第3章 Windows 10のUI/UX - メニューとスクリーンを融合したスタートメニュー その2
さて、Windows 10のスタートメニューは左側に「よく使うアプリ」「最近追加されたもの」「すべてのアプリ」といった項目が並び、右側にライブタイルがピン留めされた状態となる。まずは分かりやすいライブタイルから解説しよう。
こちらの領域は使用頻度の高いユニバーサルWindowsアプリをピン留めする場所だ。Windows 8.xのスタート画面と同じく、タイルサイズの変更やグループといった概念をそのまま引き継いでいる。ピン留めはコンテキストメニューの<スタート画面にピン留めする>を選択するか、アイコンを領域にドラッグ&ドロップすればよい。
ちなみにライブタイルのサイズは<小><中><横長><大>の4種類とこちらも変わらない。これらの操作はマウスなら右クリックで開くコンテキストメニューから行うが、タッチ操作の場合は長押しすると現れる<…>ボタンから実行する。
Windows 10 Mobile Insider Previewをお試しの方ならお気付きのとおり、このあたりのタッチ操作UIは共通化しているようだ。もっとも、ビルド10166で確認したところWindows 10 Mobileはピン留めを外すかサイズ変更にとどまるため、<…>ボタンではなく矢印ボタンとなる。
ところで、本領域にピン留めできるのはユニバーサルWindowsアプリに限らず、フォルダーやMicrosoft Edgeのお気に入りも確認できた。他のファイル形式はコンテキストメニューにピン留め項目が並ばないものの、Windows 8.xはレジストリチューニングによりテキストファイルのピン留めが可能だったため、Windows 10にも適用できるかもしれない。こちらは追って本誌連載の方でフォローする予定だ。
今度は左側に注目しよう。まず「よく使うアプリ」は文字どおり使用頻度の高いユニバーサルWindowsアプリが並ぶエリアだ。このロジックはWindows XP時代から存在するため、改めて解説する必要はないだろう。「最近追加されたもの」もWindows XP以降はプログラムメニュー内で強調表示、Windows 8.1なら「○個の新しいアプリがインストールされました」というメッセージと同等の役割を持つ。また、同時に「すべてのアプリ」に「新規」というメッセージが現れる仕組みだ。
その「すべてのアプリ」を開くと、インストール済みアプリケーションの一覧が現れる。カテゴリー部分を押すとセマンティックズーム表示に切り替わるが、視認性は非常に低い。マウスのホイールボタンやタッチ時はスライド操作で素早くスクロールするものの、Windows 8.1のアプリビューに慣れたユーザーには使いにくく感じるだろう。開発チームは"とりあえずの機能を用意し、基本は検索機能を使う"ことを想定しているのではないだろうか。
なお、これらの表示は「設定」の「パーソナル設定\スタート」の「最近開いたプログラムを保存してスタートに表示する」「最近追加したアプリのグループを表示する」で変更できる。前者が「よく使うアプリ」の有無、後者が「最近最近追加されたもの」の有無を切り替える仕組みだ。
それらの下に位置する<エクスプローラー><設定>は、該当するアプリケーションを呼び出すためのリンクである。こちらも「設定」の同じ項目に並ぶ「一覧のカスタマイズ」から表示の有無を切り替え可能だ。プレビュー版に同機能を搭載してから数カ月間触ってきた感覚では、既定状態+α程度のカスタマイズにとどめないと表示領域の問題で利便性が低下してしまうだろう。











