「とにかくめちゃくちゃ面白い邦画が見たい」という方に向けて、映画好きからの評価が高いハズレなしの作品を厳選しました。

絶対一度は見るべき「面白い邦画」を、ヒューマンドラマ、コメディ、サスペンスなど、ジャンル別にランキングで紹介します。マイナビニュース会員から寄せられたコメントも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

  • 「面白い映画」邦画から絶対見るべき35本をジャンル別に厳選【2023年最新】

    「面白い映画」邦画から絶対見るべき35本をジャンル別に厳選【2023年最新】

めっちゃ面白い邦画ランキング【ジャンル別】

ここからは「ヒューマン」「サスペンス・ミステリー」「コメディ」「恋愛」「アクション」「戦争」「アニメ」の7ジャンルの面白い邦画をランキング形式で紹介していきます。あわせて、作品のあらすじやキャストを紹介していきます。

面白いヒューマン映画

まず紹介するのは、おすすめのヒューマン映画をランキングでご紹介。人間の生きざまを描いたヒューマン映画は、心揺さぶられる名作ぞろい。笑ったり泣いたり怒ったり、映画を見ながらいろんな感情を追体験してみてください。

1位『おくりびと』(2008年)(26.9%)

2008年公開の『おくりびと』は、第81回アカデミー賞で日本映画初の外国語映画賞を受賞した作品。遺体をひつぎに納める“納棺師”という仕事をとおして、人の生と死について描いたヒューマンドラマです。

あらすじ

所属していた楽団が解散し、地元で職探しをする小林(本木雅弘さん)。求人広告にあった“旅のお手伝い”という言葉にひかれた小林は、遺体をひつぎに納める納棺師の見習いとなる。特殊な仕事のため妻(広末涼子さん)には仕事内容を隠していた小林。さまざまな死に向き合ううち、仕事への誇りを感じはじめる。

作品概要

公開年 2008年
監督 滝田洋二郎
出演 本木雅弘、広末涼子

ライターおすすめポイント

  • 重くなりがちなテーマにユーモアを交えながら描いている
  • 小さな伏線がつながっていく気持ちのよいラスト

ユーザーコメント

・「光の当たらない分野にスポットを当て描いていて衝撃だった」(40歳男性)
・「もっくんがいい演技していた」(33歳男性)
・「精神描写がとても丁寧で、心から感動できた作品」(63歳男性)
・「人生最後の瞬間に立ち会う方々に焦点をあてた斬新な作品」(50歳男性)
・「人があまり触れたくない領域であるが、社会では必須な存在。その仕事に従事している人がどんな使命感を持ってどんな作業をしているのか知ることができた」(69歳男性)
・「特に主人公の心の変化を丁寧に描写していたのがすばらしい」(30歳男性)
・「人間の死のあり方を考えさせられた、本当に興味深い映画でした」(58歳女性)
・「納棺師という職業を初めて知ったのは『おくりびと』でした。本木さんの美しい所作など改めて大切な職業だと学ぶことができました」(66歳女性)

2位『万引き家族』(2018年)(18.8%)

2018年公開の『万引き家族』は、是枝裕和監督によるヒューマンドラマ。社会に取り残された一家が軽犯罪を重ねて生きる姿を通して、家族を超えた絆が描かれました。第71回カンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールなど数々の賞を受け、国内外で高く評価された作品です。

あらすじ

東京の下町に建つ古い平屋。そこには家主の初枝(樹木希林さん)、治(リリー・フランキーさん)と信代(安藤サクラさん)夫婦、子どもの祥太(城桧吏さん)、そして信代の妹の亜紀(松岡茉優さん)が暮らしている。一家の家計は苦しく、初枝の年金と夫婦の稼ぎでは足りないため、万引きで生活用品をまかなっていた。ある冬の日、治は近所の団地の廊下で震える幼い少女・ゆり(佐々木みゆさん)を見つける。少女の体には虐待の跡があり、一家は少女を自分たちの娘として育てることに決めるが……。

作品概要

公開年 2018年
監督 是枝裕和
出演 リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優

ライターおすすめポイント

  • 「家族とは?」「善悪とは?」さまざまな自問が浮かぶストーリー
  • 俳優陣の名演とリアリティあふれる演出に引き込まれる

ユーザーコメント

・「社会問題を題材としていてとても考えさせられる作品」(44歳女性)
・「日本の貧困層のリアルを感じさせられた」(51歳女性)
・「これが日本の経済格差の現実」(46歳男性)
・「今までに見たことのない演出で、映画界の新しい時代を感じた」(65歳男性)
・「疑似家族を通じて人と人とのつながりを描いており、絆とは何なのかを考えさせられた」(48歳女性)
・「悲しい話ですが、共感できるところもあって感動した」(51歳男性)

3位『海街diary』(2015年)(12.9%)

2015年公開の『海街diary』は、吉田秋生さんによる人気コミックを是枝裕和監督が映画化した作品。綾瀬はるかさん、長澤まさみさん、夏帆さん、広瀬すずさんが4姉妹を演じ、第39回日本アカデミー賞では最優秀作品賞など4冠に輝きました。

あらすじ

鎌倉で暮らす3姉妹(綾瀬はるかさん、長澤まさみさん、夏帆さん)のもとに、父の訃報が届く。父は15年前に家族を捨て、その後、母(大竹しのぶさん)も再婚して家を去ったため、姉妹は3人で暮らしていた。父の葬儀に出席した3姉妹は、異母妹のすず(広瀬すずさん)と対面。葬儀場で気丈に振る舞うすずに、長女の幸は思わず「鎌倉で一緒に暮らそう」と提案する。こうして4人での新たな生活が始まるが、一見おだやかな日常のなか、それぞれが心の痛みや葛藤を抱えていた……。

作品概要

公開年 2015年
監督 是枝裕和
出演 綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず

ライターおすすめポイント

  • ぎこちなかった4人が少しずつ家族になっていく姿に感動
  • 鎌倉ののどかな街並みと繊細な日常描写が美しい

ユーザーコメント

・「自然な演技が印象的だった」(32歳女性)
・「4人の個性派女優の競演が面白い」(42歳男性)
・「普段は単独主役を張っている女優さんが集結した作品。まずそれが一番印象に残っている」(58歳男性)
・「腹違いの妹を家族として迎え入れていく物語が、ほのぼのとさせてくれた」(60歳男性)
・「姉妹の生活感と成長過程の物語がよかった。出演者も豪華でした」(55歳男性)
・「あたたかくも切ない気持ちになる映画」(29歳女性)
・「海街の映像がすてきだった」(53歳男性)

4位『舟を編む』(2013年)(5.8%)

三浦しをんさんの同名小説が原作の『舟を編む』は、出版社の辞書編集部が舞台の物語。松田龍平さんが辞書づくりに没頭する編集部員を演じ、第37回日本アカデミー賞では最優秀作品賞を含む7冠を受賞しました。

あらすじ

出版社に勤める馬締(松田龍平さん)は、マジメすぎる性格で周囲から変人扱いされていた。だが言葉に対する情熱と能力を買われ、辞書編集部にスカウトされる。そこには、編集部員の西岡(オダギリジョーさん)ら個性豊かな面々が集まっていた。編集部で辞書づくりに没頭する日々の中、馬締は香具矢(宮崎あおいさん)に出会い恋に落ちる。ところが馬締は、言葉を扱う仕事をしていながらも香具矢への思いを伝える言葉をうまく見つけることができず……。

作品概要

公開年 2013年
監督 石井裕也
出演 松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョー、黒木華

ライターおすすめポイント

  • 辞書づくりという仕事をとおして、言葉の面白さに触れられる
  • 不器用な馬締とチャラい西岡、対照的な2人のそれぞれの恋模様

ユーザーコメント

・「面白い題材の映画だった」(45歳男性)
・「出演俳優の演技がとてもよくて感激した」(69歳男性)
・「辞書を制作する過程やその大変さ、心情をうまく描いた作品」(49歳男性)
・「辞書作りにかける情熱に感動した」(45歳女性)
・「映画が面白かったので原作も読んだ」(42歳男性)

