朝ドラの歴代ヒロインの出演作品やあらすじとコメントを紹介します。「朝ドラ」の愛称で知られるNHK「連続テレビ小説」は、1961年(昭和36年)から長きにわたって放送されている国民的長寿ドラマ。これまで数々の作品が放映され、多くのヒロインを輩出してきました。
今回は1961年(昭和36年)~2023年(令和5年)のNHK朝ドラ歴代ヒロインについてまとめ、マイナビニュース会員の男女525名を対象に朝ドラについてアンケートを実施しました。
NHK「朝ドラ」歴代ヒロイン一覧
今田美桜(いまだみお):第112作『あんぱん』
女優の今田美桜が、NHKの2025年春スタートの朝ドラ『あんぱん』で主演を務めます。この物語は、アンパンマンの創作者「やなせたかし(1919―2013)」とその妻「小松暢(1918―1993)」を基にしたフィクションで、脚本は中園ミホが手がけます。今田は3,365人の中からヒロインに選出され、「日本の朝に活力を与えられるように頑張りたい」と意気込みを語っています。
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出演作品:第112作『あんぱん』
出演時期:2025年4月~2025年9月予定
橋本環奈(はしもとかんな):第111作『おむすび』
橋本環奈が、平成のギャルを演じるNHK連続テレビ小説『おむすび』の主役に選ばれました。この作品は食とコミュニケーションを通じて現代の問題に立ち向かう栄養士の物語で、福岡や神戸、大阪を舞台にしています。脚本は根本ノンジが担当。橋本はこの役で、視聴者に明るい朝を提供したいと意気込んでいます。
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出演作品:第111作『おむすび』
出演時期:2024年9月30日~2025年3月予定
伊藤沙莉(いとうさいり):第110作『虎に翼』
女優の伊藤沙莉さんが、2024年度前期に放送されるNHK連続テレビ小説第110作『虎に翼』の主演に選ばれたことが発表されました。伊藤沙莉さんは「私事ですが、今年29歳になるんですね。そして芸能生活20周年になるので、節目の年に素敵なありがたいお仕事をやらせていただけて本当に本当にうれしいですし、なおさら頑張りたいなと思います」と述べました。
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出演作品:第110作『虎に翼』
出演時期:2024年4月~2024年9月27日
趣里(しゅり):第109作『ブギウギ』
2023年度後期に放送予定のNHK連続テレビ小説第109作『ブギウギ』のヒロインが女優の趣里(しゅり)さんに決定しました。趣里さんは「まさか自分がこんな日を迎えられるとは思ってもいなかった。驚きと、喜びとともに身の引き締まる気持ちでいます」と述べました。
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出演作品:第109作『ブギウギ』
出演時期:2023年10月2日~2024年3月30日
浜辺美波:第108作『らんまん』
女優の浜辺美波さんが、2023年度前期に放送されるNHK連続テレビ小説第108作『らんまん』で神木隆之介さん演じる槙野万太郎の妻役に決定しました。浜辺さんは「企画書を読む手が震えるほど嬉しかったことを覚えています」とのコメントを発表。「快い笑顔になっていただけるよう精一杯努めます」としています。
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出演作品:第108作『らんまん』
出演時期:2023年4月~2023年9月
福原遥:第107作『舞いあがれ!』
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2022年10月から放送される第107作『舞いあがれ!』で、ヒロインを務めるのは福原遥さん。1990年代から現在までが描かれており、福原遥さん演じるヒロイン・岩倉舞が、空とパイロットにあこがれてものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島でさまざまな人との絆を育みながら、夢に向かっていく挫折と再生のドラマです。
福原さんがNHK朝ドラに出演するのは、今回が初。福原さんは「朝ドラは小さい頃から見ていて、落ち込んだり前向きになれなかったときに、勇気やパワーなど色んなものをもらっていました。自分もいつか、そんな明るいパワーを皆さんに届けられたらいいなとずっとずっと夢見ていたので、今回ヒロインを演じることになりうれしく思っています」と、コメントしています。
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出演作品:第107作『舞いあがれ!』
出演時期:2022年10月3日~2023年3月予定
黒島結菜:第106作『ちむどんどん』
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2022年4月から放送される第106作『ちむどんどん』でヒロインを務めるのは黒島結菜さん。本土復帰前の沖縄に生まれ育ったヒロイン・暢子が、復帰とともに東京に渡り料理人という夢を追いかける姿が、おいしい料理と家族の絆ととともに描かれます。
黒島さんが朝ドラに出演するのは、『マッサン』、『スカーレット』に続き3作目。着々とキャリアを重ね、出身地である沖縄を舞台にした『ちむどんどん』で初のヒロインに抜擢されました。
出演作品:第106作『ちむどんどん』
出演時期:2022年4月11日~9月30日
上白石萌音:第105作『カムカムエヴリバディ』
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上白石萌音さんは、2021年11月から2022年4月9日にかけて放送された第105作『カムカムエヴリバディ』の初代ヒロイン・安子を演じました。本作では朝ドラ史上初の試みとして、3人のヒロインが登場。昭和、平成、令和を生きる三世代の女性たちの物語がリレー形式で描かれました。
上白石さんがヒロインを務めた「安子編」は、岡山市内の和菓子屋の娘・安子が、ラジオ英語講座との出会いをきっかけに未来を切り拓いていくというストーリー。戦争に翻弄された安子の激動の半生を上白石さんが熱演し、高い評価を獲得しました。
出演作品:第105作『カムカムエヴリバディ』
出演時期:2021年11月1日~2022年4月8日
ユーザーコメント
・「面白くて、可愛らしいから」(38歳女性)
・「感動できるストーリーが良い」(35歳男性)
・「戦後のシングルマザーを演じている姿がたくましいと感動しました。白石さんの演技がよかったです」(60歳女性)
・「やっぱり今時の女優さんで姉妹共に若者を中心に人気があるので上白石萌音さんを選択しました。演技力も優れているのでストーリーがより生きてきますね」(62歳男性)
・「出てる演者が好きだから」(29歳男性)
深津絵里:第105作『カムカムエヴリバディ』
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史上初の3人ヒロイン体制で放送された『カムカムエヴリバディ』の2代目ヒロインを務めたのは深津絵里さん。上白石萌音さん演じる安子の娘・るいを演じました。
「るい編」で描かれたのは、ある出来事をきっかけに岡山を飛び出したるいが、新天地の大阪で自分の居場所を見つけていく姿。深津さんはその後の「ひなた編」でも母親役として出演を続け、ヒロイン兼ヒロインの母親を演じるという前例のない展開 が話題を集めました。
出演作品:第105作『カムカムエヴリバディ』
出演時期:2021年11月1日~2022年4月8日
ユーザーコメント
・「ストーリーが面白いから」(35歳女性)
・「素晴らしい演技を見せてくれる女優さんだから」(64歳男性)
・「深津絵里さんはJR東海のCMからずっとファンです」(39歳女性)
・「人柄が素敵で、演技が上手いので」(31歳女性)
・「おしゃれで演技力も高いと思うから」(41歳女性)
・「幅広い年代を自然に演じていることや歌や英語も素敵だった」(女性57歳)
川栄李奈:第105作『カムカムエヴリバディ』
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川栄李奈さんが演じたのは、『カムカムエヴリバディ』の3代目ヒロイン・ひなた。上白石萌音さんが演じる安子の孫で、深津絵里さん演じるるいの娘という役柄です。
『カムカムエヴリバディ』の最終章となる「ひなた編」では、京都の下町商店街で育った時代劇好きのひなたが、映画村での仕事を通して成長していく姿が描かれました。川栄さんは2人のヒロインから物語を受け継ぐという重圧を感じさせない自然体な演技でひなたを好演 し、多くの視聴者から愛されました。
出演作品:第105作『カムカムエヴリバディ』
出演時期:2021年11月1日~2022年4月8日
ユーザーコメント
・「川栄さんのファンだったのでよく見ていました。彼女の自然派が好きです」(46歳男性)
・「まだ終わっていないが、毎日目が離せず最後迄絶対に見逃したくない位にハマっている」(女性59歳)
・「親近感がもともとあったから感情移入できた」(男性44歳)
・「思っていたより断然お芝居上手だ」(女性58歳)
・「演技が上手で感心したのを覚えている」(男性49歳)
・「OL姿が可憐ですごく似合っているから」(男性53歳)
清原果耶:第104作『おかえりモネ』
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清原果耶さんは、2021年5月~10月に放送された第104作『おかえりモネ』でヒロインのモネこと永浦百音(ながうらももね)を演じました。
この作品は、朝ドラで初めて令和以降の時代が舞台となりました。宮城県気仙沼市にある亀島で育ったモネが、気象予報士を目指し成長していく姿を描いています。東日本大震災によってトラウマを抱えた人びとの苦しみと、前を向こうと葛藤する様子も話題になりました。
出演作品:第104作『おかえりモネ』
出演時期:2021年5月17日~10月29日
ユーザーコメント
・「これまでのヒロインとは違い、物静かで表情で演技していたところが素晴らしかった」(57歳男性)
・「どこにもいそうで自然なキャラクターだった」(50歳女性)
・「清原カヤちゃんは、朝ドラ3本目にして主役となり、演技も上手だと思います。以前に透明なゆりかごでもとても良い演技をしていて好きになりました』(58歳男性)
・「清純な感じで役柄にピッタリの雰囲気を持っているように感じた。演技も上手でした」(77歳女性)
・「朝ドラらしい健気で真の強い清楚なヒロインという感じで一番好きでした。とにかくさわやかでキャスト全員が良かったと思います」(33歳女性)
杉咲花:第103作『おちょやん』
