ITエンジニアには、しっかりとしたキャリアプランやキャリアパスが必要だといわれています。キャリアパスによって必要なスキルや知見、業務内容や資格が異なるからです。
この記事では、ITエンジニアのキャリアパスについて詳しく解説します。なぜITエンジニアにキャリアパスが必要なのかや、具体的なキャリアパスの形成方法を紹介します。
キャリアパスの形成時に考えるべきことも解説するので、ITエンジニアとしてキャリアを積みたい人は必見です。
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ITエンジニアにキャリアパスが必要な理由
ほかの転職では必要がないケースもあるキャリアパスが、なぜITエンジニアには必要なのでしょうか?理由と、キャリアパスの概要を紹介します。
キャリアパスとは
ITエンジニアのキャリアパスは、将来への道筋を立て市場価値をアピールするために必要なものです。将来を実現するために自分が目指す目標を立て、努力の方向性をアピールすることを表します。
自分がどうなりたいかを考え、将来像を思い描いてみましょう。「特化スキルを持つプログラマーやシステムエンジニアになる」「幅広く業務をマスターし、さまざまな仕事をこなせるエンジニアになる」などの長期目標を立ててください。
自分がスキルアップしたい領域のキャリアパスを形成し、転職に役立てましょう。
ITエンジニアにキャリアパスが必要な理由
明確なキャリアパスがないとITエンジニアはスキルの向上や、仕事の品質アップができません。 ITエンジニアの仕事は多様であり、進む方向性を間違えているとスキルと実際にする仕事内容に剝離が出てしまうからです。
応募した仕事がシステムエンジニアにもかかわらず、保有しているスキルがプログラムと言った場合には雇用が難しくなります。自分がしたい仕事にあったスキルを身に付け、キャリアパスを磨くのがITエンジニアには必須といえるのです。
キャリアパスを立てる際には、なりたい仕事を思い浮かべるのも大切です。職種や必須スキル、働くスタイルなどもしっかりと思い描いてください。
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エンジニアが目指すキャリアパスは4つの方向性がある
エンジニアの各キャリアパスの特徴と方向性を、これから詳しく解説します。
スペシャリスト
スペシャリストは特化型のITエンジニアです。さまざまな仕事をこなすことはできませんが、専門分野については誰にも負けません。
スペシャリストは特定分野において非常に重要が高く、市場価値も大きい存在です。しかし、その分野の外に出てしまうと、市場価値は落ちるため職種が限られるのがデメリットでしょう。
同じ分野でも対応できる職種や言語を増やしておけば、幅広い知識を持つエンジニアになります。仕事選びの幅を広げたいなら、特化スキルを持ちつつ、さまざまな業務に精通している形のスペシャリストになりましょう。
ジェネラリスト
スペシャルスターとは対照的で、オールラウンダーとしてさまざまな仕事をこなせるのがジェネラリストです。
広く浅く大量の知識を得ているため、さまざまな職場で活躍できます。しかし、特化型の人材ではないため、特定分野で極端に高い市場価値を得られる可能性は少ないでしょう。
ジェネラリストの中でも職種を1つに絞り、その分野で幅広い知識を得る人もいます。そのような人材は一職種での市場価値が高まりやすいです。さまざまな職種を使いこなせるタイプのジェネラリストなら、職業選択肢における市場価値を高めやすいでしょう。
マネジメント
マネジメント職は、メンバーとシーンを組んで仕事をする際にプロジェクトを管理する役割のキャリアパスです。メンバーを統率し業務をこなすキャリアパスには、以下のようなものがあります。
- リーダーとして現場を率いるプロジェクトマネージャーになる
- コンサルタントとして経営層をサポートする
- 現場管理の経験を生かしディレクターとして活躍する
マネジメント職は経験を得てから実務にすることが多い上位職です。スペシャリストやジェネラリストとしての業務に慣れてきたら、ぜひ形成したいキャリアパスといえるでしょう。
いずれの職業も非常に責任を伴うものですが、その分給与も非常に高いです。チーム聞いて仕事をすることで高い経験値を得られるのもメリットのひとつでしょう。
フリーランス(独立)
どの組織にも属さず個人で好きな仕事を受けたいなら、フリーランスという選択肢もあります。フリーランスは個人で仕事をするため、チームワークが必要ありません。
フリーランスの場合、頼りになる上司や一緒に仕事をする仲間はいません。さまざまなクライアントから仕事を引き受け、こなす必要があります。エンジニアとしての技量はもちろん、スケジュール管理や先方とのやり取りスキルも必要になるでしょう。
