就活をすでに始めている人や、これから就活を始める人は「ガクチカなんてないから、選考で聞かれたらどうしよう」「そもそもガクチカって必要?」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
ガクチカとは、学生時代に力をいれたことの略語で、面接やエントリーシートなど就職活動の要所で尋ねられる可能性があります。
本記事では、ガクチカがない・どういった内容にすべきかわからないという就活生向けに、ガクチカの作成方法や見つけ方などわかりやすく解説します。就職活動の参考として役立ててください。
「ガクチカの作成方法をプロに教わりたい」「効率よく就活を進めたいけど、何から始めるべき?」「自分を求めてくれる企業に就職したい!」と就活中の学生は、就職活動という大きなライフイベントを前に悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
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「就活の相談先おすすめ10選|就活相談で聞くこと・無料の相談先も紹介」
ガクチカとは
ガクチカは、学生時代に力をいれたことの略語です。就活時の面接で聞かれることがよくあるため、就活生の間で略して称されるようになりました。
ガクチカは選考の面接官に直接尋ねられることもあれば、エントリーシート(ES)の作成に活かすこともあります。ガクチカの内容によっては、面接官によい印象を与え、選考突破につながる場合もあるでしょう。
最近ではコロナ禍の影響で従来どおりの学生生活が送れなかったことを考慮して、ガクチカを重視しなかったり、あえて聞かなかったりする企業も増えています。しかし、ガクチカを踏まえた自己PRやエントリーシートは説得力があり、印象が残りやすいです。「ガクチカがない」と思う人も、ぜひこの機会に考えてみてください。
就活のタイミングなど基礎知識を解説したこちらの記事もおすすめです。
「就活はいつから始める?就活のやり方がわからない人必見!内定までの流れ・新卒向け就活サイトも紹介」
企業はガクチカで何を判断しているか
「どうしてガクチカを聞かれるのだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?企業はガクチカを尋ねることで、就活生のポテンシャルや志向を探ろうとしています。具体的にどのようなことを判断しているのか深掘りしましょう。
学生時代の経験・実績
まず、企業はガクチカを通して就活生の学生時代の経験や実績を知ることができます。企業の仕事に活かせるような経験やスキルは大きなアドバンテージです。
業務内容と関係のない経験でもインパクトがあるものなら、採用担当者の印象に残る可能性があります。
ただし、インパクトを重視してガクチカの内容を決めてしまうと、人柄や価値観が伝わりにくくなる恐れがあります。面接でガクチカの内容を深掘りされる場合もあるので、印象を与えることだけを重視しないようにしましょう。
物事に取り組む姿勢・考え方
ガクチカを尋ねられたときは、学生生活でがんばってきたことを伝えるチャンスです。自分が目標に向かって努力ができること、取り組む姿勢や課題にぶつかったときの考え方など、エピソードによってさまざまなことを伝えられます。
このように、就活生の物事に取り組む姿勢や考え方を知りたいと思う企業は多いです。ガクチカの質問や項目で、難しかった点やその解決方法を尋ねられることもあります。実際に働き始めて課題にぶつかった際に、どのように解決していくかを判断できるからです。
ガクチカのエピソードは、課題解決の経験があるものを選ぶと質問にも答えやすいです。
求職者の伝える力
ガクチカを尋ねることで、就活生の話す力・伝える力を試している場合もあります。
採用担当者は、就活生についてエントリーシート以上の情報をなにも持っていません。そのように何も知らない人に自分のことを知ってもらうには、内容を過不足なく的確に伝える必要があります。
内容を的確に伝える力は、働き始めてからも取引先や上司・同僚などとの円滑なコミュニケーションに役立ちます。
