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「フリーランスに憧れはあるけど実際どんな仕事があるの?」
「フリーランスで働く人はどれくらいいる?」
この記事を読んでいるあなたは、フリーランスという働き方に興味があり、どんな仕事がフリーランスにはあるのかを知りたいのではないでしょうか。
結論、フリーランスはIT業界のようなパソコン一つで働ける職種が割合の多くを占めています。
フリーランスの方が案件を見つける際によく利用される「Midworks」のようなフリーランスエージェントも、エンジニアなどのIT系案件がほとんどです。
これからフリーランスとして働いていきたいと考えている方は、最初の案件探しが大変になるのでフリーランスエージェントに登録しておくことをおすすめします。
この記事では、フリーランスに向いている仕事をジャンル別で13選を紹介します。
該当する仕事が現職の人はもちろん、フリーランスになる準備として経験を積むための転職を考えている人も、ぜひ参考にしてください。
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フリーランスとは?個人事業主・フリーターとの違い
まずはフリーランスが何を指す言葉なのかを見ておきましょう。混同されやすい個人事業主との違いも解説します。
フリーランスの定義
フリーランス(freelance)は「自由な槍」という意味です。所説ありますが中世ヨーロッパにおいて、主従関係ではなく報酬や意義に納得できたときに戦う傭兵を指す言葉でした。これが転じて、現代では企業や団体に属さず業務委託の形式で案件ごとに仕事を請け負う人全般を指す言葉になっています。
なお、日本においては経済産業省のガイドライン(※)で「実店舗がなく、雇人もいない自営業主や一人社長であって、 自身の経験や知識、スキルを活用して収入を得る者を指す」と示されています。
まとめると、企業や団体に属さず自身の経験やスキルで仕事を獲得し、報酬を得る人と言えます。
※経済産業省「フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン」
個人事業主・フリーターとの違い
混同されやすい個人事業主、フリーターとの違いを表で見てみましょう。
名称 | 定義の区分 | 所得区分 | 詳細 |
フリーランス | 働き方 | 売上-経費=収入 | 業務委託形式で案件ごとに仕事を請け負う人。企業や団体に属さない。 |
個人事業主 | 税務上の所得区分 | 売上-経費=収入 | 税務署に開業届を出した人のなかで、法人化していない人。 |
フリーター | 働き方 | 給与所得 | フリーアルバイターの略。雇用契約を結ぶ(非正規雇用)アルバイトやパートなどが該当する。 |
個人事業主は税務上の所得区分です。業務委託形式で案件ごとに仕事を請け負う人が開業届を出していれば、フリーランスの個人事業主になります。逆に、業務委託形式で仕事を請け負わない場合は、個人事業主であってもフリーランスには該当しません。
フリーランスとフリーターはどちらも働き方を指す言葉です。フリーターはアルバイトやパートで生計を立てる、非正規雇用の働き方を指します。企業や団体と雇用契約を結んでいればフリーランスには該当しないため、フリーランスのフリーターは成立しません。
フリーランス増えすぎ?市場規模と人気の理由
フリーランスの人口は調査が開始された2015年から飛躍的に増えています。人口と市場規模、人気の理由を見てみましょう。
日本のフリーランス人口と市場規模
※引用元:「【ランサーズ】新・フリーランス実態調査 2021-2022年版」
調査結果によると、調査開始の2015年と2021年10月時点を比較した経済規模は62.7%増、人口は68.3%増でした。飛躍的に増加したタイミングは2021年1月で、コロナ禍に突入した時期と重なっていることがわかります。
なお、2021年10月時点のフリーランス人口は1,577万人で、2021年11月の労働力人口(※)が6,840人だったことを踏まえると、労働人口の23%に達しています。働ける人の4~5人に1人はフリーランスの時代と言えるでしょう。
※総務省統計局「労働調査(詳細集計) 2021年(令和3年)10~12月期平均」
フリーランスが人気の理由
フリーランスが人気の主な理由は次のとおりです。
- 場所や時間に縛られない自由な働き方に魅力を感じる
- プライベートを重視する価値観が一般的になってきたこと
- コロナ禍によってリモートワークが促進されたこと
- IT人材が不足しておりフリーランスの需要があること
- 副業を解禁する会社が増え挑戦しやすくなったこと
