どうも~、1カ月間に二度もメキシコに渡航した、松澤由美です。今回からは、メキシコの一番の都市「メキシコシティ編」でございます。

メキシコシティへは日本からJALで直行便になっており、一度カナダのバンクーバーで給油のため立ち寄りますが、それでも直行便ということになるそうです。そして、前回の渡航では「インド人らしきおっちゃんとの座席争奪戦」がありましたので、今回の飛行機もちょっとドキドキしていましたが、さすがに同じような出来事はなく、安心して飛行時間を楽しんでおりました。

出発がそんな感じでしたから、今回こそはハプニングもなく、無事メキシコへ到着♪ と思っていたのですが、やはりありました。

マネージャー「あ、飲み物はコーラください」
若手スチュワーデスさん「かしこまりました」

そのとき通路側にいた私は、もらいたてのお茶を飲みながらリラックスしていたのですが、若手スチュワーデスさんがコーラのフタを開けた瞬間、「プッシュー!!」とビールがけのビールみたいにシュワっと中身が噴出し、もれなく私にコーラが降りかかってきました。

私は、"え?"と、思う間もなくコーラを浴びたわけですが、即座に若手スチュワーデスさんがおしぼりを取りに行ってくれました。服装はTシャツというラフな格好でしたので、それほど酷い目にあったりはしませんでしたが、それでもコーラが降りかかってくるって……。

服装といえば、ブラジル、メキシコへ行くときは飛行時間も長かったり、あまり派手でキレイすぎると危ないこともあるので、極力"ジャージ的ファッション"で渡航します。なので着古したTシャツがちょっと汚れちゃっても、また洗えばいいし、と思っていました。ところがさすがJAL。その若手スチュワーデスさんも手厚くおしぼりなどを持ってきてくれたわけですが、しばらくして今度は上司と思われる大人なスチュワーデスさんが、「申し訳ありませんでした。お召し物は大丈夫でいらっしゃいますか?」と、私のよれよれのTシャツを上から下まですみずみチェック。

私は「ええ、大丈夫です」と答えると、大人なスチュワーデスさんは「大変失礼致しました」と言って持ち場に戻られました。それからまたしばらくすると、今度は上司のさらに上司の方でしょうか、多分、責任者クラスのスチュワーデスさんが登場し、「先程は大変失礼致しました、お召し物は大丈夫でいらっしゃいますか?」と、またよれよれTシャツを高価なドレスのような扱いで心配してくださるわけです。あまりにもよれよれTシャツをまじまじ見てくださるので、なんだかちょっと"恐縮です"と内心思いながら、「あのぉ、大丈夫です」とお返事しました。すると、責任者クラスのスチュワーデスさんが「クリーニング代を振り込みさせていただきます」と、クリーニング代の振り込み用紙を送る手続きをその場でしてくれました。

なんだかすみませんって感じでしたが、加えてこのようなアクシデント発生時の対処に感心しました。けれど、コーラがかかってしまってから、スチュワーデスのみなさんに「申し訳ありませんでした」コールをたくさんいただいたのに、なぜかか腑に落ちないことが。で、バンクーバーで一度機内から出るときに気付いたのです。若手スチュワーデスさんは多分、研修で「接客は笑顔で」と教わっていたのでしょうね。

コーラをかけちゃったとき、おしぼりを持ってきてくださったとき、「先程は大変失礼致しました。お召し物は大丈夫でしょうか?」と心配してくださってたとき、それから機内から出るときにも、全部"笑顔"だったわけです。なるほどね。言葉と表情のミスマッチってこういうことを言うのか! と教わりました。私も結構、笑顔で難を逃れたいと思う派でありますので、同じようなことしてるかもなぁと思ったのでした。きっと、若手スチュワーデスさんも、いきなり突然の出来事だったからでしょうね☆

そんなハプニングがありつつもバンクーバーに到着。けれど入国はできないので、待合室で待機です。カナダにいながら、私と今回も一緒にライブをする喜多(修平)くんと、マネージャーの3人で「あぁ、カナダ行ってみたいなぁ~」と現地にいながらガラス越しの空を見ながら呟いていました。さあ、そこから5時間弱でメキシコシティです! メキシコシティまでは人数も少なく快適な空の旅をし(ほとんど寝ていましたが)、ついに到着。おや、なんだかグアダラハラのローカルな感じとは、また違って都会的! ヘンな絵も飾ってある~。こういうの好きだなぁとわくわく。そうだ、フリーダ・カーロの家にも今回は行ったりしますよ♪ シティでの素敵なお話は、また次週お話したいなと思います。それではまた次週お会いしましょう。
See you soon love xx.

バンクーバーの空。いつかカナダへの旅もしてみたいです

メキシコシティの空港の壁画です。岡本太郎さんのメキシコで制作された壁画も見たくなりました

次回のコラムでフリーダ・カーロハウスのお話も書きたいなと思います