まれる新興国に投資したい人
- 運営会社による建築や現地の金融機関との連携など安全に投資したい人
- 投資の元手を10万円以上用意できる人
<運用中>TECROWDの最新ファンド募集状況!
3位:不動産大手が運営する「Jointoα」(ジョイントアルファ)
※画像出典元:Jointo α公式サイト
Jointoα(ジョイントアルファ)は、東証スタンダード市場に上場している穴吹興産株式会社が運営する不動産クラウドファンディングサービスです。穴吹興産株式会社は、西日本をはじめ数多くの不動産開発の実績があり、設立が1964年と歴史がある大手の不動産会社です。
1口10万円からと他と比べると高めですが、大きなリターンを得たい人や手堅い案件に投資したい人に向いています。
Jointoαはこんな人におすすめ!
- 信頼できる企業が運営するサービスを利用したい人
- 手堅い不動産物件に投資したい人
- 大きいリターンを得たい人
<運用中>Jointoαの最新ファンド募集状況!
4位:200件以上の投資実績がある「OwnersBook」(オーナーズブック)
※画像出典元:OwnersBook公式サイト
2014年に開始された国内初の不動産特化型クラウドファンディングで、東証プライム市場に上場するロードスターキャピタル株式会社が運営しています。1口1万円という少額から投資可能で、今までに200件以上の実績があります。また、不動産鑑定士や宅地建物取引士といった不動産のプロが多く在籍しており、セミナーも開催しているため初心者の人でも安心して始めやすいサービスです。
貸付型(ソーシャルレンディング)という、不動産投資をしたい企業にお金を貸すタイプの案件をメインに扱っています。借入先の返済が滞っても、担保にした不動産で投資資金の回収が可能となっています。エクイティ型と呼ばれる自己資本での案件もありますが、1口が数十万円となっています。
OwnersBookはこんな人におすすめ!
- 実績の多い業者でクラウドファンディングをしたい人
- 不動産の資格を持ったプロが厳選した先に投資したい人
- 元本割れのリスクを減らしたい人
<運用中>OwnersBookの最新ファンド募集状況!
5位:マスターリース契約で家賃が保証される「利回り不動産」
※画像出典元:利回り不動産公式サイト
利回り不動産は、株式会社ワイズホールディングスが運営する不動産クラウドファンディングサービスで、1口1万円から投資可能です。株式会社ワイズホールディングスは、ホテルや商業施設など大規模な不動産開発業務を行ってきた実績があるため、不動産投資に必要な物件情報やマーケット分析といった納得できる情報を提供してくれます。
また、利回り不動産ではワイズコインを使った投資が可能で、投資額などに応じてコインが溜まる仕組みになっています。利回り不動産は、メルマガ登録もおすすめです。新規公開の物件情報のお知らせや、セミナー開催情報などが届くので、利回りの良い物件を見逃すのを防げます。
利回り不動産の口コミ
≪総合満足度:【2.70点】★★★☆☆≫
・『情報量が非常に多くて参考にしやすかったですし、投資をする際の判断材料にもなり便利でした。』(30代/年収:400万円~600万円未満)
・『少額・短期間で不動産投資が出来ること、資金が少なくても出来ることが良い点です。』(40代/年収:200万円未満)
・『利回りが他と比べて高いのと同時に運用期間が6ヶ月からと短いところが良いところだと思います。』(20代/年収:400万円~600万円未満)
・『抽選式案件が多く、たくさんの投資家が参加できる反面、まとまった金額は入れづらい。』(30代/年収:1000万円~1200万円未満)
・『元本保証がないので元本割れのリスクがあるところが不満なところだと思います。』(20代/年収:400万円~600万円未満)
・『ファンド・投資先が少なめなので、なんとか増やして欲しいです。』(20代/年収:200万円未満)
利回り不動産はこんな人におすすめ!
