ドラマを観ていると、誰もが一度は「これ絶対によくある展開だ!」と心の中でツッコミたくなる瞬間がある――。
連載『ドラマあるある』は、マイナビニュース会員によるアンケートをもとに視聴者の共感を呼ぶシーンをピックアップし、4コマ漫画でご紹介します。
サスペンスから医療、刑事、恋愛まで、ジャンルを超えて登場する“お約束”を改めて振り返ることで、思わず笑ってしまったり、懐かしくなったり、ドラマがさらに楽しくなるかも!?
イラストを描いてくれるのは「推し活あるある」を執筆する漫画家兼イラストレーターの菅原県さんです。
“悪役の高笑い”が視聴者にもたらす効果とは
悪役がナイフを振りかざし、「お前も終わりだ」「ヒャッヒャヒャハハー!」と高笑いを響かせる。だがそこへ、正義の男が凛と現れる。「やめろ! 俺が相手だ!」と声を張り上げる瞬間、空気が張りつめる。
悪役は再び「おっと、ついに主役のお出ましか」「ヒャッヒャヒャハハー!」と高笑いを重ね、物語は最高潮へ――。
この定番の対峙シーン。悪役の高笑いは、視聴者に“ヒーローの覚醒”を予感させ、正義と悪の決戦の幕開けを告げる合図となる。
だが、今の時代を映すドラマだからこそ、この構図には社会性も潜む。権力を振りかざす者の“高笑い”は、現実の不正や抑圧を象徴し、弱き者を脅す構図と重なって見えることも。そんな悪の笑いを打ち砕くヒーローの声は、ただのフィクションではなく、観る者にとって小さな希望や抵抗の象徴になり得るのかもしれない。
調査時期: 2025年7月25日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 300人
調査方法: インターネットログイン式アンケート