ある程度経験を積んでから、フリーランスとして独立を考えることをおすすめします。
独立を考えているなら、フリーランスエージェントの利用も検討しましょう。エンジニアスタイルなどのエージェントを利用すれば、仕事の紹介やスケジュール管理などのサポートを受けられ便利です。
フリーランスエージェントを探したい人には、以下の記事もおすすめです。
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開発エンジニア(システムエンジニア)のキャリアパス事例
開発系エンジニアを目指している人は、3つのキャリアパスをまず思い描くのがよいでしょう。
開発系エンジニアとして腕を磨いていきたい方は、以下から始まる解説をしっかりご覧ください。
システムエンジニア
システムの設計や運用、保守を行うエンジニアかシステムエンジニアです。プログラマーとは別の職種であり、主に管理を行うのが仕事です。
仕事内容 | システムのなかでも業務系のものを開発する |
平均年収 | 515~525万円前後 |
求められるスキル | C言語やJavaに関するものが多い |
キャリアアップにおすすめの資格 | ・基本情報技術者試験(FE・APを含む) ・システムアーキテクト試験 ・ネットワークスペシャリスト試験 |
キャリアパス例 | スペシャリスト・ジェネラリスト |
キャリアパスは、スペシャリストとジェネラリストの2つに分けられます。スペシャリスト特化型の人材となり、AIやセキュリティシステムなどの高難易度ジャンルにチャレンジすれば評価を得やすいです。
ジェネラリストのキャリアパスは、コミュニケーション能力を問われやすい傾向にあります。特定分野のスペシャリストが多い中で、さまざまな業務を理解し橋渡しになれる存在だからです。
しっかりとマネジメントを行える人材なら、プロジェクトマネージャーなどのキャリアパス形成もできる可能性があります。
アプリケーションエンジニア
スマートフォンやパソコンのアプリなどを開発するのが、アプリケーションエンジニアです。必要に応じ、労務管理ツールなどを開発する場合もあります。
仕事内容 | ・PCやスマホなどのアプリ開発 ・業務管理ツールの開発 |
平均年収 | 440万円程度 |
求められるスキル | プログラミングやフレームワークに関するもの |
キャリアアップにおすすめの資格 | ・基本情報技術者試験 ・システムアーキテクト試験 ・スマホに関する技術者認定試験各種 |
キャリアパス例 | スペシャリスト・ジェネラリスト |
システムエンジニアの管理をメインに行う仕事とは違い、新しいものを作り出す能力が求められるでしょう。
現在、スマートフォンに関するアプリ開発の需要がどんどん高まっています。売り手市場となっているため、スペシャリストでもジェネラリストでも結果を残せればキャリアアップが望めます。
アプリ端末を熟知したエンジニアになるパターンは、スペシャリストのキャリアパスです。ジェネラリストタイプならシステムエンジニアと同様、コミュニケーションを取り人をまとめる立場になるでしょう。
組み込みエンジニア
既存の機械にソフトウェアを見込む仕事をするのが、組み込みエンジニアです。 ソフトウェア埋め込みをする機会には、家電や通信機器、産業ロボットなどがあります。
仕事内容 | ソフトウェアの機械内埋め込み |
平均年収 | 500万円程度 |
求められるスキル | 開発タイプのプログラミングスキルや問題の解決に関する能力の高さ |
キャリアアップにおすすめの資格 | ・プログラミング(開発型) ・OCBRES ・エンベデッドシステムスペシャリスト試験 |
キャリアパス例 | スペシャリスト・ジェネラリスト・マネジメント |
スペシャリストは、特定の機会に特化しているタイプのエンジニアになると市場価値が上がりやすいです。とことん1種類の機械に特化したスキルを身に付けましょう。
ジェネラリストの場合は開発スキルを幅広く学び、問題定義や解決をサポートする立場になる可能性が高いです。機械に関する知識やスキルが高い人材は、マネジメントを全体の統率をすることもあります。
機械やスキルに詳しい人が統率を取る必要がある仕事のため、マネジメント系のキャリアパスも成立しやすいです。
開発エンジニア(Webエンジニア)のキャリアパス事例
開発系のエンジニアには、フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアがいます。ここでは、それぞれのエンジニアの違いや特徴、必要なスキルなどを紹介します。 開発の授業を目指し、Webに関する知識を蓄えている方は必見です。
フロントエンドエンジニア
Webサイトの中身ではなく、見た目の部分を構築するのがフロントエンドエンジニアです。設計やビルドツールに関する知識はもちろんのこと、デザイン能力の求められる仕事です。