企業との相性
ガクチカは、就活生の志向をとらえることにもつながります。ガクチカでわかった人柄や志向は企業との相性の判断基準になるでしょう。
風土や方針は企業によって異なり、それに見合う人材ももちろん異なります。選考は、就活生が企業の風土や方針・事業内容に合っているかを判断するよい機会です。
ガクチカ自体は事業と関係なくても、事業に関わることで成長が期待できると感じさせる内容なら、採用の可能性は十分あります。
ガクチカがない人でも内定はもらえる
ガクチカは、企業が就活生の経験・チャレンジ精神・伝える力・考え方や志向などを見極める判断基準です。しかし、ガクチカがない・思い浮かばないような場合でも内定はもらえます。ガクチカがないからといって就活を諦める必要はありません。
企業の採用担当者は、選考を通して就活生のさまざまなポイントを評価します。例えば、コミュニケーション能力・主体性・適応力・チャレンジ精神などのポイントです。ガクチカはその一部のポイントを評価する手段に過ぎず、ガクチカがなかったり、うまく伝えられなかったりしても内定の可能性がゼロになるわけではありません。
また、「ガクチカが本当にない」と思う人でも、あらためて探してみると独自性のあるエピソードが見つかることもあります。諦めず、次で紹介するガクチカの見つけ方を参考に探してみてください。
ガクチカは本当にない?3ステップの見つけ方
続いて、「ガクチカが思いあたらない」と困っている人に向けたガクチカの見つけ方を解説します。ガクチカを見つけるなら、次の3つのステップを順に実行してみてください。
- これまでの経験や成果をリストアップ
- 経験や成果の内容を深掘り
- 企業のニーズと合致するか検討
各ステップを詳しく解説します。
1.これまでの経験や成果をリストアップ
はじめに、これまでの経験や成果を書き出してみましょう。できるだけ細かく具体的に書くと自分の行動や志向が見えやすくなります。
このステップで注意したいのが、大小や良し悪しを気にしないという点です。ガクチカは企業が就活生を知るための手段であって、輝かしい経験や成果をアピールするためのものではありません。些細なことで構わないので、学生生活やそれ以外での経験や成果を書き出しましょう。
また、日常的におこなっている習慣があればリストアップします。習慣化していることは自分では気付きにくいものの、個性や志向とつながっていることも多いです。
経験や成果が思うようにリストアップできない場合は、家族や友人にも聞いてみるとよいでしょう。
2.経験や成果の内容を深掘り
続いて、書き出した経験や成果、習慣を深掘りしましょう。
具体的には次のような項目で深掘りするとわかりやすいです。
- なぜ行動を起こしたのか
- どのような目標を持っていたか
- 関連する楽しかったこと・うれしかったこと
- 関連するつらかったこと・困難・課題
- 経験や成果による影響・結果
例えばアルバイトの経験を深掘りする場合、どうしてその仕事を選んだのかから考えます。その後、働くうえで気を付けていたことや目標、楽しかったこと、つらかったことなど、さらに深掘りしていきましょう。アルバイト経験で成長したと感じる部分があれば、それも書き起こしておくと役立ちます。
3.企業のニーズと合致するか検討
経験・成果・習慣の分析が終わったら、あまりやっている人がいない独自性がありそうなことや、意識的におこなっていたことを選び取ります。このような経験や行動は、ガクチカとして十分活かせる可能性が高いです。
受けたい企業が決まっている場合は、内容が企業のニーズに合うかどうかも検討しましょう。ガクチカになりそうなものが複数見つかった場合、企業からの評価につながりそうな内容のピックアップが必要です。企業で活かせるようなものがないか探してみましょう。
また、採用担当者の印象に残り、周りの就活生と異なる魅力をアピールできるように伝え方を工夫することも大切です。企業のニーズに関連付けられるような内容を選びましょう。
効率的にガクチカを見つけるポイント
次にガクチカが効率的に見つかる方法を紹介します。前章で紹介した方法と合わせて活用してください。
