仕事を辞めたいのに辞められない！悩み別に辞め方や対策を解説

「仕事を辞めたいのに辞められない」「トラブルなく退職したいけれど、やり方がわからない」と困っていませんか。はじめて退職する場合、どうすればスムーズに会社を辞められるのか悩んでしまう人は少なくありません。

ただし、事前に辞め方や悩み別の対策を把握しておけば、トラブルを回避しながら退職することは可能です。

この記事では、仕事を辞められずに困っている人向けに、具体的な辞め方を紹介します。

ほかにも、悩み別に仕事を辞められないときの対処法や、悩みを抱えたまま仕事をいつまでも辞めないデメリットなども取り上げます。本記事を読むことで、会社を辞めるために不安なく行動できるようになるでしょう。ぜひ参考にしてください。

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弁護士は少し高いのでちょっと悩みました。でも、評価高い割に値段はそんな高すぎる訳ではないからコスパがいいのかな、と思いこちらの弁護士さんにお願いしました。

会社側（上司）とちょっと揉めていたこともあり、トラブルになった時でもすんなり辞められるようにしたかったので、退職代行サービスがあって助かりました。（30代前半／女性／正社員）

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仕事を辞められない4つの理由

仕事を辞められない主な理由は、以下の4つです。

• 上司に退職を伝えられない
• 経済的に余裕がない生活で辞めると不安
• 転職先で馴染めるか不安
• 会社からの引き止め

まずは仕事を辞められない理由を把握し、自分に当てはまるものがないか見てみましょう。以下の原因に対する対策は後半で紹介しています。

上司に退職を伝えられない

上司に対して「仕事を辞めたい」と伝えられないケースはよくあります。以下のような上司や状況の場合、退職を伝えにくい可能性があるでしょう。

• 上司に対して苦手意識があり、退職を伝えられない
• パワハラやセクハラなどで、トラブルを抱えている
• 仕事が忙しく、関係者に迷惑がかかるかもしれないと思い辞められない

上司が離席していることが多い場合も、ゆっくり話す機会がなく、退職を伝えにくいでしょう。

退職の意思表示は、直属の上司に伝えることが一般的です。上司とコミュニケーションが取れなければ、いつまでも会社を辞められず、悩みを抱えたままずるずると働くことになってしまいます。

経済的に余裕がない生活で辞めると不安

経済面に心配があり、仕事を辞められない人もいます。貯金がない状態で退職してしまうと、収入が途絶えて日々の生活に支障が出てしまうため、「辞めたいのに辞められない」という気持ちを持ったまま働くことになります。

転職活動にお金がかかるのでは…と不安になり、退職に踏み切れない人も少なくありません。

特に一人暮らしの場合、収入が途絶えてしまうと、食費や光熱費、家賃などが支払えなくなり、借金をしてしまう可能性もあります。そういった経済面の不安は、退職を遠のかせてしまう原因の一つです。

転職先で馴染めるか不安

次の職場で長く働けるのか、不安になり退職できないケースもあります。転職した先が以下のような職場では、また同じ悩みを抱え転職を繰り返す可能性が高いでしょう。

• 仕事量に対して給料が低い
• ハラスメントが横行している
• サービス残業が当たり前
• 社風が合わない

環境が変わることを恐れ、我慢しながら今の職場で働き続けている人も多いです。

「今よりうまくいかないかもしれない」「早期退職してしまうかもしれない」と不安になっている場合、今の職場を退職することを躊躇してしまいます。

会社からの引き止め

上司や会社から退職を引き止められたり、退職届を受け取ってもらえなかったりする場合もあります。退職を引き止める理由は、以下の通りです。

• 人手不足の状態になっている
• 上司が評価を落としてしまう
• 他の社員よりも優秀な人材
• ポテンシャルや伸びしろがある

会社や上司によっては、退職することで本人にデメリットがあるため、引き止めるケースもあります。

ポジティブな引き止めの理由であっても、辞めると決心した際は、勇気を持って行動に移すことが大切です。

トラブルを避ける基本的な仕事の辞め方

会社や上司とトラブルを起こさず仕事を辞めたい場合は、いくつかコツがあります。基本的な退職の流れは、以下の通りです。

1. 退職にかかわる情報の収集
2. 直属の上司に辞めたいと相談
3. 正社員は最低2週間前に退職を伝える
4. 仕事を引き継ぐ
5. 必要書類を受け取り備品は返却して辞める

