「何でも好きなもの選んでもいいよ」――。閉店時間が迫るスーパーマーケットで、仕事を終えた父親が息子にかけた一言。値引き商品を求める買い物客でにぎわう中、息子が返した言葉は、偶然その場に居合わせた人の心に残るものだった。TOKYO FMのラジオ番組『奈緒のいつかほんとになるはなし』で紹介された親子のエピソードに、俳優の奈緒も「なんて微笑ましい親子なんでしょうか」と感激した。
値引きシールが貼られる夕方のスーパー 人が群がる中で…
この日の番組では、リスナーから届いた「いつか絵日記にしたい話」を紹介。毎日の暮らしの中で見つけた小さな出来事や幸せ、気づきなど、絵日記に残しておきたいエピソードを募集するコーナーだ。
秋田県のリスナーが投稿したのは、夕方のスーパーマーケットで目撃した親子のやり取りだった。
閉店時間が迫った店内では、売れ残った商品に値引きシールが貼られ始めていた。少しでもお買い得な商品を手に入れようと、買い物客が我先にと次々と集まってくる時間帯。奈緒も「ワクワクするタイミングですね」と、その光景を想像しながら耳を傾けた。
そんな店内に、仕事を終えたと思われる父親と息子の姿があったという。
父親は息子に向かって、「何でも好きなもの選んでもいいよ」と声をかけた。ところが、息子から返ってきたのは、欲しいものをねだる言葉ではなかった。
「いいよ、大丈夫だよ」
投稿者には、息子が父親に気を遣い、遠慮しているように見えたという。
値引き商品を求めて人が集まる店内。その親子の周囲だけは、温かい空気が流れているように感じられたそうだ。
奈緒「これです! これです!」 親子だけでなく投稿者にも感動
このエピソードを読み終えた奈緒は、「これです! これです!」と声を弾ませ、「私はこういう絵日記を見たかったんです」と喜んだ。
さらに、息子の返答について、「お父さんがお小遣い制と知ってたのかな?」「それで『いいよ、いいよ』って気を使って言ったんですかね」と想像を膨らませた。
もちろん、息子が遠慮した理由は分からない。それでも奈緒は、父親の申し出に対して息子が見せた振る舞いに心を動かされた様子で、「なんて微笑ましい親子なんでしょうか」と感激。「こういう思いやりを教えられる一幕ですよね」と話した。
そして、奈緒が素敵だと感じたのは、親子のやり取りだけではなかった。
慌ただしいスーパーで偶然目にした光景を忘れず、絵日記に残したい出来事として番組に届けた投稿者についても、「この微笑ましい親子の幸せな一幕を、絵日記に残したいという」「私はとても素敵だなと思いました」と称賛した。
番組の終盤でも、リスナーから届いた絵日記にしたい話について、「ほっこりするような、とても幸せな気持ちになりました」と振り返った奈緒。初めて紹介したリスナーのメッセージは、これから番組で届けていきたい温かな時間を象徴するようなエピソードとなった。
【編集部MEMO】
TOKYO FMで10月3日にスタートしたラジオ番組『奈緒のいつかほんとになるはなし』は、俳優・奈緒がパーソナリティーを務める番組。「いつか絵日記にしたい話」(なんだか覚えておきたい、日々の小さな出来事)、「いつかほんとになった話」(『いつか、こうなったらいいな』が叶ったお話)、「いま、ほしいもの~私のWISH LIST~」(あなたが今ほしいものと、その理由)などのテーマでお便りを募集中。採用されると、全国のコジマで使える商品券1万円分がプレゼントされる。
