リクルートエグゼクティブエージェントとは、「経営幹部・エグゼクティブの皆様に最高の舞台を」というコンセプトのもと、経営人材の転職に特化した転職エージェントです。部長職から経営責任者までを対象とした転職エージェントですが、実際に利用するとなると特徴やメリット・デメリットを知っておきたいと考える人も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、リクルートエグゼクティブエージェントの利用を迷っている人に向けに、以下のコンテンツを紹介します。
- リクルートエグゼクティブエージェントがおすすめの人と特徴の解説
- リクルートエグゼクティブエージェントを利用するメリット・デメリット
- リクルートエグゼクティブエージェントを利用する際に抱えやすい疑問へのQ&A
本記事を読めば、リクルートエグゼクティブエージェントが自分に適した転職サイトかどうか判断するヒントになるはずです。自分に合う転職サービスを選んで転職を成功させるために、ぜひ参考にしてください。
リクルートエグゼクティブエージェントとは?おすすめの人と3つの特徴
※画像引用元:リクルートエグゼクティブエージェント公式HP
リクルートエグゼクティブエージェントは、以下のような人におすすめです。
- 部長職以上を対象とした転職エージェントを利用したい人
- 非公開求人を見たい人
- 複数の業界に対応した転職エージェントを利用したい人
続いて、リクルートエグゼクティブエージェントが持つ他のエージェントとは異なる3つの特徴を解説します。
特徴①部長職以上を対象とした転職エージェント
リクルートエグゼクティブエージェントは、部長・事業部長・事業統括役員・最高職務責任者・経営責任者の転職に特化した転職エージェントです。すでに取締役や部門責任者として活躍している人や、専門的なスキルを有しているスペシャリストを対象としたサービスとなっています。
スキルや実績によっては、役員や責任者として企業とマッチングする他に、知見を活かして非常勤顧問やアドバイザーとして紹介してもらうことも可能です。
特徴②求人は全て非公開
企業側は、組織の経営層という重要なポジションを中途採用することを周囲に知られたくありません。そのため、リクルートエグゼクティブエージェントの求人は原則非公開となっています。
転職サイトの中には、会員登録することで非公開求人を閲覧できるようになる場合もあります。しかし、リクルートエグゼクティブエージェントは会員登録後も非公開求人を自由に閲覧することはできません。担当のエージェントから提案があった求人のみ閲覧することができます。
特徴③サービスの対応業界は5つ
リクルートエグゼクティブエージェントの対応業界は以下の通りです。
対応業界 | 詳細な業種 |
製造業 | 自動車関連、重工業機械・電化製品、化学・素材・素材加工品など |
ライフサイエンス・ヘルスケア | 製薬、医療機器、CRO/CSO/SMOなど |
IT・Web | ハードウェアやソフトウェアなどのすべてのテクノロジー関連業種 |
消費財・食品 | 消費財、食品・飲料など |
サービス | 小売・流通、外食、商社などの無形サービス |
リクルートエグゼクティブエージェントは、製造業、ライフサイエンス・ヘルスケア、IT・Web、消費財・食品、サービスといった5つの業界の転職に特化しています。5つの業界には、それぞれを熟知した経験豊富なコンサルタントが在籍しているため、専門的なアドバイスが受けられます。
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リクルートエグゼクティブエージェントのメリット・デメリット
リクルートエグゼクティブエージェントを有効に利用していくには、メリット・デメリットを理解しておくとよいでしょう。
メリット | デメリット |
|
|
ここではメリット・デメリットを3つずつ紹介します。
リクルートエグゼクティブエージェントのメリット
リクルートエグゼクティブエージェントには、次の3つのメリットがあります。
- 転職で高い年収を維持しやすい
- コンサルタントの質が高い
- 企業のステージまで絞り転職が可能
メリットについて詳しく解説していきます。
メリット①転職で高い年収を維持しやすい
リクルートエグゼクティブエージェントで紹介してもらえる求人は、高年収なエグゼクティブ層の求人がメインとなっています。そのため、入社時から部長職以上の役職を用意されていることが多いので、高い年収が期待できるでしょう。