5位『ミッドナイトスワン』(2020年) (3.1%)

2020年公開の『ミッドナイトスワン』は、草なぎ剛さんがトランスジェンダーの主人公を演じたヒューマンドラマ。草なぎさんは本作で第44回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞し、作品も最優秀作品賞を受賞するなど高い評価を獲得しています。

あらすじ

トランスジェンダーの凪沙(草なぎ剛さん)は、故郷を離れて東京・新宿にあるニューハーフショークラブで働いている。そんなある日、凪沙は広島の親戚から中学生の少女・一果(服部樹咲さん)を預かり、共同生活を始めることに。やがて一果は近所のバレエ教室に通いはじめ、バレエの才能を開花させていく。一緒に暮らすうち、凪沙は一果に母親のような感情が芽生えてくる……。

作品概要

公開年 2020年
監督 内田英治
出演 草なぎ剛、服部樹咲、水川あさみ、真飛聖、田口トモロヲ

ライターおすすめポイント

  • 草なぎ剛さんのしぐさや表情の演技がすばらしい
  • もがき苦しみながら生きる凪沙と一果の姿に涙

ユーザーコメント

・「草なぎ剛の演技力がすごい」(43歳女性)
・「草なぎ剛さんの演技に引き込まれました」(53歳女性)
・「草なぎ剛さんのお芝居が衝撃的でした」(58歳女性)
・「草なぎ剛の演技がとにかくすばらしい」(39歳男性)
・「草なぎくんの演技がとにかく圧巻だった」(41歳男性)

6位『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016年)(2.7%)

2016年公開の『湯を沸かすほどの熱い愛』は、中野量太監督の商業長編映画デビュー作。宮沢りえさんが主演し、余命宣告を受けた母とその家族の絆が描かれました。本作で宮沢さんは第40回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、杉咲花さんが最優秀助演女優賞を受賞しています。

あらすじ

夫の一浩(オダギリジョーさん)とともに銭湯を営んでいた双葉(宮沢りえさん)。ところがある日、一浩が失踪し、銭湯は廃業状態に陥る。それでも双葉はパートをしながらたくましく娘の安澄(杉咲花さん)を育てていた。そんななか、双葉は末期がんで余命わずかと宣告される。残酷な現実を受け入れるしかない双葉は、その日から「死ぬまでにやっておくべきこと」を1つずつ実行していく。

作品概要

公開年 2016年
監督 中野量太
出演 宮沢りえ、杉咲花、オダギリジョー

ライターおすすめポイント

  • パワフルな母の深すぎる愛に号泣必至
  • 映画タイトルを回収する衝撃のラストシーン

ユーザーコメント

・「宮沢りえの演技が最高だった」(63歳女性)
・「あたたかい親子の人情が描かれた話で、わかりやすい内容だった」(43歳女性)
・「宮沢りえの母親役が印象的だった」(41歳女性)
・「宮沢りえさんも杉咲花さんの演技もどちらもすばらしかったので」(43歳女性)
・「宮沢りえ演じる主人公のけなげな生きざまに共感できるし、とてもあたたかい映画だと思う」(54歳男性)

面白いサスペンス・ミステリー映画

先の読めない展開に手に汗握る、サスペンス・ミステリー映画。ただハラハラドキドキするだけでなく、考えさせられる内容を盛り込んだ作品を6本厳選しました。

1位『容疑者Xの献身』(2008年)(34.4%)

『容疑者Xの献身』は、東野圭吾さんによる「探偵ガリレオ」シリーズが原作。フジテレビで2007年に放送された月9ドラマ『ガリレオ』の映画化第1弾ですが、映画単体でも楽しめる作りになっています。

あらすじ

惨殺死体が発見され、刑事の内海(柴咲コウさん)が事件の捜査に当たる。遺体は顔をつぶされ指は焼かれていたものの、しばらくして身元が判明。容疑者として浮上したのは、被害者の元妻・靖子(松雪泰子さん)だった。ところが彼女には完璧なアリバイがあり、内海は物理学者の湯川(福山雅治さん)に捜査協力を依頼する。偶然にも、靖子の隣人である石神(堤真一さん)は湯川の大学時代の友人だった。湯川は、石神が事件に関わっていると推理するが……。

作品概要

公開年 2008年
監督 西谷弘
出演 福山雅治、柴咲コウ、北村一輝、松雪泰子、堤真一

ライターおすすめポイント

  • 完璧なアリバイをめぐる意表をつくトリック
  • 容疑者が行ったあまりにも大きな「献身」が泣ける

ユーザーコメント

・「まさに容疑者の献身が悲し過ぎて泣けたから」(40歳男性)
・「思いを寄せる人を救うため、完全犯罪をくわだてようとする男の姿に心を打たれた」(32歳女性)
・「人生観が感じられるいい作品」(59歳男性)
・「ラストシーンがすごかったから」(53歳男性)
・「トリックはもちろん、動機など綿密に構成されていて面白い」(68歳男性)
・「いろんな愛の形があるんだなと感じる映画でした。あそこまでしなくてもいいと思ったが、好きになるってそういうことなんだなと思いました」(48歳女性)

2位『告白』(2010年)(13.8%)

2010年に公開された『告白』は、湊かなえさんの同名小説が原作のミステリー。松たか子さんが主演し、娘を殺された中学校教師による復讐劇が描かれました。監督は『嫌われ松子の一生』や『下妻物語』などで知られる中島哲也さんです。

あらすじ

ある中学校の学年末の終業式。教師の森口(松たか子さん)は、担任を受け持つ1年B組の教壇に立ち、彼女の1人娘がクラスの誰かに殺害されたと告白する。森口は犯人を少年A、少年Bとぼかしたものの、生徒たちはそれが誰なのか容易に特定できた。新学期、少年Bこと直樹は不登校になり、少年Aこと修哉は学校でいじめを受けていた。教師を辞めた森口に代わって担任になった寺田(岡田将生さん)は何も知らず、不登校の直樹の家へ通いはじめるが……。

作品概要

公開年 2010年
監督 中島哲也
出演 松たか子、岡田将生、木村佳乃

ライターおすすめポイント

  • 松たか子さんの狂気をはらんだ演技が怖すぎる
  • 独特な映像演出がより不気味さを増幅させる

ユーザーコメント

・「怖くも深い内容がいい」(50歳男性)
・「松たか子の演技がすごかった」(57歳男性)
・「いじめで自殺した子どもの母親がとった行動がとても衝撃的だった」(59歳男性)
・「教師による復讐というテーマが面白かった」(63歳男性)
・「予想外の展開が面白かった」(23歳男性)
・「学校での描写が生々しかった」(58歳男性)
・「松たか子の迫真の演技がすばらしい。単なる復讐劇ではなく深みのある映画だった」(46歳男性)

3位『罪の声』(2020年)(4.4%)

2020年に公開された『罪の声』は、実際にあった昭和最大の未解決事件を題材にした塩田武士さんの同名小説が原作。監督を土井裕泰さん、脚本を野木亜紀子さんが務め、小栗旬さんと星野源さんが共演しました。

あらすじ

新聞記者の阿久津(小栗旬さん)は、ひょんなことから昭和最大の未解決事件「ギン萬事件」の取材をすることになる。食品会社をターゲットにしたその脅迫事件では、犯行グループが子どもの声を脅迫テープに利用していた。一方その頃、京都でテーラーを営む曽根(星野源さん)は、父の遺品の中からカセットテープを見つける。録音されていたのは幼いころの自分の声だったが、その内容は「ギン萬事件」の脅迫に使われた脅迫テープと同じものだった。

