今年最も活躍したアイドルと言えばM!LKで間違いない一方で、デビューからの初速では「歴代最速」と言われているのがモナキ。純烈・酒井一圭プロデュースの4人組グループである彼らは今年4月のデビュー以来、前例のない快進撃を見せている。

8月以降の出演番組だけを見ても、音楽番組では『プレミアMelodix!』(テレビ東京系、8月10日)、『NHK夏の音楽祭 うたであえたら2026』(NHK総合、同15日)、『STAR』(フジテレビ系、9月10日)、『うたコン』(NHK総合、同15日)。

バラエティでは冠番組の『冠モナキ』(テレビ朝日、毎週月曜26:20~)に加えて、『サンド屋台』(TBS系、8月13日/おヨネ)、『かまいたちの瞬間回答』(フジ系、同14日)、『THE神業チャレンジ』(TBS系、同25日/おヨネ)、『沼にハマってきいてみた』(NHK Eテレ、9月5日/サカイJr.)、『見取り図の間取り図ミステリー』(読売テレビ・日本テレビ系、同10日/サカイJr.)、『ラヴィット!』(TBS系、同14日/おヨネ)。

さらに情報番組の『THE TIME,』(TBS系、8月4日・5日)、『旬感LIVEとれたてっ!』(カンテレ・フジ系、同17日)、大型特番では『24時間テレビ』(日テレ系、同29日深夜)にも出演した。

この間、ファーストツアーや夏のイベントなどにも多数出演していたが、なぜ短期間でこれほどのブレイクとなったのか。彼らは業界内でどのように評価されているのか。テレビ解説者の木村隆志が掘り下げていく。

  • モナキ

    モナキ

ブレイクの起点はデビュー前の2月

モナキは4月8日に『ほんまやで☆なんでやねん☆しらんけど』でデビュー。動画再生数は発表されるたびに億単位で増え、先日19億回超えを報じられたばかり。デビューした4月の段階では8億回程度だっただけに、約5か月間で11億回も増えたことになる。

そのフィーバーぶりは『TikTok上半期トレンド大賞2026』大賞に選ばれたことだけでなく、ファンイベントが「人が集まりすぎて危険」という理由で中止になるケースが続いたことや、歌唱出演する前に『ミュージックステーション』(テレ朝系)で特集が組まれたことからもうかがえた。

ブレイクの起点は、デビュー前の今年2月にさかのぼる。歌とダンスが公開されると、早くもTikTokの配信再生数が右肩上がりで伸びていった。キャラクターと楽曲&ダンスの両方が受け入れられなければ、無名の新人グループがこれほどの関心を集めることはありえないだろう。

メンバーのじん(39)とケンケン(30)は芸能界をあきらめ会社員やフリーターとして働き、おヨネ(29)はカラオケ喫茶で歌唱力を磨き働きながらオーディションを受ける日々、サカイJr.(37)は鉄道会社や不動産会社に勤めていた。

23年に開催された『セカンドチャンスオーディション』というオーディション名の通り、苦労人たちが「人生を変えよう」と挑む姿が好感度のベースになっている。