父親も聴いていたラジオ番組が、18歳の大学生の将来の夢につながっていた――「いつかお二人とラジオが作れるように」。番組を卒業する矢部浩之に向けて、若いリスナーが伝えたのは、感謝と未来への決意だった。29日深夜放送のニッポン放送のラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』(毎週木曜25:00~27:00)で、ナインティナインの岡村隆史と矢部浩之が、電話出演した大学生の言葉に耳を傾けた。

  • ナインティナイン(左から矢部浩之、岡村隆史)

    ナインティナイン(左から矢部浩之、岡村隆史)

受験生から大学生へ 半年ぶりに聞いた近況

この日の「ナイナイ共通テスト」のコーナーに電話出演したのは、埼玉県に住む18歳の大学1年生のリスナーだった。

リスナーは、大学受験を控えていた今年3月にも番組に出演。その後、大学に合格し、今回は大学生活が始まってからの近況を報告することになった。岡村は、以前の出演時に将来はニッポン放送に入りたいと話していたことを覚えていた。

大学に入ってさまざまな経験をすれば、将来の夢も変わってくるのではないか。そんな岡村の問いかけに、リスナーは「いや、それはもう変わらず」と答えた。

大学では、当初希望していたバスケットボールのサークルに入ったものの、雰囲気が合わず、約1カ月で通わなくなったという。一方、ラジオのサークルには今も所属。パーソナリティーとして出演することもあれば、ミキサーを担当することもあると明かした。将来の夢に向かって、少しずつ経験を積んでいるようだ。

父親もリスナー「こんな奇跡のラジオないで」

話題は、先日開催された『ナインティナインのオールナイトニッポン歌謡祭』にも及んだ。リスナーは、家族と一緒にイベントへ足を運んだという。父親も番組を聴いていることが分かると、岡村は喜びを隠さなかった。

「お父さん聴いてて、18歳の大学生が聴いてくれて。こんな奇跡のラジオないで」

長年続いてきた番組が、親子で楽しめる存在になっていることに、岡村は感慨深げな様子だった。矢部も「笑ってるけど、うれしいねんで」と語り、若いリスナーが家族とともにイベントを楽しんでくれたことを喜んだ。

リスナーは、歌謡祭のグッズも購入したと報告。タオルを2枚買ったと聞いた岡村は、感謝しながらも、まだ在庫があることを冗談交じりにアピールした。いつものように笑いが絶えないやり取りだったが、番組の終盤、リスナーは2人に伝えたい言葉を用意していた。

「いつかお二人とラジオが作れるように」

この日は、矢部が『ナインティナインのオールナイトニッポン』を卒業する最後の放送。リスナーは、運転免許の取得に向けて頑張りたいという話をした後、矢部から応援のメッセージを受け取った。そして電話を切る直前、自らの思いを伝え始めた。

「僕、初めて聴いたラジオがナインティナインさんのオールナイトニッポンで」

続けて、「ナインティナインさんのラジオに出会って、人生が変わってすごい幸せです」と感謝を口にした。さらに、2人がそれぞれ別のラジオ番組を担当することになっても聴き続けると約束し、「いつかナインティナインさんのお二人とラジオが作れるように僕も頑張ります」と将来の夢を語った。突然の真っすぐな言葉に、岡村も驚いた様子。

「こんな素敵なメッセージいただけるなんて。ありがとう」

そう感謝すると、矢部も、せっかく伝えた運転免許のアドバイスを聞き流していたのではないかと冗談を飛ばし、最後まで笑いのあるやり取りが続いた。

受験生だった頃に番組へ電話をかけ、大学生になって再び2人と話したリスナー。今度はリスナーとしてではなく、ラジオを作る側として再会したい――。そんな18歳の夢が、ナインティナインの新たな出発を迎える夜に語られた。

【編集部MEMO】
『ナインティナインのオールナイトニッポン』は、ナインティナインの岡村隆史と矢部浩之がパーソナリティーを務めたニッポン放送のラジオ番組。矢部は10月29日の放送をもって卒業し、11月5日からは岡村が単独で『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』を担当する。矢部の新番組『ナインティナイン矢部浩之 オモテのラジオ』は12月12日スタートで、毎週土曜17:50~19:00に放送される。