作品概要

公開年 2020年
監督 土井裕泰
出演 小栗旬、星野源、松重豊

ライターおすすめポイント

  • 実際にあったグリコ森永事件に独自の解釈を加えた展開が面白い
  • 時効を迎えても消えることのない「罪」の重さを考えさせられる

ユーザーコメント

・「昭和の未解決の大事件をモチーフにした作品。謎解きが緻密で面白かった」(60歳男性)
・「テンポがよくて面白いです」(54歳女性)
・「関西人にはとても身近な事件を題材にしていて、とてもいい映画だった」(59歳女性)
・「子どもの頃の出来事が大人になっても影響してしまうつらさ、悲しさなどいろいろ考えさせられた映画」(65歳男性)
・「スリルがあって面白かったです」(55歳男性)
・「過去の未解決事件を細かく丁寧に追跡していく過程や、そこから生じる事件が描かれていて、ついつい引き込まれてしまう」(44歳女性)

4位『護られなかった者たちへ』(2021年)(2.7%)

2021年公開の『護られなかった者たちへ』は、中山七里さんの同名小説を実写化した社会派ミステリー。貧困と生活保護をテーマに、すべての人を救うことができない公助の限界を問いかける作品です。

あらすじ

東日本大震災から10年目の宮城県で、不可解な連続殺人事件が発生する。全身を縛られ餓死した状態で発見された2人の被害者は、いずれも周囲から人格者と言われる人物だった。事件の捜査にあたった捜査一課の笘篠(阿部寛さん)は、2つの事件からある共通点を見つけ出す。そして、容疑者として前科のある利根(佐藤健さん)が浮上するが……。

作品概要

公開年 2021年
監督 瀬々敬久
出演 佐藤健、阿部寛、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都

ライターおすすめポイント

  • 生活保護が抱える問題に切り込んだ骨太な作品
  • “護られなかった者”と“護ろうとする者”の思いに胸がしめつけられる

ユーザーコメント

・「脚本が感動的でとてもよかった」(42歳男性)
・「想像をはるかに超える映像で、とても印象に残った」(42歳女性)
・「現代社会を底辺から見える景色をストレートに描いた作品。格差社会はいつの時代でもあるが、そこに手を差し伸べる必要性を説いていた」(54歳男性)

5位『怒り』(2016年)(2.7%)

『怒り』は、吉田修一さんによる小説を李相日監督が映画化した群像ミステリー。渡辺謙さん、森山未來さん、松山ケンイチさんら日本を代表する俳優陣が共演し、第40回日本アカデミー賞では妻夫木聡さんが最優秀助演男優賞を受賞しました。

あらすじ

東京・八王子で発生した凄惨な殺人事件。犯人は現場に血文字で「怒」と書き残して姿を消した。それから1年後、千葉、東京、沖縄のそれぞれの場所に、素性がわからない男が現れる。千葉の漁港で暮らす洋平(渡辺謙さん)と娘の愛子(宮崎あおいさん)の前に現れたのは、前歴不詳の田代(松山ケンイチさん)という青年。東京で働く優馬(妻夫木聡さん)は住所不定の直人(綾野剛さん)と知り合う。そして沖縄に転校してきた女子高生・泉(広瀬すずさん)は、無人島にこもる田中(森山未來さん)と遭遇する。

作品概要

公開年 2016年
監督 李相日
出演 渡辺謙、森山未來、松山ケンイチ、広瀬すず、綾野剛、宮崎あおい、妻夫木聡

ライターおすすめポイント

  • 最後まで誰が犯人なのかわからないスリル満点の展開
  • 人間のおろかさと弱さを突きつけられる衝撃のストーリー

ユーザーコメント

・「裏では何をやっているかわからない人間の怖さが印象に残った」(48歳男性)
・「森山未來さんの演技がすごかった」(46歳男性)
・「さまざまな感情が錯綜してハラハラドキドキする」(34歳女性)
・「ものすごくドキドキしたのを覚えている」(67歳男性)
・「広瀬すずさんの熱演に圧倒された。怒りが本当に伝わってきた」(52歳男性)

6位『ヒメアノ~ル』(2016年)(1.9%)

2016年に公開された『ヒメアノ~ル』は、『行け!稲中卓球部』『ヒミズ』などで知られる古谷実さんの同名漫画が原作。森田剛さんが次々と殺人を重ねる快楽殺人犯を演じ、その怪演っぷりが話題を集めました。

あらすじ

ビルの清掃のパートタイマーとして働く岡田(濱田岳さん)はある日、変わり者の同僚・安藤(ムロツヨシさん)から恋愛相談を受ける。安藤はカフェ店員のユカ(佐津川愛美さん)に恋をしており、岡田に仲を取り持ってほしいという。偵察のためにユカが働くカフェを訪れた岡田は、高校時代の同級生・森田(森田剛さん)と再会。その後、岡田はユカが森田らしき人物からストーキングをされていると知らされる。

作品概要

公開年 2016年
監督 吉田恵輔
出演 森田剛、濱田岳、佐津川愛美、ムロツヨシ

ライターおすすめポイント

  • 森田剛さんの狂気じみた演技にゾクゾク
  • 原作漫画とは違うラストシーンがせつなくて秀逸

ユーザーコメント

・「はじめはどこにでもありそうな印象でしたが、どんどんハラハラドキドキする展開になった」(58歳女性)
・「最高でした。また見たいな」(44歳男性)

面白いコメディ映画

続いては、楽しく見られるコメディ映画をランキングでご紹介。落ち込んだときや思いっきり笑いたいときにおすすめの、傑作コメディを5本厳選しました。

1位『カメラを止めるな!』(2017年)(25.0%)

2017年公開の『カメラを止めるな!』は、上田慎一郎監督の初の劇場長編映画。当初は都内2館のみの上映だった小規模作品が口コミで話題を呼び、観客動員220万人を超える異例の大ヒットを記録しました。「この映画は二度はじまる」のキャッチコピーの通り、物語中盤で大きなどんでん返しが仕掛けられています。

あらすじ

山奥の廃虚でゾンビ映画の撮影を行う撮影クルー。カットを重ねるも、本物を求める監督(濱津隆之さん)からはなかなかOKの声がでない。そんななか、現場に本物のゾンビが出現。監督は「カメラを止めるな!」と大喜びで撮影を続け、スタッフは次々とゾンビ化していく……。

作品概要

公開年 2017年
監督 上田慎一郎
出演 濱津隆之、真魚、しゅはまはるみ、秋山ゆずき

ライターおすすめポイント

  • 前半での違和感が後半ですべて回収される爽快さ
  • 映画愛にあふれたシーンの連続に思わずにんまり

ユーザーコメント

・「大どんでん返し」(36歳男性)
・「随所に笑いがちりばめられていて飽きない」(34歳女性)
・「最初の30分ぐらいを我慢すればとても面白い作品に変わる」(59歳男性)
・「低コストで制作された映画でも十分楽しめる」(51歳男性)
・「この大どんでん返しに匹敵する作品を見たことがありません」(41歳男性)
・「B級ですが、魅せられた」(36歳男性)
・「低予算映画、B級映画の金字塔だと思う」(51歳女性)
・「ゾンビ映画は苦手だが、面白いと聞いて見に行った」(57歳男性)
・「まだ見てない人にはぜひおすすめしたいほど面白い」(56歳男性)
・「アイディアが斬新だった」(55歳女性)

2位『フラガール』(2006年)(22.3%)

2006年公開の『フラガール』は、福島県の常磐ハワイアンセンター(現・スパリゾートハワイアンズ)誕生にまつわる実話をもとにした作品。第30回日本アカデミー賞では最優秀作品賞をはじめ、4部門で最優秀賞を受賞しています。

あらすじ

昭和40年、福島県いわき市。かつて本州最大の炭鉱を誇った町は、炭鉱の閉鎖により危機的な状況に追い込まれていた。そんななか、豊富な温泉を利用したレジャー施設「常磐ハワイアンセンター」の建設計画が持ち上がる。施設の目玉となるのが、地元の女性たちによるフラダンスショー。講師として招かれた元プロダンサーのまどか(松雪泰子さん)は、ダンス未経験の女性たちに指導を始めるが……。

