「巨大IPの劇場版なのに、雑なところがほとんどない」テレビプロデューサーの佐久間宣行氏が、全国公開中の『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』を大絶賛した――。
「映画全体の細部の設計がすごくちゃんとしてた」
12日深夜のニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』(毎週水曜27:00~28:30)で、同作について、「かなりよかった」と語った佐久間氏。「漫画を全部読んでたから、設定は全部知ってた」と前置きしながら、「映画全体の細部の設計がすごくちゃんとしてた」「音響の設定から、いろんなもののデザインとか、あんな太い線なのに気持ちよく動くとか。映画としての楽しみとか、面白みもちゃんとあった」と称賛した。
世代を問わず大人気の「ちいかわ」だが、「キャラクターと世界観がすでに圧倒的に強いから。ぶっちゃけ、もうちょっと楽な作り方はあるはず。それでもお客さんが入ると思う」としつつ、「背景の情報量とかキャラクターの置き方とか、ちょっとした間とか。なんでこれを今見せてるんだろう? っていう伏線とか。キャラクター1個1個も、巨大IPの劇場版なのに、雑なところがほとんどないっていう感じがした。世界の構築を徹底してる感じがした」と感嘆。
また、かわいらしい見た目と反し、ダークファンタジーの側面を持つ「ちいかわ」。佐久間氏は、「不穏なものをちゃんと残しながら返すっていう意味でも、子どもが初めて観る映画としてすごくいいんじゃないか」と語り、「ドラえもんの劇場版もちゃんと怖かったじゃん。特に、のび太たちが石になっちゃうやつ。俺、泣いたもん(笑)」と子ども時代を回想。「俺は朝一で観に行ったんで。泣き叫ぶ子どもがいたのは悪くなかった(笑)」と含み笑いしながら、「子どもが受け止められないようなストーリーじゃないし。考えられるストーリーっていうのが、すごくよかった」と猛プッシュしていた。
『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』は、放送後1週間以内であればradikoで聴取可能(エリア外の場合はプレミア会員のみ)。また、『オールナイトニッポン0』は、ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」で放送と同時に映像でも配信中。放送後には「17LIVE」限定のアフタートークも配信されている。
【編集部MEMO】
佐久間宣行氏がパーソナリティを務める『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』は、2019年4月にスタート。前月に行われた発表会見では、「この年になって、夢がかなうことがあるんだなと。中学時代から聴いていた『オールナイトニッポン』にまさか43歳でオファーがあるなんて」と驚き、就職活動でニッポン放送に落ちたことに触れながら、「『オールナイトニッポン』のディレクターをやりたかったんです。でも、まさか演者として出るとは」と話していた。
