日産自動車が2026年7月16日に発売した新型「エルグランド」の受注台数が1万台を突破した。上級グレードの受注は何割? 人気のボディカラーは? どんなクルマから乗り換える人が多い? 販売状況の詳細を聞いた。
内外装から走りまで! 新型エルグランドの写真を一気に見る
ほとんどのユーザーが上位グレードを選択?
16年ぶりのフルモデルチェンジを経て登場した新型エルグランド。第3世代となる日産独自のハイブリッドシステム「e-POWER」や進化した電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」、インテリジェント ダイナミックサスペンションなどを採用し、ミニバンでありながら「運転の愉しさ」を追及するクルマだ。
基本となるグレードは標準モデルの「X e-4ORCE」と上位モデルの「G e-4ORCE」の2種類で、「AUTECH」や「VIP」なども選べる。駆動方式は4WDのみの設定。価格は「X e-4ORCE」が689.7万円、「G e-4ORCE」が757.9万円だ。
発売から約3カ月の販売状況は? 「新型エルグランドの販売状況に関するオンライン説明会」に登場した日産 日本マーケティング本部 チーフマーケティングマネージャーオフィス チーフマーケティングマネージャーの柴田亮さんによると、新型エルグランドは発表後から高い注目を集めており、10月4日の時点で受注台数が1万300台を突破した。
グレード別に見ると、標準グレードの「X e-4ORCE」は受注全体の9%で、残りの91%は「G e-4ORCE」や「AUTECH LINE e-4ORCE」などの上位グレードだ。この結果について柴田さんは、「エルグランドの質感の高さをより感じられる上位グレードの構成比が想定よりも高くなっている」と分析。「こうした傾向は今後も続けていきたい」とした。
ボディカラーの内訳はトップの「プリズムホワイト」が41%、2位の「ミッドナイトブラック」が33%と人気。そんな中で、新型エルグランドで初採用となった「FUJI DAWN-フジドーン-」と「至極-シゴク-」のプレミアム2トーンも8%と健闘している。この点については、「ジャパンモビリティーショー2025以来、コミュニケーションの場では一貫してこの2トーンカラーを採用してきた結果、イメージカラーとして定着したのでは」とのことだった。
オプションの装着率では、「Bose Premium Sound System」(30%)および「Bose Premium Sound System+プロパイロット2.0」(39%)を合わせて、G e-4ORCE購入者の約7割がBose Premium Sound Systemを装着。また、X e-4ORCE購入者の89%がGoogle搭載の最上級ナビ「NissanConnectインフォテインメントシステム」を装着するなど、購入者が最新装備や最新機能を活用しながら、新型エルグランドでのカーライフを楽しんでいる様子を垣間見ることができた。
新型エルグランドの約4割は新規ユーザー?
新型エルグランドを購入しているのは、どんな人たちなのか。
購入者の属性を見ると、すでに日産オーナーである「既納客」が70%、新たな日産オーナーである「未納客」が30%となっている。ただし、これは正式発表前に既納客に対して販売活動を行っていた影響が大きく、発表以降の比率でいえば、既納客が62%に対して未納客が38%になるそうだ。
エルグランドに乗り換えた顧客の「下取り車」は、どんなクルマが多かったのか。日産によれば、同じ「LLミニバン」からの乗り換えが50%に達するという。この中には先代エルグランドのほか、「アルファード」「ヴェルファイア」も含まれているそうだ。詳細な割合について言及はなかったが、直接のライバル車種から乗り換えが発生しているという事実は、大型ミニバン市場の今後を占う上で見逃せないポイントだろう。
今後の販売戦略として柴田さんは、「現在の販売状況から考えても、実物を見たり、実際に乗っていただくことで、クルマの真価が伝わっている状況が続いています。引き続き販売現場と連携しながら、そうした機会をより増やしていくことが今後の鍵になるので、しっかりと推し進めていきたいです」と話していた。




