夫から首を絞められ、意識を失った際に顔を負傷。縫合するほどのけがを負いながらも、経済的な事情から離婚に踏み切れない――。2歳の娘を育てる27歳女性が、夫から受けてきた暴力と、別れられない苦悩を打ち明けた。タレントの藤本美貴が、YouTubeチャンネル『ハロー!ミキティ / 藤本美貴』で3日に公開された人生相談動画で、女性と娘の今後を案じながら、自身の考えを伝えた。

  • 藤本美貴

    藤本美貴

夫婦げんかで暴力を受け、意識を失う事態に

今回の動画では、夫婦関係に悩む視聴者からの相談を紹介。27歳の女性は、「2歳児の子供がいる母親です」と自己紹介し、結婚生活について打ち明けた。

3年前に結婚した夫とは、けんかが激しくなった際に暴力を受けることがあったという。そして最近、再び夫婦げんかになった際、夫に首を絞められ、意識を失った。倒れたときに床に顔をぶつけ、傷を縫うほどのけがを負ったという。

この出来事を経験し、初めて自分が置かれている状況の深刻さに気づいたという相談者。周囲の人に相談したところ、離婚した方がいいと勧められた。本人も離婚を望んでいるものの、夫はこれまでの行動を反省しているとして謝罪し、離婚を引き止めているため、現在も一緒に生活しているという。

さらに、相談者が受け入れられずにいるのは、夫から2人目の子どもが欲しいと言われていることだった。

「私はもう夫との間に2人目が欲しいとは思いません」

夫への気持ちは変わっている。それでも、別れを決断できない事情があった。

「頼る実家もありません」離婚を望んでも踏み切れない現実

相談者は現在、パート勤務で家計を支えているという。娘を連れて家を出ても、経済的に困窮することが目に見えており、頼ることのできる実家もないと説明した。

「ですので離婚に踏み込めない自分がいます」

離婚したいという気持ちと、幼い娘を育てながら生活していけるのかという不安。その間で揺れる相談者に、藤本は「私だったら別れるかな」と答えた。続けて、「私はもう本当にあの1回でも手上げられたらもう別れる」と自身の考えを明言。結婚する際にも、暴力だけは絶対に認めないと伝えていたことを明かした。

一方、経済的な不安についても理解を示し、自身の母親がシングルマザーとして4人の子どもを育てていた経験に言及。「大変だとはめちゃめちゃ思う」としたうえで、ひとり親として子育てをしている人が多くいることを伝えた。

そして、相談者が現在の生活を続けることで、娘が父親から母親への暴力を目撃する可能性もあると指摘。「でもそこで育っても子供は別に幸せではないよね」と、母子の生活環境を心配した。

藤本美貴「次がなくても別れたらいいのになって思う」

藤本が特に危惧したのは、首を絞められて意識を失ったという出来事だった。

「本当に下手したら死んじゃったら本当に話にならないから」

そう語り、命に関わる危険性を指摘。「失神してさ、生きてたから良かったけどさって感じじゃん」と、事態の深刻さを強調した。

相談者が夫の謝罪を受け入れて生活を続けていることについても、藤本は「次がなくても別れたらいいのになって思うけど」と、暴力が再び起こるのを待たずに離れることへの思いを口にした。

また、夫の謝罪について、これまでの暴力を許されてきたことで、別れを切り出されないと思っている可能性にも言及。暴力が繰り返され、エスカレートすることへの懸念を示した。

そのうえで、今すぐ離婚という決断が難しくても、自治体の窓口などで、ひとり親になった場合に利用できる支援について相談し、情報を集めておくことも一つの方法だと提案した。

相談者が周囲に助けを求められたことについては「一歩は進んでるもんね」と前向きに受け止めた藤本。さらに、「シングルマザーの子供が全てかわいそうなんてこと全くないから」と語り、母子が新たな生活を築く可能性を示した。

最後には、「旦那がかわいそうなんて考える必要全くないから」と強調。「自分のこと子供のことだけ考えて本当行動したらいいと思う」と、女性と娘の安全を第一に考えるよう呼びかけていた。

【編集部MEMO】
藤本美貴の公式YouTubeチャンネル『ハロー!ミキティ / 藤本美貴』では、視聴者から寄せられた悩みに藤本が答える「ミキティ人生相談」を配信。今回の動画では、夫婦間の暴力やモラルハラスメント、スマホ依存など、夫婦関係に関する相談が紹介された。