ハンバーガーチェーンと言えば、やはり人気筆頭は「炭焼きレストランさわやか」だろう。
一にも二にも「さわやか」。静岡といえば「さわやか」。200分待ちでも食べたい「さわやか」……みたいな空気が蔓延している。が、元埼玉県民として言わせてほしい。「フライングガーデン」も忘れないでおくれ……!と。
ということで今回は、同店の人気メニュー「爆弾ハンバーグ」の魅力を力説させていただきたい。
北関東で大人気のフライングガーデン「爆弾ハンバーグ」を爆食!
最初にお断りしておくと、実は未だに「さわやか」を食べたことがない。御殿場にある店舗を何度か訪問したが、いつも待ち時間がとんでもないことになっており、あえなく挫折。先日も「平日の昼なら……」と思って伺ってみたものの、余裕で撃沈。改めてその人気っぷりを実感した次第だ。
そんなときにふと思い出したのが、「フライングガーデン」である。北関東(栃木・群馬・茨城)を中心に、埼玉・千葉を含めた5県で展開するこのチェーン。東京や神奈川には一歩も足を踏み入れていないというローカルっぷりだが、その実力は「さわやか」にも引けを取らない。北関東の人間は皆、胸を張ってそう信じているのだ(筆者調べ)。
ということで埼玉県を訪れ、めちゃくちゃ久しぶりに「フライングガーデン」を訪問。席に着き、メニューを開くと……おお、あるある。看板メニュー「爆弾ハンバーグ(通称:爆ハン)」が誇らしげに鎮座しているじゃないの。
この日はランチタイムだったので、「爆ハン 和風ソース キングランチ」をセレクト。200gの「クイーン」と、250gの「キング」があるが、もちろん後者を選択した。
注文を終え、まず運ばれてくるのが一枚のテーブルマット(紙)。ここには「爆弾ハンバーグをおいしく召し上がるために」といった指南書が書かれている。ふむふむ、これを上手く使ってガードを固めよ……ってことね。久しぶりすぎていろいろ忘れてるな〜。
そして数分後……
熱々の鉄板がワゴンに乗って到着! 丸々と太ったボール状の肉塊が乗っている。「カットさせていただきます」という店員さんの元気な声とともに、ナイフが肉に吸い込まれていく。真っ二つに割られたハンバーグの断面が、まだ赤みを残したまま鉄板に押し付けられた瞬間、「ジュワァ〜ッ」と派手なメロディを奏でる。
さらに、追い打ちをかけるように和風ソースが投入されると……
ジュワァァァァァァァッッッ!!!!!
猛烈な勢いで立ち上る湯気と、弾け飛ぶ肉汁&ソースの雨あられ。「爆弾」の名の由来を、文字通り肌で感じるかのようだ。このライブ感、このエンタメ性こそがフライングガーデンの真骨頂だ。
ガードを上げ、油はねが落ち着くまでじっと耐える。するとソースが鉄板で程よく煮詰まり、タマネギと大根おろしの香りが食欲を限界まで刺激……! めちゃくちゃウマそう!
さっそくナイフを入れ、ひと切れ口に放り込むと……
あああ熱ッッッ!!! ……あっ、でもヤッッッッッバ!!!! めっちゃうめぇ〜〜〜ッッッ!!!!
表面はカリッと香ばしく、中は牛肉100%ならではのミディアムレアで物凄くジューシー。噛むたびに、牛肉のワイルドな旨味が口の中で暴れ回る。ゴリゴリした食感がたまらなくウメェェェ……!!
そしてこの「和風ソース」も神……! 醤油ベースに大根おろしやタマネギの甘みが溶け込んだタレは、肉の脂をさっぱりと流しつつも、旨味を何倍にも増幅させてくれる。このソースをたっぷり絡めたハンバーグを、ライスの上にワンバウンドさせて食べると……
……最高ッッッ!!! めちゃくちゃライスに合う! ライスとパンで選べるんだけど、やっぱり“和風”のソースだけあって、白いご飯に物凄く合うわ。これはライスがいくらあっても足りないぞ……?
と、ここで忘れてはならないのが、ランチセットの圧倒的なコスパである。「爆ハンキングランチ」にはライスとスープが付いてくるのだが、これがどちらもおわり自由なのよ!
ライスは国産米を使用。ふっくらと炊き上げられた白飯は、肉汁と和風ソースを受け止めるために生まれてきたようなもの。お肉一切れでご飯三口はいける。当然のように、店員さんに「ライスおかわりお願いします。あっ、大盛りで……」と告げる。
スープバーも侮れない。この日はクリーム系のスープだったが、具材の旨味がしっかり出ていて、肉の合間の箸休めにも最適。爆弾ハンバーグに寄り添い、その満足度をさらに高めてくれる。
250gの肉塊を完食し、ライスもスープも綺麗に平らげた頃には、お腹も心もこれ以上ないほどの幸福感で満たされていた。「さわやか」に行けないからフライングガーデンに行く、のではない。 フライングガーデンの爆弾ハンバーグを食べるために、ここに来たのだ。
……いや、そりゃあいつか「さわやか」にも行きたいよ? 「さわやか」に行かずして「フライングガーデンのほうが上だ!」なんて言うつもりも毛頭ない。けど、フライングガーデンはもっと広く知られるべき名店だと思う。
もし、ロードサイドでフライングガーデンの看板を見かけたら、迷わずハンドルを切ってほしい。で、肉の爆弾に心ゆくまで溺れていただきたい!











