「働き方改革」により副業解禁が推奨されているため、企業に雇用されているサラリーマンでも、フリーランスとして活動することが可能です。
副業を始めたいと考えている会社員の人は「そもそも副業のフリーランスとは?」「フリーランスで副業する方法は?」といった疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、副業でフリーランスになるメリットや注意点、フリーランスにおすすめの職種を4つ厳選して紹介します。
【マイナビニュース 転職ガイド運営チームが厳選!】フリーランスエージェントおすすめ3選 |
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順位 | サービス名 | おすすめな理由 |
1位 | レバテック フリーランス |
多くのフリーランサーが利用する大手 エージェント。業界15年の実績があり安心。 知名度・案件数・高単価案件ともにトップクラス |
2位 | エンジニア スタイル |
さまざまなエージェントの案件をまとめる サイト。調査した中では案件数が圧倒的。 案件応募でAmazon最大10万円の特典あり |
3位 | Midworks ミッドワークス |
正社員並みの福利厚生が受けられるので フリーランスが初めてな人におすすめ。 顧客満足度も高く初心者でも安心。 |
“参考:厚生労働省「副業・兼業の促進に関するガイドライン」”
副業のフリーランスとは
副業のフリーランスとは、本業のある傍ら、会社に属さない状態で副業をおこなう人のことです。
本業の終業後や休日などを使って、フリーランスで副業をおこないます。近年では副業を認める企業も増え、将来の備えや自身のキャリアアップのために、フリーランスで副業をする人も多いです。
また、コロナ禍の影響で場所を選ばない働き方や、個人スキルが注目されてからは、フリーランスとしての働き方が再注目されるようになっています。副業でフリーランスを始めて、本業の転職やフリーランスとして独立をする人も珍しくありません。
フリーランスで副業をおこなう3つのメリット
副業でフリーランスになるメリットは、大きく分けて以下の3つです。
- 収入が増える
- 知識の習得やスキルを高めることができる
- 業務で必要な費用を確定申告で経費計上できる
フリーランスで副業をすることは単純に収入が増える以外にも、自分のスキルを高めることにもつながります。
収入が増える
副業をやりたい人は「収入を増やしたい」と思って始める人も少なくないでしょう。フリーランスで副業をおこなえれば、隙間時間で、効率よく収入が増やせます。
金額は、業種やどの程度副業に時間を費やせるかで異なりますが、フリーランスとして副業をおこなっている人の月々の平均収入は5万~20万台の人が多いようです。
厚生労働省の調査では、副業をしている人の約10%が月に70万円以上収入があるといった結果も出ています。
収入が増えることで経済的な余裕ができるため、自己投資に使える金額も増えてキャリアアップにもつながります。
“参考:厚生労働省「副業・兼業に係る実態把握の内容等について」”
知識の習得やスキルを高めることができる
フリーランスで副業をおこなうことで、新たな知識を得たりスキルを高めることもできます。
例えば本業と近い副業をおこなうなら、本業で培ってきた経験や知識を役立てつつ、よりスキルを伸ばすことが可能です。
また、本業とは関係ない業種や職種の副業なら、そのジャンルでしか得られない新しい知識や技術の習得が目指せます。
ビジネススキルが高まり視野が広がることで、働き方の選択肢を増やせるでしょう。
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業務で必要な費用を確定申告で経費計上できる
副業の業務でかかった経費は、フリーランスだと確定申告で経費計上できるメリットもあります。つまり、副業に必要な経費分は節税が可能です。そのため、副業に必要なものとして、欲しかったアイテムや機器を揃えやすくなります。
例えば副業の経費として計上できるものは、以下のとおりです。
- パソコンの導入費(本体やアクセサリーなど)
- 副業に必要な教書・書籍
- 事務用品費
- 電気代
- 通信費
- その他副業に関するアイテム
上記の費用は、会社員の場合だと自費で導入するケースも少なくありません。パソコンなどは会社から支給してもらえたり一部負担してもらえることもありますが、例えば自宅で仕事をしたときにかかる電気代・通信費は自費負担なことが多いです。
しかしフリーランスなら、確定申告をすることで経費として計上できます。ただし副業をするうえで、必ず必要になる物・かかる費用であることが条件です。全く関係のないものや、関係のない費用を経費計上できるわけではないため注意しましょう。
