日産自動車が2026年6月18日に発売した新型「キックス」の販売状況が判明した。受注台数は8月3日の時点で1万1,388台に到達。内訳は「G」と「X+」を合わせた「上級グレード」が全体の86%を占める。買っているのはどんな人?

  • 日産の新型「キックス」(Gグレード)

    日産「キックス」の販売状況が判明!

日産「キックス」の写真を一気に見る

上級グレードの人気は嬉しい誤算?

通算2世代目となる新型「キックス」は、日産が人気のコンパクトSUV市場に満を持して投入した新型車だ。第3世代「e-POWER」を搭載するハイブリッド車のみのラインアップで、グレードは「X シンプルパッケージ」「X」「X+」「G」の4種類。各グレードで2WDと4WDが選べる。価格は299.97万円~424.82万円だ。

  • 日産の新型「キックス」(Gグレード)

    日産の新型「キックス」(Gグレード)

  • 日産の新型「キックス」(Xグレード)

    日産の新型「キックス」(Xグレード)

日産は8月5日、オンライン説明会を開催し、新型キックスの販売状況を説明した。

日産 日本マーケティング本部 チーフマーケティングマネージャーオフィス チーフマーケティングマネージャーの寺西章さんによると、キックスではXグレード(シンプルパッケージ含む)で戦略的な価格設定を行い、お買い得感を打ち出した。そのため、下のグレードの受注比率がもっと高く出るかと想定していたそうだが、実際の結果については少し意外だったそうだ。上級グレードが思ったよりも多く売れているわけだから、嬉しい誤算ということになるだろう。

  • 日産「キックス」販売状況
  • 日産の新型「キックス」(Gグレード)

    日産の新型「キックス」(Gグレード)

  • 日産の新型「キックス」(Gグレード)

    日産の新型「キックス」(Gグレード)

  • 日産の新型「キックス」(Xグレード)

    日産の新型「キックス」(Xグレード)

4輪駆動(e-4ORCE)の比率は35%。コンパクトSUV市場では高水準で、旧型キックスに比べると5%増だという。

新規ユーザーは獲得できているのか

オプション装着率を見ると、Google搭載の最上級ナビを多くの購入者が選んでいることがわかる。

  • 日産「キックス」販売状況

ボディカラーの人気は、やはり白、黒、グレーに集まっている。Gグレードのみで選べる「レゾナンスブルー」は全体で見ると7%だが、Gグレードのみで見ると15%となり、それなりに人気を獲得できているようだ。

  • 日産「キックス」販売状況
  • 日産の新型「キックス」(Xグレード)

    日産の新型「キックス」(レゾナンスブルーとスーパーブラックの2トーン)

購入者の属性を見ると、「既納客」(日産車のオーナー)が77%と高い割合だ。キックスの「新型待ち」の顧客が初期に集中した結果、こうした内訳になったという。既納客はキックス、エクストレイル、ノート、オーラなどからの乗り換えが多いそうだ。

  • 日産「キックス」販売状況

「未納客」(新型キックスで入ってくる日産の新規ユーザー)の割合が23%と聞くと低いような感じがするが、足元で割合は伸びてきている。7月は26%、足元(先週末)では32%まで比率が上がってきているという。寺西さんはこの水準を維持し、可能であればもう一段階の引き上げを目指したいと話していた。

新型キックスの納期については2026年秋ごろ(9月~10月に納車)となるという。生産工場は追浜だが、追浜の閉鎖後は九州に移管するそうだ。