作品概要

公開年 2006年
監督 李相日
出演 松雪泰子、蒼井優、豊川悦司、山崎静代

ライターおすすめポイント

  • たくましく生きる女性たちの姿に勇気をもらえる
  • ラストのフラダンスステージは圧巻

ユーザーコメント

・「久しぶりに心から笑えてスッキリした」(42歳男性)
・「泣き笑いできる良作です」(50歳男性)
・「コメディの中にも、ほろりとしたものがあり楽しめた」(54歳男性)
・「笑いも涙もあって鑑賞後の爽快感がよかった」(63歳男性)
・「最後のダンスシーンが感動的だったので」(58歳女性)
・「映像の雰囲気がよかった」(43歳女性)
・「どん底からはい上がる物語に感動。実話だと知ってさらに感動」(53歳男性)
・「フラダンスへ打ち込む姿やストーリーに引き込まれた」(37歳女性)
・「コメディチックで面白い部分もあれば、最終的には感動して泣ける映画だった」(39歳男性)
・「コメディというより、感動作でラストシーンでは涙が出ます」(46歳女性)

3位『帝一の國』(2017年)(6.3%)

『帝一の國』は古屋兎丸さんによる同名コミックを菅田将暉さん主演で映画化した学園コメディ。生徒会長の座を巡って繰り広げられる命がけの派閥争いを、ギャグ満載で描いた作品です。

あらすじ

名門・海帝高校に首席で入学した赤場帝一(菅田将暉さん)。全国屈指のエリートが集まるこの学校で生徒会長を務めた者は、将来の内閣入りが確約されるという。総理大臣になって自分の国を作ることが夢である帝一は、なんとしても海帝で生徒会長になる必要があった。2年後の生徒会長選挙で優位に立つため、誰よりも早く動きはじめる帝一。ところが帝一を待ち受けていたのは、想像を超えるワナと試練にまみれた命がけの権力闘争だった。

作品概要

公開年 2017年
監督 永井聡
出演 菅田将暉、野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大

ライターおすすめポイント

  • イケメン俳優たちの振りきった演技が最高
  • 生徒会選挙での駆け引きは社会への風刺もたっぷり

ユーザーコメント

・「主演の菅田将暉さんはじめ、ほかの俳優陣全員がハマり役だと感じました」(54歳男性)
・「キャストが豪華だった」(37歳男性)
・「大好きな俳優さん勢ぞろい! 物語も面白くて笑えました」(48歳女性)
・「高校の生徒会長に任命されることが、日本の官僚を約束されるという、奇想天外なストーリーが面白い」(46歳男性)

4位『鍵泥棒のメソッド』(2012年)(4.8%)

2012年に公開された『鍵泥棒のメソッド』は、堺雅人さん主演の入れ替わりコメディ。売れない役者と記憶喪失の殺し屋が入れ替わるというストーリーで、香川照之さん、広末涼子さんが共演しました。

あらすじ

銭湯で転倒して頭を打ったコンドウ(香川照之さん)は、そのまま記憶をうしなってしまう。その場にたまたま居合わせた売れない役者の桜井(堺雅人さん)は、ほんの出来心からロッカーの鍵をすり替え、そのままコンドウになりすます。ところが実はコンドウは伝説の殺し屋で、桜井は大金が絡む危ない依頼を引き受けるはめに。一方、自分が売れない貧乏役者だと思い込んだコンドウは、役者として成功するため真面目に働く。するとそんなコンドウの姿に編集者に香苗(広末涼子さん)が好意を寄せて……。

作品概要

公開年 2012年
監督 内田けんじ
出演 堺雅人、香川照之、広末涼子

ライターおすすめポイント

  • 想像を軽々と超えていく展開の連続が爽快
  • 『半沢直樹』コンビと広末涼子さんの軽快な掛け合いが楽しい

ユーザーコメント

・「この映画は笑えた。堺雅人さんは『半沢直樹』を演じた俳優とは思えないほどコミカルで面白かった」(59歳女性)
・「意外な結末で面白かった」(29歳女性)
・「繰り返されるどんでん返し。そして最後は笑えたし、とにかく楽しく鑑賞できた」(38歳男性)
・「コメディとはいえスリルもあって、とても楽しい映画だった」(44歳男性)

5位『キサラギ』(2007年)(2.5%)

2007年に公開された『キサラギ』は、小栗旬さん主演のサスペンスコメディ。『リーガル・ハイ』や『コンフィデンスマンJP』シリーズで知られる古沢良太さんのオリジナル脚本で、ワンシチュエーションで展開する会話劇が描かれました。

あらすじ

グラビアアイドルの如月ミキが焼身自殺を遂げた日から1年。彼女のファンサイトを通じて1周忌のオフ会が開催されることになる。オフ会に集まったのは、サイト管理人の家元(小栗旬さん)と4人のサイト常連ファン。直接会うのは初めてだった5人は、ミキとの思い出話で盛り上がる。ところが突然、オダ(ユースケ・サンタマリアさん)がミキは他殺だと主張し始めて……。

作品概要

公開年 2007年
監督 佐藤祐市
出演 小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、塚地武雅、香川照之

ライターおすすめポイント

  • 密室での会話だけでここまでおもしろい秀逸な脚本
  • 5人の個性豊かなキャラクターは見ごたえあり

ユーザーコメント

・「自殺なのかいろいろ推理する所などとてもよかった」(65歳男性)
・「役者さんも個性派ぞろいで、ミステリーとしての面白さとコメディ映画としての楽しいノリが味わえて満足」(63歳男性)
・「ミステリーとしてもコメディとしても最高に面白い作品。緻密に練られた脚本と俳優陣の演技がすばらしい」(65歳男性)
・「チープなところがよかったです」(67歳男性)

面白い恋愛映画

続いては、面白い恋愛映画をランキングでご紹介。甘酸っぱい恋やヒリヒリする恋、いろんな恋の形を描いた作品を集めました。

1位『君の膵臓をたべたい』(2017年)(33.4%)

2017年公開の実写映画『君の膵臓を食べたい』は、浜辺美波さん、北村匠海さんが共演したラブストーリー。住野よるさんによる同名ベストセラー小説が原作で、印象的なタイトルに込められたメッセージが大きな話題を集めた作品です。

あらすじ

ある日、高校のクラスメイトの桜良(浜辺美波さん)の日記を拾って読んでしまった“僕”(北村匠海さん)。そこに綴られていたのは、膵臓の病気を患う桜良の闘病日記だった。そんな偶然をきっかけに桜良の「死ぬまでにしたい事」に付き合うことになった“僕”は、次第に桜良にひかれていく。ところが2人の別れはある日突然、予想もしなかった形で訪れる。

作品概要

公開年 2017年
監督 月川翔
出演 浜辺美波、北村匠海、小栗旬、北川景子

ライターおすすめポイント

  • 意味深なタイトルに込められた思いに号泣
  • 浜辺美波さんと北村匠海さんのみずみずしい演技

ユーザーコメント

・「とにかく、泣けた。号泣」(36歳男性)
・「久々に恋愛映画で泣きました。キャストがよかったと思います」(41歳男性)
・「最後の展開が予想外だった」(58歳男性)
・「主人公が抱く気持ちに共感した」(22歳女性)
・「漫画もいい話だったが、映像で見るとよりよかった」(43歳男性)
・「映像が美しいし、主演の渡辺美波の心情に共感できる感動作」(51歳女性)
・「題名も衝撃的だったけど、ラストシーンの真相が衝撃的」(40歳男性)

2位『花束みたいな恋をした』(2021年)(8.8%)

菅田将暉さん、有村架純さん主演の『花束みたいな恋をした』は、坂元裕二さんのオリジナル脚本によるラブストーリー。実在の音楽や小説などサブカルチャーをふんだんにちりばめ、偶然出会った男女の5年間の恋が描かれました。

あらすじ

明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った、大学生の麦(菅田将暉さん)と絹(有村架純さん)。好きな本や映画が同じで意気投合した2人は、自然な流れでカップルに。そして大学卒業後、多摩川沿いのマンションで同棲を始める。大好きなものに囲まれて暮らし、満たされた生活を送る2人。しかしイラストレーター志望の麦は仕事に恵まれず、次第に焦りを感じ始める。絹との生活を守るため、麦は就職を決意するが……。

