2014年に一度は別れを告げたラジオ番組に、2020年、思いがけない形で戻ってきたナインティナイン・矢部浩之。それから6年、再び卒業を決断した。8日深夜放送のニッポン放送『ナインティナインのオールナイトニッポン』(毎週木曜25:00~27:00)で、矢部が10月29日をもって同番組を卒業することを発表。2度目となる決断の背景を語った。

  • ナインティナイン(左から矢部浩之、岡村隆史)

    ナインティナイン(左から矢部浩之、岡村隆史)

2014年の卒業「個人の中でゴールしたな」

「番組から、そして私、矢部浩之からのお知らせがございます」。放送開始から約50分が経過したところで、矢部が切り出した。

「歌謡祭前にね、なんか水を差すような形にはなってほしくないんですけども。前向きなお話なんで、聞いていただきたいんですけども」と前置きし、「10月29日、今月いっぱいで『ナインティナインのオールナイトニッポン』を卒業させていただくこととなりました」と発表した。

岡村隆史が「リスナーもこれ2回目、矢部さんは2回目の卒業になってしまうので、もしかしたらそんなにびっくりもしてないかもわからないんですけども」と反応すると、矢部は「2回卒業は前代未聞です」と苦笑。今回の決断について、「理由としましては、1回目の時にお伝えしたのと全く変わってないんですけども」と説明し、2014年の卒業を振り返った。

当時の心境については、「『ナインティナインのオールナイトニッポン』っていうのは、まあその前にいろいろありましたけど、岡村さんのお休みとかありましたけども、やりきったなという。私個人の中で、もうゴールしたなという感覚があったんですね」と告白。番組に対して、自分なりの区切りがついていたという。

2020年に思いがけない復帰「流れに身を任せて」

一度目の卒業後は、再び番組に戻ることなど考えていなかったという矢部。しかし、2020年に状況が一変した。

「当然ながら、戻ってくるようなことは考えもしてなくて」と振り返りつつ、「2020年ぐらいに、ハプニングが1回ありました」と説明。岡村をめぐる騒動をきっかけに、「岡村さんを叱りに」約6年ぶりにニッポン放送を訪れたという。

当時は報道陣が集まっていたことから、普段とは異なる経路で局内へ。出演後、スタッフから翌週も出演するよう求められ、「これはちょっと流れに身を任せて」と考えているうちに、コンビでの放送が復活することになった。

岡村は「あの時は私も、もうどうなることやらということで」と当時を回想。矢部が戻ってきたことで「なんとか立て直すと言いますか。そういうことができましたんでね。感謝でしかないんですけれども」と、相方への思いを口にした。

「卒業の理由はずっと変わらずにあって」

それから6年。矢部は再び番組を離れることを決めた。「でも卒業の理由はずっと変わらずにあってですね」と語り、今回の決断が突然生まれたものではなかったことを明かした。そして、ニッポン放送のスタッフや吉本興業のマネージャー陣、岡村の理解と協力によって、以前から抱いていた「一人でラジオをやってみたい」という思いを実現できることになった。

矢部は12月から単独の新番組をスタートさせることも発表。10月29日を最後に『ナインティナインのオールナイトニッポン』を卒業し、11月5日からは『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』が始まる。

なお、コンビ解散や不仲による卒業ではないことも明言。矢部は「解散はしません」「円満です。何も揉めてそうなったわけじゃない」と強調していた。

【編集部MEMO】
『ナインティナインのオールナイトニッポン』は、ナインティナインの岡村隆史と矢部浩之がパーソナリティを務めるニッポン放送のラジオ番組。矢部は2014年に一度卒業し、2020年に復帰した。2026年10月29日をもって再び卒業する。