フリーランスの確定申告の方法や経費について自分では難しそうと思っている人は、経理のサポートもしてくれるフリーランスエージェントを利用しましょう。
フリーランスとして副業を始める3つの方法
フリーランスで副業をする場合、どのようにして仕事を探せばよいでしょうか。フリーランスが案件を獲得するには、以下の3つの方法があります。
- 【おすすめ!】案件サイト・フリーランスエージェントを活用する
- 友人や知人からの紹介・自分で企業に営業する
- ビジネスSNS・クラウドソーシングを利用して探す
【おすすめ!】案件サイト・フリーランスエージェントを活用する
フリーランスとして副業を始めるのにおすすめの方法は、案件サイトやフリーランスエージェントを利用することです。
フリーランス向けの案件サイトでは、週3日や平日夜だけなど副業メインの案件も数多くあります。
マイナビニュース 転職ガイド運営チーム
例えば業務委託の案件やリモート案件、プロジェクト達成型で業務時間を定めないものなどがあります。自分の希望する条件で案件を探すことが可能です。
また、フリーランスエージェントでは、担当のエージェントが付き自分のスキルや希望にあった案件を探してもらえます。
さらに、副業先の会社や案件のことなどで不安や問題があったときは、エージェントに相談できる上に、クライアントとの間に入ってやりとりもしてもらえます。
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継続して副業を続けたい場合は、長期継続の案件を探すようにしましょう。同じクライアントから継続して受注できたら収入も安定しやすくなります。
友人や知人からの紹介・自分で企業に営業する
友人や知人などに案件を紹介してもらったり、自分で営業をかけて仕事をもらうのも1つの手です。
実際に知人を介して副業を始める人は珍しくなく、条件が合えば信頼できる相手と仕事ができるというメリットがあります。
そのため、知り合いの会社や勤め先に自分が副業としてできそうな仕事があるのなら、相談してみましょう。特にフリーランスとして働いている知り合いがいるのなら、案件を紹介してもらえる可能性が高いです。
ビジネスSNS・クラウドソーシングを利用して探す
ビジネスSNSやクラウドソーシングを利用してフリーランスとして仕事を獲得している人も多いです。
ビジネスSNSは、仕事向けのSNSアカウントで自分の経歴や能力をアピールするツールとして使います。情報を発信することでクライアントからの依頼を受けたり、営業をかけることが可能です。媒体に囚われず、広いSNSのなかから副業先を探せる特徴があります。
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人気を集めているビジネスSNSとして「Linkedin(リンクトイン)」や「YOUTRUST(ユートラスト)」などがあります。
一方、クラウドソーシングは、仕事を発注したい人と受注したい人をマッチングするサービスです。近年フリーランスの人や副業を探している人が仕事を探す手段として定着し、多くのクラウドソーシングサイトがあります。
クラウドソーシングの特徴は、初心者でも受注しやすい案件がある点です。本業と全く関係のない仕事をしたいときは挑戦しやすいでしょう。ただし未経験も挑戦できるケースが多いために案件の単価が安いケースもあるため、自分の実力とマッチした仕事を探すようにしましょう。
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クラウドソーシングサイトで人気なのは、「CrowdWorks(クラウドワークス)」や「Lancers(ランサーズ)」などがあります。
フリーランスで副業を始めるときの3つの注意点
副業でフリーランスになるのは自身の成長につながったり、数多くのメリットがあります。ただし副業を始める前に、以下の3つの注意点に注意しましょう。
- 会社の許可を取ってから始める
- 自己管理を徹底しておこなう
- 確定申告が必要になる場合もある
会社の許可を取ってから始める
まずは会社に副業を始めていいか確認をし、許可を取得してから副業を始めるようにしましょう。
最近は副業を許可している会社が多くなったとはいえ、副業を禁止している会社もあります。もし本業の会社に隠れて副業をおこない、それがばれてしまうと就業規則の違反としてみなされ、処罰の対象となったり、最悪の場合は解雇される可能性も否めません。
また、もし副業がOKでも、会社の上司などに許可を得たり相談することをおすすめします。就業規則で副業の条件が定められていたり、副業申請書を提出するケースもあるため、その点でもセッションが必要です。
