アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの伊野尾慧と八乙女光が10日、パーソナリティを務める『らじらー! サタデー』(NHKラジオ第1・毎週土曜20:05~)で、グループ活動を終了する岡本圭人への率直な思いを語った。

2018年に、留学のためグループを一時離れていた岡本。アメリカの2年制演劇学校卒業後はグループに復帰予定だったが、役者の道へ進むため、11日をもってグループでの活動を終了すると5日に発表していた。

八乙女は「僕はあえて残念とは言い切らないです。複雑な気持ちだけど、腹をくくって、圭人の意志を尊重して背中を押すということを決めました」と報告するが、「もちろん最初に『1人で演劇の道を歩みたい』って聞いたときは……山田が言ってた『自分勝手だな』っていう気持ちも分かる」とも。「海外でハイレベルな人たちがたくさん周りにいて、本当にいい影響を受けたと思う。それをHey! Say! JUMPに持って帰って来るっていう約束だったから」と振り返る。

そして「『ちくしょう! あいつ、Hey! Say! JUMPに残しときゃ良かった!』って思うくらい、大物になってほしいなって思います。いつまでもあいつは、俺のかわいいかわいい弟、関係性は変わらない。メンバーではなくなるけど、ファミリーです」と岡本との絆を見せた。

伊野尾はまずファンに対し「色んな思いの人がいると思う。ここ2年半でHey! Say! JUMP好きになった人とか『岡本圭人? 誰ですか?』っていう人ももしかしたらいるかもしれないし、本当に2年半ずっと待ってた人たちにとっては『何でだよ』っていう人もいると思う」と寄り添い、岡本の決意を聞いたときの心境を「正直、2年前出てったときに言ってたこと、約束と違うんじゃないの? どうしてなんだろうって思った」と率直に述べる。

これを受け、留学期間中も時折連絡を取っていたという八乙女は「2年間って短いようで、1日1日が圭人にとって濃密な日だったんだろうなって思う」と想像。「久々に会って、圭人がかっこよくなったなって思った。2年前はもじもじしながらしゃべってた圭人が、皆の目をしっかり見て、凛とした姿だった。本当に皆驚いたと思う」としみじみと語り、ファンへ「2年間待っててくれた方は、改めて申し訳ありません。でも、圭人は圭人の道を歩んで、僕ら8人も、変わらず全力で、パフォーマンスとか、エンターテインメントを続けて行きたいと思いますし、お互いを応援してくれたらなと思います」と呼びかける。

伊野尾は最後に「僕らはもちろん仕事仲間ではもちろんあるけれども、友達でもあり、仲間でもある。だから背中を押してあげたいと思う」とエールを送り、「俺が一番思ったのは、圭人ももちろんそうだったけど、メンバーが本当にいい人間だなって。色んな思いがあるかもしれなかったけど、皆圭人に寄り添っていて、本当にいい仲間に恵まれてるなって思いました」と、声をつまらせながら語った。