- クラウドソーシングサービスが増え仕事を獲得しやすくなったこと
個人の価値観の変化と社会の働き方の変化が合致した結果、フリーランスの人口が増えたと考えられます。
以前は自由な働き方を求めても、リモートワークを選択できる仕事が極端に限られていました。しかし、現在はビデオ通話やチャットなどのツールが整備され、コロナ禍によってリモートワークが促進されたためフリーランスを選択できる職種が増えました。
とくにIT分野においては需要が高いため、フリーランスとして独立しても安定した収入を得られる人が増えてきています。このようなさまざまな変化が同時に起こった結果、フリーランス人口が飛躍的に増えたと考えられます。
職種別フリーランスの仕事一覧【年収相場・おすすめエージェント】
ここからは、フリーランスに向いている仕事13選を、IT系、クリエイティブ系、マーケティング系の3つのジャンルに分けて紹介します。
ジャンル | 仕事の種類(職種) | おすすめのフリーランスエージェント |
IT系 | プログラマー | レバテックフリーランス エンジニアスタイル Midworks |
IT系 | Webエンジニア | レバテックフリーランス エンジニアスタイル |
IT系 | インフラエンジニア | レバテックフリーランス エンジニアスタイル Midworks |
IT系 | Webコーダー | レバテックフリーランス エンジニアスタイル Midworks |
IT系 | フロントエンドエンジニア | レバテックフリーランス エンジニアスタイル Midworks |
クリエイティブ系 | Webデザイナー | エンジニアスタイル Midworks ギークスジョブ(geechs job) クラウドテック |
クリエイティブ系 | グラフィックデザイナー | エンジニアスタイル Midworks ギークスジョブ(geechs job) クラウドテック |
クリエイティブ系 | イラストレーター | エンジニアスタイル Midworks ギークスジョブ(geechs job) クラウドテック |
クリエイティブ系 | 動画クリエイター | エンジニアスタイル Midworks ギークスジョブ(geechs job) クラウドテック |
マーケティング系 | Webマーケター | Midworks ランサーズ クラウドテック |
マーケティング系 | ブロガー・アフィリエイター | Midworks ランサーズ クラウドテック |
マーケティング系 | データサイエンティスト | Midworks ランサーズ クラウドテック |
マーケティング系 | Webライター・編集者 | エンジニアスタイル Midworks ランサーズ クラウドテック |
IT系フリーランスの仕事内容と年収相場
まずは、プログラマーやエンジニアを中心とするIT系フリーランスの職業を見ていきましょう。
プログラマー
システムエンジニアの設計に基づき、プログラミング言語を用いてコンピュータが理解できる命令文(プログラム)を作成する職業です。さまざまなプログラムが機能することで、アプリやWebサイトが動いています。
年収は300~400万円が中心ですが、技術と実績があれば1,000万円以上も可能です。フリーランスとしての独立や年収アップを狙うなら、会社所属の人材よりも高い技術や専門性の高い言語への対応が求められます。プログラムを極力簡潔にしコンピュータの負荷を減らせる、クライアントが求めることを実現できるなどの付加価値です。
Webエンジニア
Web業界のITエンジニア全般を指す職業です。プログラミングやコーディングが主な作業ですが、設計や保守点検を担うこともあります。さまざまな職業の人との連携が欠かせない役割であるため、技術・知識と同時にコミュニケーション力も重要です。
年収は500万円前後が中心ですが、これは正社員の平均的な給与です。フリーランスとして独立できるレベルになると、月単価70万円(年間840万円)の売上を期待できます。各種保険や年金、福利厚生などのバックアップは受けられないため正社員と一概に比較できませんが、それでも高い年収は目指せるでしょう。
インフラエンジニア
システム開発の前提となるサーバーやネットワークを担当するエンジニアです。クラウドエンジニア、データベースエンジニア、セキュリティエンジニアなどに分類されます。いずれにしても高い技術力と目的意識を持つことが求められる職業です。
年収は450万~1,000万円以上と幅があります。技術・守備範囲・実績によって大きく異なるためです。フリーランスとして活躍できるレベルであれば、他の職種と比べて月単価が高い傾向にあるため年収1,000万円以上を目指せるでしょう。
Webコーダー
