看護師の平均年収を統計をもとに調査!年収アップを目指すには

看護師

看護師になろうと考えたときに「いくら稼げるのか」や「生涯にわたって仕事にできるのか」といった、働き続ける際の給与条件が気になる人も多いのではないでしょうか。

この記事では、以下の3つの内容を中心に解説します。

  1. 看護師の平均年収を統計をもとに紹介
  2. 看護師で平均年収を上げる5つの方法
  3. 無理せず看護師として働き続けるためのコツ

看護師という仕事のリアルを知った上で看護師になるか決めたい、就職先を厳選したいという人はぜひ本記事を参考にしてください。

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看護師の平均年収

看護師の平均年収について、厚生労働省が公表している「令和3年賃金構造基本統計調査」をもとにそれぞれまとめました。ただし、実際は病院や施設の規模、有する資格などによっても年収は上下します。

平均として、どのくらいの額なのか見ていきましょう。

2021年度の平均年収

2021年度における看護師の平均年収は、企業規模が10人以上の場合、約498万6,200万円です。

平均年齢月収ボーナス年収(月収×12か月+ボーナス)
41.2歳34万4,300円85万4,600円498万6,200円

“参考:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」”

ここでの月収には、夜勤手当のほか、時間外手当や通勤手当なども含まれています。実際は税金なども差し引かれるため、手取りで考えると約370万円から400万円前後が目安となるでしょう。

施設の規模別の平均年収

一般的には施設の規模が大きいほど年収が高くなりますが、看護師の場合も同様です。次の表のように、職員の人数が増えるほど平均年収も高くなります。

職員の数平均年収(月収×12か月+ボーナス)
10~99人440万3,900円
100~999人483万4,500円
1000人以上540万9,800万円

“参考:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査,職種(小分類)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」”

年代別の平均年収

年代別では、50歳から59歳の間に平均年収のピークが訪れ、その後は次第に減少していきます。

年代平均年収(月収×12か月+ボーナス)
20~24歳388万4,200円
25~29歳460万1,100円
30~34歳478万6,400円
35~39歳479万9,000円
40~44歳534万8,100円
45~49歳541万200円
50~54歳533万800円
55~59歳563万2,500円
60~64歳465万7,900円
65~69歳416万1,800円

“参考:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査,、職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」”

基本的に年齢を重ねるごとに年収はアップするものの、本格的な年収アップが見込めるのは30代後半です。結婚や子育てといった、プライベートなイベントが増えるため、年収にも影響が出ている可能性があります。

都道県別の平均年収

都道府県ごとに年収を比較すると、以下の表のようになります。

都道府県平均年収(月収×12か月+ボーナス)
北海道502万3,000円
青森県468万8,000円
岩手県479万9,000円
宮城県525万7,000円
秋田県503万9,000円
山形県474万2,200円
福島県511万1,600円
茨城県472万6,000円
群馬県513万6,400円
埼玉県515万8,000円
千葉県533万4,200円
東京都541万6,400円
神奈川県515万2,000円
新潟県486万100円
富山県480万1,700円
石川県484万5,500円
福井県504万円
山梨県469万6,900円
長野県471万5,200円
岐阜県518万3,700円
静岡県518万5,300円
愛知県522万6,000円
三重県493万2,200円
滋賀県541万4,700円
京都府514万7,900円
大阪府521万9,900円
兵庫県492万5,000円
奈良県516万3,500円
和歌山県526万9,500円
鳥取県463万8,700円
島根県470万6,700円
岡山県474万1,100円
広島県489万6,700円
山口県534万100円
徳島県435万8,900円
香川県517万5,100円
愛媛県480万6,930円
高知県436万6,800円
福岡県479万2,800円
佐賀県445万7,800円
長崎県445万2,900円
熊本県459万8,400円
大分県414万4,700円
宮崎県382万4,300円
鹿児島県423万4,000円
沖縄県441万6,500円

“参考:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査 都道府県、職種(特掲)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」”

最も年収が高かったのは東京都の541万6,400円で、最も低い宮崎県と比較すると、およそ160万円近い差でした。実際は施設規模や有する資格によっても年収が変動しますが、首都圏に比較すると、九州などは低い傾向がみられます。

