連続ドラマとして28年ぶりの復活。反町隆史が元暴走族らしいヤンキー精神で真正面から学校の問題に飛び込んでいく、カンテレ・フジテレビ系ドラマ『GTO』(毎週月曜22:00~ ※FOD・TVerなどで配信)の第2話が、27日に放送された。
今回は、90年代の「テレビはフィクション」という楽しまれ方と現代との違い、そして鬼塚が持つ「寓話性」について語ってみたいと思う。
【第2話あらすじ】“マスゲーム部”を作りたい結だが…
不登校だった健太(森本陸斗)が学校に来るようになり、さぞや生徒たちからの株も上がっただろうと上機嫌の鬼塚(反町隆史)。しかし、時代と逆行したやり方を押し通した担任教師に、1年B組の生徒が次々と低評価をつける事態に。鬼塚は、前代未聞だと息巻く中丸(近藤芳正)から、1週間後までに高評価を1人でも増やせなければ解雇だと宣告されてしまう。
何としても高評価が欲しい鬼塚は早速、「俺にできることがあれば何でも言ってくれ」と生徒たちのご機嫌取りを始める。しかし、そのあからさまな態度に生徒たちはうすら笑いを浮かべ、とっさに助けを求めた柏原(生見愛瑠)も、副担任とはいえ、まるで無関心。その情けない姿を見た健太は、思わず肩を落とす。
ところがその日の放課後、打開策を見いだせず頭を抱える鬼塚に、女子生徒の伊藤結(稲垣来泉)が声をかけてくる。頼みを聞いてくれたら高評価をあげてもいいという結の言葉に思わず飛びつく鬼塚。なんでも結は、“マスゲーム部”を作りたいらしいのだが、入部希望者が簡単に集まるとは思えないため、ホームルームで鬼塚に一芝居打ってほしいというのだ。
そして翌朝、鬼塚が言われたとおり、クラスでマスゲーム部の話を持ち出す。計画通り、鬼塚が結を部長に指名する流れに向かおうとしたところで、想定外の事態が起こる。その直前に、健太が部長をやると名乗りを上げたのだ。そこで鬼塚は素直に「結、良かったじゃん」と口にしてしまい、結もパニックに。裏で「先生、芝居、下手すぎ!」と訴える。そして校長と教頭に、部活として成立するようお願いする。
その一部始終を見ていた健太は、結に接触。さっそく結に「練習しよう」と持ちかける。屋上で練習を始める2人。そんななか、結は健太に、なぜ学校へ来る気になったかを聞く。これに健太は答える。「俺が死んだら寂しいって言ってくれたんだよ、鬼っちが」「この人なら信頼してもいいかなと思って」。それを真剣な眼差しで見る結…。
鬼塚は校長と教頭に頭を下げる。だが、けんもほろろ。まずは部員集めに鬼塚自らがビラ配りを始めるも、誰も振り向かない。だが、健太だけは屋上で毎日練習をしていた。鬼塚は言う。「お前、マスゲーム部のリーダーだろ? リーダーが自分のやりたいことを恥ずかしがってどうするんだよ。そんなヤツの想いが人に伝わるわけねえだろ」。
これに心を打たれた結は昼食時、クラスの皆に自らの想いと鬼塚との経緯を赤裸々に伝える。しかし、クラスの誰も興味を持ってくれない…。失意の中、健太と再び部員勧誘を始める結。そこに、チャラそうな男子生徒2人組が立ち止まってくれる。だが、屋上へ向かった瞬間にその2人組は豹変。あくまでも健太抜きで教わりたいと言い張り、3人になった瞬間に、結へちょっかいを出そうとする。そこに鬼塚が登場。鬼塚は、暴走族上がりの腕力でこれを鎮圧する。
しかし、さすがに傷ついてしまった結は学校を辞めると言い始める。実際に退学届を出し、クラスメイトの前でも退学の挨拶をするが、誰も止めてくれない。結は失望のまま、校門へ。しかしそこにはマスゲームの練習をする健太の姿があった。これに即座に鬼塚も合流。結に「今まで頑張った自分を(退学などで)リセットなんかするな! 恥ずかしくても、必死に頑張ったお前を、お前が嫌いになってどうするんだよ!」と、まっすぐ目を見て告げる。
そして結を囲んだマスゲームの練習は、そこにいた柏原や、元鬼塚の教え子で同高校を運営する企業に務める龍之介(工藤阿須加)らも巻き込み、鬼塚はもう一度「お前も」と結に手を差し伸べる。ここには柏原も。その2人の手を取った結は、ついに自分の心に正直になり、退学を取りやめる。
しかしその背後で、健太と結はクラス内の匿名SNSグループで見る。「鬼塚は存在しないことにしよう」。果たして、こうしてクラスメイトを誘導しているのは誰なのか?



