アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの八乙女光が29日、パーソナリティを務める『らじらー! サタデー』(NHKラジオ第1・毎週土曜20:05~)で、突発性難聴の治療に専念するため活動を休止することを発表した。

番組終盤、八乙女が「報告させて頂きたいことがあります。少しお時間をください」と切り出し、昨年12月に突発性難聴になっていたことを告白。「テレビ番組の収録中に『ぐわんぐわん』と耳鳴りが起きたのが始まりで、1日中症状が続いて夜も眠れない状態でした。すぐに病院に行き、左耳が突発性難聴ということが分かりました。今は発症してから少し経って、大きな音や、苦手な音がすると少しめまいがするという状態です。耳の難聴具合は良くなって来ているのですが、複数で話すと誰が何を話しているのか分からない状態になり、バラエティやアーティスト活動をするのも難しい状態です」と経緯を説明した。

その症状を受け「事務所の方やメンバーと話し合い、今日のらじらー! をもって休業することになりました」と発表。「急なことで驚いたり悲しんだりする方もいると思います。ファンの皆様、いつも支えて下さっている関係者の皆様、本当に申し訳ございません」と謝罪し、「突発性難聴と向き合いながら仕事をするという選択肢もあったのですが、春に控えている舞台、今頂いてるお仕事を100%乗り越えられるかとじっくりと考えたときに、今の僕の回復状態では難しいと判断しました。毎日体調に不安を抱きながらの活動について、お医者さんからこのままだと完治しないと診断されたことも影響しています」と話した。

また「皆に寂しい思いや悲しい思いをさせてしまうことは、僕的には悔しいです」と思いを語りながらも、今年の秋にHey! Say! JUMPがCDデビュー15年を迎えることから「15年目の記念すべき日に戻れるように、完治に向けて少し休みたいと思います。必ず元気な姿を見せたいですし、皆にまた会いたいのでお時間をください。僕が戻ってくるのを待っていてもらえるとうれしいです。よろしくお願いします」と呼びかけた。

改めて八乙女は「めまいがして、歩く振動でもちょっとキツくて……」と症状を補足。八乙女と共に『らじらー!』に出演していた薮宏太は「なんてったって、光の健康が一番ですし。当面は7人で活動していきますけど、いつでも光が戻って来られるように居場所はもちろん残しておきます。やっぱり不特定多数の方がいる環境だとストレスが耳にかかって来ちゃうと思うから、一番いい環境で療養して頂いて、元気になって帰ってきて頂ければ。それまで僕たちは光(の思いを)背負って皆で頑張っていくので、安心して休んで頂ければと思います」とエールを送った。

4月から上演が予定されていた主演舞台『こどもの一生』については、パルコステージ公式サイトで「本公演に柿沼役で出演を予定しておりました八乙女光は、病気療養の為降板いたします。今後につきましては改めて発表いたしますので、今しばらくお待ちくださいませ」と発表されている。