退職の正しい手続きを把握して、スムーズに会社を辞められるようにしておきましょう。

1：退職にかかわる情報の収集

まずは、会社を辞める事前準備として、退職関連の情報を集めましょう。情報を収集する際は、会社のルールブックである就業規則や労働基準法、民法をチェックすることが重要です。

就業規則には、働いている会社を辞める際の条件やルールが記載されています。

労働基準法や民法にも、退職に関する定めがあります。

自身が不利な条件で退職しないために、しっかりと情報を収集しておきましょう。

2：直属の上司に辞めたいと相談

退職の意思表示は、直属の上司に伝えます。上司よりも立場が上の人や人事に相談すると、円満な退職が難しくなる可能性もあり、注意が必要です。

上司に苦手意識があり、断られる可能性が高くても直接伝えるようにしましょう。

上司が忙しい場合は、事前にアポイントメントを取ることで、スムーズに相談することが可能です。

苦手な上司と関わる際の心構えや上司と合わないときのNG言動を知りたい人は、以下の記事をご覧ください。

「上司と合わない場合の対処法5選！苦手な上司にありがちな特徴・ストレス対策を解説」

3：正社員は最低2週間前に退職を伝える

正社員の場合、最低でも2週間前までに退職を申告する必要があります。

すぐに会社を辞めたい場合でも、原則として即日退職は不可です。民法上では、2週間前までの申し出と定められています。

就業規則で「退職の〇日前までに伝える」と規定されている場合は、できるだけトラブルを回避するためにも、就業規則に則って申告しましょう。基本的には、就業規則を守るだけで、トラブルになる可能性は低いです。

退職の意思を伝えるタイミングは、早めにすることで会社に迷惑をかけないため、1～3カ月前が一般的です。

4：仕事を引き継ぐ

退職届を提出するのと同時に、後任者へ引き継ぎを行います。可能なら後任者に直接伝え、伝えられない場合は、資料やメモを残すようにしましょう。仕事内容や進捗状況など、できる限り具体的に伝えるようにしてください。

後任が気持ちに余裕を持って仕事できるよう、早めに引き継ぐに越したことはありません。

退職日までに、付き合いがある取引先や会社関係者などに挨拶を済ませておくことも重要です。円満に退職できるよう、挨拶回りも怠らないようにしましょう。

5：必要書類を受け取り備品は返却して辞める

仕事の引き継ぎを終え、退職日を迎えたら、会社の備品を返却します。備品に該当するものは、以下の通りです。

• 身分証明書（社員カード）
• 健康保険証
• 書類・資料・データ
• パソコン・スマホ
• 文房具類
• 名刺
• 制服・作業着

在職中に健康保険証を使う場合、退職日翌日に郵送で返却しましょう。

また、退職する会社から以下のような受け取るべき書類がいくつかあります。

• 年金手帳
• 源泉徴収票
• 雇用保険被保険者証

円満に退職するコツを詳しく知りたい人は、以下の記事がおすすめです。

「会社の辞め方とは？今すぐに円満退職する方法について徹底解説」

「転職先に内定後の入社までの流れとは？トラブルなく退職をしよう」

【悩み別】仕事を辞められないときの対処法

どうしても仕事を辞められない場合、以下の対処法で乗り切りましょう。

• 上司とトラブル発生中なら人事や他部署で相談
• 働きながら転職活動をして経済的不安を解消
• 転職先での不安は面接や面談で軽減
• 辞める意思を固めて引き止めを回避

自分の抱えている悩みの項目と対処法をぜひ参考にしてください。

上司とトラブル発生中なら人事や他部署で相談

「上司が退職を認めてくれない」「上司が退職の話を無視する」という場合は、人事や他の部署の上司に相談しても問題ありません。直属の上司に退職を伝えるのが一般的ですが、トラブルが発生している状況下では、無理をする必要はありません。

