ドラマ『水戸黄門』は、水戸黄門こと水戸光圀公が身分を隠しながら家臣の助さん、格さんらとともに全国各地を巡り歩き、世直ししていく痛快な時代劇です。
特にTBSのナショナル劇場(のちにパナソニックドラマシアター)で放送された『水戸黄門』は、キャストを交代しながら1969年から2011年まで続いた長寿ドラマであり、放送を終了した今も、時代劇の代表的作品として多くの人に知られているシリーズとなっています。そして、2017年にはBS-TBSにて復活。2019年にも新作が放送されています。
そこで今回は、水戸黄門こと水戸光圀公、家臣の助さん、格さん、風車の弥七、かげろうお銀、うっかり八兵衛、霞のお新、柘植の飛猿、佐々木志乃の歴代キャストを一覧でご紹介します。また、マイナビニュース会員の男女530名に『水戸黄門』で思い出に残っている歴代キャストについて聞いてみました。
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TBSの『水戸黄門』の歴代主要キャストをご紹介します
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TBS『水戸黄門』を知っていると回答した人は、なんと95.5%! さすがの長寿シリーズ、ほとんどの人が知っている結果となりました。
【歴代】水戸黄門(水戸光圀)を演じたキャスト一覧
まずは、水戸黄門を演じたキャストをマイナビニュース会員から寄せられたコメントとともにご紹介していきます。
【初代】東野英治郎
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出典:amazon
初代水戸黄門は東野英治郎さん。放送開始の1969年から1983年まで演じました。東野さんは俳優座の創設メンバーで、名脇役として多くの作品に出演しています。
・「和やかな場面と緊迫したシーンでの演技のメリハリ感が素晴らしい。カッ!カッ!カッ!と笑うところも印象的で好きなところです」(67歳男性)
・「歴史的な名優だと思います」(54歳男性)
・「初代の俳優が基本となってすべての演技やイメージが作られている」(55歳男性)
【2代目】西村晃
2代目水戸黄門は西村晃さんです。1983年から1992年まで出演しています。前任の東野さんに比べグッと若くなったことから"シティーボーイ黄門"と呼ばれていました。
・「先代の『好々爺風に見えてイザというときには豪快』なキャラクターから上品で清楚なイメージチェンジを成し遂げたので」(58歳男性)
・「ひょうきんさと厳格さ両方を兼ね備えていた」(48歳男性)
・「人が良さそうで人間味があるので」(62歳女性)
【3代目】佐野浅夫
3代目水戸黄門を演じたのは佐野浅夫さんです。1993年から2000年まで出演しています。慈悲深く庶民的な黄門様を演じ、"泣き虫黄門様"と呼ばれていました。2022年6月に他界されました。
・「年恰好がぴったり。やさしさと厳しさの両面を備え、これぞ水戸黄門と言える役者」(73歳男性)
・「男前で切れ味鋭い演技が魅力」(44歳男性)
・「優しさが溢れるキャラクターだから」(38歳女性)
【4代目】石坂浩二
4代目水戸黄門は石坂浩二さん。2001年から2002年まで演じています。ヒゲのないスマートな"インテリ黄門様"という新機軸を打ち出しますが、石坂さんのご病気により1年ほどで降板となりました。
・「新しいイメージの水戸黄門に挑戦したから」(57歳女性)
・「黄門様はおじいちゃんというイメージが強かったが、若々しく知的で落ち着いた素敵な黄門様を演じていて好きでした」(38歳女性)
・「とても知的な印象があるが、それでいて笑うと優しい笑顔が素敵で、好印象だから」(56歳女性)
【5代目】里見浩太朗
5代目水戸黄門は里見浩太朗さんです。2002年から最終回の2011年までを演じました。実は2代目の格さんでもあり、ゲスト出演などを含めると歴代の助さん・格さん全員と共演しているそうです。
ちなみに、BS-TBSに放送を移してからの6代目水戸黄門は武田鉄矢さん。武田さんの飾らない親しみやすさが起用の決め手といわれています。
・「ご老公とよばれるにふさわしい老練の味を出し切っていたと思います」(61歳男性)
・「顔つきがふくよかで食道楽の黄門様にふさわしい」(53歳女性)
・「顔、風格、すべてに貫禄があり、なおかつ水戸光圀公の穏やかさや優しさが出ている。演技も良かったため」(30歳女性)
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水戸黄門を演じた歴代キャストにまつわる思い出を紹介しました
【歴代】助さん(佐々木助三郎)を演じたキャスト一覧
続いて、助さんを演じたキャストをマイナビニュース会員から寄せられたコメントとともにご紹介します。
【初代】杉良太郎
初代助さんを演じたのは杉良太郎さん。1969年から1971年まで出演しています。"杉様"の愛称で数多くの時代劇で人気を博しました。杉さんは「助さん=色男」というイメージを確立した人物でもあります。