看護師の経験年数別の平均年収

経験年数別でみると、経験年数が上がるごとに、平均年収も高額になります。以下の表を参考にしてください。

経験年数平均年収(月収×12か月+ボーナス)
0年308万6,400円
1~4年400万9,700円
5~9年433万4,000円
10~14年465万2,200円
15年以上607万3,200円

“参考:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査 職種(小分類)、年齢階級、経験年数階級別所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」”

看護師の職種・資格別の平均年収

看護師の平均年収を算出した際に使用したものと同じ方法で、異なる職種や資格での平均年収も比較してみました。

職種・資格平均月収平均年収(月収×12か月+ボーナス)
看護師34万4,300円498万6,200円
準看護師28万6,700円406万7,200円
看護助手21万6,100円304万3,000円
保険師32万3,800円480万6,500円
助産師38万7,600円553万8,800円

“参考:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査 職種(小分類)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」”

比較すると、准看護師・看護助手より看護師や保険師、助産師といった資格の方が、平均年収は高くなります。年収アップを目指す場合には、新たな資格を取得することも視野に入れましょう。

看護師が年収を上げるための5つの方法

看護師はさまざまな資格や管理職への昇格、転職などによって、年収アップを目指すことができます。ここでは年収アップにつながる5つの方法を紹介します。

より専門性の高い資格を取得

業務上、より専門性の高い資格を取得することで、看護師としての自らの価値を高め、年収アップを目指せます。

資格名資格の概要取得方法
認定看護師
  • 19の認定分野
  • 該当分野で高い水準での看護を実践できることの証明
  • 看護職への指導や相談も対応であるという証明
  • 日本の看護師免許を取得済み
  • 実務経験が通算5年以上
  • 認定看護師教育機関でおよそ600時間から800時間のカリキュラムを就学
専門看護師
  • 13の特定専門分野への専門性の証明
  • 認定看護師よりも取得ハードルが高め
  • 日本の看護師免許を取得している
  • 看護系大学院にて修士課程修了
  • 専門看護師教育課程基準の所定単位を取得済み
  • 実務経験が通算5年以上あり
  • 実務経験のうち3年間が専門看護分野の実務研修
ケアマネージャー
  • 介護専門支援員ともいう
  • 要介護認定者のケアプラン作成が可能
  • ケアマネジメント全般を請け負う
  • 活躍の場面は病院以外にも豊富
  • 看護師など所定の国家資格を保有している
  • 生活相談員など相談業務についている
  • 実務経験が5年以上、または業務に従事した日数が900日を超えている

取得方法を見ると分かるように、取得には勉強時間や費用もかかるため、病院や施設が資格が取得しやすい環境かという点も職場選びの際に重視したいところです。

管理職につく

看護師における管理職とは、看護部長や看護師長など、より病院の経営に近い職種です。基本給が高くなるほか、役職手当を支給してくれるところもあります。

業務改善やシフト管理など、病棟などでの実務とは異なる仕事が増えるものの、同じ病院で長く働きやすくなるのもメリットです。

隙間時間で副業

単純に収入を増やすという面を考慮すると、在宅ワークや単発の看護師としてのアルバイトを行い、年収を増やすのも手です。看護師資格を生かしたネット記事の執筆など、隙間時間を有効に活用することもできます。

ただし、病院によっては就業規則上、副業が認められていないことがあります。副業を禁止する主な理由は、副業による本業への影響を未然に防ぎ、院内の情報が外部に漏れることを防ぐためです。

また、国公立の病院で勤務する看護師は公務員扱いとなります。公務員は法律上、副業が禁止されているため、万が一行った場合には、懲戒処分を受ける可能性もありますので注意してください。

余裕のある範囲で投資・資産運用

給与の一部を投資や資産運用にあてることで、すぐには年収アップに結び付かなくても、将来的な利益の確保を目指す方法もあります。副業が禁止されている職場であっても、投資や資産運用は可能なため、誰にでも挑戦できます。

投資には、企業が発行した株式を購入する「株式投資」や、投資のプロが運用を代行する「投資信託」、ハイリスクハイリターンを目指す「仮想通貨」など、様々あります。

ただし、資産運用や投資は、必ず利益が出るわけではありません。かけた費用が無駄になってしまうリスクもあるため、初心者はなくなっても生活に影響が出ない金額からスタートすることをおすすめします。