仕事内容 | Webのサイトやサービスのデザイン設計 |
平均年収 | 500~600万円 |
求められるスキル | ・デザイン能力 ・JavaScriptやUX/UIの知識 ・ブラウザ開発者ツールやビルドツールのスキル |
キャリアアップにおすすめの資格 | ・Webクリエイター能力認定 ・HTML5プロフェッショナル ・Webデザイン技能検定 |
キャリアパス例 | スペシャリスト・ジェネラリスト・マネジメント |
プログラミングスキルは必須ですが、スペシャリストになるならデザインをする能力を身につけましょう。UXやUI、JavaScriptに関するスキルの熟練も必要です。
ジェネラリストになるなら、幅広く能力を身に付ける必要があります。さまざまな仕事を経験したり、資格獲得に挑戦したりしてキャリアを積みましょう。
なお、このタイプのエンジニアは、どのタイプでも他業種のエンジニアとやり取りをしなければなりません。特にサーバーサイドのエンジニアと密接に関わるため、円滑に業務が進むようコミュニケーション能力をつけておくのがおすすめです。
バッグエンドエンジニア
Webサイトのサーバーサイドをつくったり管理したりするのが、バックエンドエンジニアです。フロントエンドエンジニアが見た目を形作るものならば、バックエンドエンジニアは中身を作り上げる職種だといえるでしょう。
仕事内容 | Webサイトやサービスのサーバーサイドを構築し保守管理を行う |
平均年収 | 400~640万円 |
求められるスキル | プログラミング言語に関する幅広いスキルと能力 |
キャリアアップにおすすめの資格 | ・Oracle認定Javaプログラマ ・PHP技術者認定 ・Linux技術者認定 |
キャリアパス例 | スペシャリスト(クラウドエンジニア)・ジェネラリスト(フルスタックエンジニア) |
しっかりとキャリアパスを積めば、クラウドエンジニア・フルスタックエンジニアなどの上位職種になれるのがバックエンドエンジニアの特徴。しかし、必要とされる知識やスキルは非常に幅広く、特化型の人材になる必要があります。
スペシャリストになれば、クラウドエンジニアへの道が開けるでしょう。サーバー関連のスキルや知識を高め、クラウド管理のスキルを積めばキャリアアップが叶います。
一方のジェネラリストタイプは、基礎知識に加え、ネット環境管理やインフラ整備の知識を身に付けるのがおすすめです。インフラ関連の知識を得れば、フルスタックエンジニアになる夢が近づきます。
インフラエンジニアのキャリアパス事例
インフラ系エンジニアのキャリアパスは幅広く、5つの種類に分けられます。
それぞれ個性の異なる仕事のため、以下から始まる解説で詳しくキャリアパスを見ていきましょう。
サーバーエンジニア
アプリケーションの設計や構築、管理などを行いサーバーを動かしていくキャリアパスです。
仕事内容 | サーバーの設計や保守管理、構築を行う |
平均年収 | 460万円程度 |
求められるスキル | OSやネットワーク、仮想化などのスキル |
キャリアアップにおすすめの資格 | MPSやLPICなど |
キャリアパス例 | スペシャリスト・プロジェクトマネージャー・ITコンサルタントなど |
ジェネラリストとしての需要が大きいエンジニアであり、構築提案にアドバイスができる人材ならITコンサルタントへの道も開けます。
スペシャリストタイプの人材は、とことん知識やスキルを高め、ほかのサーバエンジニアとの差別化を図る必要があるでしょう。
ネットワークエンジニア
ネットに関する幅広い知識を用いて、ネットワーク全体を管理するエンジニアがネットワークエンジニアです。サーバーとコンピューターをつなぎ、運用をしながら安全管理も担います。
仕事内容 | ネットワークに関する運用や保守管理、設計構築 |
平均年収 | 450万円程度 |
求められるスキル | ネットやセキュリティに関する知識 |
キャリアアップにおすすめの資格 | IPA主催のネットワークスペシャリスト試験 |
キャリアパス例 | セキュリティエンジニア・ジェネラリスト |
この業種はスペシャリストになると、セキュリティエンジニアとしてのキャリアパスが設計できます。ネットワーク環境に関するありとあらゆる知識を深め、セキュリティについても学びましょう。
データベースエンジニア
データベースを管理し、構築する仕事がデータベースエンジニアです。保守管理も行う必要があり、企業内の情報システムを守る存在もあります。
仕事内容 | データベース構築や設計、保守管理 |
平均年収 | 490~600万円 |
求められるスキル | PythonやRなどのスキルやデータ取集に関するスキル |
キャリアアップにおすすめの資格 | アクチュアリー資格試験や情報処理・統計に関する検定の受験 |
キャリアパス例 | データサイエンティスト・プロジェクトマネージャー |