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2020年11月から2021年5月に放送された第103作『おちょやん』でヒロインの千代を演じたのは、杉咲花さんです。“大阪のお母さん”として人気を博した喜劇女優・浪花千栄子をモデルにした竹井千代を演じ、見事な巻き舌の河内弁やあたたかい大阪弁を披露しています。
主人公の千代は、幼い頃に芝居茶屋に奉公に出されて以来、周囲の人びとに愛されながら強く生き抜いていくキャラクター。女中から女優になり、幼なじみでもある劇団の座長・天海一平と結婚しますが、一平の浮気で離婚することに……。喜劇女優である千代が体験する人生の悲喜劇を、人間味たっぷりに表現した一作です。
出演作品:第103作『おちょやん』
出演時期:2020年11月30日~2021年5月14日
ユーザーコメント
・「感情移入するくらいひきこまれた」(35歳女性)
・「元気があって、朝ドラのヒロインらしくて印象に残っているから」(45歳男性)
・「おちよの強さと、ぎりの母との関係性に感動しました」(47歳女性)
・「イキイキハキハキと演じてはって、見ていて気持ちが良いから」(40歳女性)
・「芝居が上く、インパクトがあるストーリーだった」(57歳男性)
二階堂ふみ:第102作『エール』
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二階堂ふみさんは、2020年3~11月の第102作『エール』で主人公の妻・音を演じました。『エール』の主人公は、窪田正孝さん演じる作曲家・古山裕一。昭和の時代に活躍した作曲家・古関裕而さんとその妻・金子をモデルとしています。オペラ歌手を目指す音を演じた二階堂さんは、劇中で見事な歌唱力を披露しました。
『エール』は新型コロナウイルスの影響で、撮影が一時中断されました。そのため6月中旬から約2カ月半の間、キャストが副音声で物語を解説するという形で第1回分から再放送するというイレギュラーな放送形態をとっています。
出演作品:第102作『エール』
出演時期:2020年3月30日~11月28日
ユーザーコメント
・「安定感があり雰囲気が素敵だったから」(39歳男性)
・「ストーリーが面白いのと、ヒロインがあっているから」(58歳男性)
・「二階堂ふみさんの演技が多彩で、素晴らしかったですね」(53歳男性)
・「イメージとよく合っていたから」(45歳男性)
・「古関ゆうじの夫婦関係、作曲への取り組み等共感できるものが多かった」(62歳男性)
・「かわいいし演技がうまいから。素晴らしい作品をありがとう。大ファンであります」(61歳男性)
・「レトロ感ある演出がうまくこなされている」(31歳男性)
・「朝からコメディとシリアスが同居した傑作」(38歳男性)
・「以前から顔の表情だけでなく、都度の言動が観る者を引き付ける二階堂ふみさんの演技力に魅力があると思っています。すべての土台ができ上っていて、うまく役柄にマッチさせて演技されていると思います。特にエールの時代の二階堂ふみさんは現在と比べるとまだまだ粗削りで元気よさが前面に出ていました。この若い時期に多くのことを吸収された結果が現在の悪役や嫌われ役、善人、ヒロインなどあらゆる役柄をこなせる演技力につながっていて、どの女優さんよりも興味をもって見ています」(60歳男性)
・「演技がうまくて、表情に惹かれるし素敵」(37歳女性)
・「明るく前向きな気持ちになれる」(60歳男性)
・「デビュー当時からファンであり、演技力が上手いから」(56歳男性)
・「演技力があると思う。女優としての志しも好感がもてる」(48歳男性)
・「二階堂ふみの演技力が良かった。ファンになった」(46歳女性)
・「透明感溢れる笑顔が素敵』(75歳女性)
・「自分自身音楽が好きで、音楽家になるためのサクセスストーリーに感動するから」(53歳男性)
戸田恵梨香:第101作『スカーレット』
2019年9月から2020年3月にかけて、第101作『スカーレット』でヒロインを務めたのが、戸田恵梨香さんです。主人公・川原喜美子のモデルとなったのは、女性陶芸家の草分け的存在ともいえる神山清子さん。滋賀県信楽を舞台に、陶芸に情熱の炎を燃やす女性を演じています。
信楽焼の里・信楽で育った喜美子は、女性初の絵付け師となり、やがて陶芸家の夫と結婚。夫の浮気で離婚を経験しつつも、自身も陶芸家として才能を発揮していきます。白血病を発症した息子のために骨髄バンク設立に奔走するなど、逆境に負けずに人生に立ち向かう姿が描かれています。
出演作品:第101作『スカーレット』
出演時期:2019年9月30日~2020年3月28日
ユーザーコメント
・「かわいいし好き。演技も素晴らしい」(34歳男性)
・「戸田恵梨香さんが信楽焼に真剣に向き合う内容がよかった」(61歳女性)
広瀬すず:第100作『なつぞら』
広瀬すずさんは、記念すべき100作目となる2019年4~9月放送の『なつぞら』でヒロイン・なつを演じています。
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空襲で両親を失い、北海道の牧場で育てられた主人公・なつは、のちに上京し、当時まだ『漫画映画』と言われていた草創期のアニメ業界でアニメーターになります。試行錯誤を繰り返しながら成長していくという役どころです。
広瀬さんはドラマ・映画などに多数出演するほか、2020年上半期にはCM女王に返り咲くなど、目覚ましい活躍を見せている女優の一人です。
出演作品:第100作『なつぞら』
出演時期:2019年4月1日~9月28日
ユーザーコメント
・「歴代の中で一番爽やかなヒロインだったから」(63歳男性)
・「演技力が高かったから」(46歳男性)
安藤サクラ:第99作『まんぷく』
安藤サクラさんは2018年10月より放送された第99作、平成最後の朝ドラ『まんぷく』のヒロインです。
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インスタントラーメンの生みの親・安藤百福さんとその妻の半生をモチーフに、安藤さん演じる福子が青年実業家の夫・萬平(長谷川博己さん)を支えながら、二人三脚で画期的な製品を作り上げていく姿を描いています。
当時14歳だった女優の芦田愛菜さんが朝ドラ史上最年少でナレーターを務めたことでも話題になりました。
出演作品:第99作『まんぷく』
出演時期:2018年10月1日~2019年3月30日
ユーザーコメント
・「頼もしい存在で魅力的だったから」(39歳女性)
・「いつもと違ったヒロイン像に魅力を感じた」(41歳女性)
永野芽郁:第98作『半分、青い』
2018年4月~9月放送の第98作『半分、青い。』で1971年生まれのヒロイン・楡野鈴愛(にれのすずめ)を演じたのが永野芽郁さんです。
バブル期以降の日本で、漫画家としての挫折、離婚などを経験しつつも、カフェの営業や扇風機の発明など、パワフルに生きる姿が描かれています。左耳の聴力がないヒロインを演じるため、永野さんは本番直前まで左耳に耳栓をするなどの役作りで撮影に臨んだそうです。
出演作品:第98作『半分、青い』
出演時期:2018年4月2日~9月29日
ユーザーコメント
・「今が旬の女優さんで、どんな役にも合う人ですね」(62歳男性)
・「何て言うか、彼女の演技には視聴者を引き付ける魅力がある」(58歳男性)
葵わかな:第97作『わろてんか』
2017年10月から2018年3月に 放送された第97作『わろてんか』のヒロインは葵わかなさん。葵さんが演じた京都の老舗薬種問屋の長女・てんは、大阪で吉本興業を創業した吉本せいさんがモデルになっています。
葵わかなさんは2009年にドラマ『サムライ・ハイスクール』でデビュー後、映画『陽だまりの彼女』、『サバイバルファミリー』、日曜劇場『ブラックペアン』、「教場」シリーズなど様々な作品に出演。さらに舞台やナレーションなどでも幅広く活動しています。
出演作品: 第97作『わろてんか』
出演時期:2017年10月2日~2018年3月31日
有村架純:第96作『ひよっこ』
2017年4~9月放送の第96作『ひよっこ』でヒロインを務めた有村架純さん。このドラマは、東京オリンピックがあった1964年から始まります。日本が目覚ましい発展を遂げる高度経済成長期に地方から東京へやって来た若者たちの青春が描かれています。
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有村さん演じるみね子は地元・茨城から上京して集団就職し、さまざまな困難に直面します。同じく地方からやって来た仲間たちや、町の人びとに見守られながら困難を乗り越えていく彼女の姿が、視聴者からも支持されました。
女優として数々の話題作に出演している有村さんですが、2021年公開の映画『花束みたいな恋をした』では、第45回日本アカデミー賞で優秀主演女優賞に選出されています。
出演作品:第96作『ひよっこ』
出演時期:2017年4月3日~9月30日
ユーザーコメント
・「ほのぼのとした役でよかったから」(55歳男性)
・「茨城弁がかわいかった。働き始めた洋食店や下宿の住人、町の人たちとのやりとりがおもしろかったから」(59歳男性)
芳根京子:第95作『べっぴんさん』
芳根京子さんは、2016年10月から2017年4月にかけて放送された第95作『べっぴんさん』でヒロインのすみれを演じました。子供服メーカー「ファミリア」の創業者の1人、坂野惇子さんがモチーフの作品です。
芳根さんは2013年にドラマ『ラスト♡シンデレラ』で女優デビュー。2014年には『花子とアン』で朝ドラデビューを果たし、その2年後にオーディションで『べっぴんさん』のヒロインに抜擢されました。主な主演作にドラマ『海月姫』、映画『累 -かさね-』などがあります。
出演作品:第95作『べっぴんさん』
出演時期:2016年10月3日~2017年4月1日
高畑充希:第94作『とと姉ちゃん』
高畑充希さんは2016年4~10月放送の第94作『とと姉ちゃん』でヒロインを務めました。本作の舞台は第二次世界大戦前後の静岡と東京。高畑さん演じる小橋常子は、のちに雑誌『暮しの手帖』を創刊した大橋鎭子(しずこ)さんをモデルとしたキャラクターです。
高畑さんはドラマ・映画で活躍するほか、2017年より放送されているNHKの音楽番組「おげんさんといっしょ」で、おかあさん役の星野源さんとともに、おとうさん役としてレギュラー出演しています。
出演作品:第94作『とと姉ちゃん』
出演時期:2016年4月4日~10月1日
ユーザーコメント
・「親近感がある女優だったから」(50歳男性)
・「高畑充希の演技がとてもよかった」(48歳男性)
波瑠:第93作『あさが来た』
2015年9月~翌年4月放送の第93作『あさが来た』のヒロインを演じた波瑠さん。
女性事業家・広岡浅子さんをモデルとしたこのドラマは、朝ドラで初めて、江戸時代から物語が始まります。歴史に名を刻む大隈重信(高橋英樹さん)や福澤諭吉(武田鉄矢さん)、土方歳三(山本耕史さん)の登場シーンも印象的でした。 波瑠さんは、2021年夏に放送された『Night Doctor』で月9ドラマ初主演を果たしています。
