■マネーフォワードが便利な2つの理由

マネーフォワードMEが家計簿アプリとしておすすめできる理由は、以下の2点です。

・家計簿をつけるのが苦手な人でも簡単に家計簿がつけられる
・家計の収支が見える化される

▼家計簿をつけるのが苦手な人でも簡単に家計簿がつけられる

頻繁に利用するクレジットカードや銀行口座をマネーフォワードMEに連携させて、積極的にキャッシュレスで決済をすると、ほぼ自動的に家計簿がつけられます。ひと月の支出や収入の合計金額だけでなく、支出項目ごとの合計額も自動で計算されるのです。

マネーフォワードMEで手入力が必要となるのは、現金で決済をした場合やアプリが予測する支出項目に誤りがある場合などです。自分自身で入力したり計算したりする手間が大幅に省けるため、家計簿をつけるのが苦手な人でも長続きしやすいといえます。

▼家計の収支が見える化される

マネーフォワードMEは、月々の支出や収入、口座残高、保有資産、クレジットカードの利用額など、家計に関する情報をまとめて閲覧できます。

また支出のうち食費や日用品代が占めている割合がひと目でわかるため「次月は食費を減らそう」「携帯電話の料金プランを見直してみよう」など、改善がしやすくなります。

加えて金融資産の残高や、月ごとの推移がグラフにまとめられているため、お金が貯まっているのかどうかが把握しやすいです。増えていく資産額を確認すると、貯蓄のモチベーションアップにつながるでしょう。

■マネーフォワードの注意点

マネーフォワードを利用する際は、以下の4点に注意が必要です。

・無料で利用できるプランは限られる
・決済情報が重複する恐れがある
・クレジットカードの決済情報の反映が遅れる場合がある

マネーフォワードMEの無料プランは、金融機関の登録件数や連携先の情報更新の頻度に制限があります。制限を解除するためには、月額500円のプレミアムサービスの契約が必要です。

通販サービスと決済に利用しているクレジットカードの両方を、マネーフォワードMEに登録すると、決済情報が重複登録される点にも注意が必要です。

例えば通販サービスの「Amazon」と、決済に用いる「楽天カード」の両方を連携していたとしましょう。2,000円の日用品をAmazonで購入し、楽天カードで決済すると、日用品代として2,000円使った記録が2つマネーフォワードMEに登録されます。そのためどちらかの決済情報を、家計簿の計算対象から外さなければなりません。

クレジットカードで決済した場合、決済情報がマネーフォワード MEに反映されるまで数日〜1か月程度かかる場合があります。そのため次月の半ばごろまで、ひと月の収支がわからず、家計の振り返りができない場合があるのです。

■お金を貯めるのが苦手な人はマネーフォワードMEを利用して見よう

マネーフォワードが便利な理由は、これまでの生活とほぼ変わらない過ごし方をしながら家計簿をつけられる点です。口座やクレジットカードなどを事前に連携し、キャッシュレス決済を心がけることで、ひと月の収支や資産の推移が簡単に把握できます。

なお家計簿アプリは、マネーフォワードME以外にも「Zaim」や「Moneytree(マネーツリー)」などがあります。見た目や機能は、アプリごとに異なっているため、ご自身がもっとも利用しやすいものを選んでみてはいかがでしょうか。