日本に上陸した軽EV「ラッコ」(RACCO)は、中国のBYDが日本の軽自動車規格に合わせて開発した最新モデルです。大きな注目を集めているラッコですが、買い時はいつなのでしょうか? 補助金と増税という2つの要素から考えてみます。
BYD「ラッコ」の写真を一気に見る
知っておきたい「2つの要素」
ラッコの買い時を判断する材料として、押さえておきたい要素は「補助金」と「増税」の2つです。
CEV補助金
ラッコに対する国のCEV補助金は、どのグレードも一律で15万円となっています。さらに、自治体の補助金との併用も可能で、たとえば東京都は40万円から最大で80万円程度となっています。
ただし、補助金はあくまで現時点の情報であり、今後は縮小・打ち切りになる可能性もあります。
EV重量増税
2028年5月から「EV重量増税」がスタートします。これまで「エコカー減税」で優遇されてきたEVですが、ガソリン車などとの公平性を担保するため、重量に応じて税金が加算されます。
ガソリン税の税収減少を補う目的で、バッテリーの重いEVに対して重量に応じた新税が課税されます。
パターン別に考える「買い時」
では、ラッコはいつ買えばいいのでしょうか。2つのパターンを解説します。
2026年内(なるべく早め)
発売直後の現在、ラッコは非常に高い注目を集めており、9月27日時点で1,832台の受注を記録しています。今後の受注状況やディーラー網(年内100店舗目標)の拡大にともない、納期が延びる可能性があります。
また、今年度分のCEV補助金予算枠を確実に確保するためにも、早期の契約が有利という考え方です。
2027年2月~3月(春の決算期)
一般的に、自動車ディーラーが最も販売に力を入れるのが2月~3月の決算期です。発売から半年以上が経過し、ディーラーの店舗数も安定してくるでしょう。
オプションプレゼントやローンの低金利キャンペーン、多少の値引き交渉がしやすくなるタイミングを狙うなら、この時期がベストです。
競合の日産自動車「サクラ」との比較
BYDは、明らかに日本製の軽EVをライバルとして意識しています。軽EVの代表格と言っても過言ではない日産自動車「サクラ」と比較してみましょう。
国のCEV補助金を考慮すると、サクラのほうがやや安くなっています。一方で、最大航続距離や荷室容量はラッコのほうが上回ります。
ラッコには3つのグレードがある
ラッコのグレード展開は以下の3種類です。
200
もっともベーシックなモデルで、価格が214万5,000円に抑えられています。シンプルな装備で軽EVを気軽に試してみたい方、近所での運転がメインの方に向いています。
300Plus
航続距離が320kmに伸びたモデルで、バッテリー容量も200より増えています。快適装備が充実し、ボディカラーは全6色から選べるようになります。
300Premium
高級感のある合皮シート、アラウンドビューモニター、ハンズフリー電動スライドドア、運転席パワーシートなど最新の便利機能が搭載された最上位モデルです。内装カラーの選択(ホワイト内装など)も可能で、一番人気の売れ筋グレードとなっています。
遅くとも2028年4月までの契約・登録がおすすめ
2028年5月から始まる予定のEV重量増税は、購入時期にかかわらず、いずれ課税の対象となります。ただし、現在示されている方針どおりであれば、2028年4月までに登録を済ませると、課税の開始を車検1回分遅らせることができます。軽EVのラッコは負担額が比較的小さくなる見込みですが、増税前には駆け込み需要が起きる可能性もあるため、余裕を持った商談をおすすめします。




