「この想いを歌にして届けたい」――日本テレビ系大型特番『24時間テレビ49-愛は地球を救う-』(29日18:30~30日20:54)で、山崎育三郎が“きょうだい児”の思いを込めたオリジナル曲を生披露する。全国から寄せられた手紙を基に山崎が歌詞を紡ぎ、作曲をGRe4N BOYZのHIDEが担当。2人の縁は、2020年の朝ドラ『エール』にさかのぼる。

  • (左から)山崎育三郎、GRe4N BOYZ・HIDE

    (左から)山崎育三郎、GRe4N BOYZ・HIDE

妹を気遣う8歳の兄、医師を志した双子の“兄ーズ”を取材

今年の番組テーマは「わたしの家族の話~あなたは誰を想う?~」。山崎が今回向き合うのは、24時間医療的ケアが必要な子どもたちの兄弟・姉妹=“きょうだい児”たちだ。

共に生活する中で、きょうだい児自身も身の回りのケアを手伝うことがある一方、両親と過ごす時間が十分に取れず、幼くして孤独感を抱える子どももいるという。自身も10代で家族の在宅介護を経験した山崎が、医療的ケア児ときょうだい児のいる家庭を訪ね、家族の在り方を見つめる。

この夏、山崎が出会ったのは新潟県で暮らす斎藤さん一家。小学3年生の柊臣(しゅうじん)くん(8)と、「18トリソミー」で生まれ、24時間の医療的ケアが必要な妹・雫華(しずく)ちゃん(5)が暮らしている。

家族が力を合わせて雫華ちゃんを支える日常に触れた山崎は、いつも妹を気遣い、ケアも手伝う柊臣くんと向き合って、妹への思いを聞いた。

さらに、双子の現役医大生ピアニスト“兄ーズ”も取材。2人には医療的ケア児である9歳下の弟・弘一郎(こういちろう)くんがおり、「弟の病気を治したい」と医師を志した。共に暮らす中で、医療的ケア児が生演奏に触れる機会の少なさにも気づき、さまざまな施設でボランティア演奏を続けている。

そうした取材を通して、医療的ケアが必要な家族を支えるきょうだい児たちの本音や絆に心を動かされた山崎は、「この想いを歌にして届けたい」とオリジナル曲の制作を決意した。

全国から届いた手紙を歌詞に「あなたと家族になれてよかった」

楽曲のテーマは、「あなたと家族になれてよかった」。

きょうだい児が医療的ケア児に向けて書いた思いを全国から募集すると、日常で感じるささやかな幸せや、本人たちだからこそ知る壁を乗り越えてきた率直な愛の言葉が寄せられた。

山崎は、その一つひとつの言葉に寄り添いながら、自ら歌詞を紡いでいく。そして作曲を担当するのが、「キセキ」「愛唄」などを生み出してきたGRe4N BOYZのHIDEだ。

山崎とGRe4N BOYZの出会いは、2020年に放送されたNHK連続テレビ小説『エール』。山崎が主人公の幼なじみとして出演し、GRe4N BOYZが主題歌を担当したことをきっかけに、その後も親交を深めてきた。今回は山崎たっての希望でHIDEにオファーし、楽曲制作でのタッグが実現した。

HIDE「彼らが実感した幸せと、乗り越えるべき壁をメロディで表現したかった」

HIDE自身も、きょうだい児から寄せられた手紙に目を通した。そこにつづられた言葉を受け、「彼らが実感した幸せと、彼らしか経験していない乗り越えるべき壁をメロディで表現したかった」と、今回の楽曲制作に参加した思いを明かしている。

全国から届いた手紙を基に山崎が紡いだ歌詞と、HIDEが作り上げたメロディ。そのオリジナル曲は、山崎が取材した“兄ーズ”の連弾とともに、両国・国技館から生披露される。

『24時間テレビ49』の総合司会は内村光良、羽鳥慎一、水卜麻美アナウンサー。チャリティーパートナーをSixTONES、山崎、芳根京子、チャリティーランナーを星野真里、スペシャルサポーターを北川景子、チャリTシャツのスペシャルサポーターをちゃんみなが務める。

【編集部MEMO】
山崎育三郎は1986年1月18日生まれ、東京都出身。俳優・歌手として活動し、『レ・ミゼラブル』『モーツァルト!』『エリザベート』など数多くのミュージカルに出演。2010年にはアルバム『愛の五線譜』でソロデビューし、『モーツァルト!』で第36回菊田一夫演劇賞・演劇賞を受賞した。