自己管理が重要
フリーランスの仕事を続けるには、自己管理が重要になります。
副業でもフリーランスの仕事は、自分で案件を進めて納期を守り、成果物を納品することが基本です。納期を守り求められる結果を出すことが、クライアントとの信頼関係を築くことにつながるため、きちんと納期を守れる人は案件の継続につながります。
また、副業に労力を取られすぎてしまい、本業がおろそかになってもいけません。そのため、自己管理やスケジュール管理はしっかりおこなう必要があります。
確定申告が必要になる場合もある
もし副業で年間所得が20万円を超えた場合は、確定申告が必要になります。正確には1月1日~12月31日まで本業以外の収入から諸経費を引き、残った金額が20万円以上なら納税義務が出てきます。
確定申告をしたくないという人は、所得が20万円を超えないよう調整しながら副業をおこなうとよいでしょう。
フリーランスの確定申告のやり方について「一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会」の公式サイトで紹介していますので、参考にしましょう。
フリーランスでの副業におすすめの職種4選
副業でフリーランスをおこなう際の職種にはさまざまなものがあります。特に本業との両立のしやすさや場所を選ばずに継続しやすい職種では、以下の4種類の仕事がおすすめです。
- ITエンジニア・プログラマー
- Webライター・編集者
- Webデザイナー
- 動画編集者
おすすめな職種についてそれぞれ解説していきます。
ITエンジニア・プログラマー
ITエンジニア・プログラマーは、主にWEBサイト・アプリ・ゲームなどの開発・管理などをおこなう仕事です。
デジタルの媒体が多くなった近年では、需要が数多くあります。インターネット環境とパソコンがあればできる仕事なため、リモートワークができる案件も多い職種です。
なお、フリーランスでITエンジニア・プログラマーの仕事を探す場合は、実務経験が重視される傾向があります。そのため、本業で同じ仕事をしている人のほうが副業先が見つかりやすいでしょう。
案件は単発~長期まで多岐にわたるため、本業と両立できる量の案件を探すのがおすすめです。
ITエンジニア・プログラマーは、こんな人におすすめ!
- 本業でITエンジニア・プログラマーの実務経験がある人
- デジタルコンテンツの開発経験を積みたい人
Webライター・編集者
Webライターや編集者は、Webメディアの記事の執筆や制作・コンテンツづくりをおこなう職種です。ライターはライフスタイルや、グルメ、美容といった、指定されたテーマ・商材についての記事を執筆します。
執筆が得意な人なら、未経験でも始められる案件も多く、初めての副業として選ばれることも多いです。情報を取得すること、何かをテーマにして文章を書くことが好きな人には向いています。
編集者は、ライターが執筆した記事をチェックし、サイト内の記事の管理・改善をする仕事です。SEO対策をして、記事のクオリティを上げる業務などをおこないます。そのため、基本的にライターとして何年か実務経験があるケースにおすすめです。
Webライター・編集者は、こんな人におすすめ!
- 初めて副業フリーランスをする人
- 文章を書くのが得意・リサーチが得意な人
Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトやアプリなどのロゴや内部デザインを作る仕事です。クライアントの依頼に沿ったデザインを作成し、ブラッシュアップしながら作り上げます。
センスや専門知識が必要となる仕事なため、Webサイト・アプリなどのデザインについてはもちろん、世の中に溢れるデザイン分野に興味がある人は向いています。実際にデザインスキルがある人は、能力を活かすことができるでしょう。
また、デザインスキルと同時にクライアントが求めるものを汲み取る能力も求められます。長くやり取りをしたり提案をしたりすることもあるので、クライアントとのやりとりも得意な人におすすめです。
Webデザイナーは、こんな人におすすめ!
- ロゴやサイトなどのデザインスキルがある人
- コンテンツをデザインして作り上げるのが好きな人
動画編集者
動画編集者は、TV番組や映画、ドラマ、PVといったさまざまな動画コンテンツを作る職業です。
最近はYouTube、TikTok、Instagramなどに向けた動画コンテンツ作りが多くなり、需要が増えている職となっています。フリーランスで副業をやるケースでは、後者の動画・SNS媒体での仕事が一般的です。
また、専用のソフトとパソコン、動画編集の知識があれば始めることができる職業なため、勉強をして副業で動画編集者に挑戦する人も増えています。
動画編集者は、こんな人におすすめ!