- 中長期的に安定した資産形成をしたい人
- 空室リスクが低い物件に投資したい人
- 常に新しい投資先を探している人
<運用中>利回り不動産の最新ファンド募集状況!

6位:投資家を守ってくれる「ちょこっと不動産」
※画像出典元:ちょこっと不動産公式サイト
ちょこっと不動産の運営会社である株式会社良栄は、不動産開発や賃貸事業で多くの実績がある会社です。ちょこっと不動産は、2021年3月にサービスが開始されたばかりですが、今後は賃貸物件の他にもテナントやオフィスビルなど、短期から中長期的に運営が可能な案件のラインアップが予定されています。
また、優先劣後方式やマスターリース契約(賃貸の一括借り上げで収入が)を採用することで、投資のリスクが軽減できることも特徴です。
ちょこっと不動産はこんな人におすすめ!
- 不動産開発で実績がある運営を利用したい人
- 短期から中期で不動産投資をしたい人
- 安全性が高い投資をしたい人
<募集開始前!>ちょこっと不動産の最新ファンド募集状況!
7位:東証プライム市場上場企業が運営「property+」(プロパティプラス)
※画像出典:property+公式サイト
property+(プロパティプラス)は、東証プライム市場上場の飯田グループホールディングスのグループ会社が運営しています。飯田グループは、年間で約46,000戸を提供しており分譲戸建住宅シェア日本一という実績があり、そのため、プロパティプラスは2021年5月に開始された新しいサービスですが、信頼性の高さに定評があります。
また、自社開発の物件を全国規模で取り扱っていて、デザイン性の高さと立地の良さなどから人気を集め、290棟超えの供給実績があります。さらに特許も所得した独自の技術によって高度な設計効率を実現しており、収益性が高いのも大きな特徴です。
property+はこんな人におすすめ!
- 信頼できる企業が運営しているサービスを利用したい人
- マンションやアパート開発の実績を重視する人
- 収益性が高くリスクが低い投資をしたい人
<募集中!>property+の最新ファンド募集状況!
8位:老舗の安定感!「Bankers」(バンカーズ)
※画像出典:Bankers公式サイト
運営会社の株式会社バンカーズは1969年創業、1974年設立の老舗企業です。商業・商工・不動産の融資のほか、取引先の信用調査や経営コンサルティングを手掛けており、2020年12月にソーシャルレンディングサービスをスタートしました。
自社で融資や商業手形を取り扱ってきたノウハウから、投資先に自社も出資して投資家と同様にリスクを負うセイムボード出資、リスク分散のための商業手形割引などを取り入れているのが大きな特徴です。また、投資先のリスク評価や出資後のレポートなど、情報の透明性にも注力しています。
なお、募集中のファンドの中には、投資額に応じてAmazonギフト券がもらえるものがあるため要チェックです。このプレゼントは予定利回りには含まれません。
Bankersの口コミ
≪総合満足度:【2.50点】★★★☆☆≫
・『株式や仮想通貨などのような価格変動が起きないため、一度投資すれば、運用期間が終わるのを待つだけなので、時間がないときに最高です』(30代/年収:400万円~600万円未満)
・『投資の最低額が1万円という低いライン設定になっているので、この手のことに興味はあるけどたくさん使うのはまだ不安というビギナーに向けて良い設定になっていると想います。また入会キャンペーンが充実していて、入会タイミングでギフト券がもらえるのも良かったです。安心して始めやすいものでした。』(30代/年収:400万円~600万円未満)
・『融資先の情報が豊富だった点。Amazonギフト券をもらえるキャンペーンがあった点。』(20代/年収:400万円~600万円未満)
・『投資家における規約が厳しく、特に途中解約における制限が他より多いところ』(30代/年収:200万円~400万円未満)
・『契約してから運用開始後、途中解約ができないという点です。企業の状況が変わっても運用が続けないといけないので見極めないといけない点です。』(20代/年収:200万円~400万円未満)
・『まだ出来て日が浅いからなのか、全体的にファンド数が少ないです。これがもっと増えれば儲けの可能性も広がる良いものになっていくと期待出来ます。』(30代/年収:400万円~600万円未満)
Bankersはこんな人におすすめ!