出演作品:第93作『あさが来た』
出演時期:2015年9月28日~2016年4月2日
ユーザーコメント
・「演技がうまいうえ、美人だったから」(30歳男性)
・「最近見た中で思い出すもののうち、『あさが来た』が一番印象に残っています」(70歳男性)
土屋太鳳:第92作『まれ』
2015年3月から放送された第92作『まれ』では、土屋太鳳さんがパティシエを目指して奮闘するヒロイン・希 (まれ) を演じました。土屋さんがオープニング曲「希空〜まれぞら〜」の1番の歌詞を担当したことも話題になった作品です。
オーディションを経て2008年に女優デビューした土屋さん。テレビドラマ初出演は大河ドラマ『龍馬伝』でした。その後はドラマ『チア☆ダン』、『やんごとなき一族』、「今際の国のアリス」シリーズなど数々の作品で活躍しています。
出演作品:第92作『まれ』
出演時期:2015年3月30日~9月26日
シャーロット・ケイト・フォックス:第91作『マッサン』
シャーロット・ケイト・フォックスさんは、2014年9月より放送された第91作『マッサン』で朝ドラ初の外国人ヒロインとして注目を浴びました。
彼女が演じたのは、日本産ウイスキーを作ることを夢見るマッサンこと亀山政春(玉山鉄二)と恋に落ち、イギリスから日本にやって来たスコットランド出身のエリー。未知の国にやってきて、夫と二人三脚で夢を実現させていく聡明な女性の姿を見せてくれました。
出演作品:第91作『マッサン』
出演時期:2014年9月29日~2015年3月28日
ユーザーコメント
・「外国人のヒロインで好感度が高かったから」(59歳女性)
・「異国から嫁いだ女性という難しい役を演じきったから」(45歳男性)
吉高由里子:第90作『花子とアン』
吉高由里子さんは2014年上半期に放送されたでヒロインの花子を演じました。『赤毛のアン』の翻訳者・村岡花子さんの半生を原案とする物語です。
山梨の貧しい家に生まれながらも東京のミッションスクールで英語を学び、やがて童話作家、翻訳家として才能を発揮していく花子の姿が、『赤毛のアン』のアンと重ねながら描かれています。
出演作品:第90作『花子とアン』
出演時期:2014年3月31日~9月27日
ユーザーコメント
・「特に好きな女優さんだから」(69歳男性)
・「ストーリーがとてもよかった」(45歳女性)
杏:第89作『ごちそうさん』
杏さんは、2013年9月から翌年3月まで放送された第89作『ごちそうさん』でヒロイン・め以子を演じました。
舞台は激動の大正~昭和時代。東京の洋食店で生まれ育っため以子は、東出昌大さん演じる大阪の男性に恋をして、食いだおれの街・大阪に嫁ぐことになります。「どんな困難もごはんを食べていければなんとかな」という信念で頑張るめ以子の姿を「食」とともに描いています。
出演作品:第89作『ごちそうさん』
出演時期:2013年9月30日~2014年3月29日
ユーザーコメント
・「こんな人になりたいなぁと思わせるヒロインだった。仕草や口調も自然でとてもよかったと思う」(59歳女性)
・「杏さんが料理をおいしそうに食べるシーンが印象に残っているから」(74歳男性)
のん(能年玲奈):第88作『あまちゃん』
2013年4~9月放送の第88作『あまちゃん』でヒロインを務めたのん(能年玲奈)さん。脚本家・宮藤官九郎さんが手掛けた本作は、東北の田舎町を舞台とした人情喜劇です。この年の新語・流行語大賞では『じぇじぇじぇ』が年間大賞に選ばれました。
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のんさん演じる女子高生のアキは、母の故郷である北三陸で海女修行を続けるうちに地元のアイドルになり、のちに芸能界デビューを目指すという役どころ。共演には、のちに『ひよっこ』で朝ドラヒロインを務める有村架純さんも出演していました。
のんさんは当時能年玲奈という本名で活動していましたが、2016年から現在の「のん」という芸名に改名。以降、女優・アーティストと活動の幅を広げ、2022年公開の映画『Ribbon』では脚本・監督・主演を務めています。
出演作品:第88作『あまちゃん』
出演時期:2013年4月1日~9月28日
ユーザーコメント
・「存在感のある女優だったから」(49歳男性)
・「みんな元気で明るくて、現代ものでよかったから」(53歳男性)
夏菜 :第87作『純と愛』
夏菜さんは、2012年10月から2013年3月にかけて放送された第87作『純と愛』でヒロインの純を演じました。『純と愛』は沖縄・宮古島のホテルで生まれ育った純と、人の心が見えるという特殊能力の持ち主・愛(風間俊介さん)がくり広げる夫婦の物語です。
夏菜さんは2011年に出演した映画『GANTZ』での体当たりな演技で注目を集め、翌年に朝ドラで『純と愛』のヒロインに選ばれます。現在は女優業のみならず、破天荒なキャラクターでバラエティやYouTubeでも活躍しています。
出演作品:第87作『純と愛』
出演時期:2012年10月1日~2013年3月30日
堀北真希:第86作『梅ちゃん先生』
堀北真希さんは2012年4~9月放送の第86作『梅ちゃん先生』でヒロインを務めました。本作の舞台は終戦直後で焼け野原となった東京・蒲田。堀北さん演じる梅子が医者を目指し、奮闘する姿が描かれています。
堀北さんは『野ブタ。をプロデュース』や『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』などのドラマで人気を得ましたが、2017年に芸能界を引退しています。
出演作品:第86作『梅ちゃん先生』
出演時期:2012年4月2日~9月29日
ユーザーコメント
・「かわいらしさがあふれていたから」(53歳男性)
・「ストーリーも印象に残り、共感できる主人公だったから」(45歳男性)
尾野真千子:第85作『カーネーション』
2011年10月から放送された第85作『カーネーション』でヒロインを務めたのは、尾野真千子さん。本作のヒロインはデザイナーのコシノ三姉妹の母・小篠綾子さんがモデルで、ギャラクシー賞テレビ部門の大賞を朝ドラで初受賞するなど高い評価を得た作品です。
尾野さんが演じた小原糸子は、大阪の呉服店に生まれるも、ドレスに憧れ洋裁の道へ。自らもファッションデザイナーとして活躍し、さらには女手ひとつで3人の娘を世界的なファッションデザイナーに育て上げた糸子の半生が描かれました。
出演作品:第85作『カーネーション』
出演時期:2011年10月3日~2012年3月31日
井上真央:第84作『おひさま』
2011年4月~10月の第84作『おひさま』でヒロイン・陽子を演じたのは、井上真央さんです。長野県安曇野市を舞台にし、昭和に戦中・戦後の時代を持ち前の明るさで生き抜いた女性を演じています。
井上さんはこの後、2015年にNHK大河ドラマ『花燃ゆ』でも主人公の文を演じました。
出演作品:第84作『おひさま』
出演時期:2011年4月4日~10月1日
ユーザーコメント
・「演技がとてもうまい」(69歳男性)
・「演技力が魅力的に感じられた」(39歳男性)
瀧本美織:第83作『てっぱん』
2010年9月から放送された第83作『てっぱん』でヒロインのあかりを演じたのは、瀧本美織さん。『てっぱん』では、広島・尾道で育ったあかりが祖母とともにお好み焼き店を開業する姿が描かれました。
小学生の頃から歌手活動などを行っていた瀧本さんは、2010年に映画『彼岸島』で女優デビュー。主な出演作には、ドラマ『美男ですね』や『GTO』、映画『貞子3D2』などがあります。
出演作品:第83作『てっぱん』
出演時期:2010年9月27日~2011年3月26日
松下奈緒:第82作『ゲゲゲの女房』
2010年3~9月放送の第82作『ゲゲゲの女房』でヒロイン・布美枝を演じた松下奈緒さん。この作品は、『ゲゲゲの鬼太郎』の作者で漫画家である水木しげるさんの妻、武良布枝さんの自伝を実写化したもの。
主人公の布美枝は、お見合いで出会った10歳年上の漫画家・茂(向井理)と結婚。漫画に打ち込む夫を支える妻として、夫婦で困難を乗り越えていくストーリーになっています。
「ゲゲゲの~」という言葉も新語・流行語大賞でこの年の年間大賞に選ばれています。
出演作品:第82作『ゲゲゲの女房』
出演時期:2010年3月29日~9月25日
ユーザーコメント
・「とにかく優しさの中に強さと思いやりがあった。水木しげる先生を全力で支える姿は素晴らしかった」(40歳男性)
・「松下奈緒さんが役にハマっていたから」(63歳女性)
倉科カナ:第81作『ウェルかめ』
倉科カナさんは、2009年9月から2010年3月までに放送された第81作『ウェルかめ』で主人公の波美を演じました。この波美は、徳島県から世界へ情報発信を続ける編集者です。お遍路宿や阿波踊りなど、徳島らしいモチーフもふんだんに劇中に登場していました。
この作品まで、朝ドラは8時15分から放送が開始されていました。第82作『ゲゲゲの女房』からは放送時間が繰り上がり、朝8時からの放送となっています。
出演作品:第81作『ウェルかめ』
出演時期:2009年9月28日~2010年3月27日
ユーザーコメント
・「倉科カナが好きで作品ともあっていたから」(32歳男性)
多部未華子:第80作『つばさ』
多部未華子さんがヒロインを務めたのは、2009年3月から放送された第80作『つばさ』。埼玉・川越の老舗和菓子店で、家出した母親の代わりに家事をすべて引き受けるしっかり者の娘・つばさを演じました。
放送当時、多部さんは朝ドラ史上初の平成生まれのヒロインとして話題に。家出をしてさらに借金を抱えて帰ってくるというトラブルメーカーな母親に振り回されながらも、懸命に家族と向き合う姿が描かれました。
出演作品:第80作『つばさ』
出演時期:2009年3月30日~2009年9月26日
三倉茉奈:第79作『だんだん』
2008年9月から2009年3月にかけて放送された第79作『だんだん』でヒロインを務めたのは、三倉茉奈さん。その双子の妹・三倉佳奈さんとダブルヒロインで、生まれてすぐに離れ離れになった双子の姉妹を演じました。
茉奈さんが演じたのは、島根育ちの歌が大好きな高校生・めぐみ。京都で芸妓の娘として育った佳奈さん演じる双子ののぞみと再会し、デュエット歌手としてデビューするという役どころ。茉奈さんと佳奈さんは子役時代にも1996年放送の第55作『ふたりっ子』に姉妹で出演しています。
出演作品:第79作『だんだん』
出演時期:2008年9月29日~2009年3月28日
三倉佳奈:第79作『だんだん』
三倉佳奈さんがヒロインを務めたのは、2008年9月から2009年3月に放送された第79作『だんだん』 。双子の姉妹役で、姉の三倉茉奈さんとのダブルヒロインとして出演しました。
佳奈さんと茉奈さんが2人で朝ドラに出演するのは本作が2度目。1996年に放送された『ふたりっ子』では2人のヒロインの少女時代を演じて大人気に。佳奈さんは『だんだん』で、京都で芸妓の娘として育ったのちに、デュエット歌手としてデビューするのぞみを演じました。