堅実に投資を行ってみたい、どのようなリスクがあるか学びたい方は、1万円から気軽に不動産投資が行える、不動産クラウドファンディングを以下の記事で紹介しています。投資に興味がある方は、あわせてお読みください。

不動産クラウドファンディングおすすめ11選比較【2022年11月更新】利用者の口コミや選び方を解説
不動産クラウドファンディングとはネット上で投資家から資金を集め、不動産運営での収益を分配する新しい形の不動産投資です。この記事ではクラウドファンディングの基礎知識から人気のおすすめサービス10選を紹介します。また利用者の口コミや募集中のファンド情報などもピックアップするのでぜひ参考にしてください。

年収が高い職場へ転職

看護師という資格のみならず、実は診療科や病院ごとの各種手当の内容などによっても、年収は大きく変わることがあります。

では、年収が高い職場にはどのような特徴があるのでしょうか。

  • 人員が多く規模の大きい病院
  • 夜勤手当や休日手当てが高額な病院
  • 手術室や特殊業務といった業務内容に応じた手当が出る診療科

こうしたポイントに当てはまる、より手当や給与が高くなる可能性がある職場へ転職することで、年収アップを目指せる可能性が高まります。

ただし、給与が高くなる可能性がある職場は、業務量が多い・求められるレベルが高いなどの可能性があります。自分に合わない働き方をして体を壊してしまっては年収アップも望めません。転職時は転職先の業務内容・期待される役割にもしっかり注目して選ぶことが大切です。

以下の記事では、転職時に味方となる転職エージェント、そして看護師向けのおすすめ転職サイトを紹介しています。忙しい日々の勤務や生活の中でも、よりよい転職先を見つけたい方は参考にしてください。

【プロ厳選】転職エージェントおすすめ15選を比較!求人数ランキングや選び方も解説【利用者392人の声も紹介】
利用する転職エージェントを迷っている人に向けて、専門家厳選のおすすめサービス15選を紹介します。公開求人数ランキングや信頼できるエージェントの選び方も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
看護師転職サイトおすすめ15選!口コミ&求人数ランキングあり【専門家監修】
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看護師におすすめの転職サイト2選

こちらでは、求人数・サポート内容のバランスが良く全国に対応した看護師におすすめの転職サイトを2つご紹介します。

  • ナース人材バンク
  • 看護roo!
ナース人材バンク

※画像出典元:ナース人材バンク公式HP

・運営会社:株式会社エス・エム・エス
・主要対応エリア:全国
・求人数:約200,000件以上(2022年6月現在)
・得意な業界:正看護師、准看護師、助産師、保健師

ナース人材バンクは利用者が年間10万人以上と非常に多くの看護師に選ばれている定番サイトです。東証一部上場企業のエス・エム・エスが運営しています。

20万件以上と非常に豊富な求人数から、看護師専門のアドバイザーが自分の求める条件に合った求人を探してくれます。全国に14か所に拠点があるので、地方在住の人でも対面しての面談や面接同行などのサポートを受けやすい点も魅力でしょう。

Web上病院見学というサービスも実施しており、事業所によっては動画など実際に働くスタッフの様子を、アップロードされた動画を通じてみることができます。

公式HPはこちら

ナース人材バンクはこんな人におすすめ!

  • 看護師業界に詳しいスタッフのサポートを受けたい人
  • 多くの人が利用しているサイトを活用したい人
  • 労働条件にこだわりがある人

▼利用者の口コミ

事前に先方の人事の方と、休みや賃金の交渉をし、書面できちんと提示してもらえたことは、安心できてとてもよかった。(千葉県/40代/女性/看護師)

希望の求人が多かったのと、教育体制、人間関係、休みやすさ、設備、必要なスキルや知識など、求人情報ではわからないところも電話や面談で情報収集したうえで面接に進むか考えることが出来ました。(岡山県/30代/女性/看護師)

公式HPはこちら

こちらの記事ではナース人材バンクについてさらに詳しく解説しています。

ナース人材バンクの評判は?口コミからメリット・デメリットも解説
看護師の転職活動に特化した転職サイト・ナース人材バンクのリアルな評判を口コミから分析して徹底解説。ナース人材バンクの特徴や、メリット・デメリット、また利用の流れについてもまとめました。転職を検討中の看護師の方必見です。
看護roo!