- 投資後のモニタリングにも興味がある人
- 投資先のリスクを重視する人
- Amazonをよく利用する人
<運用中>Bankersの最新ファンド募集状況!
9位:安定した収入が期待できる「ゴコウファンド 」
※画像出典元:ゴコウファンド 公式サイト
ゴコウファンドは、比較的高い利回りで安心できる優先劣後方式を採用するなど、嬉しいメリットが多く見られます。九州を中心に少額の不動産投資を行いたい方にとっては、おすすめの不動産クラウドファンディングサービスといえるでしょう。
また長期運用が基本なので、長く配当金を受け取りたい方にも向いていますが、短期間で運用したい方や実績を重視したい方には向いていません。運営会社自体の能力というより、目的や重視する部分によって相性が決まるため、自身の中で目的をしっかりと明確にして検討することをおすすめします。
ゴコウファンド はこんな人におすすめ!
- 少額の不動産投資に挑戦したい人
- 九州エリアなど地方の安定的な投資を望む人
- 長期の投資を検討中の人
<募集中!>ゴコウファンドの最新ファンド募集状況!
10位:社会貢献もできる!「クラウドクレジット」
※画像出典元:クラウドクレジット 公式サイト
クラウドクレジットは、海外の発展国で事業展開する企業に特化したファンドを取り扱っており、円建て・ドル建て・ユーロ建てファンドへの分散投資に適した国際的な取引を得意としています。発展途上国の金融業者や起業家を支援するファンドなどもあり、社会貢献や問題解決に協力したい人に適しています。
税引き前の表面利回りではありますが、利回りが5.1~12.1%と高めなのも特徴です。ただし、2021年10月26日時点の運用状況マップでは、債権回収の成績が悪化し遅延予想になっているファンドや、全額に近い損失りリスクが生じているファンドもあります。
資金に余裕があり社会貢献を重視する人には向いていますが、投資目的の人にとってはハイリスクハイリターンといえるでしょう。
クラウドクレジットはこんな人におすすめ!
- 国際的なファンド取引に興味がある人
- 社会貢献したい人
- リスクよりリターンを重視する人
<募集中!>クラウドクレジットの最新ファンド募集状況!
不動産クラウドファンディングのおすすめランキングTOP10
どのサービスを選べばよいか迷ったら比較サイトを活用しよう
ここまで11社のクラウドファンディング企業を紹介してきましたが、結局どれが良いのか迷ってしまうという人におすすめなのが、不動産クラウドファンディングの比較サイトです。
複数の不動産クラウドファンディング事業者やファンドの情報をまとめて比較することができるので、それぞれのサイトで調べるよりも、効率よく目当てのファンドを見つけることができるでしょう。
中でも編集部おすすめの比較サイトは、「LIFULL不動産クラウドファンディング」です。
※画像出典元:株式会社LIFULL
LIFULL不動産クラウドファンディングは、大手不動産ポータルサイト「HOME’S(ホームズ)」を運営する株式会社LIFULLのサービスです。
不動産のノウハウを持った大企業が運営していることもあり、サイトが非常に見やすく各社の情報を比較しやすいのが特徴です。
サービス比較ページでは、上画像のように提携企業の基本情報が一覧できるようになっており、気になる企業をクリックすると、そのまま会員登録へも進めます。
また、ファンド一覧ページの方では、各社の推しファンドがリストアップされており、利回りや募集期間を手軽に見比べることができます。
その他、お役立ち情報やメールマガジンも充実しており、初めての投資で不安という人にはもちろん、複数の小口投資を並行して行いたいという上級者にもおすすめできます。
LIFULL不動産クラウドファンディングでファンドを比較する
不動産クラウドファンディングで失敗しないポイントは?
