映画が終わり、エンドロールが流れた後も、奈緒には映画館で楽しみにしている時間があるという。スクリーンから目を離した先にあるのは、同じ作品を観た人々のさまざまな表情や反応だった。俳優の奈緒が、TOKYO FMのラジオ番組『奈緒のいつかほんとになるはなし』(毎週土曜12:00~12:30)で、映画館で必ず選ぶ座席と、その場所を気に入っている理由を明かした。

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奈緒が映画館で選ぶのは「一番後ろの真ん中」

この日の番組では、「芸術の秋」をテーマに、奈緒がおすすめの映画や自身の映画への思いを紹介。映画が好きになったことをきっかけに福岡から上京し、俳優を志したという奈緒は、映画そのものだけでなく、映画館という空間にも特別な愛着を持っていると話した。

そんな奈緒がリスナーに問いかけたのは、「映画館に行くと、皆さん決まった席とかありますかね?」という質問だった。続けて、「私は一番後ろの真ん中に座るのが好きです」と、自身のお気に入りの座席を明かした。

映画館の中央付近など、スクリーンの見やすさを基準に席を選ぶ人もいるが、奈緒が最後列を好む理由は、上映中だけではなく、映画が終わった後の時間にもあった。

「皆さんの席を立った後の空気感、エンドロールが明けた後の会話だったりとか、逆に、言葉が出なくてため息一つ、みんなが大きく吐いて」

上映終了後、感想を語り合う人もいれば、言葉にならない思いを抱えたまま、静かに席を立つ人もいる。奈緒は、そうした観客それぞれの姿を眺める時間が好きなのだという。

「各々それぞれ自分自身の中にいろんなことを考えながら映画館を去っていく姿っていうのが。そういう姿込みで、私は本当に映画館に行く醍醐味だなと思うので、実はこのお席が一番好きです」

同じ作品を観ても、心に残るものは人それぞれ。映画館の一番後ろは、奈緒にとって、作品が観客の心に残した余韻まで感じられる特別な場所になっているようだ。

映画館ではナチョス派 チーズソースは「ダブル」に

また、映画を観る際の食べ物にも、奈緒ならではのこだわりがあった。ポップコーンが大好きだという奈緒だが、意外にも「私はお家でポップコーン派です」と告白。自宅にはスクリーンがあり、夜に映画を観ながらポップコーンを食べることで、ホームシアターのような気分を楽しんでいるという。一方、映画館では、その劇場ならではの食べ物や飲み物を選ぶことが多いそうだ。

「そこの映画館でしか食べられないものを食べるようにしています」

なかでも、幼い頃から大好きなのがナチョス。食べる際に音が出るため、周囲の観客に配慮しながら、映画の音が大きくなるタイミングで口に運ぶようにしていると明かした。そして、ナチョス以上にこだわりがある様子だったのが、添えられるチーズソースだった。

「チーズソースが本当に大好きで。結構アメリカンな色をしている黄色いチーズ、あのチーズソースが大好きで、頼める時はチーズをダブルにしてもらって食べてます」

作品の余韻に浸るための座席選びから、劇場ごとの食べ物を味わう楽しみまで。奈緒にとって映画館は、スクリーンに映る物語だけでなく、その場所で過ごす時間そのものを楽しめる空間のようだ。

【編集部MEMO】
TOKYO FMで10月3日にスタートしたラジオ番組『奈緒のいつかほんとになるはなし』は、俳優・奈緒がパーソナリティーを務める番組。「いつか絵日記にしたい話」(なんだか覚えておきたい、日々の小さな出来事)、「いつかほんとになった話」(『いつか、こうなったらいいな』が叶ったお話)、「いま、ほしいもの~私のWISH LIST~」(あなたが今ほしいものと、その理由)などのテーマでお便りを募集中。採用されると、全国のコジマで使える商品券1万円分がプレゼントされる。