Webデザイナーのデザインを基に、HTMLやCSSなどの言語を用いてWebサイトを作成する仕事です。守備範囲が狭いため未経験でも比較的挑戦しやすいと言われています。勉強さえすれば副業として仕事を請けることもできるでしょう。
ただし、年収は300~350万円で、ほかのIT系職種と比較すれば低めです。フリーランスの場合でも、1件あたり14~24万円が相場と言えます。作成スピードが速く数をこなされば年収アップを期待できますが、仕事を獲得する能力も同時に培う必要があります。
フロントエンドエンジニア
Webエンジニアの1つで、Webデザイナーと連携してWebサイトを実装する仕事です。設計やデザインから依頼されることも少なくないため、ユーザーが使いやすいUIや扱いやすいCMSの構成・カスタマイズ能力も問われます。
平均年収は600万円前後で、フリーランスの月単価は最低45万、最高100万円以上です。デザイン・設計・実装と守備範囲が広い職種だからこその高単価と言えます。また、トレンドに沿う必要もあるため、モバイル端末への知識やマーケティングの知識も問われる可能性があります。
クリエイティブ系フリーランスの仕事内容と年収相場
続いて、2Dデザインや動画に関わるクリエイティブ系の職種を見ていきます。
Webデザイナー
クライアントの意向に沿ってWebページのデザインをおこなう仕事です。副業としておこなう人も少なくありません。
ただし、美術的な能力のほか意向をくみ取るコミュニケーション能力、使いやすさやインパクトを追求するためのマーケティング能力なども問われます。
正社員の平均年収は350万円前後で、フリーランスの場合は小規模サイト(10ページ程度)で40万円~が相場です。
ページごとのデザインでは、トップページが5~13万、下層ページが2~7万円が多く見られます。UI/UXのデザインやコーディングまでおこなうと年収アップを狙えるでしょう。
グラフィックデザイナー
グラフィックデザイナーは、クライアントが求めることをデザインに起こす仕事です。
チラシやパンフレットなどの紙媒体、屋外広告用の大型パネル、Webコンテンツなどのほかロゴの作成などデザインするものは多岐にわたります。いずれの場合でも、センス・アイデア・コミュニケーション能力が重要です。
正社員の平均年収は400万円前後です。フリーランスの場合、月単価は60万円~80万円が相場ですが、スキルや実績によっては時給1,500円程度の場合もあります。
年収アップを狙うなら、広告代理店や制作会社で実績とコネクションを獲得してから独立する方法がおすすめです。
イラストレーター
その名の通りイラストを描く仕事です。ゲームのキャラクター、雑誌や書籍の挿絵、ポスターや商品パッケージなどに使うイラストをクライアントのオーダーに合わせて作成します。
なお、有名イラストレーターになると、キャラクターデザインやパッケージデザインなどの企画の立ち上げから入ることもあります。
正社員の平均年収は350万円前後ですが、フリーランスや副業の場合は1枚あたりの金額で受注する方法が主流です。
1枚あたりの相場はキャラクターのみで3,000円~10,000円、背景の有無やカラーの有無で金額に差が出ます。また、コンペではなく指名で引き受けられるようになると1枚あたり数万円での受注も可能です。
動画クリエイター
メインの仕事は企業や個人から提供される動画素材を編集し、テロップや効果音などを加えて1本の動画に組み上げることです。
クリエイターとして評価されている場合は、企画から依頼されることもあります。センスやアイデアも必要ですが、クライアントの要求に応えるためのマーケティング力、コミュニケーション能力も必要です。
平均年収は400万円前後で、編集のみの場合の1本あたりの単価は10,000~20万円が相場です。実績や知名度、動画のボリュームによって大きな差があります。
また、企画やディレクション、撮影、台本作成、ナレーションなどが求められる場合は1項目につき10,000~50,000円が加算されます。
マーケティング系のフリーランスの仕事内容と年収相場
紹介する最後のジャンルはWebメディアを中心に活躍するマーケティング系です。詳しく見ていきましょう。
Webマーケター
企業や商品のWebサイトへのアクセスを増やす、販売数を増やすことなどを目的として市場を調査・分析、目的に対するフィードバックをおこなう仕事です。
分析に留まらずフィードバックが必要なため、調査力・判断力・企画力・実行力・マネジメント力など多岐に渡る能力が問われます。
平均年収は500万円前後で、フリーランスで受注する場合でも月単価数十万~100万円を期待できます。成果と実績さえあれば20代でも年収1,000万円に到達できるでしょう。