自己分析ツールを活用
ガクチカの作成には自己分析が必要です。自分を見つめ直すために、自己分析ツールの活用もおすすめします。
自己分析ツールとは、簡単な質問に答えるだけで自分の性格や価値観、強み・弱みを分析できるツールです。どのような仕事に向いているか分析してくれる適職診断ツールもあります。
自己分析ツールを利用すると、客観的に自分を見つめ直すことができます。自分では気が付かなかった価値観や強みを見つけ、ガクチカの作成に活かせるでしょう。
おすすめの自己分析ツールを紹介したこちらの記事もおすすめです。
「自己分析ツールおすすめ10選!【就活・転職用】登録なしで無料で使えるサービスも紹介」
ガクチカの例文を参考にする
就活情報サイトなどに掲載されたガクチカの例文を参考にすることもおすすめです。
就活情報サイトには、実際に内定を受けた就活生のエントリーシート(内定ES)が公開されている場合があります。選考を受ける企業と似た企業の内定ESを閲覧し、ガクチカの項目でどのように書かれているか確認しましょう。
例文を確認することで、自分の経験とは違っていてもガクチカを見つけるヒントになったり、伝わりやすい書き方が研究できたりします。
就活エージェントの担当に相談
ガクチカについてプロのアドバイスを得るという選択肢もあります。具体的には、就活エージェントへの相談がおすすめです。
就活エージェントとは、プロのアドバイザーによる求人紹介や選考対策などの就活支援が受けられるサービスです。アドバイザーとの面談では、自身の強みや性格・志向などを分析してもらえます。書類添削や面接練習などもできるので、ガクチカに悩んだら相談してみるとよいでしょう。
おすすめの就活エージェントを紹介したこちらの記事もあわせて参考にしてください。
「【24卒・25卒向け】就活エージェントおすすめ17選|内定をとるコツや選び方など徹底解説」
ガクチカをいまから作る5つの方法
「いろいろと考えてみたけれど、選考に使えそうなガクチカが本当にない」「大学3年生になったけれどガクチカが浮かばない」など、ガクチカの内容をいまから作らなければならない場合もあるでしょう。ここでは、いまから経験や成果を作る場合のおすすめの方法を5つ紹介します。
長期インターンへ参加
インターンシップは選考でもガクチカとして取り扱うことができるよい経験になります。特に3ヵ月以上の長期インターンに参加すると、仕事の適性や企業の雰囲気をとらえることができるのでおすすめです。
参加するインターンシップは、就職したい業界や業種の企業を選びましょう。同業界のインターンシップの経験なら、選考でも経験を強みとして話しやすいです。
ただし、インターンシップへの参加にも選考があります。これをインターン選考といい、エントリーシートの提出や面接が必要です。受からない可能性も考えて、参加したいインターンをいくつかピックアップしておくとよいでしょう。
課外活動に挑戦
この機会に課外活動へのチャレンジもおすすめです。
課外活動とは、学校生活外の活動のことをいい、サークル活動やゼミの活動はこれに含まれません。具体的には、ボランティア活動・地域活動・習い事・留学などが一例です。また、先に挙げたインターンシップも課外活動に含まれます。
課外活動は違う価値観を持った人と目標をともにするので、これまでにない経験となることが期待できます。課外活動は自分でなにをするか選び、自主的におこなう活動です。ガクチカとして活用できれば、自身の主体性やチャレンジ精神をアピールできるでしょう。
新規でアルバイト
アルバイトも課外活動の一種です。ガクチカのために新しくアルバイトを始めることもおすすめです。
大学生を歓迎するアルバイトは数多くあり、ガクチカとしてアルバイトを取り上げる就活生も多くいます。周りと差をつけるなら、あえて苦手な業種を選ぶこともおすすめです。例えばあがり症でいままで避けてきた接客業を選ぶなど、自分のマイナス面を克服できるようなものだとよいでしょう。
このように、アルバイトは目標を決めて取り組むとガクチカとして活用しやすいです。アルバイト経験でなにか成果が得られるように、前向きにチャレンジしてみましょう。
