――先のビジョンを教えていただいたところで、小田井さんラストイヤーの2022年をどのようにしていきたいかお聞かせください。

酒井:僕らは「夢は紅白! 親孝行!」というキャッチフレーズで、今もファンの皆さんと同じ夢を見ながら進んでいるグループ。12月31日は『紅白歌合戦』のステージで、今歌っているシングルを小田井さんと一緒に歌って区切りをつけられたらという気持ちです。

小田井:僕の中ではこれまでと変わらないスタンスで、同じことを同じペースでやろうと思っています。それが今まで自分がやってきたことに対する答えだと思うし、特別感というのは、ファンの方々が卒業することに対して特別な思いで見てくれていると思っています。だからこっちが過剰に何かをするというより、これまでと変わらず、汗だくで踊って終わろうかなと。それが最終的に紅白につながって、紅白のステージの汗が一番最後になればいいなと思いますが、それはあくまで希望ですから。その結果にならなかったとしても、そこまでやってきたことに対しては後悔しないので、受け止めるつもりです。どっちに転がっても年内いっぱいは純烈のメンバーとして楽しんで終わりたいと思います。

――白川さんと後上さんは、小田井さんとやっておきたいことはありますか?

白川:15年間一緒に過ごさせていただいて、我々スーパー銭湯アイドルと言われていますが、小田井さんの大きな背中をお風呂で洗ってあげたい。

酒井:すごい!(拍手) 白川は高齢のお母さんと一緒にお風呂に入って洗ってあげているから。

白川:もう動けなくなってしまって僕は入れられないんですけど、その前までは入れてあげていたので。

酒井:介護やな。

小田井:お母さんの話からこっちに来たら完全に介護やね(笑)。ちゃんとお尻の穴も洗ってね。

白川:もちろん(笑)

――後上さんはいかがでしょうか?

後上:やってなかったことという意味では、4人だけで乾杯は1回もやったことないのでやってみたいです。

酒井:恥ずかしい(笑)。事務所が変わるわけでもないし。

――今まで4人だけの乾杯がなかったというのは意外です。

後上:リーダーが飲めないというのもあって。

白川:「エイエイオー!」もやっちゃう!?

後上:円陣はDVD収録のときにやったけど絵にならないからカットされていましたね。

酒井:「よっしゃー!」「行くぞー!」とか、気合を入れるというのをこのグループでは禁止していて。それ言う人、ろくなヤツおらん。

白川:そんなことない(笑)

酒井:「よっしゃー!」ってやると力が入って音を外したり……そうではなく、常に60点でいいよって。純烈はそういうグループやから。

■純烈
元戦隊ヒーロー出身の俳優を中心に結成されたムード歌謡コーラスグループ。メンバーは酒井一圭、後上翔太、白川裕二郎、小田井涼平の4人。2010年6月「涙の銀座線」でメジャーデビュー。2017年にリリースした「愛でしばりたい」がオリコン演歌チャート初登場1位、総合チャート5位を獲得。“スーパー銭湯アイドル”として注目を浴びる。2018年に目標に掲げていた『NHK紅白歌合戦』初出場を果たし、以降4年連続出場中。今年4月1日に、小田井が年内でグループを卒業し、来年以降ソロで活動していくことを発表。その後、酒井が新メンバーを1人か2人加えることを発表し、新体制にも熱い視線が注がれている。
■スーパー銭湯LIVE『ユーラン・ルージュ~笑いの源泉かけ流し!~』
有楽町のど真ん中に突如現れたスーパー銭湯「ユーラン・ルージュ」を舞台にしたノンストップコメディLIVE 。6月3日・4日の2日間、東京・有楽町よみうりホールにて開催(全3回)。6月4日の2公演はオンライン配信も実施。