データ収集や分析をしっかり行えるスペシャリストタイプは、データサイエンティストへのキャリアパスが設計可能です。
ジェネラリストタイプは、プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーとなり全体の統率をはかる人材になれるでしょう。
どちらのタイプの場合も、データベース知識だけでなく、セキュリティや技術統計などをしっかり見れる幅広い知見が必要です。
セキュリティエンジニア
自社セキュリティの管理や設計、構築をする仕事がセキュリティエンジニアです。会社のサーバーやネットワーク、PCなどをセキュリティにおける脅威から守ります。
仕事内容 | セキュリティの管理や設計、構築 |
平均年収 | 490~600万円 |
求められるスキル | 企業の運営を把握しセキュリティを徹底する能力 |
キャリアアップにおすすめの資格 | ・CompTIA Security+ ・情報処理安全確保支援士 ・情報セキュリティマネジメント |
キャリアパス例 | セキュリティアーキテクト・セキュリティアナリスト・セキュリティコンサルタント・CISO |
スペシャリストとしてのキャリア設計は、サイバー攻撃対策に特化したものが多いです。アーキテクトやアナリストなどの仕事は市場価値も高く、仕事を獲得できればかなりの年収が望めるでしょう。
ジェネラリストとしてのキャリアは、コンサルタントやCISOが考えられます。現在セキュリティ関連のエンジニアは非常に需要が高まっています。
市場価値も高く設定されているため、早めに参入を狙いましょう。
クラウドエンジニア
インフラサービスの中でもクラウドがベースになっているものの、構築や保守を行うのがクラウドエンジニア。クラウドサービスが普及している現在では、非常に市場価値の高いエンジニアです。
仕事内容 | インフラに関する全般知識やパブリッククラウドの知見 |
平均年収 | 600万円前後 |
求められるスキル | 高いインフラ全般スキルとプログラミング言語の習得 |
キャリアアップにおすすめの資格 | ・Associate Cloud Engineer ・Microsoft Certified Azure Fundamentals ・AWS 認定クラウドプラクティショナー |
キャリアパス例 | スペシャリスト・クラウドコンサルタント・プロジェクトマネージャー |
スペシャリストはクラウド形態に関するスキルを極限まで高めた人材として、非常に貴重な存在になれます。
ジェネラリストは、コンサルタントとしても価値を高めたり、プロジェクトマネージャーになって統括を担ったりするなど、さまざまなキャリア形成が可能です。
その他のITエンジニアのキャリアパス・転職事例
典型的なITエンジニアのキャリアパス以外にも、多種多様なキャリアパスがあります。ここではコンサルタントやプロジェクトマネージャー、サイエンティストなどの型にはまらない活躍を見せるITエンジニアの事例を紹介します。
ITコンサルタント
ITに関する知見を極限まで高め、クライアントにコンサルティングサービスを提供する存在が、ITコンサルタントです。
仕事内容 | ITスキルを用い企業課題を解決するためのコンサルティングサービス |
平均年収 | 500~700万円前後 |
求められるスキル | ・IT関連の非常に高い知見やスキル ・高いプレゼンテーション能力 ・戦略を立案できるコンサルティング能力 |
キャリアアップにおすすめの資格 | ・ITストラテジスト ・中小企業診断士 ・応用情報技術者 ・PMPやP2Mなどの資格 |
キャリアパス例 | ITコンサルタントを極める |
プログラミングなどのITスキル実務だけでなく、プレゼンテーションや戦略に関する提案なども行います。ITエンジニアの中でも上位職に分類されており、キャリアパスのゴールに設定されることも少なくありません。
プレゼンテーションやコンサルティングができる分野が多いITコンサルタントは、非常に高い年収と評価を得ているケースも多いです。
データサイエンティスト
統計データを基に、アルゴリズムや統計学を分析するエンジニアです。サイエンティストと名がついていますが、科学的な意味は一切ありません。統計学やビッグデータからしっかりと課題を抽出し、企業の役に立てる役割を担います。
仕事内容 | データ分析やアルゴリズム、統計学の抽出 |
平均年収 | 700万円程度 |
求められるスキル | ・非常に高いデータ分析スキル ・プログラミングやマネジメントに関するスキル ・ビッグデータやデータ分析ソフトウェアに関する知識 |
キャリアアップにおすすめの資格 | ・基本及び応用情報技術者試験 ・統計検定 ・オラクルマスター ・データスペシャリスト検定 ・OSS-DB技術者認定試験 |
キャリアパス例 | グロースハッカー・ジェネラリスト・プロジェクトマネージャー |
