ずっと夢見ていました。さかのぼること4年前、ロンドンに居たときのこと。フリーダ・カーロのエキシビジョンがテートモダンにて期間限定で行われていました。私は鼻息荒く、"うわぁ! 行ってみたい!!"。そう強く思っていました。ところが始まったばかりのエキシビジョンはたくさんの人たちで混み合い、しかも学生チックな私にはエキシビジョン代金は安くなく……"まあ、日を改めて来ようっと"となりました。

それから数日後、エキシビジョンを見ている間にお腹が空いちゃったらいけないなんて思い、おにぎりまでにぎってテートモダンに行ってみたら、その日に限り早めに終わっていたのでした。なので見ることなく、泣く泣く帰宅。しかもその日がエキシビジョン最後の日で、結局見ることができなかった想い出がありました。

あれから月日は流れ、今回のメキシコでのライブのお話をいただいたときは、「まじぃぃぃ嬉しい~。フリーダ・カーロが生まれ育った国が見れるし、もしかして、もしかして家とか行けちゃうの?」と心は躍らんばかりで、コーディネーターのヨッシー(よしえちゃんという日本人の女の子)の「どこか観光行きたいところはありますか?」という問いに、「フリーダ・カーロのお家へ行ってみたい。」とすかさず答えました。

そして夢見たフリーダ・カーロのお家。絵画が見られるんです。エキシビジョンをとおり越して、本人のお家ですからねぇ~♪ もう車がそこへ到着する直前なんかは、なんだか緊張しちゃったりしてドキドキでした。メキシコでも「青の家」と呼ばれているお家は、言葉どおり「青」の家です。壁が青に塗られ、敷地内には大きなお庭があり、プチジャングルのようでもあり、不思議な遺跡(埴輪みたいなもの)なども飾られていました。

念願のフリーダ・カーロの「青の家」入り口にて

庭です。プチジャングルでかわいい!

家の中にはフリーダの絵画やディエゴ(フリーダの旦那さん、メキシコでも有名なアーティスト)への手紙なども飾られていました。家の中は撮影禁止だったので撮影できませんでしたが、やはりカラフルな感じがしましたよ♪ 台所なんかは黄色や緑やかわいらしい色合いになっていました。

そして1階、2階ともにフリーダの小さなベッドがあり、外のお庭が見えるような造りになっていました。話を聞くと家の中は、生前と変わらない造りになっているそうです。カラフルでもあり、お庭も広く緑も多いのに、なぜだか切ないというか、なにかルンルンとは違う感覚になりました。

それでも彼女の集めていたおかしな埴輪(遺跡)や、ふざけ気味な?(と思っているだけですが)ドクロの小物などなど、ユーモアあるセンスが私は好きなんです。彼女の人生は映画や本で読んだところによれば、とても痛烈に悲しいことを体験した人生のようでしたが、その悲しみをとおり越した心の中の傷みが絵画に現れ、見る人を釘付けにしちゃうんだろうなぁと思います。

そんなわけでお庭画像など撮影OKなところでは、パシャパシャ写真を撮っていました。一緒にいた喜多(修平)くんは、お庭で寝転んでいた猫ちゃんとニャンコ先生を一緒に撮影したりしていましたよぉ☆

フリーダ・カーロショップにてキタポンと♪

キタポンが撮影した、猫とニャンコ先生

そして、夜はイタリアンのディナーに連れて行ってもらいましたが、量が多いです。あは。日本の倍、2人前はあると思われます。ニューヨークチーズケーキも1人前は4人ぐらいで食べるとイイ感じでした。イタリアンだし、ワインもいろいろ飲んで~なんて思っていましたが、前回グアダラハラ同様(いえ、メキシコシティのほうがさらに標高が高いんです)、
1杯飲んだらすぐ酔ってしまう感じだったので、ゆっくり1杯飲んで食事、終了~な感じでありました。

イタリアンのアラビアータ。2人前のような1人前。全部食べれなかったですが、美味しかったですよ

巨大なニューヨークチーズケーキ

さぁライブは週末に行われたわけですが、それまでの数日間は毎日観光。ライブしに来たのか、観光しに来たのか……。しかし、実はこれもメキシコのみなさんの計らいで、ライブだけでなく、メキシコを知ってもらい、旅に来たようにリラックスしてほしいという心遣いだったのです。そのおかげで、いろんな観光ができました。ピラミッドのお話も次週したいなと思います☆ では、また次週お会いしましょう♪
See you soon love xx.