※画像出典元:看護roo!公式HP

・運営会社:株式会社クイック
・主要対応エリア:全国
・求人数:59,977件(非公開求人含まず、2022年4月時点)
・得意な業界:正看護師、准看護師、保健師、助産師

看護roo!は看護師向け転職支援の実績10年を誇る株式会社クイックが運営する看護師向け転職サイトです。求人数は全国で6万件以上保有しており、利用者満足度が96.3%と非常に高いのが特徴です。

看護roo!は応募書類の添削、面接日程の調整、転職先との条件交渉など細やかなサポート体制が整っているため初めての転職でも安心して利用できます。また、マッチする職場や仕事が分かる診断コンテンツや、志望動機の書き方などを解説したコラム記事も提供しているためチェックしてみましょう。

公式HPはこちら

看護roo!はこんな人におすすめ!

  • 運営会社の実績が豊富なサイトを選びたい人
  • 求人数の多いサイトを利用したい人
  • 応募書類の添削など細やかなサポートを必要としている人

▼利用者の口コミ

親身に話を聞いて下さるところ。自分の強みや弱みを正直に教えて下さり、勇気づけられたことも何度もあった。話すことで本来の自分と向き合う整理ができた。視点の転換にもなった。

(新潟県/30代/女性/看護師)

公式HPはこちら

看護roo!についてさらに詳しく知りたい人はこちらの記事もおすすめです。

看護roo!の口コミでわかる評判は?メリットや利用方法を解説
看護学生や若手看護師に人気の転職メディア『看護roo!(カンゴルー)』。その口コミ・評判を独自に調査した結果や、そこからわかったメリット・デメリット、他の転職サービスと違う看護roo!の3つの特徴、具体的な利用方法などを紹介します。

看護師として仕事を続けるコツ

精神的にも肉体的にも、看護師はタフであることを求められます。悩みを抱えずに相談したり、無理しないで仕事を休んだり、休息をうまく活用することも大切です。看護師として自分らしく働き続けるための5つのコツを解説します。

悩みは抱えず相談する

悩みを自分でも口に出さないままでいると、最終的に「看護師自体をもう辞めたい」「看護師は自分に向いていない」と、思いつめてしまうことがあります。まずは、ほんの少しでも仕事の悩みを職場の先輩や同僚に相談してみましょう。

また、身近な人だからこそ相談が難しい場合は、公的機関が提供する悩みの相談先を頼るのも手です。

このほかにも、有料で心理カウンセラーに相談する、と方法もあります。費用こそかかるものの、友人や職場の同僚へ打ち明けるのは気が引ける人にとっては、話しやすいことも多いです。

自分ができそうな相談方法で、まずは悩みを口に出してみましょう。

無理をしないで仕事を休む

有給がある場合、無理をせずに仕事を休むという方法に取り組んでみましょう。

もう休みたい、誰かに悩みを伝えられないほどつらい、という気持ちがある場合、一度休息をとることで問題の解決につながることがあります。

また、休息が十分に取れていないと、最終的に仕事自体ができなくなり、転職という手段も取れなくなる状況に追い込まれることがあります。無理をせず休むことも、看護師を続ける上では重要です。

体を傷めない動作を覚える

心は元気でやる気も十分、しかし体を傷めてしまうと対応できる仕事の範囲も減ってしまい、結果として減収につながってしまいます。

看護師は体位変換や入浴介助など、患者さんの介助で体を傷めることも多いため、次のような対策を取ることも大切です。

  • ボディメカニクスの知識を活用して無理なく介助する
  • 患者の体にできるだけ近づく
  • 腕や指先だけでなく肩や足を活用して負担を減らす
  • 仕事の後にストレッチを行う

日々の業務の中で、立ちっぱなし、座りっぱなしになっていることが多い場合は、業務中に意識して体の向きを変えてみましょう。すでに痛みがある場合は、コルセットを巻くのも手です。

ストレスチェックをしてメンタルコントロール

自分がどのくらいストレスを抱えているのか把握して、メンタルコントロールをすることも大切です。自分では気が付かないうちにストレスを抱え、心身に影響が出る可能性もあります。