・「最もセクシーで格好良い俳優だと思います」(54歳男性)
・「はまり役だし、本人もきっとそう思っていると思う。いなせな感じが特にいい」(63歳男性)
・「今考えると、主役級の俳優が助演。贅沢。」(48歳女性)
【2代目】里見浩太朗
2代目助さんは里見浩太朗さんです。1971年から1988年まで演じました。のちに黄門様も演じることになる里見さんですが、実に16年半もの間、助さんとして出演されています。
・「品格があり役柄にとても合っているから」(73歳男性)
・「太刀さばきは、歴代の助さん役の中で一番うまい。だからそれ以降の助さんは大変だったと思う」(53歳男性)
・「子供のときに初めて見た助さんが、里見浩太朗であり、なじみがあり親しみやすいイメージがあるから」(61歳男性)
【3代目】あおい輝彦
3代目助さんはあおい輝彦さん。1988年から2000年までの12年間出演していました。あおいさんの代表作には『水戸黄門』のほか、1976年の『犬神家の一族』の犬神佐清役や、アニメ『あしたのジョー』の主人公・矢吹丈役の声優などがあります。
・「コメディーの要素を出すときに最適だと思う」(61歳女性)
・「一番テンポがあって、助っ人として頼もしいから」(56歳男性)
・「単純に声と顔がかっこいい」(53歳男性)
【4代目】岸本祐二
4代目助さんとして出演したのは岸本祐二さんです。2001年から2003年まで演じています。テレビドラマでは主にサスペンスや時代劇で活躍した岸本さんですが、映画ではVシネマを中心に出演していました。
・「カッコよくて魅力があるから」(28歳男性)
・「貫禄があり、かっこいいから」(39歳男性)
・「魅力的で好印象の方だからです」(39歳女性)
【5代目】原田龍二
5代目助さんを演じたのは原田龍二さん。2003年から2010年まで出演していた原田さんは、レギュラー放送終了後の2015年に放送された水戸黄門のスペシャル版でも助さんを演じています。
・「どこか憎めないところがあるから」(55歳男性)
・「控えめな立ち回りでありながら、存在感と個性を感じされてくれて、好感が持てたから」(61歳男性)
・「かっこいいけどどこかおちゃめなところが好きだから」(40歳女性)
【6代目】東幹久
6代目助さんは東幹久さんです。2010年から最終回の2011年まで出演しています。格さん役を演じた的場浩司さんと息の合ったコンビも印象的でした。
・「二枚目でカッコいいと感じたから」(53歳男性)
・「こんな役をやれるんだと思って見たら意外とはまっていたので」(48歳女性)
・「体つきもよく、二枚目なので」(40歳男性)
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助さんを演じた歴代キャストを紹介しました
【歴代】格さん(渥美格之進)を演じたキャスト一覧
次に、格さんを演じてきた歴代キャストをマイナビニュース会員から寄せられたコメントとともにご紹介します。
【初代】横内正
初代格さんを演じたのは横内正さん。1969年から1978年まで出演していました。格さんと言えば印籠を出すお役目が定番ですが、低い声で貫録のある横内さんがピッタリですよね。最終回スペシャルでは、的場浩司さん演じる格さんの義理の父役でも出演されています。
・「思慮深い。格さんという感じがよく出ていた」(43歳女性)
・「ピンチの時に大活躍! 力強さを感じる」(60歳男性)
・「落ち着いた感じ
が良くて、この時に雰囲気を確立させた名演技でした」(70歳男性)
【2代目】大和田伸也
2代目格さんは大和田伸也さんです。1978年から1983年まで演じました。大和田伸也さんの妻で女優の五代路子さんとの出会いは、水戸黄門での共演がきっかけだったそうです。大和田さんは、最終回スペシャルにも出演されています。
・「優しくて力持ちというイメージが好きだった」(48歳男性)
・「恰幅の良いところが安心感もあり、ユーモアあるところ」(51歳男性)
・「ちょっとお茶目なところがさまになっていて、見ていて楽しい」(63歳男性)
【3代目】伊吹吾郎
3代目格さんとして出演したのは伊吹吾郎さん。1983年から2000年まで演じました。実は、「水戸黄門」の第一部からゲストでたびたび出演していた伊吹さん。17年間も格さんを演じた後も、さまざまな役で何度もゲスト出演されています。
・「どっしりとしていかにも武士といった感じだったから」(61歳男性)
・「いつも真面目でクールで堅そうな格さんの独特の声が好きで、最高のはまり役でした」(61歳男性)
・「力強く一行を守るイメージに合っている」(58歳男性)
【4代目】山田純大
4代目格さんを演じたのは山田純大さんです。初代助さんの杉良太郎さんの息子でもある山田さんは、2001年から2003年まで出演しました。山田さんの妻・田京恵さんとは水戸黄門の共演をきっかけに結婚しています。
・「ちょっと堅物な感じが良かったから」(36歳男性)
・「親しみやすいし、カッコいい!」(36歳男性)
・「親子でやっていたのが良い」(45歳男性)