作品概要

公開年 2021年
監督 土井裕泰
出演 菅田将暉、有村架純、清原果耶、オダギリジョー

ライターおすすめポイント

  • 誰もが共感できるありきたりな、だからこそ特別な恋がせつない
  • 2人が次第にすれ違っていくさまがリアル

ユーザーコメント

・「どこにでもあるような恋愛ストーリーと現実的な出来事。それゆえに親近感がわき身につまされるところもある」(44歳女性)
・「こんな恋愛をしてワクワクしたい」(31歳男性)
・「直球の恋愛物語ながらも地に足のついた現実を丁寧に描いた脚本の見事さ。セリフや心情描写の一つひとつに共感。主演2人の演技もすばらしい」(65歳男性)
・「恋愛映画はあまり見ないが、知り合いにすすめられて見たら意外とハマってしまった」(54歳男性)
・「恋愛ものはとても泣けるストーリーでした」(58歳男性)
・「定番感のあるストーリーだったが、それだけに安心感がある作品だった」(45歳男性)
・「映画のタイトルにある通り『花束みたいな恋』だったと思います」(42歳女性)
・「幸せな気持ちになった」(39歳男性)

3位『エゴイスト』(2023年)(3.1%)

2023年公開の『エゴイスト』は、エッセイスト・高山真さんの同名自伝的小説の実写化映画。鈴木亮平さんと宮沢氷魚さんが恋人役を演じ、「愛とはなにか」という普遍的な問いに迫った作品です。

あらすじ

中学生の時に母を亡くした浩輔(鈴木亮平さん)は、田舎町でゲイであることを隠して暮らしてきた。成長して、東京の出版社でファッション誌の編集者になった浩輔は、パーソナルトレーナーの龍太(宮沢氷魚さん)と出会う。2人は次第にひかれ合い、ときに龍太の母・妙子(阿川佐和子さん)も交えて幸せな時間をともに過ごす。浩輔は妙子に亡き母への思いを重ねていた。ところがある日突然、思いもよらない出来事が浩輔を襲う。

作品概要

公開年 2022年
監督 松永大司
出演 鈴木亮平、宮沢氷魚、阿川佐和子

ライターおすすめポイント

  • 鈴木さん、宮沢さん、阿川さんの自然な演技に引き込まれる
  • 愛とはエゴなのか、深く考えさせられる後半の展開

ユーザーコメント

・「ストーリーがユニーク」(61歳男性)
・「キャスティングがよかった」(36歳男性)
・「鈴木さんの熱演がよかったです。いろいろ考えさせられました」(52歳女性)
・「センセーショナルな内容だと思うが、意外とすんなり見れた。演者の方たちの熱演もよかった」(52歳男性)
・「思わず引き込まれる作品」(56歳男性)

4位『勝手にふるえてろ』(2017年)(2.3%)

綿矢りささんによる同名小説を松岡茉優さん主演で映画化した『勝手にふるえてろ』。松岡さんは本作が映画初主演でしたが、風変わりなヒロインをあざやかに演じて高い評価を獲得しました。

あらすじ

24歳のヨシカ(松岡さん)は、10年前から中学時代の同級生のイチ(北村匠海さん)に脳内で片思いを続けている。そんなある日、会社の同僚のニ(渡辺大知さん)から猛アプローチを受けることに。人生初の告白にまんざらでもないヨシカだが、初めてのリアルでの恋をきっかけにイチの現在が気になり始める。そこでヨシカはありえないうそをついて無理やり同窓会を開き、イチと再会を果たすが……。

作品概要

公開年 2017年
監督 大九明子
出演 松岡茉優、渡辺大知、石橋杏奈、北村匠海

ライターおすすめポイント

  • 松岡茉優さんの振りきった演技が最高
  • ひとりよがりなこじらせ女子のイタさが愛おしい

ユーザーコメント

・「原作のテイストをうまく映像に落とし込んでいる」(69歳男性)
・「松岡茉優が意外な役どころ。テンポがよくて面白かった」(46歳女性)
・「内容がシュールだけど印象に残る」(58歳男性)

5位『ちょっと思い出しただけ』(2021年)(1.5%)

2022年公開の『ちょっと思い出しただけ』は、松壮亮さん、伊藤沙莉さん共演の恋愛映画。『くれなずめ』などで知られる松居大悟監督が、クリープハイプの楽曲「ナイトオンザプラネット」に触発されて執筆したというオリジナルストーリーです。

あらすじ

2021年7月26日。34歳になった照生(池松壮亮さん)は、いつものように朝の日課をすませて仕事へ向かう。ケガでダンサーの道を諦めた照生は、現在は照明の仕事をしている。一方、タクシー運転手の葉(伊藤沙莉さん)は、コロナ禍の東京の街で車を走らせていた。時はさかのぼり、2020年7月26日。照生は自宅でリモート会議を行い、マスク姿の葉は相変わらずタクシーを運転している。さらに1年、また1年とさかのぼり、照生と葉がたどってきた日々が紡がれていく。

作品概要

公開年 2021年
監督 松居大悟
出演 池松壮亮、伊藤沙莉

ライターおすすめポイント

  • 同じ日を1年ずつさかのぼっていくという構成がおもしろい
  • 池松壮亮さんと伊藤沙莉さんの空気感がすてき

ユーザーコメント

・「楽しくてワクワクする内容だった」(31歳男性)
・「時間をさかのぼっていく演出が切なかった」(46歳男性)

面白いアクション映画

続いてはアクション映画をランキングでご紹介。アクションなら洋画、と思われがちですが、日本映画にもすばらしいアクション映画はたくさんあります。邦画ならではの魅力あふれる作品を厳選しました。

1位『シン・ゴジラ』(2016年)(28.4%)

2016年に公開された『シン・ゴジラ』は、『ゴジラ FINAL WARS』以来12年ぶりに日本で制作されたゴジラ映画。「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明さんが総監督を務め、首都圏に上陸したゴジラと日本政府の激戦が描かれました。本作は最終興行収入82.5億円を記録する大ヒットとなり、第40回日本アカデミー賞では7部門で最優秀賞を受賞しています。

あらすじ

羽田沖で、東京湾アクアトンネルが崩落する事故が発生する。首相官邸で開かれた緊急会議で内閣官房副長官の矢口(長谷川博己さん)は、海中にひそむ巨大生物の可能性を指摘するが、その意見はろくに相手にされなかった。ところがその直後、海上に謎の巨大不明生物が姿をあらわす。東京へと上陸して破壊行為をするその巨大不明生物は“ゴジラ”と名付けられ、政府は自衛隊を出動させるが……。

作品概要

公開年 2016年
監督 庵野秀明(総監督)、樋口真嗣(監督)
出演 長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ

ライターおすすめポイント

  • 史上最大、体長118.5メートルのゴジラが迫力満点
  • 緻密に作り込まれた設定と映像に引き込まれる

ユーザーコメント

・「ストーリーが明快で子どもから大人まで見やすい」(63歳男性)
・「臨場感があってとても面白かった」(22歳女性)
・「セットや内容が進歩しすぎてあっけにとらわれてしまった」(30歳男性)
・「出演者が豪華だった」(46歳男性)
・「新鮮なタッチが印象に残った」(42歳男性)
・「迫力満点な映像だった」(44歳女性)
・「怪獣映画としての面白さだけでなく政治サスペンスとしても見ごたえがある。政治家、官僚、自衛隊、学者たちのプロフェッショナルな仕事ぶりにも感動」(65歳男性)
・「歴代のゴジラ作品を見て来たが、この新しい作品を見て感動した」(38歳男性)

2位『キングダム』(2019年)(19.8%)

2019年に公開された『キングダム』は、原泰久さんの同名コミックが原作の歴史アクション。紀元前の中国を舞台に、奴隷出身の少年・信が、後に秦の始皇帝となるエイ政とともに中華統一を目指す物語です。2022年には続編『キングダム2 遥かなる大地へ』が公開され、さらに映画第3弾『キングダム 運命の炎』も2023年7月公開予定です。

あらすじ

春秋戦国時代、中華西方の国・秦で暮らす戦争孤児の信(山崎賢人さん)と漂(吉沢亮さん)は、天下の大将軍になることを夢みて剣術の腕を磨いていた。ところがある日突然、漂が王宮へと召し上げられる。再会を誓って別れた2人だったが、その直後に漂は死亡。漂が秦国の若き王・エイ政(吉沢亮さん/2役)の身代わりに死んだと知った信は激高するが……。

作品概要

公開年 2019年
監督 佐藤信介
出演 山崎賢人、吉沢亮、長澤まさみ、橋本環奈

ライターおすすめポイント

  • キャラクターの再現度の高さに驚き
  • 大規模な中国ロケで実現した壮大な映像は必見

3位『孤狼の血』(2018年)(6.7%)

柚月裕子さんの同名小説を役所広司さん、松坂桃李さんの共演で映画化した『孤狼の血』。広島の架空都市を舞台に、暴力団同士の抗争とそれに対峙する刑事の姿を描いたヤクザ映画です。2021年には続編『孤狼の血 LEVEL2』も公開されました。

あらすじ

暴力団対策法成立直前の昭和63年。広島県呉原では、地元の暴力団・尾谷組と新興組織・加古村組が、一触即発の状態でにらみ合いを続けていた。そんななか、加古村組の関連企業の経理担当者が失踪する事件が発生する。呉原東署に配属された新人エリート刑事の日岡(松坂桃李さん)は、ベテラン刑事の大上(役所広司さん)とコンビを組むことに。大上は暴力団との癒着がうわさされる要注意人物だった。

作品概要

公開年 2018年
監督 白石和彌
出演 役所広司、松坂桃李、江口洋介

ライターおすすめポイント

  • 容赦なく描かれる強烈なバイオレンスシーン
  • 豪華俳優陣の狂気をはらんだ演技は圧巻

ユーザーコメント

・「ヤクザの抗争が派手に描かれていて、アホかと思えるシーンもそれなりに楽しめる」(44歳女性)
・「孤独さが伝わる映画でした」(42歳女性)
・「ヤクザや警察官の闇を描いた映画で、想像を絶する内容でインパクトがあった。終始恐ろしさを覚えた」(59歳女性)
・「怖いけど、全員の演技力と迫力に気持ちをもっていかれました。『昭和のヤクザってこうだったのか……』と。続編が楽しみです」(48歳女性)
・「万人にオススメできる内容ではありませんが、すさまじい作品でした」(41歳男性)

4位『ベイビーわるきゅーれ』(2021年)(1.5%)

『ベイビーわるきゅーれ』は、殺し屋組織に所属する女子高生の日常を描いた青春アクション。2021年に公開されると口コミで話題を集めて異例のロングラン上映を記録し、2023年3月には続編『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』も公開されました。

あらすじ

高校卒業を目前に控えたちさと(高石あかりさん)とまひろ(伊澤彩織さん)は、組織に所属する女子高校生殺し屋コンビ。だが組織から、高校卒業後は“表の顔”になる仕事を持てと命じられる。2人はアパートでルームシェアを始めるが、人付き合いが苦手なまひろはアルバイトさえ決まらない。一方、ちさとはメイドカフェの仕事をうまくこなすが、まひろはそれに嫉妬して……。

作品概要

公開年 2021年
監督 阪元裕吾
出演 高石あかり、伊澤彩織

ライターおすすめポイント

  • 女子高生殺し屋コンビのゆるい日常が新鮮
  • 脱力系な2人なのにアクションシーンはキレッキレというギャップ

ユーザーコメント

・「映像の持つ力を存分に堪能できた」(64歳男性)
・「日常のあるあるをちりばめながら、時折キレッキレのバイオレンスがさく裂します。まるでアイスを食べるくらいのテンションで人を殺せるティーン女子たちのアクション映画」(38歳男性)
・「普段はダラダラした女子2人が、アクションシーンになるとキレキレになってカッコいい。2回も見ました」(46歳女性)

面白い戦争映画

続いては、おすすめの戦争ドラマをランキングでご紹介します。反戦への思いが込められた、一度は見ておきたい名作を3作選びました。

1位『永遠の0』(2013年)(36.9%)

百田尚樹さんの同名小説を実写映画化した、2013年公開の『永遠の0』。主演の岡田准一さんが、元特攻隊員の祖父の人生をたどる現代の青年を演じました。本作は興行収入87億円を超える大ヒットを記録し、第38回日本アカデミー賞では最優秀作品賞を含む8部門で受賞を果たしています。

あらすじ

司法浪人の健太郎(岡田准一さん)は、試験に落ち続けて人生の目標を失いかけていた。そんなとき、自分の本当の祖父・宮部久蔵が太平洋戦争で命を落としていたことを知る。当時の祖父を知る人たちに話を聞くと、祖父はすご腕のパイロットであり、かつ生きることに強く執着した臆病者でもあったという。元戦友たちの証言をたどるうちに、そんな祖父がなぜ特攻に志願したのかが明らかになっていく。

作品概要

公開年 2013年
監督 山崎貴
出演 岡田准一、三浦春馬、井上真央

ライターおすすめポイント

  • 臆病者だった祖父が特攻を志願した理由に泣かされる
  • VFXを駆使した映像が臨場感たっぷり

ユーザーコメント

・「主人公の真摯な姿と戦いの生々しい情景が心に焼き付いた」(56歳男性)
・「初めての戦争映画でしたが、悲しみの中にあたたかさが感じられました」(39歳女性)
・「戦争の悲惨さ、平和の大切さを学んだ作品」(41歳女性)
・「感動を通して戦争のおろかさや残酷さを知れた作品」(33歳男性)
・「特攻隊の青年の物語にとても感動した。2回も見に行った」(60歳男性)
・「原作を読まずに見ました。実際に人間の命を粗末に扱えることが当たり前の時代感覚を現在の若い人たちが理解できるのかが疑問として残りました」(36歳女性)
・「過去と現在の対比がすばらしかった」(52歳男性)

2位『アルキメデスの大戦』(2019年)(7.9%)

2019年公開の『アルキメデスの大戦』は、『ドラゴン桜』で知られる三田紀房さんによる同名漫画を菅田将暉さん主演で映画化。戦艦大和の建造をめぐるさまざまな謀略がドラマチックに描かれました。

あらすじ

1933年、日本。海軍では巨大戦艦・大和の建造計画が持ち上がるが、海軍少将・山本五十六(舘ひろしさん)は異議を唱える。山本はこれからの戦いには戦闘機が重要だと主張し、戦艦ではなく航空母艦の建造が必要だと訴える。ところが上層部は世界に誇示できる大きさを誇る大和の建造を支持。そこで山本は、大和の建造にかかる費用を算出し、建造計画の裏にある不正を暴こうとする。こうして海軍に招き入れられたのが、天才数学者・櫂直(菅田将暉さん)だった。

作品概要

公開年 2019年
監督 山崎貴
出演 菅田将暉、舘ひろし、浜辺美波、柄本佑、笑福亭鶴瓶

ライターおすすめポイント

  • 数学で戦争を止めようとする構成がおもしろい
  • 戦争が奪うものの大きさと虚しさを考えさせられるラスト

ユーザーコメント

・「IQについて考えるようになった作品」(23歳男性)
・「数学者が主人公の戦争映画という設定が斬新。興味深い展開にひきつけられた」(65歳男性)
・「架空の話ではあるが、実にリアリティがあり菅田将暉の演技もすばらしい」(51歳女性)
・「天才数学者と戦艦設計の対比がとても興味深い」(60歳男性)
・「原作も読んでいますが、映画の続編も見たくなりました」(34歳男性)
・「将校役の菅田将暉の演技がとにかくよかった」(47歳男性)

3位『ラーゲリより愛を込めて』(2022年)(6.1%)