不動産クラウドファンディングサービスの選び方について知識を深めたら、リスクを下げ効率よく資産を増やすため、失敗しない投資方法として次の3つのポイントも押さえて投資を始めましょう。
- 複数のクラウドファンディングを利用する
- 生活費を削ってまで不動産投資をしない
- リスク回避のため複数の案件へ投資する
複数のクラウドファンディングを利用する
不動産クラウドファンディングでの投資方法は、一般的なクラウドファンディングと同じく「募集金額」が設定されています。集まった金額が100%達成すると募集が締め切られ、それ以上の投資はできません。つまり、抽選か先着かのどちらかの方法で、投資できる資格を手に入れる必要があるということです。
また、そもそも不動産クラウドファンディングサービスは、投資案件数が少ないところも多いため、1つのサービスに絞るのではなく、複数のサービスに登録して自分の希望に合った案件を探すことがおすすめです。
生活費を削ってまで不動産投資をしない
不動産クラウドファンディングは、通常の不動産投資よりも少額な資金で投資できるとはいえ、元本が保証されていません。万が一貸し倒れや運営会社の倒産があった場合は、資金が回収できない可能性があります。
そういったリスクがあるものなので、生活費を削ってまで行わないようにしましょう。仮に投資してからお金が必要になって取り戻したくても、途中解約できないサービスも多く、もし解約できても手数料がかかってしまう場合がほとんどです。
リスク回避のため複数の案件へ投資する
不動産投資に限ったことではありませんが、投資する際は基本的にリスクを分散させることが大切です。1つの投資案件に全ての運用資金を使ってしまうと、その運営会社に問題が起こったときや収益性が悪化したときなどに、大きな損害を受けてしまいます。
分散投資する際は、同じサービス内で複数の案件に投資するのではなく、複数の不動産クラウドファンディングサービスから、希望に合った投資案件を選んで投資するようにしましょう。

不動産クラウドファンディングへ投資をする流れ
実際に不動産クラウドファンディングを利用して投資を始める場合、何から始めたらよいのでしょうか。流れはとてもシンプルで、次の3ステップです。
- 運営会社で個人情報の登録
- 入金をして投資の申し込み
- 投資で利益が出ていると確定申告
それぞれのステップで何をするのかを詳しく見ていきましょう。
運営会社で個人情報の登録
まずは利用したい不動産クラウドファンディングの運営会社で会員登録を行います。多くの場合で登録は2段階に分かれており、1段階目はメールアドレスや電話番号だけでのアカウント作りです。2段階目は、名前や住所、口座、本人確認書類(免許証など)の提出をして投資家としての情報を登録します。
いずれの登録も無料で行えます。投資家としての登録では審査が行われ、受理されたことがはがきなどで届きます。必要な情報の入力は15分程度あれば終わるでしょう。
会員登録が完了すると、公式HPから自分専用のページにログインし、投資を始められます。
入金をして投資の申し込み
次は会員登録して専用ページにできた口座に、投資したいファンドの1口の額以上を入金してください。ある程度まとまったお金を入金していた方が、その都度の入金より手数料が無駄になりません。
入金が終わったら、いよいよ希望のファンドへの申し込みです。各プロジェクトには、想定利回りや運用期間、物件の概要などが詳しく書かれています。先着順であればできるだけ早く、抽選であれば期間内に申し込みをしてください。キャンセルが出たときの追加募集方法も確認しておくと、参加しやすくなります。
投資で利益が出ていると確定申告
不動産クラウドファンディンでの利益は、税法上で雑所得という扱いになります。その他の雑所得(副業やFXなどの収入)と合わせて20万円以上になると、利益が出た次の年に確定申告が必須です。
投資の利益は源泉徴収済みで、登録した口座に入金されます。利益が出た翌年の2月15~3月15日の間に忘れず確定申告をしてください。忘れていると延滞税や無申告加算税などで、余計に税金を支払うことになります。

今後はメタバース(仮想空間)で不動産投資ができる!?
