次はソフトウェア面ということで、Windows 7の気になるところをチェック。Windows OSを活用する上でファイルタイプもしくは拡張子への関連付けは欠かせないが、その操作体系はWindows Vistaのそれを踏襲している。Windows XPからWindwos Vistaをスキップして、Windows 7に移行する方向けに簡単な解説を行なおう。まず、Windows XPと比較すると、従来の拡張子ベースの判断に加え、「HTTP」などのプロトコルが追加されている(図663~666)。

図663: 懐かしいWindows XPの関連付け設定。「フォルダオプション」ダイアログの<ファイルの種類>タブで操作していた

図664: Windows 7ではコントロールパネルの「既定のプログラム」を開き、<ファイルの種類またはプロトコルへの関連付け>をクリック

図665: これでWindows 7にインストールされているアプリケーションをベースにした各拡張子に対し、関連付けるアプリケーションを選択できる

図666: 一覧の末尾には、「HTTP」「HTTPS」といったプロトコルも用意され、使用するアプリケーションを変更できる

関連付けを変更するには、この一覧から設定変更を行なう拡張子を選択し、<プログラムの変更>ボタンをクリックすると表示される「ファイルを開くプログラムの選択」ダイアログで、アプリケーションを選択するというもの。同ダイアログの呼び出しは、他にも用意されており、関連付けされていないファイルであればダブルクリック。関連付け済みの場合はコンテキストメニューから、<プログラムから開く>→<既定のプログラムの選択>と選択すれば、同ダイアログを起動できる(図667~670)。

図667: 関連付けを変更するには、一覧から変更する拡張子を選択して<プログラムの変更>ボタンをクリック

図668: すると「ファイルを開くプログラムの選択」ダイアログが起動するので、一覧からアプリケーションを選択すればよい。なお、目的のアプリケーションが一覧にない場合は<参照>ボタンをクリックして、アプリケーションの実行ファイルを選択する

図669: 関連付けられていないファイルをダブルクリックすると、操作をうながすダイアログが表示されるので、<インストールされたプログラムの一覧からプログラムを選択する>をクリックし、選択してから<OK>ボタンをクリック。これで「ファイルを開くプログラムの選択」ダイアログが起動する

図670: 既に関連付けられている場合は、ファイルを右クリックすると表示されるコンテキストメニューから<プログラムから開く>→<既定のプログラムの選択>をクリックする

だが、個別の拡張子に対して関連付けを変更するのは非効率である。そのため用意されたのが、「既定のプログラムの設定」。関連するファイルをアプリケーション単位で変更するというものだ。例えば、Internet ExplorerではなくMozzila Firefoxを使用したい場合、各プロトコルはもちろんだが、拡張子「.htm」「.html」などを個別に変更するのは非効率。そこで、各Webブラウザがサポートする拡張子やプロトコルを列挙し、個別もしくはすべての関連付けを変更可能にしている(図671~673)。

図671: 「既定のプログラム」にある「既定のプログラムを設定する」をクリックすると、主なアプリケーションが列挙され、アプリケーションがサポートする拡張子やプロトコルをまとめて変更できる

図672: 先の画面で<既定でこのプログラムで開く項目を選択する>をクリックすると、関連付ける拡張子やプロトコルを個別に選択できる

図673: 蛇足だが拡張子「.mht」「.url」などはInternet Explorerに関連付けが残っている

もちろんすべてのアプリケーションが同画面に並ぶわけではないので、一部のアプリケーションに関連付けを変更するには、前述した手順を用いる場面も出てくるだろう。