第45話「その名は写楽」では、前回に引き続き1793(寛政5)年の様子が描かれた。
松平定信から傀儡好きの大名への仇討ちに誘われた蔦重。定信は断る蔦重を力づくで従わせる。悩む蔦重だったが、ていのアドバイスもあり、抱えの絵師・戯作者を集め平賀源内が描いたと思わせる役者絵を写楽と言う名で刊行することを決めた。一方、幕府では一橋治済(生田斗真)が本格的に野望実現のために動き始める。
注目度トップ3以外の見どころとしては、蔦重が松平定信を強請る(?)シーンが挙げられる。プロジェクト写楽は定信の承認を得て動き出そうとしたが、そのためには多くの資金が必要だった。蔦重はここぞとばかりに定信に資金を要求する。今まで定信から受けた仕打ちへの意趣返しもあったのだろう。互いに皮肉の応酬となるが、見事に資金を引き出すことに成功。元老中に脅しをかけるとは相変わらず怖いもの知らずだ。
そして、サイコパス・治済がまたしても不気味な行動を見せ始めた。一橋家の血筋を広めるために第十一代将軍・徳川家斉にもっと子供を作れと迫り、また大奥へ資金をつぎ込むよう老中に要求する。政敵がすべていなくなったことで表立って動き始めたようだ。
また、蔦重のために尽力したてい(橋本愛)のシーンも挙げられる。無理やり仇討ちのメンバーに加えられ迷っていた蔦重に恋川春町(岡山天音)の供養のため贅沢な騒ぎを起こそうとアドバイスを送った。さらにプロジェクト写楽が行き詰まると、蔦重のために喜多川歌麿の説得に向かう。歌麿の蔦重への恋心を理解していたていは、完成した『歌撰恋之部』を携えて歌麿のことを考え抜く本屋は蔦中だけだと訴えかける。さらに、2人の業と情が生み出す絵を見てみたいと本心を吐露し、歌麿を連れ戻すことに成功した。
きょう30日に放送される第46話「曽我祭の変」では、喜多川歌麿が加わったことでついに写楽の絵が完成する。そして写楽の噂は江戸市中だけでなく、江戸城内にまでも広まっていくことになる。