出演作品:第79作『だんだん』
出演時期:2008年9月29日~2009年3月28日
榮倉奈々:第78作『瞳』
榮倉奈々さんがヒロインを務めたのは、2008年3月から放送された第78作『瞳』 。里子を育てる『養育家庭』をしている父・勝太郎(西田敏行さん)とともに里子育てに奮闘しながら、プロのダンサーを目指すヒロイン・瞳を演じました。
榮倉さんは雑誌『SEVENTEEN』の専属モデルとして活躍したのちに女優デビュー。ドラマ『Nのために』や『東京タラレバ娘』、映画『余命1ヶ月の花嫁』、『図書館戦争』など、ヒット作に多数出演しています。
出演作品:第78作『瞳』
出演時期:2008年3月31日~2008年9月27日
貫地谷しほり:第77作『ちりとてちん』
2007年10月から2008年の3月にかけて放送された第77作『ちりとてちん』でヒロインを務めたのは、貫地谷しほりさん。本作は、心配性でマイナス思考なヒロイン・和田喜代美が、大阪で出合った上方落語に魅了され落語家を目指す物語です。
従来の朝ドラヒロイン像とは大きく異なる、ネガティブでヘタレなヒロイン像が話題となった作品。貫地谷さんは大阪弁と福井の小浜弁、さらに三味線と上方落語にも初挑戦して喜代美役を熱演しました。
出演作品:第77作『ちりとてちん』
出演時期:2007年10月1日~2008年3月19日
比嘉愛未:第76作『どんど晴れ』
2007年度上半期の第76作『どんど晴れ』のヒロインを務めたのは比嘉愛未さんです。この作品は、横浜出身の女性が岩手県盛岡市の老舗旅館の女将になるために奮闘する姿を描いています。
『どんど晴れ』とは岩手・遠野地方で昔話の締めに使われる言葉で、いわば『めでたしめでたし』という意味です。物語の根底に流れる『遠野物語』や宮沢賢治の小説のモチーフなど、民俗学ファンや宮沢賢治ファンにも見どころがつまったドラマでした。
出演作品:第76作『どんど晴れ』
出演時期:2007年4月2日~9月29日
ユーザーコメント
・「同じ歳の一番好きな女優さんだから」(35歳女性)
藤山直美:第75作『芋たこなんきん』
藤山直美さんは、2006年10月から2007年3月にかけて放送された第75作『芋たこなんきん』でヒロインの町子を演じました。『芋たこなんきん』は、作家・田辺聖子さんのエッセイ集を題材に、小説家を夢見る町子とその夫・健次郎(國村隼さん)の夫婦愛を描いた作品です。
喜劇役者の藤山寛美を父に持ち、大阪で舞台を中心に活躍していた藤山さんは、1992年放送の連続テレビ小説『おんなは度胸』での名脇役ぶりで一躍全国区に。2006年に『芋たこなんきん』でヒロインを務めた当時は47歳で、朝ドラ史上最年長のヒロインとして話題になりました。
出演作品:第75作『芋たこなんきん』
出演時期:2006年10月2日~2007年3月31日
宮﨑あおい:第74作『純情きらり』
2006年4月から放送された第74作『純情きらり』でヒロインを務めたのは、宮﨑あおいさん。父の死や戦争に翻ろうされながらも、大好きなピアノへの思いを燃やし続けて生きたヒロイン・桜子を演じました。
宮﨑さんはそれまで朝ドラ恒例だったオーディションなしでヒロインに抜擢。第44回ゴールデン・アロー賞放送賞を受賞するなど高い評価を獲得しました。その後2008年には歴代最年少で大河ドラマ『篤姫』の主役も務めています。
出演作品:第74作『純情きらり』
出演時期:2006年4月3日~2006年9月30日
村川絵梨:第73作『風のハルカ』
2005年10月から2006年4月にかけて放送された第73作『風のハルカ』でヒロインを務めたのが村川絵梨さん。家族と衝突しながらもツアープランナーとしてのキャリアを築いていくヒロイン・ハルカを演じました。
村川さんは中学3年生で4人組ガールズバンド「BOYSTYLE」のメンバーとしてデビュー。その後女優に転向し、数々の話題作に出演。『風のハルカ』と同じく大森美香さんが脚本を務めた2021年の大河ドラマ『青天を衝け』にも出演しています。
出演作品:第73作『風のハルカ』
出演時期:2005年10月3日~2006年4月1日
本仮屋ユイカ:第72作『ファイト』
本仮屋ユイカさんがヒロインを務めたのは、2005年の3月から10月まで放送された第72作『ファイト』。
群馬の高崎市に暮らす馬とソフトボールが好きな高校生・木戸優が、競走馬のサイゴウジョンコとの出会いをきっかけに牧場経営者を目指す姿が描かれました。親の会社倒産や一家の離散などさまざまな逆境にもめげずに、夢に向かって奮闘する優の姿は大きな感動を呼びました。
本仮屋さんは初めて受けた朝ドラオーディションで1,000人以上の候補者の中からヒロインに大抜擢されています。
出演作品:第72作『ファイト』
出演時期:2005年3月28日~2005年10月1日
原田夏希:第71作『わかば』
2004年9月から2005年3月に放送された第71作『わかば』 でヒロインを務めたのは、原田夏希さん。阪神・淡路大震災で亡くなった父との約束を果たすため、神戸で造園家の道を歩むヒロイン・若葉を演じました。
原田さんは本作がドラマ初主演。『わかば』は明治座で舞台化もされ、ドラマに引き続き原田さんが主演を務めました。そのほか、ドラマ『ハチミツとクローバー』や大河ドラマ『篤姫』などにも出演しています。
出演作品:第71作『わかば』
出演時期:2004年9月27日~2005年3月26日
藤澤恵麻:第70作『天花』
2004年3月から9月にかけて放送された第70作『天花』のヒロインは、 藤澤恵麻さん。仙台から上京し、いいなずけとの恋に揺れながら保育士として奮闘するヒロイン・天花を演じました。
藤澤さんは『天花』でヒロインに抜てきされる前はモデルとして活動しており、本作で演技デビュー。その後映画『奇談』や『ラブ★コン』などでも主演を務めました。近年では、歴代朝ドラヒロインが出演した第100作『なつぞら』での登場も話題になりました。
出演作品:第70作『天花』
出演時期:2004年3月29日~2004年9月25日
石原さとみ:第69作『てるてる家族』
石原さとみさんは、2003年9月から放送された第69作『てるてる家族』でヒロインの冬子を演じました。『てるてる家族』は朝ドラ初のミュージカル仕立てで、戦後の大阪を生きる4人の娘と肝っ玉母さんの日々を描いた作品です。
石原さんが演じた四女・冬子は、実家の製パン店再建に奮闘するという役どころ。姉妹役で紺野まひるさん、上原多香子さん、上野樹里さんと共演しました。石原さんは本作主演以降もドラマ『リッチマン、プアウーマン』、『アンナチュラル』など数々のヒット作に出演しています。
出演作品:第69作『てるてる家族』
出演時期:2003年9月29日~2004年3月27日
中越典子:第68作『こころ』
2003年3月から9月放送の第68作『こころ』でヒロインの末永こころを演じたのは、中越典子さん。本作は、血の繋がらない2人の子どもを育てながら、うなぎ屋の若女将として働くヒロインの奮闘を描いた作品です。
中越さんは朝ドラオーディション5度目の挑戦でこころ役を掴み、このドラマをきっかけにブレイク。ドラマや映画のほか、NHKのバラエティ番組「サラリーマンNEO」にレギュラー出演するなど、幅広い活躍を見せています。
出演作品:第68作『こころ』
出演時期:2003年3月31日~2003年9月27日
宮地真緒:第67作『まんてん』
宮地真緒さんは、2002年9月から2003年3月に放送された第67作『まんてん』でヒロインの満天を演じました。『まんてん』は、幼いころにみたロケット打ち上げをきっかけに気象予報士となったヒロイン・満天が宇宙飛行士を目指す、というストーリーです。
宮地さんは本作がドラマ初主演。当時は主にグラビアアイドルとして活動していましたが、『まんてん』への出演後はドラマ、映画、舞台と活動の幅を広げています。2005年、2006年にはミュージカル「ピーターパン」で7 代目ピーターパンとして主演を務めました。
出演作品:第67作『まんてん』
出演時期:2002年9月30日~2003年3月29日
高野志穂:第66作『さくら』
高野志穂さんがヒロインを務めたのは、2002年4月から放送された第66作『さくら』です。『さくら』は、自身のルーツを知るため来日したハワイ生まれの日系四世・さくらの成長を描いた物語です。
高野さんは自身もイギリスやシンガポールなどで10年以上海外生活を経験。『さくら』でドラマ初主演を果たした後は女優としてドラマ、映画、舞台と幅広く活動しています。主な出演作にNHK大河ドラマ『義経』、ドラマ『シグナル 長期未解決事件捜査班』などがあります。
出演作品:第66作『さくら』
出演時期:2002年4月1日~2002年9月28日
池脇千鶴:第65作『ほんまもん』
2001年10月から2002年3月に放送された第65作『ほんまもん』のヒロインは、池脇千鶴さん。 『ほんまもん』は、精進料理にほれ込んだヒロイン・木葉が京都の尼寺で修行を積み、料理人を目指す物語です。
池脇さんは1999年の映画デビュー作『大阪物語』で数々の新人賞を獲得。演技派女優として、映画、ドラマ、舞台と幅広く活躍しています。2021年に9年ぶりに連ドラ主演を果たした『その女、ジルバ』では、40歳の新米ホステスと伝説のママの2役を演じて話題を集めました。
出演作品:第65作『ほんまもん』
出演時期:2001年10月1日~2002年3月30日
国仲涼子:第64作『ちゅらさん』
2001年4~9月放送の第64作『ちゅらさん』に出演していた国仲涼子さん。沖縄の小浜島と東京を舞台とする本作では、沖縄出身の国仲涼子さんはじめ、沖縄出身のキャストが多く出演し、沖縄出身の女性デュオ・Kiroroがドラマの主題歌「Best Friend」を担当したことで好評を博し、沖縄ブームを巻き起こしました。
出演作品:第64作『ちゅらさん』
出演時期:2001年4月2日~9月29日
ユーザーコメント
・「沖縄出身の女優さんで、そこを舞台にしたドラマで当たり役だったから」(61歳男性)
・「国仲さんがかわいかったですし、方言がよかったですね」(61歳男性)
岡本綾:第63作『オードリー』
岡本綾さんがヒロインを務めたのは、2000年10月から放送された第63作『オードリー』。京都・太秦で映画制作に情熱を燃やし、女優から映画監督になったヒロイン・美月を演じました。
『オードリー』 では映画に人生を捧げた女性を演じた岡本さんですが、岡本さん自身も『学校の怪談』、『あずみ』、『地下鉄(メトロ)に乗って』など映画作品を中心に活躍。現在は活動を休止しています。
出演作品:第63作『オードリー』
出演時期:2000年10月2日~2001年3月31日
田畑智子:第62作『私の青空』
2000年4月から9月にかけて放送された第62作『私の青空』のヒロインは田畑智子さん。息子役を演じた篠田拓馬さんとのダブル主演で、結婚式当日に新郎に逃げられシングルマザーとして生きることになった女性、なずなを演じました。
