日本には数多くの観光スポットがありますが、外国人旅行者にとっては“観光地ではない場所”が強く印象に残ることもあるようです。コロンビア人女性のオリさんと、日本とカナダのハーフ男性・カイトさんによるYouTubeチャンネル「Ori & Kaito」のある動画が注目を集めています。

今回の動画では、コロンビアから来日したオリさんのお父さんと妹・ジジさんを、東京の「本所防災館」へ案内。地震をほとんど経験したことのない2人が、震度7の地震や暴風雨のシミュレーションを体験しました。

人生初の震度7体験

「本所防災館」は、さまざまな自然災害の模擬体験を通して、災害から身を守る方法を学べる体験型防災学習施設。ジジさんは、TikTokでこちらを訪れた人の動画を見つけて、1カ月から予約をしていたそうです。

エレベーターの中で何かを発見したジジさん。不思議そうに見ていると、「それは非常用のトイレよ」とオリさんから説明が。「とても便利だわ」と、さっそく日本の防災グッズに感心します。

時速50mmの暴風雨が体験できるという暴風雨コーナーに到着した一行。レインコートやブーツを装着していざ、暴風雨の中へ。

吹き付ける雨と暴風に「とんでもねぇ」とつぶやくお父さん。予想以上に本格的な体験に言葉が出ない様子です。

「実際にこのレベルの台風を体験したら……」「無理よ」と暴風雨の恐ろしさを身を持って体験することができました。

続いては、実際の大地震を再現したシミュレーターを体験。関東大震災と同等の震度7クラスの激しい揺れが体験できます。前に体験している人たちを見て「こいつはマジでヤベェ」とつぶやくお父さん。

実際に揺れが始まると、2人は想像以上の衝撃を受けます。「地球全体が揺れてる」「こんなの絶対に実際に体験したくはない」と圧倒されるお父さん。体験が終了すると、「祈ることしかできない」と一言。日本で暮らしている人でも恐怖を覚えるレベルの揺れに、「こんな状況で冷静に行動するのは難しい」と実感している様子でした。

地震の少ないコロンビアで暮らしてきたお父さんとジジさんにとって、家具が倒れたり、身動きが取れなくなったりする危険性を体感できたことは大きな学びになったようです。

災害の恐ろしさを身をもって感じた一方で、「災害が多い日本で、子どもの頃から実際に体験しながら学べる施設があるのは素晴らしい」と、日本の防災意識の高さにも感心した様子のお父さんとジジさん。

カイトさんは、「旅行をしている間でも災害は起こり得る」とし、「外国人にとっても重要な施設だと思う」と話していました。