ブロガー・アフィリエイター
ブログやサイトを運営し、広告や商品販売で収入を得る仕事です。企業がこの方法で収入を得ていることもありますが、そのような企業の正社員の場合はライターやマーケターとしての所属になるでしょう。
そのため、基本的にはフリーランスや副業の運営者が該当します。
平均年収は数値化できません。月50,000円以上の収入があるのは全体の5%程度だからです。一方、有名ブロガーやアフィリエイターのなかには年収1,000万円という人もいます。高額収入を得るにはWebサイトの運営とSEOの知識は前提として、マーケティング力やセンスが問われます。
データサイエンティスト
ビッグデータを活用し、販売戦略や経営戦略など企業が抱える課題を解決する仕事です。分析の企画・プロジェクトの立ち上げから設計、データ収集、処理、解析、可視化、評価と改善の提案まで一貫しておこないます。
統計学や機械学習の分野における知識と技術、論理的思考、マネジメント力など多様なスキルが必要です。
平均年収は530万円前後ですが、フリーランスとして活躍できるレベルの人はこの限りではありません。月単価60万円~80万円の募集が多いためです。守備範囲が広い、あるいは専門性の高い分野で実績があれば月単価100万円以上も狙えます。
Webライター・編集者
Webサイトに掲載する記事の執筆や編集をおこなう仕事です。自ら取材をおこなって記事にする場合もあれば、依頼されたテーマにそって調査し記事にまとめるなど仕事内容は多岐に渡ります。
フリーランスや副業でおこなう人が多く、未経験者でも取り組みやすい仕事と言えるでしょう。
企業に所属するライター・編集者の平均年収は400万円前後です。ただし、未所属の場合は文字単価あるいは1記事あたりの単価で決まるため、月10万円を超えるには壁があると言われています。
月10万円以上の収入を得るには、一定の記事数を上げられることと検索ランキングに貢献できるSEOの知識などが問われるでしょう。
フリーランスの仕事の見つけ方
フリーランスの仕事の見つけ方には次の3つがあります。
- 【おすすめ!】フリーランスエージェントを利用する
- ビジネスSNS・クラウドソーシングを利用する
- 自分で企業に直接営業をかける
おすすめなのは、フリーランスエージェントの活用です。フリーランスの人材と企業をつなぐ求人サイトのようなプラットフォームがあり、エージェントがマッチングする仕事を斡旋してくれます。月60万円以上の高額報酬・人材募集の積極性が高い案件が多いことが特徴です。
特に、エンジニアであれば「Midworks」、週2日から働ける案件探しなら「ITプロパートナーズ」がおすすめです。
また、クラウドワークスやランサーズに代表されるクラウドソーシング、ユアトラストやリンクトインなどのビジネスSNSを活用する方法もあります。
未経験者歓迎の募集も多いためフリーランスデビューにはおすすめです。ただし、請け負える仕事の範疇を自分で認識している必要があるので注意しておきましょう。
自分で企業に直接営業をかける方法は手数料がかからないため、報酬獲得の効率は高いと言えます。ただし、企業にアピールできるレベルのスキルや実績、営業力が試されます。
フリーランスとして働くメリット
ここであらためて、フリーランスとして働くメリットを考えてみましょう。
柔軟に働ける
フリーランスの最大の魅力と言えるのは、柔軟な働き方を実現できることです。契約で取り決めた納品物を期間中に納めさえすれば、時間や場所に縛られることなく働けます。これができる理由の1つは、引き受ける仕事の物量を自分で調整できるからです。
会社員の場合、会社が要求する仕事量をこなさなければいけません。状況によっては残業や休日出社が余儀なくされることもあるでしょう。一方フリーランスであれば、自分が決めた時間内で完了できる仕事量を選べばよいため、自由度は格段に上がります。
家事・育児・趣味・勉強など仕事以外の時間を重視したい人や、旅行が好きで場所を問わず働きたい人などにおすすめです。1年の前半で目指す年収を達成できれば、後半をすべて休むということもできます。
自分にあう仕事ができる
どの仕事を引き受けるかを自分で決められるため、やりたくない仕事をやらないという選択肢があります。職種や業界を選べることはもちろん、掃除や飲み会など仕事そのものではないことにも強制されません。
やりたいことや得意なことが明確で、仕事を獲得できる状況であればフリーランスを検討してみましょう。自分に合うことに特化できるため、スキルアップやキャリアアップが効率的に叶う可能性があります。
自分に合う仕事が何かわからない人は、下記の記事で詳しく解説しているので、併せて読んでみてください。
高収入を目指せる