資格の取得
就活や将来に役立つ資格を取得すると、ガクチカの内容が決まるだけでなく、自己アピールにつながる可能性があります。
資格の取得には、継続的な勉強や練習が必要です。自分で設定した目標(資格取得)に対して努力し、成果を残すことは、チャレンジ精神や自主性、目標達成能力などさまざまな強みのアピールにつながります。
さらに、取得した資格がエントリーした企業に関係するものなら、就職のために前向きに努力した熱意も伝えられるでしょう。
「転職に有利な資格とは?幅広く役立つおすすめな資格と注意点も解説」
趣味や特技で設定した目標をクリア
趣味や特技を活かしてガクチカをつくることもできます。ただし、単に“好きなことにたくさんの時間を使った”というような事実を述べるだけでは、魅力的なガクチカとはいえません。資格取得をガクチカにする場合と同様、目標を設定してクリアする過程をアピールするようにしましょう。
例えば、ランニングのタイムを縮める、イラストのコンクールで入賞する、本を毎月5冊読むなど、目標とそれを達成するための取り組みについてまとめると好印象です。
取り上げる趣味や特技はゲームやアイドルのファン活動などの娯楽でも構いませんが、具体的な目標を持って取り組んだ活動のほうがガクチカには向いています。「趣味や特技以外に力を入れたことがなく、仕方なくガクチカに選んだ」と思われないよう、伝え方には工夫が必要です。
ガクチカをアピールする際の注意点
最後に、ガクチカのアピールで注意したいポイントを解説します。内容がよくても、伝え方に問題があると魅力が伝わらない可能性もあります。以下のポイントに気を付けて、選考通過のチャンスをつかみましょう。
嘘をつかない
大前提として、嘘の経験やエピソードでガクチカをアピールしないようにしましょう。
魅力あるガクチカを伝えたいという気持ちは大切ですが、嘘をついてアピールしても意味がありません。選考が進むなかでガクチカを深掘りされ、嘘がバレる可能性もあります。嘘をつかず、本記事で紹介した手順を参考に、自身の経験からガクチカを見つけましょう。
また、魅力的に伝えようとするあまり、話を盛りすぎたり、嘘となりうる言い換えをしてしまったりするケースもあります。事実をわかりやすく伝えるように心がけましょう。
専門用語は避ける
ガクチカを伝える際は、一部の人にしか伝わらないような専門用語は避け、かみ砕いた表現を使用しましょう。
業界では通用する言葉でも、採用に関わるすべての人が専門用語を理解できるとは限りません。専門的な知識がなくても理解できるよう、言い換えや簡単な類語を使うなどの工夫が必要です。
特に研究内容を説明したい理系学生や大学院生などは、専門用語の使用が当たり前になっているので自分で気が付きにくいです。エントリーシートは家族や友人に読んでもらうなどして、伝わらない言葉があれば訂正するようにしましょう。
事前に添削や面接指導
実際に応募書類を提出したり面接に挑んだりする前に、第三者の意見を聞くことをおすすめします。自分ではよくできたつもりでも、内容に問題があったり、書き方や話し方がわかりにくかったりする場合があるためです。
家族や友人など第三者の意見を聞くと、自分では気が付けなかった問題点に気が付けることがあります。また、就活エージェントなど専門家に相談することもおすすめです。
まとめ
ガクチカは学生時代に力をいれたことの略で、多くの企業の面接選考やESで尋ねられます。就活を始めたものの、特記するようなガクチカがなく、悩んでしまう人も多いようです。
企業はガクチカを通して就活生の性格や素質、企業との向き不向き、伝える力などを判断しています。インパクトのある内容なら採用担当者の印象に残る可能性が高いですが、目標の達成や過程による独自性がアピールできれば問題ありません。
ガクチカがないと思う人でも、あらためて自己分析することでよい内容が見つかることも多いです。周りや就活エージェントなど第三者の意見を聞きながら、自分の強みや志向を探ってみましょう。
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