たとえば、厚生労働省が運営するサイト「こころの耳」では「職業性ストレス簡易調査票フィードバックプログラム」に基づいて、5分ほどで職場のストレスセルフチェックが行えるツールが提供されています。ストレスチェックを行いたい場合は、活用してみましょう。

また、看護師は命に係わる仕事だからこそ、辛い状況に直面したり、無理難題や理不尽さを感じてしまうこともあります。時には割り切って「仕事だから」と考えたり、嫌なことには「嫌だ」と伝える勇気も大切です。

部署の異動を申し出る

人間関係や職場の働き方がどうしても身体や精神的に辛い場合は、転職の前に部署の異動を申し出てみましょう。人間関係が不安な場合には、環境の変化によって同じ病院内であったとしても、働きやすくなる可能性があるからです。

異動がすぐに叶うとは限りませんが、部署異動を申し出るだけでも、心理面で落ち着くこともできます。しかし部署異動を行っても心理面・体調面で辛い状況が続くようであれば、転職も視野に入れて検討してみましょう。

看護師の年収で気になる疑問

看護師の年収は、他の職業の平均年収と比較してどうなのでしょうか。ここでは年収について気になる疑問をQ&A方式で回答します。

他の職業より平均年収は高いか?

全職種の平均年収は、令和3年賃金構造基本統計調査によると、489万3,000円です。今回紹介した看護師の平均年収が498万6,200円であったことと比較すると、全職種の平均年収よりも高いことがわかります。

また、今回紹介した看護師に関する職種や資格から見た平均年収から見ると、助産師よりは低いものの、保険師や准看護師に比べると年収は高めです。

職種・資格平均月収平均年収(月収×12か月+ボーナス)
看護師34万4,300円498万6,200円
準看護師28万6,700円406万7,200円
看護助手21万6,100円304万3,000円
保険師32万3,800円480万6,500円
助産師38万7,600円553万8,800円

参考:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査 賃金構造基本統計調査に関する統計表、職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」

看護師の生涯年収はいくらか

22歳から65歳まで継続して看護師として働いた場合、2億円を超える生涯年収を受け取ることができます。

また、看護師の強みとして、もし子育てや介護などで離職したとしても、再就職しやすい点が挙げられます。生涯にわたって働き続けられる可能性を常に確保できるのも、看護師ならではの特長といえるでしょう。

どの勤務体系なら年収が高いか

病院の立地条件など実際にはさまざまな要因が絡むものの、平均値から計算すると2交代制で夜勤ありの勤務体系が、もっとも年収が高くなります。これは3交代制と比較し、2交代制の場合は拘束時間が長い分、より夜勤手当額が高くなるためです。

日本看護協会が公表する「2020年 病院実態調査」をもとに、平日に行われる夜勤1回あたりの手当平均額と、1か月あたりの夜勤の平均回数から、年間の夜勤手当合計額を比較してみましょう。

勤務体系平日に行われる夜勤手当平均額(1回あたり)夜勤回数夜勤手当の年間合計額
3交代制・準夜勤4,154円7.7回38万3,829円
3交代制・深夜勤5,122円7.7回47万3,272円
2交代制・夜勤11,286円4.7回63万6,530円

“参考:日本看護協会「2020年 病院実態調査」”

表のように、平均額と平均夜勤回数をもとにした場合、2交代制で夜勤ありの勤務形態の方が年収は高くなる可能性があります。

ただし、実際は病院によって夜勤手当は異なるため、より効率よく年収の高い病院を探したい場合には、夜勤手当が高額な病院を探すことが1つの手となるでしょう。

転職をしたら年収は下がるか?

看護師の場合、転職先が、日勤のみ、労働時間そのものが短い場合には、年収が下がる可能性があります。転職を検討する際には、働きやすさだけでなく年収も検討事項に入れて、それぞれ比較してみましょう。

まとめ

看護師の平均年収は、他の職業よりも高いといえますが、地域や病院によっても金額に差があります。

高年収の職場は、夜勤手当が高い場合や、仕事内容がハードな診療科である場合が多いため、長く続けるのが難しい可能性があることも事実です。

年収アップを目指す場合には、より専門的な資格取得をするか、責任のある職務に就く、投資や副業にチャレンジするなどの方法があります。

本記事で紹介した看護師として長く働くコツも参考にしつつ、自分らしく看護師を続けていける道を探しましょう。

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