- 動画コンテンツが好きな人
- 動画編集の知識がある人
副業案件が豊富なおすすめのフリーランス案件サイト3選
週3日以内や平日夜、土日だけ稼働したい人は、副業として受注できる案件を豊富に取り扱うサービスを利用すると、希望にあった案件に出会える可能性が高まります。
サービス名 | ギークスジョブ |
ココナラテック | テクフリ |
公開案件数 (2023年12月時点) |
6,490件 | 18,357件 | 19,218件 |
サポート内容 | ・案件提案、キャリア相談 ・日程調整、単価交渉 ・参画中のフォロー |
・案件提案、キャリア相談 ・日程調整、単価交渉 ・参画中のフォロー |
・案件提案、キャリア相談 ・日程調整、単価交渉 ・参画中のフォロー |
特徴 |
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公式サイト |
上記で紹介した他にも、副業案件を多く取り扱うフリーランスエージェントはたくさんあり、複数のサイトを併用する人が多いようです。ITエンジニアの人は、一度に複数のフリーランスエージェントの案件をまとめて見れる「エンジニアスタイル」の利用もおすすめです。
フリーランスの副業でよくある質問
フリーランスとして副業を始める時によくある質問をまとめました。
- 副業を始めるときに必要な準備は?
- 開業届をだす必要はある?
- 契約社員でもなれる?
副業を始めるときに必要な準備は?
フリーランスで副業を始める際には以下の流れで準備をおこなってください。
- 本業会社への副業許可・確認
- 開業届・青色申告承認申請書を提出
- 副業に必要な機器・アイテムの用意
- 会計ソフトを導入
- 経費計上のための領収書の保管
- 確定申告・住民税納付の準備
まずは本業の会社へ副業が可能かどうかを確認するところから始まります。
そのあとは、個人事業主=フリーランスとして働くための開業届・青色申告承認申請書を用意し、開業届を税務署へ提出すると青色申告ができるようになり、経費計上や控除利用で節税効果を高く受けられるようになります。
副業に必要な物もあらかじめ用意しておきましょう。会計ソフトを導入しておくと青色申告で必要な複式簿記のときに帳簿が楽になります。なお、これらの準備でかかった費用の領収書は申告に利用するため必ず大切に保存しておきましょう。今後のために領収書などを管理する方法も明確にしておくと安心です。
確定申告や住民税の納付は、副業で20万円以上の収入がある場合に必要となりますが、申告の方法は手間がかかり難しいため、事前に勉強をして準備をしておくようにしましょう。
開業届を出す必要はある?
基本的には継続して副業をするケースでは事業所得となるため、副業を始めた1ヶ月以内に開業届を税務署へ提出することが必要です。
また、控除額が高い青色申告をするには、開業届がないとおこなえません。そのため、申告する側面からも副業でも開業届は提出する必要があるといえます。
ただし単発で副業をするケースなら、雑所得となるため開業届を出す必要はありません。
契約社員でもなれる?
契約社員という理由で副業は禁止されていません。
あくまでも副業ができるかどうかは、所属する会社の就業規則によって左右されます。副業を始めたい場合は、契約先に確認をしておきましょう。
まとめ
収入を増やしたりスキルアップのために、フリーランスで副業を始める人が増えています。
アルバイトより時間や場所に縛られにくいため、自由に働くことが可能です。収入は能力に左右されますが、副業をすることで、スキルを磨いたり新たなことに挑戦できます。自分の可能性を伸ばせるという点では、将来的にも自分のメリットとなるでしょう。
ただ、本業と副業を両立することは簡単ではありません。自己管理をして案件をきちんと納品すること、本業に支障がないようセーブする能力も必要です。今までより生活スタイルが綿密なスケジュールになると想定しておきましょう。
本記事で紹介した副業の始め方や注意点を参考にして、フリーランスとして副業を始めましょう。
◆記事で紹介した商品・サービスを購入・申込すると、売上の一部がマイナビニュース・マイナビウーマンに還元されることがあります。◆特定商品・サービスの広告を行う場合には、商品・サービス情報に「PR」表記を記載します。◆紹介している情報は、必ずしも個々の商品・サービスの安全性・有効性を示しているわけではありません。商品・サービスを選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品・サービススペックは、メーカーやサービス事業者のホームページの情報を参考にしています。◆記事内容は記事作成時のもので、その後、商品・サービスのリニューアルによって仕様やサービス内容が変更されていたり、販売・提供が中止されている場合があります。