田畑さんは12歳のときに映画『お引越し』の主演でデビューし、新人賞を総なめに。その後は『私の青空』をはじめドラマから映画までさまざまな作品に出演し、演技派女優として活躍しています。
出演作品:第62作『私の青空』
出演時期:2000年4月3日~2000年9月30日
竹内結子:第61作『あすか』
竹内結子さんは1999年から2000年4月の第61作『あすか』でヒロインのあすかを演じています。奈良県明日香村と京都を舞台に、和菓子職人を目指す女性の姿を描く物語です。
バブル崩壊による和菓子店の倒産などの試練にも負けず、明るく生きていくあすかの魅力と竹内さんのはつらつとした美しさが光るドラマでした。
出演作品:第61作『あすか』
出演時期:1999年10月4日~2000年4月1日
ユーザーコメント
・「一言二言では言い表しきれない永遠の魅力があるから」(35歳男性)
遠野なぎこ:第60作『すずらん』
遠野なぎこさんがヒロインを務めたのは、1999年4月から放送された第60作『すずらん』。本作は、北海道の小さな駅に置き去りにされ、駅長(橋爪功さん)に育てられた萌(遠野さん)が母親を捜す物語です。
遠野さんは10代の頃から子役として活動し、『すずらん』でお茶の間の人気を獲得。映画『日本の黒い夏 冤罪』では日本映画批評家協会新人賞を受賞するなど、実力派女優としてのキャリアを築いています。また、歯に衣着せぬトークでバラエティ番組でも活躍しています。
出演作品:第60作『すずらん』
出演時期:1999年4月5日~1999年10月2日
小西美帆:第59作『やんちゃくれ』
1998年 10月から1999年4月にかけて放送された第59作『やんちゃくれ』でヒロインの渚を演じたのは、小西美帆さん。実家の経営難や初恋の相手との結婚と離婚、再婚相手との死別などさまざまな困難に見舞われながらも前向きに生きる女性を演じました。
小西さんは 『やんちゃくれ』が女優デビュー作。社会人として働きながらオーディションを受けてヒロインの座を掴みました。その後もドラマを中心に活動し、『3年B組金八先生5』や『ロッカーのハナコさん』、大河ドラマ『新選組!』などの出演で知られています。
出演作品:第59作『やんちゃくれ』
出演時期:1998年10月5日~1999年4月3日
須藤理彩:第58作『天うらら』
須藤理彩さんは、1998年4月から放送された第58作『天うらら』でヒロインのうららを演じました。『天うらら』は、棟りょうである祖父の影響で大工職人を目指すうららとその家族の物語で、高齢者介護という現代社会の問題も取り上げられました。
須藤さんは高校時代に陸上部でインターハイにも出場しており、その運動神経の良さが本作でも生かされています。『天うらら』でドラマ初主演後は、『救命病棟24時』、『やまとなでしこ』、『電車男』など数多くの作品に出演しています。
出演作品:第58作『天うらら』
出演時期:1998年4月6日~1998年10月3日
佐藤夕美子:第57作『甘辛しゃん』
1997年10月から1998年4月に放送された第57作『甘辛しゃん』でヒロインを務めたのが、 佐藤夕美子さんです。『甘辛しゃん』は、兵庫・灘の造り酒屋を舞台に、ヒロインの泉(佐藤さん)が女当主として成長していく姿を描いた作品です。
佐藤さんは8歳でミュージカル「アニー」に出演しデビュー。舞台を中心に活動していましたが、『甘辛しゃん』出演以降はドラマや映画にも活動の幅を広げました。2018年には『半分、青い。』で20年ぶりに朝ドラに出演し話題になりました。
出演作品:第57作『甘辛しゃん』
出演時期:1997年10月6日~1998年4月4日
田中美里:第56作『あぐり』
田中美里さんは、1997年4月から放送された第56作『あぐり』でヒロインを務めました。『あぐり』は、岡山で生まれたヒロイン・あぐりが夫の急死などの困難を乗り越えながら美容師として生きていく姿を描いた物語です。
ヒロインのモデルは、作家の吉行淳之介さんと女優の吉行和子さんの母で、明治生まれの美容師・吉行あぐりさん。洋髪美容院の草分けとして生前戦後をたくましく生き抜いたあぐりさんの半生を田中さんが演じました。
出演作品:第56作『あぐり』
出演時期:1997年4月7日~1997年10月4日
岩崎宏美:第55作『ふたりっ子』
1996年10月から1997年4月にかけて放送された『ふたりっ子』では、岩崎ひろみさんが主人公の一人を演じています。このドラマは、大阪の下町に暮らす正反対の双子の女の子、姉・麗子と妹・香子の物語。岩崎さんは妹の香子を演じ、姉の麗子を演じた菊池麻衣子さんとのW主演となっています。
このドラマでは、岩崎さんと菊池さんの幼少期を演じた本物の双子、三倉茉奈・佳奈ちゃんの演技でも話題になりました。大阪の天下茶屋と新世界というにぎやかな街を舞台に、個性豊かな人びとが織りなす物語で、多くの視聴者から愛されたドラマです。
・「ふたりっ子はちゃんと見た初めてのドラマだからです」(41歳男性)
出演作品:第55作『ふたりっ子』
出演時期:1996年10月7日~1997年4月5日
菊池麻衣子:第55作『ふたりっ子』
1996年10月から1997年4月にかけて放送された第55作『ふたりっ子』でヒロインを務めたのが、菊池麻衣子さんです。双子の姉妹役で、岩崎ひろみさんとダブルヒロインでの出演でした。
『ふたりっ子』は、脚本家・大石静さんの朝ドラ脚本第1作で、向田邦子賞や橋田賞を受賞するなど高い評価を受けた作品です。対照的な性格の姉妹がそれぞれの幸せを見つける様を描くドラマで、菊池さんは頑張り屋で真面目な姉・麗子を演じました。
出演作品:第55作『ふたりっ子』
出演時期:1996年10月7日~1997年4月5日
松嶋菜々子:第54作『ひまわり』
松嶋菜々子さんは、1996年4月から10月に放送された第54作『ひまわり』でヒロインの南田のぞみを演じました。この作品は、バブルが崩壊し会社をリストラされたのぞみが、一念発起し弁護士を目指す姿を描いた物語です。
松嶋さんは本作がドラマ初主演。『ひまわり』主演後に女優としてのキャリアをさらに飛躍させ、「救命病棟24時」シリーズや『やまとなでしこ』、『利家とまつ~加賀百万石物語~』、『家政婦のミタ』など数々の話題作で主演を務めています。
出演作品:第54作『ひまわり』
出演時期:1996年4月1日~1996年10月5日
中江有里:第53作『走らんか!』
中江有里さんが出演したのは、1995年10月から1996年3月にかけて放送された第53作『走らんか!』 です。若者の恋愛や悩みが描かれた本作で、中江さんは主演の三国一夫さんの同級生・美樹を演じました。
中江さんは数々のドラマや映画で女優として活動するほか、2002年には自作の脚本「納豆ウドン」が「NHK大阪ラジオドラマ脚本賞」の最高賞を受賞し脚本家デビュー。現在は作家、歌手としても活動しています。
出演作品:第53作『走らんか!』
出演時期:1995年10月2日~1996年3月30日
菅野美穂:第53作『走らんか!』
菅野美穂さんは、1995年10月から1996年3月に放送された第53作『走らんか!』に出演。人形師の家に生まれた主人公・汐(三国一夫さん)の幼なじみ・真理役で、 汐の同級生・美樹(中江有里さん)との三角関係などが描かれました。
菅野さんは1993年にドラマ『ツインズ教師』でデビュー後、数々の作品に出演し人気女優に。連続テレビ小説では、『走らんか!』のほかにも、『ちゅらさん』、『べっぴんさん』、『ひよっこ』に出演しています。
出演作品:第53作『走らんか!』
出演時期:1995年10月2日~1996年3月30日
安田成美:第52作『春よ、来い』
安田成美さんは1994年10月から1995年9月まで放送された第52作『春よ、来い』第一部でヒロインの春希を演じました。脚本家の橋田壽賀子さんの半生を、橋田さん自身の脚本でドラマ化した物語です。
この作品はNHK放送開始70周年記念作品として1年間放送されていますが、安田さんは1995年2月に降板。第二部のヒロインは中田喜子さんが演じました。
出演作品:第52作『春よ、来い』
出演時期:1994年10月3日~1995年9月30日
ユーザーコメント
・「昔見ていたからで、印象深い」(36歳男性)
・「すがすがしく清潔感のある女優だから」(73歳男性)
純名里沙:第51作『ぴあの』
元宝塚歌劇団花組トップ娘役の純名里沙さんがヒロインを務めたのは、1994年4月から放送された第51作『ぴあの』。放送当時純名さんは宝塚歌劇団雪組娘役のホープで、現役タカラジェンヌ初の朝ドラヒロインとして話題を集めました。
『ぴあの』は世代の異なる4人姉妹の仕事や恋愛、結婚などを描いた物語で、純名さんが演じたのは、童話作家を夢見る4姉妹の末っ子・ぴあの。純名さんは持ち前の歌唱力で劇中の童謡や主題歌も担当しました。
出演作品:第51作『ぴあの』
出演時期:1994年4月4日~1994年10月1日
細川直美:第50作『かりん』
1993年10月から1994年4月にかけて放送された第50作『かりん』のヒロイン・千晶役を演じたのは細川直美さん。『かりん』では、信州諏訪の老舗みそ店に生まれた千晶が戦後の混乱の中で自らの人生を切り拓いていく姿が描かれました。
細川さんは1988年に「全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリを受賞し芸能界デビュー。『かりん』への出演でさらに知名度を上げ、映画やドラマ、舞台と活躍の場を広げました。
出演作品:第50作『かりん』
出演時期:1993年10月4日~1994年4月2日
戸田菜穂:第49作『ええにょぼ』
1993年4月から放送された第49作『ええにょぼ』のヒロインは、 戸田菜穂さん。朝ドラ初の医療系ドラマとなった本作で、仕事と結婚生活に悩みながらも成長していく新人医師・悠希を演じました。
戸田さんは1990年に「ホリプロタレントスカウトキャラバン」でグランプリを受賞し、翌年1991年に芸能界デビュー。『ええにょぼ』でヒロインを演じた後も、ドラマ『ショムニ』や映画『スカイハイ』など、さまざまな作品に出演しています。
出演作品:第49作『ええにょぼ』
出演時期:1993年4月5日~1993年10月2日
石田ひかり:第48作『ひらり』
1992年10月から1993年4月にかけて放送された第48作『ひらり』でヒロインのひらりを演じたのが石田ひかりさん。相撲が大好きで相撲部屋専属の栄養士となったひらりと相撲部屋の面々の交流、部屋に出入りする町医者・安藤竜太(渡辺いっけい)との恋愛模様などが描かれました。
『ひらり』は“若貴ブーム”による相撲人気や、DREAMS COME TRUEによる主題歌「晴れたらいいね」のヒットもあり、平均視聴率36.9%、最高視聴率42.9% の高視聴率を記録しました。
出演作品:第48作『ひらり』
出演時期:1992年10月5日~1993年4月3日
泉ピン子:第47作『おんなは度胸』
泉ピン子さんは、1992年4月から放送された第47作『おんなは度胸』 で桜井幸子さんとダブルヒロインを務めました。『おんなは度胸』は脚本家・橋田寿賀子さんによる朝ドラ3作目で、泉さんと桜井さんは義理の親子という役どころでした。