【5代目】合田雅吏
5代目格さんは合田雅吏さんです。2003年から2010年まで出演していました。2015年に放送された『水戸黄門スペシャル』でも、格さんとして出演されています。
・「この人はカッコいいと思う」(57歳女性)
・「スマートな感じだから」(32歳男性)
・「イメージがぴったりでした」(34歳女性)
【6代目】的場浩司
6代目格さんを演じた的場浩司さん。代表作『ビー・バップ・ハイスクール』などの青春ドラマや映画で多くのヤンキー役を演じてきましたが、「水戸黄門」には、2010年から最終回の2011年まで出演していました。
・「時代劇に出ているイメージがなく、強面な顔が意外な人選だったが案外役にハマっていた」(30歳女性)
・「普段、テレビで見るイメージとは違ってはいたが、張りのある声で懸命に演技している姿が清々しいと感じたから」(61歳男性)
・「無骨な感じがなかなか似合っていたから」(37歳男性)
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格さんを演じた歴代キャストを紹介しました
【歴代】風車の弥七を演じたキャスト一覧
風車の弥七を演じた歴代キャストをご紹介します。
【初代】中谷一郎
初代・風車の弥七を演じたのは中谷一郎さんです。1969年の第1部から2000年まで出演しました。弥七は赤い風車の手裏剣を使い、金持ちから盗んだ金品を貧しい人に与える義賊。中谷さんのニヒルな表情と相まって人気を博しました。
【2代目】内藤剛志
2代目を演じたのは内藤剛志さんです。2007年から最終回まで出演し、2015年のスペシャルドラマにも出演しています。8年ぶりに登場する弥七の役を演じるにあたっては、「弥七のイメージを傷つけないように演じたい」と意気込みを語っていました。
かげろうお銀を演じたキャスト
かげろうお銀を演じたキャストをご紹介します。
由美かおる
かげろうお銀は、由美かおるさんが演じました。1986年から出演し、2001年からは疾風のお絹役として2010年まで出演。その間の出演回数は717回で、これは水戸黄門の2011年までの放送のなかで、うっかり八兵衛に次ぐ多さとなっています。
うっかり八兵衛を演じたキャスト
うっかり八兵衛を演じたキャストをご紹介します。
高橋元太郎
ひょうきん者のうっかり八兵衛を演じたのは、高橋元太郎さん。1970年から2000年まで出演しました。歌手としてデビューし、かつてはアイドルコーラスグループのメンバーとしても活躍した高橋さん。2011年までの放送で、水戸黄門のレギュラーとして最多となる870回に出演しました。
ちなみに、水戸黄門40周年記念となる2009年からは、林家三平さん演じるちゃっかり八兵衛が登場しています。
霞のお新を演じたキャスト
霞のお新を演じたキャストをご紹介します。
宮園純子
くのいちであり、風車の弥七の妻でもある霞のお新を演じたのは宮園純子さんで、1971年から1998年まで出演されています。1960年東映第7期ニューフェイスとしてデビューした宮園さんは、映画やテレビのほか舞台でも活躍しています。
柘植の飛猿を演じたキャスト
柘植の飛猿(つげのとびざる)を演じたキャストをご紹介します。
野村将希
柘植の飛猿は、野村将希さんが演じました。1987年から2011年の最終回までと、2015年に放送されたスペシャルドラマにも出演されました。怪力で迫力あるアクションシーンが印象的な飛猿。野村さんは過去のインタビューで「飛猿は自分の分身のようなもの」とし、思い入れの強い役であることを語っています。
佐々木志乃を演じたキャスト
佐々木志乃を演じたキャストをご紹介します。
山口いづみ
志乃を演じたのは山口いづみさんです。1978年から1988年まで出演されました。志乃は初登場のシリーズで助さん(佐々木助三郎)と恋に落ち、翌年のシリーズで結婚して佐々木志乃に。その年の最終回は最高視聴率43.7%となり、水戸黄門の40年にわたる放送のなかで最高記録となっています。
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『水戸黄門』の歴代主要キャストをご紹介しました
あなたが好きな水戸黄門の歴代キャストは誰?
水戸黄門役をはじめ、どのキャストに対しても「自分が見ていたときに演じていたので」というコメントがたくさんあり、「家族と一緒に観ていた」「祖父(祖母)が好きだった」というように、家族とのエピソードが多く書かれているのも印象的でした。
どんな事件も必ず円満解決し、老若男女の誰が見ても楽しめる『水戸黄門』は、家族団らんの中にあったことがわかります。あなたの好きな歴代水戸黄門のキャストは誰ですか?
調査時期: 2021年11月16日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計530人(男性: 414人、女性: 116人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート
