交通新聞社北海道支社は11日、廃線となった北海道の鉄道路線をテーマとした「復刻時刻表クリアファイル」の第2弾を発売した。

  • 「復刻時刻表クリアファイル」イメージ

石炭や海産物などの輸送で路線網を拡充し、観光ブームを牽引するなど地域産業の発展に大きく貢献した昭和40年代の北海道の鉄道路線について、当時の時刻表を通して振り返る商品に。今回はシリーズ「No.5」「No.6」「No.7」の3種類を用意した。

「No.5」は、網走本線から分割された140㎞にも及ぶ池北線、当初の計画では日本最大の山岳鉄道となるはずだった士幌線、開業直後の白糠線、旅客需要がありながら炭鉱閉山とともに役目を終えた雄別鉄道など7路線を復刻。「No.6」は、炭鉱の閉山やニシン漁の不振などから国鉄最後の廃止路線となった羽幌線、豪雪地帯で唯一の交通線だった深名線、石炭輸送のために建設された鉄道路線など6路線を復刻している。

  • 「No.5」で復刻した路線

  • 「No.6」で復刻した路線

  • 「No.7」で復刻した路線

「No.7」は、路盤・トンネル・橋梁が完成し、延伸間近となってから廃線となった美幸線、その美幸線と赤字ワースト1を競っていた根北線など、夢と散った「オホーツク縦貫鉄道構想」の鉄道線など9路線を復刻した。A4判、同種3枚1組で880円。「JRE MALL」「交通新聞社オンラインショップ」「書泉グランデ」「書泉ブックタワー」などで扱う。