「嫌われてもいい相手」だからこそ、本音を話せる――。REVISIOのテレビ画面注視データ「注目度」の週間番組ランキング(8月17日~23日)では、TBS系ドラマ『Tシャツが乾くまで』(毎週金曜22:00~)の第7話が視聴者を引き付けた。
毎月第3金曜日、洗濯物が乾くまでの時間だけ会っていた充(松山ケンイチ)とあずさ(夏帆)。肉体関係がなければ「不倫」ではないのか。2人の関係が明らかになる中で浮かび上がったのは、夫婦だからこそ言えない本音と、家族を思うがゆえに生まれるすれ違いだった。
宮澤エマが明かした“総理大臣の孫”の戸惑い
この週は夏休み終盤を映す「甲子園」が、異なる切り口で2つのランキングに現れた。
コア視聴層では、NHK Eテレで放送された『第108回全国高校野球選手権大会決勝』が10位、個人全体では球場誕生と街の歩みをたどった『ブラタモリ「甲子園」』が9位にランクイン。同じ甲子園でも、生中継と紀行番組という異なる切り口の番組が、そろってトップ10に入った。
日本テレビは、個人全体でトップ10入りしたバラエティが『しゃべくり007』のみだった一方、コア視聴層では『上田と女が吠える夜』『1億人の大質問!?笑ってコラえて!2時間SP』を加えた3番組がランクインと存在感を示した。
『人生最高レストラン』(TBS)も個人全体10位・63.1%に対し、コア視聴層では4位・63.6%。8月22日の放送回では、宮澤エマが総理大臣を務めた祖父を持つ家庭で育つなかで感じた戸惑いや、芸能界入り後のバラエティ番組での苦労、三谷幸喜氏との出会いを、思い出の料理とともに振り返った。
舞台の先輩に悩みを相談した人形町「そよいち」のポークソテーなど、思い出の料理を入り口に、仕事の転機や当時の迷いが語られた。
「嫌われてもいい相手」だからこそ打ち明けられる
TBS系ドラマ『Tシャツが乾くまで』の第7話「第三金曜日の出会い」では、充(松山ケンイチさん)とあずさ(夏帆)の「第3金曜日の真実」が明かされた。
あずさとの関係を「不倫」とされたことに納得できない充は、咲子(蒼井優)と樹生(中島歩)に、2人の関係も不倫ではないと言い切れるのかと問い返す。一方、樹生は宮内(リリー・フランキー)からあずさの日記帳を受け取り、彼女の思いを知ることになる。
充とあずさが出会ったのはコインランドリーだった。「嫌われてもいい相手」だからこそ、配偶者には話せない本音を打ち明けられる。2人は毎月第3金曜日、洗濯物が乾くまでの時間をともに過ごしていた。
肉体的な関係がなければ不倫ではないのか、本音を配偶者以外と共有することも裏切りなのか。2人を簡単に定義しない展開が、見る側にも判断を問いかける。
印象に残るのは、自分が充にとって「嫌われたくない人」だから、本音を話してもらえなかったと知る咲子の反応。家族なら弱さも共有したかった咲子と、相手を大切に思うほど本心を見せられない充。2人の家族観のずれが、あずさとの関係とは別の問題として浮かび上がった。
第6話のTver無料配信は1週間で407万回を突破し、TBSの金曜ドラマ枠における無料配信の歴代最高記録を更新。第7話とともに、直人(高橋文哉)が中心となるサイドストーリー第7.5話「サプライズが届くまで」も配信されている。


