1559(永禄2)年から始まった兄弟の物語だが、ついに藤吉郎は城持ち大名となった。作中で藤吉郎はおよそ39歳、小一郎は36歳。ここからさらなる活躍が始まる
以下では、最も注目されたシーン以外の見どころを紹介していく。
まずはオープニング前にナレーションで片付けられた長篠の戦いと松永久秀の謀反が挙げられる。長篠の戦いには藤吉郎も参戦していたが、深く描かれなかった。また戦国の梟雄・久秀の1度目の織田信長への謀反もあっさりと処理された。2度目はどのように描かれるのか興味深い。
また、近江・越前平定後には必ずと言っていいほど描かれる、髑髏の盃のエピソードも今回はなかった。SNSでは「武田って秀吉秀長と関わり薄いしまぁ仕方ないかな」「この混乱した情勢で久秀がおとなしくしているわけないよな」といったコメントが寄せられている。
今回は他にも藤吉郎が従軍した越前一向一揆もあっけなく描かれた。この戦いには前回、朝倉義景(鶴見辰吾)の首級を手に信長に下った朝倉景鏡(池内万作)も従軍していた。しかし一揆勢に追いつめられ、平泉寺白山神社に籠ったが討ち死にしている。また、作中では藤吉郎の留守を預かっていた小一郎だが、史実では第三次長島一向一揆に従軍していた。
信長、3人の姪と対面する
次に信長と茶々(増留優梨愛)・初(森みなみ)・江(永井花奈)の3姉妹が初対面したシーンが挙げられる。父・浅井長政(中島歩)の敵でありながら、母・市(宮崎あおい)の兄でもある信長を前に長女である茶々は長政の遺したお守りを胸に気丈に振る舞う。
SNSでは「茶々のこの跳ねっ返りな態度はのちの淀殿を十分に感じさせるな」「信長は姪っ子たちの父親を奪ったことにめっちゃ負い目を感じてるのが伝わってくるな」と、信長と3人の姪にコメントが集まった。
高虎、小一郎に忠誠を誓う
最後に小一郎に忠誠を誓う高虎のシーンが挙げられる。登用試験では空回りと言える行動をとっていた高虎。しかし小一郎はその行動の全てが、目の前の人々を救おうとしていることに気付いていた。長浜の町で盗人と間違えられて追われていた時も、橋が崩壊して追っ手が巻き込まれるのを恐れて逃げるのを止めたことを見抜いていた。「あの時からわしはお前を家臣にしたいと思うておったのだ」と言う小一郎の言葉に感激した高虎は涙ながらに忠誠を誓った。
SNSでは「高虎がこの時期のまだ短気なのも、腕っぷしが強いのも、将来的には築城に長けた武将になるのも全部描写してくれたな」「初めての家臣が高虎とか小一郎も引きがすごいな」と高虎が話題となった。これまで何度も主君を変えた高虎だが、小一郎に仕えてからは目覚ましい出世を遂げる。小一郎の死後も甥で養子の豊臣秀保に仕え、秀保が17歳で早世すると出家して高野山に入った。
きょう17日に放送される第19話「過去からの刺客」では、織田信長が拠点を安土へ移す。そして藤吉郎は柴田勝家(山口馬木也)と激しく対立。また、小一郎は慶(吉岡里帆)がひた隠しにしてきた秘密をついに知ることになる。