一般的な転職方法では、はじめから役員や責任者に就任したり、高い収入を得たりすることは難しいかもしれません。いくら能力や実績があっても、企業側が役員や責任者の人材を求めていなければ、マッチングに至らないためです。しかし、リクルートエグゼクティブエージェントでは企業側から依頼を受けて、適する人材をヘッドハンティングしているので、転職で役職や年収を維持しやすいのです。
メリット②コンサルタントの質が高い
リクルートエグゼクティブエージェントには、45名以上の経験豊かなコンサルタントが在籍しています。コンサルタントは業界を熟知していることはもちろん、企業にとって重要なポジションとなる人材を見極める能力も必要不可欠です。
コンサルタントの質が高くなければエグゼクティブ層のマッチングは成功しませんが、リクルートエグゼクティブエージェントは採用事例も豊富です。企業と求職者の要望を深く理解して両者をマッチングしていることから、コンサルタントの質が高いと言えるでしょう。
メリット③企業のステージまで絞り転職が可能
リクルートエグゼクティブエージェントでは、企業のステージを絞りながら転職先を検討することが可能です。企業のステージとは「参入期」「参入成長期」「成長成熟期」「成熟再生期」という事業の成長度合いを表す言葉です。
企業の組織課題やそれぞれの役職に求められる役割は、企業のステージによって異なります。そのため、やりがいや企業が成長するために必要な能力も、企業のステージによって変わってきます。企業のステージを絞り込んで転職先を探すことで、自分の能力をフル活用できる職場に出会うことができるでしょう。
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リクルートエグゼクティブエージェントのデメリット
リクルートエグゼクティブエージェントには以上のようなメリットがある一方で、次のようなデメリットもあります。
- 経験が浅い人では求人が限定的
- 外資系企業からの求人は少ない
- 地方在住では対面の面談が困難
デメリットについて詳しく解説していきます。
デメリット①経験が浅い人では求人が限定的
紹介される求人はエグゼクティブ層向けのため、経験が浅いと転職活動が難しくなります。経営に関わる重要なポジションの求人は少ないため、競争率は高い傾向にあるでしょう。
また、企業は経験が豊富で優秀なエグゼクティブ層の人材を求めているため、求人のハードルは高くなっています。リクルートエグゼクティブエージェントに登録しても、企業が求めるスキルや実績に達していないと求人を紹介してもらえません。これまでの経験に自信がない場合は、他のサービスを併用したほうがよいでしょう。
以下は転職サイトや転職エージェントについてまとめた記事です。他のサービスの併用を検討する際はぜひ参考にご覧ください。


デメリット②外資系企業からの求人は少ない
リクルートエグゼクティブエージェントは、外資系企業の求人が少ない傾向にあります。公式サイトのデータによると、2020年の求人依頼実績の割合は日系企業が89%、外資系企業が11%となっています。
外資系企業の求人が全くないわけではありませんが、少ない求人の中から自身が希望する業界・業種の転職先とマッチングするのは難易度が高いでしょう。外資系企業へ転職をしたいのであれば、外資系企業の転職に特化したサービスの併用をおすすめします。
以下は外資系企業の転職エージェントについてまとめた記事です。外資系企業へ転職を検討する際はぜひ参考にご覧ください。

デメリット③地方在住では対面の面談が困難
リクルートエグゼクティブエージェントで転職する場合は、コンサルタントと面談をする必要があります。面談には、オフィスに訪問して対面でおこなうか、電話かの2つの方法があります。
オフィスは東京・大阪・名古屋・福岡の4箇所にしかないため、それ以外に在住していると対面での面談が難しいかもしれません。電話面談に抵抗がない人にとっては問題ありませんが、対面でじっくり相談したいという人にとってはデメリットに感じられるでしょう。
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リクルートエグゼクティブエージェントを利用する流れ
リクルートエグゼクティブエージェントを利用する流れを解説します。主な流れは以下の通りです。
- 書類を自力で作成し会員登録
- 希望日に面談をして求人紹介を待つ
- 書類選考と面談を通過し内定の獲得
ここでは、以上について解説します。
①書類を自力で作成し会員登録
