Netflixシリーズ『ダウンタイム』(9月17日より世界独占配信)のプレミア試写会イベントが8日、都内で行われ、松岡茉優、仲里依紗、間宮祥太朗、田中みな実、永作博美、渡部篤郎、Yuki Saito監督が登壇した。
カリスマ美容外科医役の役作りを仲里依紗が振り返る
カリスマ美容外科医・遠山凜を演じた仲。イベントでは、本格的な手術シーンも多いなか、役作りで意識したことや準備について尋ねられた。
仲はまず、作品の監修で高須クリニックが全面協力していることに触れ、実際にクリニックを訪れて現場を見たり、さまざまなことを教えてもらったりしたと説明。そうしたところから役作りを進めていったという。
一方で、「私、本当に美容が大好きなので」と話した仲は、普段から美容に関する縦動画やYouTubeを「たくさん日々観てるんですね」と明かす。そのため、「この作品をする前から役作りやってたかもっていうふうに思います」と笑顔を見せた。
さらに、「新しい機械だったり、『こういうことが今流行ってる』とか、そういうものを本当に調べたりするのが大好きだった」といい、今回のオファーを受けた際には「うわ、え、なんで知ってたの!? って感じ(笑)」と思ったほどだったそう。「私が好きなの、なんで知ってたの? ぐらい、すごくワクワクする役でしたね」と振り返った。
するとYuki Saito監督も、仲が美容好きであることはYouTubeなどを通じて知っていたと説明。「遠山凜さんは本当に美容が好きな人に演じてもらいたいなっていうところで、仲さんのお顔が浮かびました」と、キャスティングの理由を明かしていた。
Netflixシリーズ『ダウンタイム』で描かれるのは美容整形業界
『全裸監督』ではアダルトビデオ業界、『地面師たち』では地面師詐欺と不動産業界と、知られざる世界の裏側にスポットライトを当ててきたNetflixが新たなテーマに選んだのは、美容整形業界。近年の日本においては「美の多様性」が善、「ルッキズム(外見至上主義)」は悪という価値観が広く語られるようになった。
だがその一方で、「美しくなりたい」「自分を変えたい」と、顔や体にメスを入れる美容整形ブームは加速している。『ダウンタイム』は、そんな美容整形業界に焦点を当て、“美”を追い求める人々の希望や葛藤、そしてその裏側に潜む光と闇をリアルに描き出すオリジナルドラマだ。
主人公は天才的なオペ技術を持つ、形成外科医・沼田文(松岡茉優)。「医療で命を救う」という信条に従い行った緊急オペが原因で、勤務していた大学病院を去ることになる。そんな彼女をスカウトしたのは、「美で人を救う」ことが信条のカリスマ美容外科医・遠山凜(仲里依紗)。文は美容外科を否定してきたが、業界の闇を探るために、凜のクリニックで働き始める。「美」と「医療」に対する価値観が違う2人はそれぞれの信念をぶつけ合い、激しく対立するがーーー。
「この世界に、病気じゃない人なんていないから」 Netflixシリーズ『ダウンタイム』予告映像
メイン予告映像は、命を救ったはずの処置を巡り「死んでやる!」と荒れる患者と、葛藤する天才形成外科医・沼田文の緊迫したシーンから幕を開ける。大学病院を追われた文の前に立ち塞がるのは、街頭ビジョンに「神の手があなたを変える」と映し出される大手美容クリニックのカリスマ美容外科医・遠山凜だ。「生まれ持った容姿を否定し、加齢を否定し、一体それで何が得られるの?」「病気でもない人にメスは入れられない」と反発する文に対し、凜は「この世界に、病気じゃない人なんていないから」と冷徹かつ揺るぎない眼差しで言い放つ。
さらに映像では、「遠山クリニックの皆さんで〜す」とクリニックに潜入する古川凛演じるキッズインフルエンサーや、「なんか飽きちゃって」と軽く顔を変えようとするKōki, 演じる若い患者、「頬骨のバッカルファットの下っ側?」と、理想の美を追い求めて文に細かなオーダーをする安達祐実演じる患者、そして研ナオコ演じる「最後に綺麗になりたい」と切実な思いを抱く病床の患者まで、美に翻弄される人々の様々な欲望が凝縮されている。
「余命いくばくもない人が、最後に綺麗になりたいと願ってるの。美容外科医がそれをどうしてそれを断れるの?」と問いかける凜と、医療の真義に苦悩する文。2人の相反する価値観が激しくぶつかり合う。
一方、「この業界、黙って従っとったら笑っちゃうほど儲かるんよ」「偽物だらけなんですよ、今の美容外科医は」といった不穏な台詞とともに、間宮祥太朗、田中みな実、中川家礼二、城田優、泉里香、田村健太郎、篠井英介、渡部篤郎らが演じる人物たちの思惑が複雑に交錯。華やかな美容医療業界の裏に蠢く金とエゴ、欲望の渦を鮮烈にあぶり出していく。
さらに、萩原利久、長井短、渡辺大知、シシド・カフカ、 増子直純、武田創世、天野はな、景井ひな、野呂佳代 、風間俊介、永作博美ら、実力派からフレッシュな顔ぶれまで、多彩なキャストが個性豊かなキャラクターを体現し、物語にさらなる奥行きと厚みをもたらしている。
そしてラストには、「ダウンタイムは、未来に向かって飛び立つためにどうしても必要な時間なんです」「変わりたいんですよ」「さようなら、昔の自分」という言葉が響き、鮮烈な余韻を残す、息もつかせぬ衝撃の予告映像となっている。