泉さんは『おんなは度胸』と同じく橋田さんが脚本を手掛けた第31作『おしん』で橋田さんに高く評価され、橋田作品の常連に。ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」シリーズは、20年以上続く泉さんの代表作になりました。
出演作品:第47作『おんなは度胸』
出演時期:1992年4月6日~1992年10月3日
桜井幸子:第47作『おんなは度胸』
桜井幸子さんが泉ピン子さんとともにダブルヒロインを務めたのは、1992年4月から放送された第47作『おんなは度胸』。関西のさびれた温泉旅館を舞台に、女性たちの主導権争いが描かれた作品です。
桜井さんが演じた裕子は、義理の母・玉子(泉さん)と衝突しながらも旅館を支えていくという役どころ。桜井さんは『おんなは度胸』でのヒロイン抜てき以降もドラマ『高校教師』(1993年版)など数々の話題作に出演しましたが、2009年に芸能界から引退しています。
出演作品:第47作『おんなは度胸』
出演時期:1992年4月6日~1992年10月3日
鈴木京香:第46作『君の名は』
鈴木京香さんがヒロインを務めたのは、1991年に連続テレビ小説30周年記念作品として1年間放送された『君の名は』。このドラマは、1952年に放送された同名ラジオドラマをテレビ版にリメイクされた作品でした。
『君の名は』では、大空襲の最中、東京・有楽町で出会った鈴木さん演じる氏家真知子と、倉田てつをさん演じる後宮春樹の運命的な恋が描かれました。鈴木さんは本作以降も大河ドラマ『新選組!』『真田丸』、連続テレビ小説『わろてんか』『おかえりモネ』などNHK作品に多数出演しています。
出演作品:第46作『君の名は』
出演時期:1991年4月1日~1992年4月4日
山本陽子:第45作『京、ふたり』
1990年10月から1991年3月に放送された第45作『京、ふたり』でヒロインを務めたのは、山本陽子さん。『京、ふたり』は、山本さんと娘役の畠田理恵さんとのダブルヒロインで、長年離れて暮らしていた親子が家族の絆を取り戻していく姿が描かれました
山本さんは日活のニューフェイスとして芸能界入りし、幅広い役をこなす演技派女優として人気に。大河ドラマ『国盗り物語』、ドラマ『となりの芝生』(1976年版)などのテレビドラマのほか、映画、舞台でも活躍しています。
出演作品:第45作『京、ふたり』
出演時期:1990年10月1日~1991年3月30日
畠田理恵:第45作『京、ふたり』
畠田理恵さんが山本陽子さんとのダブルヒロインを務めたのが第45作『京、ふたり』 。畠田さんが演じたのは京都の老舗漬物店の跡取り娘・愛子で、山本さん演じる母・妙子と18年ぶりに再会するという役どころでした。
畠田さんは雑誌主催のイベントオーディションをきっかけに芸能活動をスタート。アイドル歌手として活動したのちに女優に転向し数々のドラマに出演しましたが、1996年に棋士の羽生善治さんと結婚して芸能界を引退しました。
出演作品:第45作『京、ふたり』
出演時期:1990年10月1日~1991年3月30日
荻野目洋子:第44作『凜凜と』
荻野目洋子さんは、1990年4月から放送された第44作『凜凜と』に主人公の幸吉(田中実さん)の妻・郁役で出演しました。『凜凜と』は、テレビジョンを開発した川原田政太郎さんをモデルにした作品です。
荻野さんは1984年にソロ歌手デビューし、『ダンシング・ヒーロー』や『六本木純情派』などのヒット作を連発。2017年には『ダンシング・ヒーロー』がバブリーダンスとして再ブレイクして話題を集めました。女優としては『凜凜と』のほか、ドラマ『早春物語』などに出演しています。
出演作品:第44作『凜凜と』
出演時期:1990年4月2日~1990年9月29日
渡辺梓:第43作『和っこの金メダル』
1989年10月から1990年3月に放送された第43作『和っこの金メダル』でヒロインを務めたのは、渡辺梓さん。『和っこの金メダル』は、青春をバレーボールに捧げた和子(渡辺さん)が、名選手にはなれなくても“人生の金メダル”を目指す物語です。
渡辺さんは、高校を卒業した1987年に俳優養成所『無名塾』に入団し活動。1989年に『和っこの金メダル』でヒロインに抜てきされ脚光を浴びました。その後も舞台を中心に活動し、現在は夫で美術家の稲吉稔さんとともにアートプロジェクトの活動も行っています。
出演作品:第43作『和っこの金メダル』
出演時期:1989年10月2日~1990年3月31日
いしだあゆみ:第42作『青春家族』
いしだあゆみさんがヒロインの麻子役を演じたのは、1989年4月から9月にかけて放送された第42作『青春家族』 。娘の咲役を演じた清水美砂さんとの親子ダブルヒロインでの登場でした。
『青春家族』は、現代家族のあり方を母と娘の関係を通して描いた作品で、いしださんは(放送当時)朝ドラ最年長のヒロインとして話題に。女優業のほか、歌手としても「ブルー・ライト・ヨコハマ」などのヒット曲で知られています。
出演作品:第42作『青春家族』
出演時期:1989年4月3日~1989年9月30日
清水美砂:第42作『青春家族』
1989年4月から9月にかけて放送された第42作『青春家族』 のヒロインは、清水美砂さん。親子役でいしだあゆみさんとのダブルヒロインでした。
母と娘それぞれの生き方を描いた『青春家族』で清水さんが演じたのは、共働きの両親のもとで育った娘・咲。清水さんはデビュー後まもなく『青春家族』のヒロインに抜てきされ、その後は映画やドラマで幅広い作品に出演。数々の映画賞も受賞しています。
出演作品:第42作『青春家族』
出演時期:1989年4月3日~1989年9月30日
山口智子:第41作『純ちゃんの応援歌』
山口智子さんがヒロインを務めたのは、1988年10月から1989年4月にかけて放送された第41作『純ちゃんの応援歌』です。甲子園球場近くに旅館を開業し、「球児の母」と呼ばれる女将になる純子を演じました。
本作で女優デビューを果たした山口さんは、その後数々のトレンディドラマに出演。ドラマ『スウィート・ホーム』、『ロングバケーション』など代表作も多くあります。1995年には『純ちゃんの応援歌』で共演した唐沢寿明さんと結婚しています。
出演作品:『純ちゃんの応援歌』
出演時期:1988年10月3日~1989年4月1日
藤田朋子:第40作『ノンちゃんの夢』
藤田朋子さんがヒロインを務めたのは、1988年4月から10月に放送された第40作『ノンちゃんの夢』。戦後の混乱期に、女性のための雑誌を刊行しようと奮闘する出版社務めの女性・暢子(のぶこ)を演じました。
藤田さんは1987年にミュージカル「レ・ミゼラブル」でデビューを果たし、その翌年に『ノンちゃんの夢』でテレビドラマデビュー。その後も「渡る世間は鬼ばかり」シリーズにレギュラー出演するなど、長年に渡って活躍しています。
出演作品:第40作『ノンちゃんの夢』
出演時期:1988年4月4日~1988年10月1日
若村麻由美:第39作『はっさい先生』
若村麻由美さんは、1987年10月から1988年4月にかけて放送された第39作『はっさい先生』でヒロインの早乙女翠を演じました。『はっさい先生』で描かれたのは、男子のみの旧制中学で教師となった翠の奮闘物語です。
若村さんはこのドラマでテレビデビューし、その後ドラマや映画、舞台と幅広く活躍。エランドール新人賞やギャラクシー賞個人賞など、数々の賞も受賞しています。近年の出演作には、ドラマ「科捜研の女」シリーズなどがあります。
出演作品:第39作『はっさい先生』
出演時期:1987年10月5日~1988年4月2日
古村比呂:第38作『チョッちゃん』
1987年4月から放送された第38作『チョッちゃん』でヒロイン・北山蝶子役を務めたのが、古村比呂さんです。このドラマは黒柳徹子さんの母・黒柳朝さんの自伝が原作で、ヒロインの出身地である北海道言葉が当時話題になりました。
古村さん自身も北海道出身で、ローカルテレビのアシスタントなどを経て上京。その後、『チョッちゃん』をきっかけに一躍人気女優となりました。現在は癌との闘病を公表し、著書の刊行や患者支援活動も行っています。
出演作品:第38作『チョッちゃん』
出演時期:1987年4月6日~1987年10月3日
加納みゆき:第37作『都の風』
加納みゆきさんは、1986年10月から1987年4月に放送された第37作『都の風』でヒロインの竹田悠(はるか)を演じました。『都の風』は女性の社会進出をテーマにした作品で、加納さん演じる悠が戦中・戦後の動乱の時代を逞しく生き抜く姿が描かれました。
加納さんは1983年にドラマ『大奥』でデビューし、『銭形平次』『暴れん坊将軍Ⅱ』など数々のドラマに出演。その後、『都の風』のヒロインに抜擢され、お茶の間の人気を獲得しました。
出演作品:第37作『都の風』
出演時期:1986年10月6日~1987年4月4日
斉藤由貴:第36作『はね駒(こんま)』
1986年4月から10月にかけて放送された第36作『はね駒(こんま)』でヒロインを務めたのは、斉藤由貴さん。結婚、出産を経て新聞記者となるパワフルな女性・橘りんを演じました。共演には樹木希林さん、沢田研二さん、渡辺謙さんら豪華キャストが名を連ねています。
斉藤さんは1984年に『少年マガジン』のミスマガジングランプリに選出され芸能界デビュー。1985年に「卒業」で歌手デビューを果たし、その後出演したドラマ『スケバン刑事』で一躍人気女優に。現在も数々の作品で活躍し、映画『三度目の殺人』ではブルーリボン賞助演女優賞を受賞しています。
出演作品:第36作『はね駒(こんま)』
出演時期:1986年4月7日~1986年10月4日
三田寛子:第35作『いちばん太鼓』
三田寛子さんが出演したのは、1985年10月から1986年4月にかけて放送された第35作『いちばん太鼓』です。大衆演劇に生きる親子3世代の物語を描いた作品で、主人公・沢井銀平の妻・雛子を演じました。
三田さんは1981年にドラマ『2年B組仙八先生』でデビュー後、歌手としても活躍。現在は主にバラエティや情報番組で活動しています。プライベートでは1991年に歌舞伎俳優の三代目中村橋之助さんと結婚し、3人の息子も歌舞伎俳優として舞台に立っています。
出演作品:第35作『いちばん太鼓』
出演時期:1985年10月7日~1986年4月5日
沢口靖子:第34作『澪つくし』
1985年4月から10月にかけて放送された第34作『澪つくし』でヒロインを務めたのは、沢口靖子さん。対立する家柄の相手に惹かれ、困難を乗り越えながら愛を育む女性・古川かをるを演じました。
沢口さんは1984年に第1回「東宝シンデレラ」でグランプリを獲得して芸能界入り。『澪つくし』のヒロイン役で全国区の人気を獲得しました。代表作となった「科捜研の女」シリーズは20年以上続く長寿ドラマで、2021年には映画化もされ話題を呼びました。
出演作品:第34作『澪つくし』
出演時期:1985年4月1日~1985年10月5日
藤谷美和子:第33作『心はいつもラムネ色』