悩んでいるときは、同僚や家族など、信頼できる人に相談することもおすすめです。

ハラスメントや精神的な攻撃を受けている場合は、コンプライアンス関連部署に相談してみましょう。　

働きながら転職活動をして経済的不安を解消

経済的な不安で退職を決意できない場合は、仕事を続けながら転職活動する方法が無難です。

節約しても貯金が困難な場合や、ローンの返済がある場合は、辞めないほうがよいでしょう。

働きながら転職活動を進める場合は、転職エージェントの利用がおすすめです。転職エージェントに登録すると、以下のようなサポートを無料で受けられます。

• 求人紹介
• 履歴書添削
• 面接対策
• 企業とのやり取り代行
• 条件交渉
• 退職サポート

転職サイトとは異なり、さまざまな転職サポートを受けられ、短期間での内定も期待できるでしょう。

プロが厳選した転職エージェントや賢い利用方法などを知りたい人は、以下の記事をご覧ください。

転職支援のプロが厳選！おすすめの転職エージェント23選をランキングで紹介

「【プロ厳選】転職エージェントおすすめ23選を比較！求人数ランキングや選び方【利用者の声・裏事情も紹介】」

「自分に合った転職エージェントを見つけたい」「利用者の評判が良い転職エージェントを知りたい」という人に向けて、実際に転職エージェントを利用して転職した人の満足度や体験談を基に、おすすめの転職エージェントをランキングで紹介！

キャリア支援の専門家に転職成功のコツや、自分に合った転職エージェントの選び方も聞きましたので、ぜひご覧ください。

転職先での不安は面接や面談で軽減

転職先で馴染めるのか不安に感じている場合は、面接・面談で社風や雰囲気を直接聞くことがおすすめです。

求人情報や公式サイトだけでは、会社の雰囲気を推測するのは難しいです。

口コミサイトで社員の本音をチェックしたり、職場見学に参加したりすることでも、社風や雰囲気を掴むことができるでしょう。

また、転職エージェントの担当者に相談すれば、「どんな社員が働いているのか」「人間関係はどうなっているのか」などの会社の細かな情報を教えてくれます。転職エージェントによっては、会社に訪問して独自情報を入手しているためです。

転職先で馴染めるのか不安であっても、転職エージェントに相談することで、払拭できる可能性があるでしょう。

転職エージェントを活用するメリット・デメリットは、以下の記事でも解説しています。

「転職エージェントを利用しないと不利？メリットデメリットも解説」

辞める意思を固めて引き止めを回避

どれだけ会社から引き止められても、法的に正しい手順を踏めば辞められます。会社は、社員の退職を拒否したり、強制労働させたりする権利を持っていません。

退職届を受け取ってもらえない場合は、提出した証拠が残る内容証明郵便で郵送すると安心です。

できるかぎりトラブルや面倒な手続きを回避して退職するためには、引き止められにくい退職理由を考えておきましょう。以下のような退職理由は、引き止めを避けられる可能性があります。

• 家族の事情
• 健康面の不安
• 資格取得の勉強

会社への不満ではなく、個人的な理由ならば、比較的退職手続きをスムーズに進められます。

仕事をいつまでも辞めないデメリット

仕事を辞めたいと思いながらも、ずるずると仕事を続けている場合、以下のようなデメリットがあります。

• 年を取るほど転職が難しくなる
• 無理をし続けると体に悪影響が出る
• 人生を無駄にしてしまう

仕事をいつまでも辞めないデメリットも把握して、転職を視野に入れましょう。

年を取るほど転職が難しくなる

年を重ねるほど転職が困難になってしまうことは、仕事をいつまでも辞めないデメリットです。

即戦力になるスキルや実績などがない限りは、年を取るほど内定をもらえる可能性は下がってしまうでしょう。

実際に、以下のように転職する割合は、20代がもっとも高い傾向にあります。働く人の数に対する転職入職者数の割合である「転職入職率」を見てみましょう。

未経験の業界に挑戦したい人は、30代や40代より20代がおすすめです。

世代別の転職のコツは、以下の記事が参考になります。

「20代や新卒で「仕事に疲れた」「会社を辞めたい」と感じたら。後悔しないための判断基準」

「30代で「仕事辞めたい、疲れた」と感じたら。後悔しないための判断基準を専門家が解説【実際に会社を辞めた人の声も紹介】」

「40代で「仕事辞めたい、疲れた」と感じたら。後悔しないための3つの判断基準【実際に会社を辞めた人の声も紹介】」

無理を続けると心体に悪影響が出る

いやいや仕事を続けていると、ストレスがたまり、心身に悪影響が出る可能性があるでしょう。

仕事で無理を続けている場合、頭が回らなくなり、正常な判断もできなくなってしまう恐れがあります。

正当な評価がなかったり、職場環境が悪かったりした場合、退職や転職を検討することが無難です。ストレスや病気によって仕事が続けられない状態になる前に、行動に移しましょう。　

