息子たちは「かわいくて仕方がない」。それでも女の子を育ててみたいと願い、そんな自分を責めてしまう――。17日放送のTOKYO FMのラジオ番組『AXA presents あしたはいい天気』(毎週土曜15:00~15:25)に、男の子2人を育てる33歳女性から相談が届いた。パーソナリティーのYOUは、その葛藤を受け止めながら、自身の息子に空手を習わせた経験を振り返った。
息子2人との幸せな暮らし それでも抱く「女の子も育ててみたい」
相談を寄せたのは、滋賀県の33歳女性。3歳と1歳の息子たちとの暮らしについて、大変ではあるものの「とても幸せです」とつづった。
ただ、悩んでいるのが3人目をどうするかということ。女性は、自身が実母と仲が良く、子どもを授かる前から、娘が生まれたら同じような関係を築けたらという希望を抱いていた。
また、実母が姑にいびられても何も言えない実父の姿を見てきたことから、男の子が生まれたら、将来は妻を大切にする子になってほしいという思いもあった。その一方で、息子は大人になると自分とは疎遠にならざるを得ないのではないかと感じ、寂しさも抱いていたと説明した。
結婚後は子どもは2人でよいと考えていたが、生まれたのは2人とも男の子。次男を妊娠中、性別を知ったときには、申し訳ないと思いながらも2週間泣いて過ごしたという。
しかし、女性は「息子たちがかわいくないわけではないんです。むしろかわいくて仕方がない」と強調。「だからこそ女の子も育ててみたい」と、その気持ちを伝えた。
夫も女の子を希望しており、35歳までの間、3人目の妊活をすることに決めたという。ただ、女の子を授かりたいという期待とともに、また男の子だったらどうしようという不安も消えない。
そんなことを考える自分に対し、赤ちゃんがかわいそうだと自己嫌悪に陥ってしまう。なかなか周囲にも相談できず、番組に思いを寄せた。
優しくニコニコしていた息子に空手を習わせたYOU
YOUは「分かりますよ」と応じ、自分の周囲にも、男の子が続いた後に女の子を望む人や、反対に女の子が続いて男の子も育てたいと考える人がいると説明。親がそうした希望を抱くことがあると受け止めた。
そのうえで、男の子でも繊細な才能に秀でた子がいたり、女の子でも空手が大好きな子がいたりすると話した。
「性別というよりはですね、そのお子さんの性質ですね、特性を生かして」。子育てでは、性別だけでなく、その子自身の性質や特性を見ていくのではないかと、自身の考えを示した。
そこで振り返ったのが、息子に空手を習わせた経験だった。
YOUによると、息子は優しく、ニコニコしているタイプ。自身は「絶対これをやってやるんだ」というような性格だったが、息子はそうではなかったという。
そんな息子に「ビシッとして」という気持ちもあり、空手を習わせることにしたYOU。息子は空手に取り組んでいたものの、やがて思いがけない難しさに直面した。
「結局、人を殴れないという根本的な壁にぶつかりました」
そして、初めての試合では、自分より身長が10センチほど高い女の子と対戦。開始からわずか3秒で“かかと落とし”を受けたといい、YOUは、その後、息子が空手をやめたことを笑い交じりに振り返った。
「どっちが生まれてもどうせかわいいのはよくご存知」
男の子でも、女の子でも、その子ならではの性格がある。自分とは違うタイプだった息子のエピソードに続き、YOUは、もし自分のような女の子が生まれたら大変だっただろうと、冗談も交えた。
そのうえで、相談者には「気を楽にお持ちになってね」と呼びかけた。
「どっちが生まれてもどうせかわいいのはよくご存知なことなので、今度は2週間泣いたりしないでください」
息子たちを「かわいくて仕方がない」と記した女性に、YOUはその愛情を思い出させるように声をかけていた。
【編集部MEMO】
『AXA presents あしたはいい天気』は、YOUがパーソナリティーを務めるTOKYO FMのラジオ番組。毎週土曜15:00~15:25放送。結婚、出産、育児、就職、転職、出会い、別れなど、リスナーの「人生の転機」にまつわるメッセージを募集している。