藤谷美和子さんが出演したのは、1984年10月から1985年3月にかけて放送された第33作『心はいつもラムネ色』。戦前・戦後の大阪で漫才を愛して生きた赤津文平の半生を描いた作品で、文平を支える妻・賀津を演じました。
藤谷さんは1977年に出演したCMをきっかけに人気を博し、『心はいつもラムネ色』をはじめ数々の作品に出演。エランドール賞や日本アカデミー賞などを受賞し高い評価を獲得する一方、歌手としても「NHK紅白歌合戦」に出演するなど幅広く活躍しました。2006年に芸能活動を休止しています。
出演作品:第33作『心はいつもラムネ色』
出演時期:1984年10月1日~1985年3月30日
樋口可南子:第32作『ロマンス』
樋口可南子さんが出演したのは、1984年4月から9月に放送された第32作『ロマンス』です。日本映画の草創期を描いた『ロマンス』で、主人公の加治山平七(榎木孝明さん)とともに映画制作に情熱を注ぐ女性・はるを演じました。
樋口さんは1978年に女優デビュー後、数々のドラマ・映画で活躍。大胆な濡れ場シーンやレズビアン役など、難役にも果敢に挑戦して話題を集めました。ソフトバンクのCMシリーズ「白戸家」のお母さん役としてもよく知られています。
出演作品:第32作『ロマンス』
出演時期:1984年4月2日~1984年9月29日
小林綾子:第31作『おしん』
小林綾子さんは、1983年4月から1年間放送された第31作『おしん』でヒロイン・おしんの幼少時代を演じました。「おしんドローム」という流行語が生まれるほど大ヒットした『おしん』は、貧しい家に生まれた少女の激動の人生を描いた感動作です。
幼少期よりタレントとして活動していた小林さんは、『おしん』への出演をきっかけにお茶の間の人気を獲得することに。その後大学進学などを経て、現在もドラマ・映画・舞台と幅広く活躍しています。
出演作品:第31作『おしん』
出演時期:1983年4月4日~1984年3月31日
田中裕子:第31作『おしん』
第31作『おしん』でヒロイン・おしんの青年期を演じたのは、田中裕子さん。平均視聴率52.6%という驚異的な視聴率を獲得した『おしん』のメインパートでヒロインを務め、国民的な人気を博しました。
劇団出身の田中さんは、1979年にNHKテレビ小説『マー姉ちゃん』でテレビデビュー。映画『天城越え』ではモントリオール世界映画祭主演女優賞をするなど、その演技は国内外で高く評価されています。近年はドラマ『Mother』、『Woman』、『anone』、『初恋の悪魔』と坂元裕二作品の常連で、2023年公開の新作映画『怪物』への出演も発表されています。
出演作品:第31作『おしん』
出演時期:1983年4月4日~1984年3月31日
乙羽信子:第31作『おしん』
乙羽信子さんは、第31作『おしん』のヒロイン・おしんの晩年期を演じました。すでに女優として華々しいキャリアを築いていた乙羽さんですが、『おしん』での熱演で新たなファンを獲得することになりました。
乙羽さんは宝塚の娘役としてキャリアをスタートし、トップ娘役として活躍したのちに映画界へ。のちに夫となる新藤兼人監督とは40作以上の作品を作り上げています。
出演作品:第31作『おしん』
出演時期:1983年4月4日~1984年3月31日
藤吉久美子:第30作『よーいドン』
1982年10月から1983年4月にかけて放送された第30作『よーいドン』でヒロインを務めたのは、藤吉久美子さんです。『よーいドン』では、陸上でのオリンピック出場を夢見るヒロイン・みおの波乱万丈な人生が描かれました。
藤吉さんは大学在学中に本作のオーディションを受け、見事ヒロインに抜擢。その後、ドラマ『しのぶ』や「温泉へ行こう」シリーズのほか、NHK作品では大河ドラマ『毛利元就』、『軍師官兵衛』、連続テレビ小説『ちりとてちん』、『まれ』などにも出演しています。
出演作品:第30作『よーいドン』
出演時期:1982年10月4日~1983年4月2日
手塚理美:第29作『ハイカラさん』
手塚理美さんは、1982年4月から放送された第29作『ハイカラさん』でヒロインを務めました。手塚さんが演じたのは、アメリカへの留学経験を活かして外国人向けのホテル開発に奮闘する女性・文です。
小学生のころからジュニアモデルとして活動していた手塚さんは、アイドル活動などを経て女優へ転身。代表作にドラマ『ふぞろいの林檎たち』や『男女七人秋物語』などがあります。
出演作品:第29作『ハイカラさん』
出演時期:1982年4月5日~1982年10月2日
原日出子:第28作『本日も晴天なり』
1981年10月から1982年4月にかけて放送された第28作『本日も晴天なり』で、ヒロインの元子を演じたのは原日出子さん。『本日も晴天なり』は、戦時中にNHK初の女子放送員となった元子の奮闘記です。
劇団四季の研究生として女優デビューをした原さんは、本作のヒロイン役に抜擢され大ブレイク。1998年放送の第58作『天うらら』では、ヒロインの母親役として再び朝の顔となり話題を集めました。
出演作品:第28作『本日も晴天なり』
出演時期:1981年10月5日~1982年4月3日
中村明美:第27作『まんさくの花』
中村明美さんがヒロインを務めたのは、1981年4月から放送された第27作『まんさくの花』です。このドラマは当時の朝ドラでは珍しい現代劇で、美術大学を目指す浪人生・祐子が働きながら勉学に励む日々が描かれました。
中村さんは早稲田大学在学中にタレントとして活動したのち、『まんさくの花』で本格的に女優デビュー。その後の出演作にはドラマ『季節はずれの蜃気楼』、『まんが道』などがあります。
出演作品:第27作『まんさくの花』
出演時期:1981年4月6日~1981年10月3日
紺野美沙子:第26作『虹を織る』
1980年10月から1981年4月にかけて放送された第26作『虹を織る』でヒロイン・佳代を演じたのは、紺野美沙子さん。『虹を織る』は宝塚少女歌劇団(現在の宝塚歌劇団)が舞台の作品で、大地真央さんら当時の現役タカラジェンヌも多数出演しました。
紺野さんは慶応義塾大学在学中に『虹を織る』のヒロイン役に抜擢。その後も大河ドラマ『武田信玄』や朝ドラ『あすか』など数々のドラマや映画に出演し、2010年からは「紺野美沙子の朗読座」を主宰するなど幅広く活動しています。
出演作品:第26作『虹を織る』
出演時期:1980年10月6日~1981年4月4日
星野知子:第25作『なっちゃんの写真館』
1980年4月から放送された第25作『なっちゃんの写真館』でヒロインを務めたのは星野知子さん。カメラマンを目指して上京し、仕事と家庭を両立していく女性・夏子を演じました。
このドラマで女優デビューを果たした星野さんは、夫役の滝田栄さんとのコンビが人気を博します。その後もドラマ『サザエさん』でサザエ役を4年近く務めるなど、さまざまな作品で活躍。現在はエッセイストとしても活動しています。
出演作品:第25作『なっちゃんの写真館』
出演時期:1980年4月7日~1980年10月4日
山咲千里:第24作『鮎のうた』
1979年10月から放送された第24作『鮎のうた』でヒロインを務めたのは、山咲千里さんです。幼少期に母親を亡くし、多くの困難に見舞われながらも強く生きた女性・あゆを演じました。
山咲さんは高校在学中に受けた朝ドラオーディションで見事ヒロインに選ばれ女優デビュー。その後は女優としてだけでなく、美容家、エッセイストとしても幅広く活動しています。
出演作品:第24作『鮎のうた』
出演時期:1979年10月1日~1980年4月5日
熊谷真実:第23作『マー姉ちゃん』
1979年4月から放送された第23作『マー姉ちゃん』のヒロインは、熊谷真実さん。『マー姉ちゃん』は「サザエさん」の作者・長谷川町子さんの自伝的漫画が原作で、熊谷さんは妹のマチ子を支える姉・マリ子を演じました。
1978年に芸能界入りした熊谷さんは、その翌年に出演した『マー姉ちゃん』での演技が評価され同年のエランドール賞新人賞を受賞。主な出演作に映画『さよならドビュッシー』、ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」シリーズなどがあります。
出演作品:第23作『マー姉ちゃん』
出演時期:1979年4月2日~1979年9月29日
あいはら友子:第22作『わたしは海』
あいはら友子(当時は相原友子)さんがヒロインを務めたのは、1978年10月から放送された第22作『わたしは海』です。瀬戸内を舞台に様々な仕事をしながら明るく生きた女性・ミヨを演じました。
あいはらさんは地方のテレビ局から芸能活動をスタートさせ、その後女優の道へ。本作への出演でお茶の間の人気を獲得し、ドラマや映画で活躍しました。女優業のほか、財テクに関する著書の出版や公演活動なども行っています。
出演作品:第22作『わたしは海』
出演時期:1978年10月2日~1979年3月31日
友里千賀子:第21作『おていちゃん』
1978年4月から放送された第21作『おていちゃん』でヒロインを務めたのは、友里千賀子さんです。『おていちゃん』では、女優・沢村貞子さんのエッセイを原作に、東京の下町で生まれ育ったてい子の半生が描かれました。
劇団俳優座出身の友里さんは、ドラマ『気まぐれ本格派』の出演をきっかけに注目を集め、翌年『おていちゃん』のヒロインに抜擢されます。その後もドラマ、映画、舞台と幅広く活躍しますが、結婚後は芸能活動を休止しています。
出演作品:第21作『おていちゃん』
出演時期:1978年4月3日~1978年9月30日
新井晴み:第20作『風見鶏』
新井晴みさんがヒロインを務めたのは、1977年10月から1978年4月に放送された第20作『風見鶏』です。朝ドラ初の国際結婚が描かれた本作で、ドイツ人の夫と結婚してパン屋を営むぎんを演じました。
『風見鶏』への出演で注目を集めた新井さんはその後もドラマを中心に活躍。朝ドラでは『北の家族』、『よーいドン』、『京、ふたり』にも出演しています。
出演作品:第20作『風見鶏』
出演時期:1977年10月3日~1978年4月1日
高瀬春奈:第19作『いちばん星』
1977年4月から10月にかけて放送された第19作『いちばん星』に出演したのは、高瀬春奈さん。歌手の佐藤千夜子さんがモデルの本作でヒロインの千夜子を演じましたが、体調不良のため途中降板しました。
高瀬さんは1975年に自主製作映画で役者デビューし、その後『いちばん星』のヒロインに抜擢。復帰後は映画『卍(まんじ)』や『お葬式』などに出演し、妖艶な演技が話題を集めました。
出演作品:第19作『いちばん星』
出演時期:1977年4月4日~1977年10月1日
五大路子:第19作『いちばん星』
第19作『いちばん星』で途中降板した高瀬春奈さんに代わって、主人公の千夜子役を引き継いだのが五大路子さんです。
大学で演劇を学んだのちに新国劇に所属していた五大さんは、本作でテレビドラマデビュー。大河ドラマ『春の波涛』、『独眼竜政宗』などにも出演しました。また、劇団・横浜夢座で座長を務め、代表作の一人芝居「横浜ローザ」では横浜文化奨励賞など数々の演劇賞を受賞しています。
出演作品:第19作『いちばん星』
出演時期:1977年4月4日~1977年10月1日