人生を無駄にしてしまう

辞めたいと考えながら仕事を続けていても、モチベーションが上がらず、時間の無駄になってしまいます。

やりたくない仕事は、成長の妨げになるケースも考えられます。新しいことに挑戦する意欲がなくなり、成長する機会が損なわれてしまうのです。

充実した人生を送るためには、自分のやりたい仕事に転職することがおすすめです。

以下の記事では、やりたい仕事を見つける方法を解説しているので、ぜひ参考にしてください。

「やりたい仕事がない！やりたい仕事を見つける7つの方法と転職のコツ」

仕事を辞めるときの気になる疑問

最後に、仕事を辞めるときによくある質問を紹介します。

• 退職代行ならすぐに辞められるか
• 労基に相談した方がいいのか
• 失業保険はすぐに受け取れるか

よりスムーズに退職関連の手続きを進めたい人は、ぜひ参考にしてください。

退職代行ならすぐに辞められるか

退職代行サービスの中には、即日で対応してくれる業者はいます。また、退職代行の利用には、以下のようにさまざまなメリットがあります。

• 即日退職可能
• 100％退職できる
• 会社に行かず退職できる

退職代行を利用することで、上司と顔を合わせることなく辞めることも可能です。

ただし、退職代行には費用がかかり、会社との関係性が悪くなる可能性はあります。どうしても辞められないという場合のみ、退職代行の利用を検討しましょう。

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弁護士法人みやびの退職代行を実際に利用した人の口コミ

弁護士は少し高いのでちょっと悩みました。でも、評価高い割に値段はそんな高すぎる訳ではないからコスパがいいのかな、と思いこちらの弁護士さんにお願いしました。

会社側（上司）とちょっと揉めていたこともあり、トラブルになった時でもすんなり辞められるようにしたかったので、退職代行サービスがあって助かりました。（30代前半／女性／正社員）

（引用：退職代行口コミ評判ランキング）

ブラック企業をなかなか辞められず、思いきって退職代行をお願いする事にしました。(中略) 弁護士の方をはじめ最後まで細かい問い合わせや相談事にも素早く返信や対応をして頂きとても安心してお願いできました。料金も納得です。本当にありがとうございました。（60代／男性／会社員）

（引用：退職代行口コミ評判ランキング）

労基に相談した方がいいのか

会社が法律違反をして辞められない場合は、労基（労働基準監督署）に相談することがおすすめです。労基では、以下の項目について相談を受け付けています。

• 賃金・残業代の未払い
• 36協定なしの長時間労働
• 差別的解雇
• 休憩時間・有給休暇なし
• 現物支給の給料
• 給与から違約金を差し引かれる
• 強制労働
• 労災への未対応

公的機関である労基への相談は、無料です。

ただし、能力不足による解雇やリストラ、ハラスメントなど、労働基準法違反ではないケースにおいては、対応してくれない可能性が高いです。

退職関連でトラブルが発生したときは、一度労基に相談してみましょう。

失業保険はすぐに受け取れるか

失業保険は、自己都合で辞めた場合、条件により、2～3 か月で支給されます。ただし、以下のケースでは、7日間の待機期間後、すぐに受け取ることが可能です。

• 配偶者の転勤に同行
• 家族の介護
• 傷病によって就業が困難
• 会社の都合による退職

会社の都合による退職とは、倒産やリストラなどです。

起業や転職などの自発的な退職の場合、すぐに失業保険を受け取れないため、注意が必要です。

まとめ

仕事を辞めたいのに辞められない人は少なくありません。ただし、スムーズに転職する方法や悩み別の対処法を把握しておけば、新しい職場で新たな人生を始めることは可能です。

会社を辞める際は、基本的には就業規則を守って手続きしましょう。会社のルールブックである就業規則通りであれば、トラブルに発展しづらいです。

経済的に余裕がなく、働きながら転職活動を進める際は、転職エージェントの利用がおすすめです。転職エージェントに登録することで、最適な求人を紹介してくれたり、企業とのやり取りを代行してくれたりするため、転職活動をスムーズに進められます。