まずは公式サイトの「お問い合わせ」から会員登録をおこないます。名前や住所などの基本的な情報の入力以外に、履歴書と職務経歴書の添付が必要です。
履歴書と職務経歴書は自身で作成しなくてはならないため、記載漏れがないように確認したうえでフォームに登録してください。履歴書はリクルートエグゼクティブエージェントが推奨する履歴書テンプレートが用意されています。
登録が完了したら、コンサルタントからの連絡を待ちましょう。
②希望日に面談をして求人紹介を待つ
コンサルタントから連絡がきたら、面談の期日と面談方法を決めます。面談方法はオフィスに訪問して対面でおこなうか、電話かの2通りです。
担当コンサルタントに、これまでの経歴やどのような企業に転職したいかを伝えたら、求人を紹介してもらうのを待ちます。経歴やタイミングによっては、紹介できる求人がない場合もあります。
③書類選考と面談を通過し内定の獲得
紹介された求人の中に気になる求人があれば、コンサルタントに応募する旨を伝えましょう。応募することが決まったら、担当のコンサルタントが応募手続きや企業との面談の日程調整をおこなってくれます。手続きはコンサルタントに任せて、面談の準備をしておきましょう。
内定が決まったら企業側から正式な条件が提示されるため、きちんと確認しておいてください。気になることがあれば、コンサルタントを通して質問や交渉も可能です。
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リクルートエグゼクティブエージェントでよくある質問
最後に、リクルートエグゼクティブエージェントの利用に関してよくある質問と、その答えについて解説します。
- リクルートエージェントと何が違うのか?
- どのようなコンサルタントがいるのか?
- 具体的な採用実績は?
正しく理解し納得したうえで利用しましょう。
リクルートエージェントと何が違うのか?
リクルートエージェントもリクルートエグゼクティブエージェントと同様に、転職エージェントというサービスです。しかし、リクルートエージェントもリクルートエグゼクティブエージェントでは、転職の対象者が異なります。
リクルートエージェントは、実績や役職で対象者を制限していません。一方で、リクルートエグゼクティブエージェントは、エグゼクティブ層を対象とした転職サービスのため、すでに経営幹部として活躍している人といったように対象者を制限しています。
リクルートエージェントについて、より詳しく知りたい人はこちらの記事もおすすめです。

どのようなコンサルタントがいるのか?
リクルートエグゼクティブエージェントには、業界を知り尽くした45名以上の経験豊かなコンサルタントが在籍しています。在籍するコンサルタントについて詳しく知りたい場合は、公式サイトの「コンサルタント」ページから詳細を閲覧することができます。ここでは、在籍しているコンサルタントの氏名や経歴、主な案件テーマを確認することができます。
具体的な採用実績は?
採用実績については公式サイトの「事例一覧」から確認できます。いくつか抜粋すると以下のような採用実績があります。
- 太陽光メーカーの分野でゼネラルマネージャーの立場にあった人が、製造業の執行役員の立場に転職
- 広告代理店の分野で営業本部長の立場にあった人が、ヘルスケア業界のマーケティングダイレクターの立場に転職
- 外資系企業のセールスマネージャーの立場にあった人が、IT・WEB業界の取締役の立場に転職
- 飲料小売メーカーのマネージャーの立場にあった人が、消費財・食品業界の人事部長の立場に転職
- 商社の特別顧問の立場にあった人が、サービス業界の独立社外取締役の立場に転職
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まとめ
リクルートエグゼクティブエージェントは、部長職以上のエグゼクティブ層に特化した転職エージェントです。コンサルタントの質が高く、高い年収を維持しやすいといったメリットがある一方で、経験が浅い人は紹介求人が少ない、外資系企業の求人が少ないといったデメリットがあります。
リクルートエグゼクティブエージェントは「これまでの能力や経験をより活かせる企業で働きたい」「スタートアップ企業の役員になり成長加速を促進したい」といったように、よりやりがいを感じる職場で働きたいと感じている人におすすめです。
リクルートエグゼクティブエージェントを上手に活用して、転職を有利に進めましょう。
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