鈴鹿景子:第18作『火の国に』
1976年10月から放送された第18作『火の国に』でヒロインを務めたのは、鈴鹿景子さんです。『火の国に』では、熊本・阿蘇で造園師を志すヒロイン・香子の半生が描かれました。
高校卒業後、文化座に所属していた鈴鹿さんは、本作でテレビデビュー。幅広い世代からの支持を獲得し、その後はドラマ、舞台を中心に活躍しました。
出演作品:第18作『火の国に』
出演時期:1976年10月4日~1977年4月2日
浅茅陽子:第17作『雲のじゅうたん』
浅茅陽子さんがヒロインを務めたのは、1976年4月から10月にかけて放送された第17作『雲のじゅうたん』。「空を飛びたい」という夢を追いかけ、紅一点の飛行学校で操縦士を目指す真琴を演じました。
女優として活動していた浅茅さんは、『雲のじゅうたん』への出演がきっかけで全国的な知名度を獲得。翌年の1977年にはエランドール新人賞を受賞しています。主な出演作には大河ドラマ『おんな太閤記』、ドラマ「暴れん坊将軍」シリーズなどがあります。
出演作品:第17作『雲のじゅうたん』
出演時期:1976年4月5日~1976年10月2日
秋野暢子:第16作『おはようさん』
1975年10月から放送された第16作『おはようさん』でヒロインを務めたのは、秋野暢子さん。異母姉妹が共同生活をしながら成長していく姿を描いた『おはようさん』で、妹の鮎子を演じました。
秋野さんは1974年に放送されたドラマ『おおさか・三月・三年』で女優デビュー。ドラマ『赤い運命』、『スチュワーデス物語』など数々の話題作に出演し、歌手活動も行いました。2022年に食道がんを患い休養していましたが、2023年1月から活動を再開 しています。
出演作品:第16作『おはようさん』
出演時期:1975年10月6日~1976年4月3日
大竹しのぶ:第15作『水色の時』
大竹しのぶさんがヒロインを務めたのは、1975年4月から放送された第15作『水色の時』です。長野県・松本を舞台に、家族に支えられながら医学の道を志す知子を演じました。朝ドラはそれまで1年間放送でしたが、この作品から半年放送に変わっています。
1975年に映画『青春の門』で本格デビューした大竹さんは当時17歳。同年に出演した『水色の時』は、歴代最年少ヒロインとしての抜擢でした。主な出演作にはドラマ「男女7人」シリーズ、『それでも、生きてゆく』、映画『鉄道員(ぽっぽや)』などがあり、現在も第一線で活躍しています。
出演作品:第15作『水色の時』
出演時期:1975年4月7日~1975年10月4日
藤田三保子:第14作『鳩子の海』
1974年4月から放送された第14作『鳩子の海』に出演したのは、藤田三保子(当時は藤田美保子)さん。ヒロインの鳩子を演じました。『鳩子の海』は、広島の原爆投下のショックで記憶を失った少女が、様々な困難にも負けずに明るく生きる姿を描いた作品です。
本作への出演でお茶の間の人気を獲得した藤田さんは、その後ドラマ、映画、舞台で活躍。代表作にはドラマ『Gメン‘75』などがあります。現在は女優業のほか、シャンソン歌手、画家、俳人と幅広く活動しています。
出演作品:第14作『鳩子の海』
出演時期:1974年4月1日~1975年4月5日
高橋洋子:第13作『北の家族』
高橋洋子さんがヒロインを務めたのは、1973年4月から放送された第13作『北の家族』です。家族の確執や父の失踪など様々な困難に見舞われながらも強く生きるヒロイン・志津を演じました。
1972年に映画『旅の重さ』でデビューした高橋さんは、その後映画、ドラマを中心に活躍。1981年には小説「雨が好き」が中央公論新人賞を受賞し、小説家、脚本家、監督と多才に活動しています。
出演作品:第13作『北の家族』
出演時期:1973年4月2日~1974年3月30日
真木洋子:第12作『藍より青く』
1972年4月から放送された第12作『藍より青く』でヒロインを務めたのは、真木洋子さん。山田太一さん脚本の『藍より青く』では、太平洋戦争で夫(大和田伸也さん)を亡くした真紀(真木さん)が、終戦後に商売を始め力強く生き抜く姿が描かれました。
柚木れい子の芸名で活動していた真木さんは、『藍より青く』の出演時に芸名を真木洋子に変更。主な出演作に、ドラマ『ぬかるみの女』や映画『日本侠花伝』などがあります。2000年に急性骨髄性白血病のため亡くなりました。
出演作品:第12作『藍より青く』
出演時期:1972年4月3日~1973年3月31日
山口果林:第11作『繭子ひとり』
山口果林さんは、1971年4月から放送された第11作『繭子ひとり』でヒロイン・繭子を演じました。雑誌記者の仕事をしながら自分を捨てた母を探す、という役どころでした。
俳優座出身の山口さんは、1970年に映画『若者の旗』でデビュー。そのほかの主な出演作に、映画『砂の器』、『海潮音』、ドラマ『銭形平次』などがあります。
出演作品:第11作『繭子ひとり』
出演時期:1971年4月5日~1972年4月1日
南田洋子:第10作『虹』
南田洋子さんが出演したのは、1970年4月から放送された第10作『虹』です。当時すでに人気女優であった南田さんが演じたのは、考古学者の夫を支え、子どもたちをがむしゃらに育て上げるヒロイン・かな子です。
南田さんは、1952年に当時19歳で映画デビュー。のちに夫となる長門裕之さんと共演した映画『太陽の季節』など、ヒット作に恵まれ一躍人気女優に。さらに長門さんとともに「ミュージックフェア」の司会を長年務めるなど、多方面で活躍しました。2009年にくも膜下出血で亡くなっています。
出演作品:第10作『虹』
出演時期:1970年4月6日~1971年4月3日
大谷直子:第9作『信子とおばあちゃん』
1969年4月から放送された第9作『信子とおばあちゃん』には、大谷直子さんがヒロインの信子役で出演しました。このドラマは信子と明治生まれのおばあちゃんの日常を描いた作品で、大谷さんとおばあちゃん役の毛利菊枝さんの掛け合いが評判を呼びました。
大谷さんはデビュー作となった映画『肉弾』での演技が評判となり、本作のヒロインに抜擢。主な出演作はドラマ『天城越え』、映画『ツィゴイネルワイゼン』、『蛇イチゴ』などで、受賞歴も多数あります。
出演作品:第9作『信子とおばあちゃん』
出演時期:1969年4月7日~1970年4月4日
藤田弓子:第8作『あしたこそ』
朝ドラ初のカラー放送作品として、1968年4月から放送された第8作『あしたこそ』。ヒロインの摂子を演じたのは、藤田弓子さんです。『あしたこそ』は朝ドラで初めて現代を舞台にした作品で、就職や結婚など当時の世相がリアルに反映されました。
文学座出身の藤田さんは、女優業のほかに情報番組のアシスタントやナレーターなど多方面で活躍。現在は居住する伊豆の国市で劇団・いず夢の座長を務め、演出も行っています。
出演作品:第8作『あしたこそ』
出演時期:1968年4月1日~1969年4月5日
日色ともゑ:第7作『旅路』
日色ともゑさんが出演したのは、1967年4月から放送された第7作『旅路』です。『おしん』に次いで歴代2位の最高視聴率56.9% を記録した作品で、旧国鉄職員である雄一郎の妻・有里を演じました。
高校卒業後の1960年に劇団民藝に入団した日色さんは、現在も舞台を中心に活動しています。主な映像作品の出演作には、ドラマ『若ものたち』、朝ドラ第21作『おていちゃん』などがあります。
出演作品:第7作『旅路』
出演時期:1967年4月3日~1968年3月30日
樫山文枝:第6作『おはなはん』
1966年4月から放送された第6作『おはなはん』でヒロインを務めたのは、樫山文枝さんです。未亡人となり医学の道を志すヒロイン・はなの人生を描いた『おはなはん』では、新人女優だった樫山さんが10代から80代までを1人で演じました。
樫山さんは、1964年に舞台「アンネの日記」でデビュー。『おはなはん』出演後はテレビや映画でも活躍しました。主な出演作には、映画『男はつらいよ』、ドラマ『3年B組金八先生3』などがあります。
出演作品:第6作『おはなはん』
出演時期:1966年4月4日~1967年4月1日
加藤道子:第5作『たまゆら』
1965年4月から放送された第5作『たまゆら』でヒロインを務めたのは、加藤道子さんです。川端康成が初めてドラマ用に書き下ろした『たまゆら』で、加藤さんは主人公の良彦の妻・ふじ子を演じました。
NHKの専属劇団であった東京放送劇団の1期生だった加藤さん。朝ドラでは本作のほか、『娘と私』や『信子とおばあちゃん』にも出演しました。また、1951年に放送された「第1回NHK紅白歌合戦」では紅組の司会も務めています。
出演作品:第5作『たまゆら』
出演時期:1965年4月5日~1966年4月2日
林美智子:第4作『うず潮』
林美智子さんが出演したのは、1964年4月から放送された第4作『うず潮』です。小説家・林芙美子の作品がモチーフで、作家への夢を燃やすヒロイン・フミ子を演じました。
大阪の劇団出身の林さんは、主演を新人女優が演じるというスタイルの1作目となった『うず潮』で見事ヒロインに抜擢。上京後はドラマや映画で活躍し、NHK作品では『ケンチとすみれ』、『極楽家族』などに出演しました。
出演作品:第4作『うず潮』
出演時期:1964年4月6日~1965年4月3日
荒木道子:第3作『あかつき』
荒木道子さんは、1963年4月から放送された第3作『あかつき』で主人公の妻・敏子を演じました。『あかつき』は、武者小路実篤による小説「幸福な家族」を基にした作品で、大学教授の職を捨てて画業に打ち込む正之助とその家族の物語が描かれました。
荒木さんは1938年に文学座研究所第一回生として卒業して、同年舞台デビュー。映像作品でも活躍し、主演を務めた映画『おふくろ』では文部大臣賞を受賞しています。
出演作品:第3作『あかつき』
出演時期:1963年4月1日~1964年4月4日
渡辺富美子:第2作『あしたの風』
1962年4月から放送された朝ドラ第2作『あしたの風』で主演を務めたのは、渡辺富美子さん。『あしたの風』では、瀬戸内に浮かぶ小豆島を舞台にヒロイン・安江の半生が描かれました。
東京放送劇団出身の渡辺さんは、本作のほかにも大河ドラマ『赤穂浪士』、『太閤記』、『源義経』、など数々のNHK作品に出演。1983年には朝ドラ『おしん』にも出演して話題を集めました。
出演作品:第2作『あしたの風』
出演時期:1962年4月2日~1963年3月30日
北林早苗:第1作『娘と私』
『娘と私』は獅子文六さんの私小説が原作で、「私」(北沢彪さん)が娘の麻理(北林さん)が結婚するまでを見守る姿を描いた作品です。
幼少期から子役として活動していた北林さんは、本名の村田貞枝名義で『娘と私』に出演。その後、ドラマ『君の名は』で主演を務めた際に、芸名を北林早苗に改めました。ドラマや映画で幅広く活躍し、朝ドラ第100作『なつぞら』にも出演しています。
出演作品:第1作『娘と私』
出演時期:1961年4月3日~1962年3月30日
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