辺見じゅんさんのノンフィクション小説をもとに、シベリアの強制収容所で起こった実話を描いた『ラーゲリより愛を込めて』。二宮和也さんが主演を務め、過酷な状況下でも希望を捨てずに生きる日本人捕虜を演じました。

あらすじ

第2次世界大戦が終了した1945年。零下40度のシベリアの強制収容所に抑留された日本人捕虜たちは、わずかな食料で過酷な労働を強いられていた。劣悪な環境下で、彼らは帰国の希望を失っていく。そんな中、山本幡男(二宮和也さん)だけは、日本にいる妻や子どもたちとの再会を信じ、周囲の人々を励まし続ける。そんな山本の行動は多くの捕虜たちを勇気づけるが、次第に彼の体を病魔がむしばんでいき……。

作品概要

公開年 2022年
監督 瀬々敬久
出演 二宮和也、北川景子、松坂桃李、中島健人、桐谷健太、安田顕

ライターおすすめポイント

  • 終戦後もなお続く戦争の恐ろしさがリアルに描かれる
  • 過酷な状況下で人間らしく生きようとする山本の姿に号泣

ユーザーコメント

・「映画館で見たが本当に感動した。何度も泣けるシーンがあった」(54歳男性)
・「とても切ない。だけど勇気をもらえる作品だった」(37歳女性)
・「戦争の悲惨さが描かれていてとても悲しい作品」(30歳女性)
・「リアリティがあり引き込まれた」(42歳男性)
・「戦争だけでなく、さまざまな人間ドラマがあり魅力的」(34歳女性)

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面白いアニメ映画

最後に紹介するのは、日本が世界に誇るアニメ映画のランキングです。アニメーションならではの表現を堪能できる、絶対見るべき作品を6本厳選しました。

1位『君の名は。』(2016年)(26.3%)

2016年に公開された『君の名は。』は、世界中で大ヒットを記録した新海誠監督によるアニメーション映画。夢の中で入れ替わりを繰り返す女子高生と男子高校生が、自らの運命を変えていく物語です。

あらすじ

山深い田舎町に暮らす女子高生・三葉(上白石萌音さん)はある日、自分が東京で男子高校生になっている夢を見る。夢の中であこがれていた都会暮らしを楽しむ三葉。同じころ、東京に住む男子高校生・瀧(神木隆之介さん)は、自分が田舎町で女子高生として暮らす夢を見ていた。不思議な夢を繰り返すうちに、2人はお互いが入れ替わっていることに気づく。ところがある日突然、入れ替わりが途切れてしまう。

作品概要

公開年 2016年
監督 新海誠
出演 神木隆之介、上白石萌音

ライターおすすめポイント

  • 何度も見たくなるみずみずしく美しい風景描写
  • RADWIMPSの音楽と映像の融合が完璧

ユーザーコメント

・「美しい映像、声優陣の熱演がすばらしいと思う」(51歳女性)
・「男女の機微の描写がすばらしい映画でした」(60歳男性)
・「何度も見ても号泣する」(33歳男性)
・「すがすがしくほのぼのとした雰囲気もかもし出していて、心が清められる感覚があった」(56歳男性)
・「何度も見て考察するほどハマりました」(60歳男性)
・「テンポがよく盛り上がりが連続するし、伏線の回収もあざやか」(41歳女性)
・「起承転結がはっきりしていてすばらしい」(52歳男性)
・「主題歌、挿入歌がすばらしい。映画にピッタリ」(53歳男性)
・「すてきな恋でした。何回も見たいと思わせる魅力がある」(44歳男性)
・「名作です。絵がとにかくきれい」(34歳男性)

2位『サマーウォーズ』(2009年)(10.7%)

2009年に公開された『サマーウォーズ』は、細田守監督によるオリジナル長編アニメーション。近未来のデジタル世界と田舎の大家族をつないだSF作品で、神木隆之介さんが主人公の健二の声を担当しました。

あらすじ

数学が得意な高校2年生の健二(神木隆之介さん)は、仮想世界「OZ」のメンテナンスバイトをしながら夏休みを過ごしていた。そんな中、あこがれの先輩・夏希(桜庭ななみさん)に頼まれ、田舎にある彼女の曽祖母の家を訪ねることに。ところがそこで健二は、「OZ」で起きた事件に巻き込まれてしまう。その影響は現実世界にも波及し、健二は夏希ら一家とともに世界の危機に立ち向かう。

作品概要

公開年 2009年
監督 細田守
出演 神木隆之介、桜庭ななみ

ライターおすすめポイント

  • 子どもも大人も一緒に楽しめる王道ストーリー
  • 普通の人たちが世界を救う姿が爽快

ユーザーコメント

・「家族の絆、人のつながりの大切さを描いていて、自分もこのような家族を持ちたいと思った作品」(32歳女性)
・「キャラや雰囲気がいい。田舎の大家族という設定も面白いし、最後には全員が協力して事態を解決していく展開が最高だった」(63歳男性)
・「何度見返しても面白い作品」(59歳男性)
・「インターネット世界をテーマにしていたのが斬新だった」(34歳女性)
・「最後のシーンはアニメ映画の中でも屈指の名シーンだと思う」(48歳男性)
・「先の読めない展開と家族総出のバタバタ感が好きです」(41歳男性)

3位『THE FIRST SLAM DUNK』(2022年)(8.3%)

2022年公開の『THE FIRST SLAM DUNK』は、井上雄彦さんのバスケ漫画『SLAM DUNK』を原作とするアニメ映画です。井上さん自ら監督・脚本を務め、原作にはないストーリーも織り交ぜながら、原作最終戦である山王戦を映像化。公開直後から大きな話題を集め、興行収入132億円超え(2023年4月時点)の大ヒットを記録しています。

あらすじ

沖縄で暮らす宮城リョータ(仲村宗悟さん)は、兄のソータからバスケットボールを教わる。父を亡くした宮城家で、ソータは大黒柱のような存在だった。ところがソータまでもが海の事故で帰らぬ人に。その後、リョータは亡きソータを追いかけながら、バスケを続けていた。高校生になったリョータは、問題児だらけの湘北高校バスケットボール部に入部。激戦を経て出場を果たしたインターハイ2回戦で、3年連続優勝中の山王工業高校と対峙する。

作品概要

公開年 2022年
監督 井上雄彦
出演 仲村宗悟、笠間淳、神尾晋一郎、木村昴、三宅健太

ライターおすすめポイント

  • 原作ファンも大納得の忠実な再現&追加エピソード
  • 3DCGを駆使した試合シーンがかっこよすぎる

ユーザーコメント

・「人生で一番大好きな漫画に、新しい形で触れることができて感動した」(28歳女性)
・「久しぶりに熱くなった作品でした」(68歳男性)
・「内容が面白いし、最後まで飽きさせない映画」(48歳男性)
・「普段は映画館で1回しか鑑賞しませんが、この作品だけ映画館で3回見ました」(57歳男性)
・「漫画原作のファン。今回の映画は声優の一新、リメイクされた映像がいい感じでした」(67歳男性)
・「リメイクされた絵がキレイだった」(44歳女性)

4位『AKIRA』(1988年)(7.9%)

大友克洋さんによる同名コミックを、大友さん自ら監督を務めてアニメーション映画化した『AKIRA』。近未来の東京を舞台に超能力者と不良少年、軍隊の抗争を描き、国内外から高い評価を受けた伝説的な作品です。作中で描かれた時代を追い越した2020年に、4Kリマスター版が劇場公開されました。

あらすじ

2019年、第3次世界大戦後に築かれた新たな都市・ネオ東京。翌年にオリンピック開催を控え、ネオ東京は繁栄を取り戻しつつあった。そんなある日、不良少年の金田は仲間たちとともに、閉鎖された高速道路でバイクを走らせていた。そこで26号と呼ばれる奇妙な男と遭遇し、直後に現れた軍によって仲間の鉄雄が連れ去られてしまう。この事件をきっかけに、金田たちは軍事機密“アキラ”をめぐる抗争へと巻き込まれていく。

