地元に新しい酒場ができたので、一杯やりにいってきました。
焼鳥、焼きとんがメインでその他のおつまみも豊富に揃う、比較的オーソドックスな大衆酒場。東京、埼玉、千葉で展開する人気チェーン店なので、ご存知の方も多いかもしれません。
で、僕がこのお店を一発で気に入ってしまった理由が、大きくふたつありました。それは、目の前の焼き台で炭火で焼かれ、焼き上がった順に提供してもらえる串が、きちんと美味しいこと。
日本人にとってはおなじみすぎる大衆食、焼鳥ですが、目の前で調理されたさまざまな種類の肉串を小さなポーションであれこれ楽しめ、しかも焼きたてがノータイムで味わえる。あらためて考えると、ものすごくぜいたくな料理ですよね。
もう1点素晴らしすぎたポイントが、「ホッピーセット」(490円)の提供方法。焼酎の割り材であるビアテイスト飲料「ホッピー」(通称“ソト”)と、焼酎(通称“ナカ”)がセットで提供される、大衆酒場の定番です。
大好きなので席に着くなり条件反射的に頼んだところ、まずはキンキンに冷えたグラスとホッピーが到着。
するとここで店員さんが「このあとナカをお持ちしますので少々お待ちください!」と。一般的に、1杯目のナカ焼酎はジョッキに最初から入っていることが多いので、はて? と思いつつ待っていると、店員さんはなんと、焼酎入りの大きなやかんを持って再登場。「お好みのところでストップと言ってください!」という、こちらの好きなだけ注げるスタイルだったんです。
当然、入れすぎれば早々に酔っぱらってしまうことはわかっているものの、酒飲みというのはナカが濃ければ濃いほど嬉しい生き物。それでもフチぎりぎりまで注いでもらうのはがまんして、ジョッキの6割くらいまでにしておきました。
当然、濃ぃい〜酒になり、もう一度ナカをおかわりしたらかなりいい気分になってしまったわけで、かなり費用対効果の高いホッピーセットと言えるでしょう。こんなすごいサービスを、メニューなどで大々的に打ち出していない粋さもいいなと。
■その手があったか!
日替わりメニューが充実しているのも嬉しい点で、この日は「マグたくユッケ」(580円)をチョイス。
そりゃあうまいに決まってるよね、っていう組み合わせで、酒がすすみすぎます。
ところで、にしだ場で見つけた革命的おつまみのお話。焼鳥のラインナップのなかに「皮にんにく」というメニューがあり、鶏皮もにんにくも大好物な僕は、何気なく頼んでみたんです。そうしたら、そのスタイルがかなり独特だったんですよね。
見てのとおり、鶏皮でにんにくをひとつひとつ巻き、それを串に刺して焼いてるんです。肉とにんにくが交互に刺さっている串はよく見ますが、このタイプはけっこう珍しくないですか!? 鶏皮だからこそできるアイデアでもあり、実際、ほくほくのにんにくと、かりじゅわっとした鶏皮のハーモニーがつまみに最高。
ちなみに、にしだ場は基本、串ごとにおすすめの味つけがあり、皮にんにくはミソダレ。なにも言わなければその味つけで出してもらえます。けれども皮にんにくをあまりに気に入ってしまったので、上の写真は、タレと塩も1本ずつ焼いてもらった時のもの。どの味もそれぞれに良かったな〜。
■家飲み用ヒント
さて今回も、この皮にんにくを家飲みレシピにアレンジしてみましょうか。
鶏皮とにんにくはどこでも手に入る食材ですが、串に刺すという行程に、手間と技術が必要ですよね。そこを省いてしまうのはどうだろう?
まずは鶏皮をてきとうな大きさにカットしていきます。
切った鶏皮が解凍できたら、ひとつひとつにんにくに巻いていきましょう。それを、鶏皮から脂が出るので油はひかず、フライパンに静かに並べていきます。
そうしたら、弱〜中火くらいで、なるべくフライパンは動かさないよう、じわじわと焼いていきましょう。鶏皮がにんにくからはがれずに焼けてくれるといいんだけど、はたして……。
が、片面に火が通ってひっくり返そうとしたときなどに割とはがれてしまいまして、後半はもういいや状態に。
というわけで、完成。
ほとんどははがれてしまいましたが、一部は鶏皮巻きの状態のにんにくもあり、といったところ。味つけは、今回はシンプルに塩と七味唐辛子のみにしてみました。
説明は不要かと思いますが、まぁうまいですよね。はがれてしまった鶏皮とにんにくを一緒に口に入れて噛み締めれば、お酒がすすみすぎる、にしだ場のあの味!
……と、ここまでお読みいただいたみなさまに、ほんのりとおわび。記事を書き終え、ふと「鶏皮 にんにく 串」などのキーワードで検索してみたところ、けっこう見つかってしまうんですよね……鶏皮でにんにくを巻いたスタイルの串焼き……。
まぁ、僕的には新鮮だったという点と、あと、シンプルにうまい! という点を考慮して、今回はご了承いただけますと。












