嵯峨野観光鉄道は23日、新たなトロッコ列車(牽引車DEC743形・客車SK1000系)の運行開始日が2027年3月1日に決定したと発表。あわせて同社初導入という特別室の名称など詳細も発表した。現在運行している車両は12月29日の営業運転をもって引退を予定している。
新たなトロッコ列車は、車窓の絶景を楽しむパノラマ感と開放感を進化させつつ、快適性・利便性を高めたという。外観は、貨車の持つ力強さと洗練された「ひなび」感を黒色基調で表現しつつ、アクセントとして赤色と黄色を配し、「嵯峨野トロッコらしさ」を継承した。
一般席(1~4号車)の内装は、よりダイナミックな景色を楽しめるように、側面ガラスを足もとまでワイド化。ガラスの高天井を全客車に採用している。柱と窓枠は黒で仕上げ、景色が際立って見えるようにデザイン。座席、肘置き、床面には、ノスタルジックな汽車旅を演出する木質や木目素材を採用した。
4号車には、前面眺望も楽しめる特別室「嵐峡(らんきょう)」(定員最大6名)を設置。縁台のような畳席を中央に配置し、前面眺望も取り込んだパノラミックな車窓を楽しめる空間としている。紅葉・桜・竹林など沿線風景とリンクした西陣織の暖簾を設置し、非日常感あふれるプレミアム空間を演出するとのこと。乗降口(デッキ)は各号車に屋根付きの半屋外の空間として設置。心地良い風が感じられる開放的なスペースにしたという。
運行開始日(3月1日)は「嵯峨野3号」(トロッコ嵯峨駅10時2分発)から運転。当日にセレモニーを予定している。運行開始日の乗車分は嵯峨野観光鉄道の公式サイトにて、2月1日10時頃から販売。以降は乗車日30日前の0時から販売を予定している。
3月1日から新たに座席指定料金と特別室料金も設定する。座席指定料金は大人620円・こども310円。運賃(大人880円・こども440円)も別途必要となる。特別室「嵐峡」の料金は一室9,000円(乗車人数分の運賃が別途必要)とされた。