作品概要

公開年 1988年
監督 大友克洋
出演 岩田光央、佐々木望

ライターおすすめポイント

  • 現代の日本を予言していると話題を集めたストーリー
  • いまなお色あせないエネルギッシュなネオ東京の描写

ユーザーコメント

・「かなり昔の映画ですか、映像にリアル感があり斬新」(58歳女性)
・「近未来の世界を暗示しているみたいで面白かった」(67歳男性)
・「だいぶ昔の作品だがアニメとしての完成度は高くて今でも印象に残っている」(47歳女性)
・「今まで見たこともないような世界観に度肝を抜かれた」(37歳女性)
・「最初に見た衝撃。今でも色あせない日本のアニメ代表作の一つ」(26歳男性)
・「超大作の難解アニメーションです。何回も見ないとダメですね」(57歳男性)
・「作画に疾走感があってすばらしい。特にバイクがカッコよかったですね。ストーリーも最高でした」(46歳男性)

5位『この世界の片隅に』(2016年)(7.1%)

2016年に公開された『この世界の片隅に』は、こうの史代さんの同名コミックが原作。第二次世界大戦下の広島・呉で暮らす1人の女性と周囲の人々の暮らしが丁寧に描かれています。公開当時は小規模の上映だったものの、口コミで話題を集めてロングラン上映を記録。多数の賞を受け、国内外で高い評価を受けた作品です。

あらすじ

昭和19年、18歳のすずは海軍勤務の文官・北條周作の妻となるために、広島市から呉に嫁いできた。見知らぬ土地で不安を抱えながらも、少しずつ周囲との関係を築いていくすず。次第に配給物資が減りはじめるも、すずは家族のために工夫を凝らして食事を作り、前向きに暮らしていた。ところが、日本海軍の拠点である呉は空襲の標的となり、すずが大切にしてきたものはどんどん奪われていく。

作品概要

公開年 2016年
監督 片渕須直
出演 のん、細谷佳正、稲葉菜月

ライターおすすめポイント

  • 戦時下にあったありふれた日常の尊さに涙
  • 淡々と進むストーリーがより戦争の残酷さを際立たせる

ユーザーコメント

・「世界のあり方を考えさせられました」(41歳男性)
・「ごく普通の日常がとても細かく丁寧に描写されていて、それが逆説的に戦争の悲惨さを強く訴えかける映画でした」(65歳男性)
・「何気ない生活から平和の尊さを実感した」(42歳男性)
・「冒頭の歌のシーンから号泣でした。何度も見たくなる映画です」(65歳男性)
・「戦時中の人々の暮らしやちょっとした喜びなども表現されていてとても印象深い映画だった」(59歳女性)

6位『四畳半タイムマシンブルース』(2022年)(1.0%)

『四畳半タイムマシンブルース』は、森見登美彦さんの小説『四畳半神話大系』と劇団ヨーロッパ企画の舞台『サマータイムマシン・ブルース』がコラボした小説のアニメ化作品。京都の下宿アパートを舞台にした青春SFストーリーです。

あらすじ

大学生の“私”(浅沼晋太郎さん)は、京都市左京区の古びた下宿「下鴨幽水荘」で暮らしている。そんなある夏の日、下鴨幽水荘唯一のエアコンがリモコンの水没で動かなくなる。困った“私”の前に現れたのは、25年後から来たという男子学生・田村だった。“私”はタイムマシンで壊れる前のリモコンを取り戻そうとするが、悪友の小津(吉野裕行さん)たちが過去を改変してしまい……。

作品概要

公開年 2022年
監督 夏目真悟
出演 浅沼晋太郎、坂本真綾、吉野裕行

ライターおすすめポイント

  • 個性派キャラ×練られた構成の融合が大成功
  • 『四畳半』らしさを残した小ネタが満載
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絶対見るべき! 笑える邦画が見られる動画配信サイト

上記のような面白い邦画を一気に見てみたい方は、定額制の動画配信サービスで視聴するのがよいでしょう。視聴可能な作品を主要な動画配信サービスごとにまとめてみました(※情報は2023年12月時点のものです)。

Netflix

これまでに紹介した35作品のうち、Netflixで視聴できる作品はこちらです。

  • 『万引き家族』
  • 『海街diary』
  • 『ミッドナイトスワン』
  • 『容疑者Xの献身』
  • 『罪の声』
  • 『護られなかった者たちへ』
  • 『ヒメアノ~ル』
  • 『ちょっと思い出しただけ』
  • 『キングダム』
  • 『孤狼の血』
  • 『ベイビーわるきゅーれ』
  • 『AKIRA』

Amazonプライム・ビデオ

これまでに紹介した35作品のうち、Amazonプライム・ビデオで視聴できる作品はこちらです。

  • 『おくりびと』
  • 『万引き家族』
  • 『海街diary』
  • 『舟を編む』
  • 『ミッドナイトスワン』
  • 『湯を沸かすほどの熱い愛』
  • 『容疑者Xの献身』
  • 『告白』
  • 『罪の声』
  • 『護られなかった者たちへ』
  • 『怒り』
  • 『ヒメアノ~ル』
  • 『カメラを止めるな!』
  • 『フラガール』
  • 『帝一の國』
  • 『鍵泥棒のメソッド』
  • 『君の膵臓をたべたい』
  • 『花束みたいな恋をした』
  • 『エゴイスト』
  • 『勝手にふるえてろ』
  • 『ちょっと思い出しただけ』
  • 『シン・ゴジラ』
  • 『キングダム』
  • 『孤狼の血』
  • 『ベイビーわるきゅーれ』
  • 『永遠の0』
  • 『アルキメデスの大戦』
  • 『ラーゲリより愛を込めて』
  • 『君の名は。』
  • 『サマーウォーズ』
  • 『AKIRA』
  • 『この世界の片隅に』

Hulu

これまでに紹介した35作品のうち、Huluで視聴できる作品はこちらです。

  • 『舟を編む』
  • 『罪の声』
  • 『護られなかった者たちへ』
  • 『怒り』
  • 『ヒメアノ~ル』
  • 『カメラを止めるな!』
  • 『フラガール』
  • 『鍵泥棒のメソッド』
  • 『君の膵臓をたべたい』
  • 『花束みたいな恋をした』
  • 『エゴイスト』
  • 『ちょっと思い出しただけ』
  • 『シン・ゴジラ』
  • 『キングダム』
  • 『孤狼の血』
  • 『ベイビーわるきゅーれ』
  • 『君の名は。』
  • 『サマーウォーズ』
  • 『AKIRA』

U-NEXT

これまでに紹介した35作品のうち、U-NEXTで視聴できる作品はこちらです。

  • 『おくりびと』
  • 『万引き家族』
  • 『海街diary』
  • 『舟を編む』
  • 『湯を沸かすほどの熱い愛』
  • 『容疑者Xの献身』
  • 『告白』
  • 『罪の声』
  • 『護られなかった者たちへ』
  • 『怒り』
  • 『ヒメアノ~ル』
  • 『カメラを止めるな!』
  • 『帝一の國』
  • 『君の膵臓をたべたい』
  • 『花束みたいな恋をした』
  • 『エゴイスト』
  • 『ちょっと思い出しただけ』
  • 『シン・ゴジラ』
  • 『ベイビーわるきゅーれ』
  • 『永遠の0』
  • 『アルキメデスの大戦』
  • 『ラーゲリより愛を込めて』
  • 『君の名は。』
  • 『AKIRA』
  • 『この世界の片隅に』

面白い邦画をランキング形式で紹介しました

絶対に一度は見るべき「面白い邦画」をジャンルごとにランキング形式で紹介しました。

今回紹介したのは映画好きからの口コミ評価が高い作品ばかり。「面白い」の基準は人それぞれですが、バラエティ豊かな作品をセレクトしているのできっとハマる作品が見つかるはずです。

ぜひ邦画を見る際の作品選びの参考にしてみてくださいね。

調査時期: 2023年4月13日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計521人(男性: 398人、女性: 128人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート

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