JR四国は9月30日、土讃線高知~窪川間に投入する新たな観光列車「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」の運行開始日を2020年4月18日と発表した。あわせて運転時刻や食事内容なども発表した。

  • 「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」座席レイアウト

同社が発表した2020年度上半期の運行予定によれば、運転初日の4月18日以降は土日祝日に運転するとのこと。7月からは毎週金曜日にも運転する。

運転時刻は、下り便「立志の抄(りっしのしょう)」が高知駅12時4分頃発・土佐久礼駅14時4分頃着・久保川駅14時40分頃着、上り便「開花の抄(かいかのしょう)」が窪川駅15時10分頃発・土佐久礼駅15時46分頃発・高知駅17時56分頃着。「立志の抄」は高知駅を乗車駅、土佐久礼駅・窪川駅を下車駅とする。「開花の抄」では窪川駅・土佐久礼駅が乗車駅、高知駅が下車駅に。上り便・下り便ともに仁淀川橋梁など景観の良い地点で速度を落として運転するほか、太平洋を望む安和駅で写真撮影などを行えるように停車する。

事前予約制の食事として、「立志の抄」では高知県産の食材を洋風の繊細な調理で仕上げ、土佐の伝統料理のように豪快に盛り付けた「土佐の食材を使った創作洋風料理 ~皿鉢(さわち)風~」を提供。「開花の抄」では沿線の主要駅から自慢の地域の逸品を集めたコース料理「高知家満喫“土佐流のおもてなし”コース」を提供する。価格はどちらも5,000円。四国内・四国外の一部の「みどりの窓口」と、おもな旅行会社で販売する「食事予約券」の事前購入が必要となる。

  • 下り便で提供する「土佐の食材を使った創作洋風料理 ~皿鉢(さわち)風~」イメージ

  • 上り便で提供する「高知家満喫“土佐流のおもてなし”コース」イメージ

「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」は全車グリーン車指定席の特急列車として運行するため、乗車の際は乗車券に加えて特急券・グリーン券が必要。運賃・特急料金・グリーン料金の合計は、高知~土佐久礼間が3,610円、高知~窪川間が3,970円となる。特急券・グリーン券は全国の「みどりの窓口」とおもな旅行会社にて、乗車1カ月前の10時から販売開始する。