ハイライト表示と検索フェデレーション

ライブラリ機能がいくら便利とはいえ、やはり検索機能に頼る場面は多い。Windows Vistaからはファイル名のみならず、内容に関する検索も行なうようになったが、Windows 7では一歩進めて、検索文字列とマッチする部分をハイライト表示するようになった。もちろん改良点はこれだけでなく、検索対象を絞り込むための検索フィルタを併用することで、目的とファイルを探しやすくなっている(図234~235)。

図234: 任意の文字列を用いて検索を行なうと、マッチする部分がハイライト表示される

図235: 検索内容は履歴が表示されるため、過去の検索結果を再利用することも可能だ

この検索フィルタは、ドキュメントや電子メールといったカテゴリーを絞り込む「分類」。日付または日付の範囲でファイルを絞り込む「更新日時」。拡張子ベースで絞り込む「種類」。そして、ファイル名や内容、作者名を対象に絞り込む「名前」の4種類が用意されており、それぞれを組み合わせることも可能だ。なお、Windows Vistaと同じく「AND」「NOT」などを用いたブールフィルタを使用した検索も実行可能。検索フィルタの導入により不要になった印象を受けるが、スムーズな検索を行なうのであれば、身につけておいても損はないだろう(図236~237)。

図236: 検索フィルタを用いることで、検索結果を絞り込むこともできる。なお、検索フィルタの複数同時使用も可能

図237: プレビューウィンドウを使用すれば、検索結果に並ぶファイルを開かずとも、大まかな内容を確認できる