「あの時のうれしさは今も大切な宝物です」――。13年ほど前、ひょんなことからフランス刺繍を始めた女性。針と糸で少しずつ作品を作るうちに芽生えた小さな夢は、ある日、思いがけない喜びにつながった。TOKYO FMのラジオ番組『奈緒のいつかほんとになるはなし』で紹介された女性のエピソードに、俳優の奈緒も感動。自身も途中で止まっていた手芸への思いを新たにした。
13年前に始めたフランス刺繍 少しずつ膨らんだ夢
この日の番組では、リスナーが長年願っていたことや、いつか叶えたいと思っていた夢が実現したエピソードを紹介する「いつか本当になった話」のコーナーを実施した。
東京都のリスナーが寄せたのは、13年ほど前に始めたフランス刺繍についてのメッセージだった。
始めたきっかけは、ほんの偶然だったという。しかし、一針ずつステッチを重ねていくうちに、次第にある思いが膨らんでいった。
「いつか自分の図案で形にしたい」
誰かが考えた図案を刺繍するだけでなく、自分自身のアイデアを作品にしたい。そんな夢を抱いた女性は、フリーマーケットに作品を出品することにした。
そして、その場で忘れられない出来事が起きた。出品していた小さな巾着袋を、誰かが購入してくれたのだ。
「自分の作品が認められたような気がして、あの時のうれしさは今も大切な宝物です」
女性は、その時の喜びを大切にしながら、現在も手刺繍のぬくもりを大事に、コツコツと刺繍を楽しんでいきたいとつづった。
奈緒「本当に幸せなことですよね」 自身の刺繍は途中で止まったまま
このメッセージに、奈緒は「素敵ですね~!」と感激。実は自身も刺繍に挑戦した経験があるという。
「私も刺繍、針と糸はお家にあるんですけど、奈緒の『N』の途中まで刺繍をして、チクチクと止まっております」
刺繍を始めてみて、一針ずつ縫い重ねる作業の大変さを実感したという奈緒。コツコツと作業を楽しめる人には向いているとしながらも、「作品を1つ作るっていうのはものすごく大変なことだなと思う」と話した。
それだけに、投稿者が手間と時間をかけて完成させた作品を、誰かが選んで購入してくれたという出来事には、特別な喜びがあると感じたようだ。
「その一つひとつコツコツと縫ったその作品が、誰かに使っていただけるって本当に幸せなことですよね」
そして、このエピソードは奈緒自身の背中も押した。
奈緒によると、刺繍や手編みを楽しもうと友人たちと「手芸の会」を作ったものの、まだ一度も活動していないという。
「私もちょっと1人だとなかなか一歩が踏み出せないので」と打ち明けた奈緒は、投稿者の話をきっかけに、友人へ連絡して初めての活動を実現させたいと宣言した。
「背中を押してもらって、手芸の会をしっかりと1回目やりたいなと思います」
さらに、女性が制作した刺繍にも興味津々の様子で、「ぜひ、刺繍の作品見たいですね」と呼びかけ、SNSなどで写真を送ってほしいと伝えていた。
長年大切にしてきた趣味が誰かに認められた喜びと、その体験が別の誰かの挑戦を後押しする温かさ。女性の小さな夢の実現は、奈緒にも新たな一歩を踏み出すきっかけを与えたようだ。
【編集部MEMO】
TOKYO FMで10月3日にスタートしたラジオ番組『奈緒のいつかほんとになるはなし』は、俳優・奈緒がパーソナリティーを務める番組。「いつか絵日記にしたい話」(なんだか覚えておきたい、日々の小さな出来事)、「いつかほんとになった話」(『いつか、こうなったらいいな』が叶ったお話)、「いま、ほしいもの~私のWISH LIST~」(あなたが今ほしいものと、その理由)などのテーマでお便りを募集中。採用されると、全国のコジマで使える商品券1万円分がプレゼントされる。