スペシャリストとしてキャリアを歩むなら、グロースハッカーを目指すのがおすすめです。データの解析をしっかりと同時にマーケティング力を高めれば、さらに対応できる分野を広げられます。
ジェネラリストはデータ分析の結果をもとに、ビジネスシーンでの活躍を期待できるキャリアパスを思い描きましょう。
プロジェクトマネージャー
企画全体のマネージメントを行う統括者が、プロジェクトマネージャーです。その企画の最高責任者となり、現場の仕事のすべてを管理して成功へと導きます。
仕事内容 | 開発に関連する規格の統括者 |
平均年収 | 670万円前後 |
求められるスキル | ・開発に関する非常に高いスキルや知見、経験 ・マネジメントに関する高いスキルと実務経験 |
キャリアアップにおすすめの資格 | ・プロジェクトマネージャ ・PMP ・ITコーディネーター ・ITストラテジスト |
キャリアパス例 | ITコンサルタント・ジェネラリスト |
プロジェクトマネージャーとしてのキャリアを高めたいなら、対応業界の幅や専門分野の範囲を広げるのが大切です。マネジメント対象をプロジェクトチームではなくクライアントに絞れば、ITコンサルタントとしてのキャリアパスも形成できます。
この職種のプロジェクトマネージャーは必ず必要なため、需要が非常に多いエンジニアといえます。
自分のキャリアパスは?ITエンジニアのキャリアパス考え方
キャリアパス形成を考える際には、これから解説する4つの要素を押さえましょう。
自己分析・業務適性の認識
キャリアパスを考えるときには、まず自己分析や業務適正認識をはっきりさせましょう。自分の現在の市場価値やどんな仕事が向いているかを確認してから、進む道をはっきりさせるよう心がけてください。
自己分析をしっかり行いたいなら、以下の記事もご覧ください。
関連記事「自己分析ツールおすすめ10選!【就活・転職用】登録なしで無料で使えるサービスも紹介」
転職市場調査・情報収集
現在の転職市場の状況がどうなっているかの調査や、情報の収集を忘れてはなりません。IT業界のトレンドは日々移り変わっており、重要視されるスキルは目まぐるしく移り変わっているからです。
一時前まではスマホアプリ開発エンジニアが重宝されていましたが、現在ではATやVRなどの分野が売り手市場になっています。
目標を決める
自分がITエンジニアになって、どんなごとに取り込みたいのかが必ず設定すべきです。明確なキャリアパスを立てたいなら、「自分は将来こうなりたい」という目標をしっかり設定しておきましょう。
自分でキャリアパスを立てるのが難しいと感じる人もいるでしょう。そんな人は、キャリアコーチング「キャリドラ」の無料カウンセリングを利用してみてください。
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具体的な計画を立てる
将来自分がどのような組織に所属したいのかなどの、具体的な計画を立てるとキャリアパス形成がしやすくなります。
そのキャリアパスで共に多く表を達成したいのか、どんなキャリアを積みたいのか、会社内でどんなポジションに就きたいのかなどははっきりとさせておきましょう。
フリーランスとして独立を考えている人には、エンジニアスタイルなどのフリーランスエージェントがおすすめです。以下の記事も参考にして、フリーランスエンジニアとして活動する計画を立てましょう。
関連記事「ITエンジニア向けマッチングサイトおすすめ11選|選び方や活用するコツも解説」
まとめ
ITエンジニアには、さまざまなキャリアパスがあります。記事内で紹介したキャリアパスの特徴や目標設定の方法を参考にして、ぜひ自分のキャリア見直しをはかってはいかがでしょうか?
エンジニアとしてのキャリアパスが分からないなら、転職エージェントに相談したり、キャリアに関するトレーニングができるサービスに登録したりするのがおすすめです。
記事内ではサービスをいくつか紹介しているので気になったものに登録し、キャリアパス形成を有利に進めてみましょう。
◆記事で紹介した商品・サービスを購入・申込すると、売上の一部がマイナビニュース・マイナビウーマンに還元されることがあります。◆特定商品・サービスの広告を行う場合には、商品・サービス情報に「PR」表記を記載します。◆紹介している情報は、必ずしも個々の商品・サービスの安全性・有効性を示しているわけではありません。商品・サービスを選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品・サービススペックは、メーカーやサービス事業者のホームページの情報を参考にしています。◆記事内容は記事作成時のもので、その後、商品・サービスのリニューアルによって仕様やサービス内容が変更されていたり、販売・提供が中止されている場合があります。