フリーランスは自身の能力に依存するので、高いスキルやサービスを提供できるのであれば高収入を目指せます。
また、クライアントとの直接のやり取りができれば、中間マージンなどの不要なコストを支払う必要がなくなりより高い収入を実現できるかもしれません。
フリーランスとして働く際の注意点
フリーランスとしての働き方はメリットばかりではありません。注意点も把握したうえで、自分に合うかどうかを考えましょう。
自分ですべて管理しなければならない
フリーランスはすべてを自分で管理する必要があります。具体的な項目は次のとおりです。
- 売上や経費などの会計処理
- 確定申告
- スケジュール
- 納品物のクオリティ
- 営業・顧客管理
業務委託で請け負った仕事の報酬は収入ではなく売上です。光熱費や交通費、機材費などは基本的に支給されないため、かかる経費も考えなければなりません。売上から経費を差し引いた収入を確定申告する必要もあります。
また、引き受けた仕事に対するスケジュールとクオリティの管理も自らおこないます。納品遅延やクオリティ不足になった場合、契約が白紙にされたり損害金を請求されたりするリスクもあるため要注意です。
確定申告やスケジュール管理などのサポートを受けながら仕事をしたい人は、フリーランスエージェントを利用しましょう。
収入が不安定な可能性がある
フリーランスは案件ごとに契約をするため、案件が終了したあとの報酬は約束されない働き方です。一時的に高額報酬を得られても、次の月には仕事がまったくない状況もあり得えます。
一定の報酬を獲得し続けるためには、営業と顧客管理の努力が欠かせません。また、スキルを磨いて市場にアピールする必要もあります。
クレジットカードやローンが利用できない可能性
クレジットカードやローンは一定の収入や勤続年数に応じて借入可能額が決まるため、収入が安定しないフリーランスでは利用できない可能性があります。
毎月の平均収入が同じ正社員とフリーランスが住宅ローンを組もうとした場合、正社員では頭金0円でローンを組めるにもかかわらず、フリーランスでは数百万~1,000万円の頭金を求められるケースが少なくありません。
家や車などの大きな買い物、新規のクレジットカード作成は会社員のうちに済ませておくことをおすすめします。
フリーランスに関するQ&A
最後に、フリーランスに関するよくある質問2つに回答します。
未経験職種でフリーランスはできる?
未経験者歓迎の案件もあるため可能ではあります。ただし、フリーランスの収入だけで生活できるかどうかで考えると難しいと言わざるを得ません。実力と実績がない状態では、一定数の仕事を獲得することが難しく、獲得できても単価が低いからです。
フリーランスとして生計を立てたいのであれば、即戦力になる準備をしてから挑むことをおすすめします。会社員として働きながら実務経験を積んでクライアントにアピールする、スクールに通って実力を身に着けるなどです。あるいは副業として始めることも選択肢と言えるでしょう。
フリーランスに向いている人は?
フリーランスに向いているのは次のような人です。
- 1人で仕事をすることが好きな人
- 自己管理能力が高い人
- コミュニケーション能力が高い人
- 柔軟で変化に強い人
業務委託形式で仕事を請け負うため、基本的には1人で仕事をして納品します。クライアントとのやりとりはありますが、黙々と作業する時間が多いため1人で仕事をすることが好きでないと続かないと言えるでしょう。
また、スケジュール・金銭・納品・顧客・オンオフの切り替えなどさまざまな場面で自己管理能力が問われます。また、一定の仕事を獲得するためには顧客と密な関係を作るためのコミュニケーション能力も欠かせません。ただ仲良くなるだけではなく交渉力も求められます。
安定とは対極にある働き方と言えるため、柔軟な発想と対応力を持ち変化に強いこともフリーランスに必要な要素です。変化を楽しみながら積極的に取り組める人はフリーランスを検討してみましょう。
まとめ
フリーランスは自己管理能力に長け、変化を楽しみながら積極的に仕事を獲得する熱意のある人にはおすすめです。職種の選択肢はIT系、クリエイティブ系、マーケティング系をはじめさまざまな選択肢があるため、自分に合う方向性を絞って取り組んでみましょう。
独立に向けた実績や実力に自信がない場合は、副業として始めるのも選択肢の1つです。ただし、フリーランスだけが収入源になると、ローンやクレジットカードの作成が難しくなります。会社員の内に済ませておきましょう。
今回ご紹介した仕事や仕事の見つけ方を参考に、ぜひできることから始めてみてください。
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