今までの不動産投資の種類は不動産クラウドファンディングを含め、以下にあるように約9種類でした。しかし、最近ではメタバース(仮想空間)での不動産投資も注目を集めています。
従来の不動産投資先の種類
- 区分マンション
- 戸建て
- 一棟アパート・マンション
- 一棟ビル
- シェアハウス・民泊
- 駐車場
- トランクルーム
- J-REIT(不動産の投資信託)
- 小口化不動産(不動産クラウドファンディング)
メタバースとは?
最近ネットニュースでも度々見かける「メタバース」とは、インターネット上の仮想空間のことで、サービスによってできることが異なりますが、基本的にはメタバース(仮想空間)で自分のアバターを作成し、バーチャルオフィスやリモート会議、ゲームやイベントに参加、他の利用者とコミュニケーションなどが行えます。
2021年にFacebook社は社名を「Meta(メタ)」に変更し、この分野への1兆円規模の投資を約束したことは大きくニュースになりました。また、GoogleやAppleを始め国内外の多くの企業が投資を開始しており、ソフトバンクグループも韓国のメタバースプラットフォーム「Zepeto(ゼペット)」に日本円で約171億円出資すると発表しています。
このように現在注目を集めているメタバースですが、仮想空間でビジネスツールの活用やコミュニケーション、ゲーム以外になんと、アイテムやアートの売買や、メタバースの土地売買、土地を貸して賃貸収入を得ることも可能なのです。
NFTによりメタバースで不動産投資が可能になった
「NFT」とは、Non-Fungible Token(非代替性トークン)の略で、偽造できないデジタル所有物のことです。つまり、現実のアート作品や音楽のように「1点モノ」をデジタル所有できる技術で、ブロックチェーン技術により複製が不可能なのが最大の特徴です。つまり、メタバースで作成したアバターやアイテム、アートなどを自分の所有物としてサインを書くことができるというイメージです。
これにより、メタバースの土地を購入、所有できたり売却する「バーチャル不動産投資」を行うことが可能になったのです。
実際、DecetralandやThe Sandboxなどのブロックチェーンゲーム(メタバース)では、NFTの技術を使って仮想空間の土地の売買できますし、メタバースに特化したニューヨークの不動産投資ファンド「リパブリック・レルム」は、The Sandboxの土地を430万ドル(約5億円)で購入し話題になりました。
メタバース不動産投資のリスクと課題
世界中の大きな企業がメタバースを展開する企業に莫大な投資を行ったり、個人で購入したメタバースの土地が高騰したりで注目されているバーチャル不動産投資ですが、リスクや課題もあります。
メタバースは、ブロックチェーン技術を使って構築されているため信用性はあるものの、現実世界で実際に存在する不動産と違いバーチャル不動産の担保価値には不確かさが残るからです。
例えば、投資しているメタバースの人気が落ちてしまい、利用する人が少なくなれば、バーチャル不動産の価格は一気に暴落する可能性があります。これは、市場が低迷しても一定程度の価値を保つ実際の不動産と異なる点です。
また、法的なリスクも課題の1つで、現実世界の不動産売買と同じように買い手と売り手間のセキュリティと信頼性を守るためにも、仮想世界の法的な整備が今後さらに必要となっていくでしょう。
まとめ
不動産クラウドファンディングは、1口1万円という少額からネット上で気軽に始められる、新しい形の不動産投資の仕組みです。しかし、サービスの運営会社の信頼性や物件情報、投資家への保護体制などをよく調べずに投資してしまうと、貸し倒れや運営会社の倒産など思わずトラブルが発生し、損してしまう可能性もあります。
不動産クラウドファンディングで失敗しないためにも、情報収集を徹底して複数の投資案件への分散投資を行い、自分の希望に合った投資案件を見つけましょう。